| 【発明の名称】 |
回転寿司の食器収容箱搬出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 義雄
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| 【要約】 |
【課題】狭い交差通路中をコンベヤで旨く食器箱を搬送して、これを回転寿司の客席エリアから厨房エリアの一箇所に搬出できるようにする。
【解決手段】客席エリアa1の寿司コンベヤCの枠形架台1及び厨房エリアa2の寿司コンベヤCの枠形架台2の中を食器箱Bが通過する形とし、架台1内にコンベヤ3を、架台2内に同コンベヤ3下流端が交差状に接続するコンベヤ4を設け、コンベヤ3,4の交差域で食器箱Bを後側がコンベヤ4上流側へ変位するよう旋回させる方向転換器5,6の双方又は一者を備え、方向転換器5は左右から食器箱Bを挟んで所要方向へ旋回させ、方向転換器6は食器箱Bをコンベヤ3域にある部位とコンベヤ4域にある部位とで所要方向へ旋回させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】客席エリアに延在する寿司コンベヤラインの枠形架台の中、及び厨房エリアに前記コンベヤラインと交差状に延在する寿司コンベヤラインの枠形架台の中を、食器収容箱が通過するようにし、前記前者枠形架台内に食器収容箱を厨房側へ搬送する第1のコンベヤを設け、前記後者枠形架台内に該第1のコンベヤ下流端が交差状に接続する食器収容箱を搬送する第2のコンベヤを備え、第1,2のコンベヤの交差域で食器収容箱を後側が第2のコンベヤ上流側へ変位するよう旋回させる第1及び第2の方向転換器の双方又は一者を設置し、第1の方向転換器が、前者枠形架台と後者枠形架台が交差する隅部で、食器収容箱を左右から実質的に挟んで、所要方向へ旋回させるようになっており、第2の方向転換器が、食器収容箱を該箱の第1のコンベヤ域にある部位と第2のコンベヤ域にある部位とで、所要方向へ旋回させるようになっていることを特徴とする回転寿司の食器収容箱搬出装置。 【請求項2】食器収容箱を左右から実質的に挟む第1の方向転換器の第2のコンベヤ上流側の素子が、食器収容箱を前進させるよう垂直軸の周りに駆動されるエンドレスベルトからなり、該方向変換器の第2のコンベヤ下流側の素子が、垂直軸の周りに駆動されるローラからなり、該ローラは、食器収容箱の前側ほぼ過半部が第1,2のコンベヤの交差域に進入するまでは、食器収容箱を前進させる方向へ駆動され、同箱前側ほぼ過半部が同交差域に進入した時点で、逆方向に駆動されるようになっている請求項1記載の回転寿司の食器収容箱搬出装置。 【請求項3】第2の方向転換器が第1のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する箇所に位置するローラと、第2のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する箇所に位置するローラとからなり、それらローラが第1,2のコンベヤの交差域に食器収容箱の前側ほぼ過半部が進入した時点で上昇して、後者ローラが該箱の第2のコンベヤ下流側が後方へ変位するよう同箱を旋回させ、前者ローラが該箱の反対側が前方へ変位するよう同箱を旋回させるようになっており、食器収容箱が第1のコンベヤから第2のコンベヤにほぼ載り移った時点で、前記両ローラが第1,2のコンベヤの高さ以下に下降するようになっている請求項1または2記載の回転寿司の食器収容箱搬出装置。 【請求項4】第2の方向転換器のローラのうち、第1のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する位置のローラが、該コンベヤ下流端に隣接する箇所の配置であり、第2のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する位置のローラが、第2のコンベヤ下流側の第1のコンベヤの側辺と対向する箇所の配置である請求項3記載の回転寿司の食器収容箱搬出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転寿司の客席エリアの食器収容箱をコンベヤシステムで、厨房に搬出する装置に関する。 【0002】回転寿司における寿司コンベヤラインの下方は、危険防止等のため該コンベヤラインの枠形架台で囲まれ、他の空間と区切られた一種の遊休空間となっている。 【0003】コンベヤシステムで、回転寿司の客席エリアから食器収容箱を厨房に搬出するには、寿司コンベヤライン下方の前記遊休空間を、コンベヤシステムの設置に利用するのが有利である。 【0004】 【従来の技術】然るに従来、回転寿司における客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の内空と、厨房エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の内空を食器収容箱の搬送路に適用して、客席エリアの食器収容箱を厨房エリアへ搬出することについては、未だ解決されていない。 【0005】回転寿司における厨房エリアの寿司コンベヤラインと客席エリアの寿司コンベヤラインとは、T状に交差して延在しており、それらの枠形架台もT状に交差している。 【0006】従って、これらの枠形架台の中を食器収容箱の搬送通路に充てるには、両枠形架台のT状の交差域の箇所で、食器収容箱を方向転換させる必要がある。 【0007】これらの枠形架台で囲まれた空間の幅は狭く、実用に適した寸法の食器収容箱の場合で、同箱の幅より少し広く、同箱の長さに満たないのが実状である。 【0008】この様な狭い空間では、常法のコンベヤシステムによっては、前記交差域の搬送路の壁に食器収容箱が引っ掛かって、方向転換させることができない。従来、この点は未解決である。 【0009】因みに、従来の回転寿司の食器収容箱搬出装置は、客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台で囲まれた遊休空間をコンベヤによる搬送路に充てて、客席エリアの食器収容箱を厨房へ搬出するという、有り触れた様式のものである。これによると、次の問題がある。 【0010】回転寿司の客席エリアの寿司コンベヤラインは、往路及び復路の対が通常2対配置され、多い場合は3対以上が配置されている。 【0011】客席エリアの寿司コンベヤラインが複数対、換言すれば枠形架台が複数の場合、上記の従来技術では、客席エリアの複数の搬送路毎に食器収容箱が厨房に搬入されることになる。即ち、食器収容箱を厨房の一箇所に纏めて搬入することはできず、食器収容箱のコンベヤシステムによる搬送の有用性が極めて低い。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の中、及び厨房エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の中という、それぞれが狭い空間を、食器収容箱のコンベヤ搬送路に充てて、これら両架台の内空の交差域に引っ掛かることなく、該交差域で食器収容箱を方向転換させ、これを通過させようというものである。 【0013】また本発明は、回転寿司の客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台が複数の場合でも、客席エリアから厨房の一箇所に纏めて、食器収容箱をコンベヤシステムで、搬出できるようにしようというものである。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本発明では次の構成をとっている。 【0015】客席エリアに延在する寿司コンベヤラインの枠形架台の中、及び厨房エリアに前記コンベヤラインと交差状に延在する寿司コンベヤラインの枠形架台の中を、食器収容箱が通過するようにし、前者枠形架台内に食器収容箱を厨房側へ搬送する第1のコンベヤを設け、後者枠形架台内に該第1のコンベヤ下流端が交差状に接続する食器収容箱を搬送する第2のコンベヤを備えている。 【0016】そして、第1,2のコンベヤの交差域で食器収容箱を後側が第2のコンベヤ上流側へ変位するよう旋回させる第1及び第2の方向転換器の双方又は一者を設置する。 【0017】その第1の方向転換器は、上記前者枠形架台と後者枠形架台が交差する隅部で、食器収容箱を左右から実質的に挟んで、所要方向へ旋回させるようになっており、第2の方向転換器は、食器収容箱を該箱の第1のコンベヤ域にある部位と第2のコンベヤ域にある部位とで、所要方向へ旋回させるようになっている。 【0018】以下の説明で便宜上、客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の内空を「客席エリア搬送路」、厨房エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の内空を「厨房エリア搬送路」ということにする。尚、「搬送路」とは、食器収容箱についてのコンベヤによる搬送路のことである。 【0019】食器収容箱は、第1のコンベヤで客席エリア搬送路を搬送され、第1、2のコンベヤの交差域に来ると、第1のコンベヤから第2のコンベヤに乗り移り、該第2のコンベヤによる搬送に引き継がれる。このため、客席エリアの寿司コンベヤラインが、往路及び復路の対が複数対の場合でも、客席エリア搬送路及び厨房エリア搬送路を利用して、コンベヤシステムにより、回転寿司の客席エリアの食器収容箱を厨房エリアの一箇所に纏めて搬出するようにでき、またこれを、既存の寿司コンベヤが占有する床面積のままで図ることができる。 【0020】しかし、回転寿司の客席エリア搬送路及び厨房エリア搬送路の幅は、前述のように、狭いのが実状である。従って、有り触れたコンベヤシステムによって、前者搬送路のコンベヤから後者搬送路のコンベヤへと食器収容箱を転送しようとしても、これらコンベヤの交差域で、食器収容箱が該交差域の前記搬送路の壁に引っ掛って不能となる。 【0021】本発明によると、この問題は次のようにして解消される。 【0022】食器収容箱は、第1,2のコンベヤの交差域へ搬送されると、第1の方向転換器及び第2の方向転換の双方又は一者により下記の方向転換が為される。 【0023】第1,2のコンベヤの交差域に進入した食器収容箱は、第2のコンベヤにより箱前側を第2のコンベヤ下流側へ変位され、第1の方向転換器に左右から挟まれて、該方向転換器の作動を受け、箱後側が第2のコンベヤ上流側へ変位するよう旋回される。この場合、食器収容箱は方向転換器に左右から挟まれるので、その旋回は定置的になされる。 【0024】交差する二つのコンベヤに食器収容箱の方向転換を委ねるときは、該箱は一のコンベヤで前進されつつ、他方のコンベヤで方向転換され、その方向転換は前進を伴う分、旋回半径が大きくなる。 【0025】これと異なり本発明では、前記のように食器収容箱を定置的に旋回させるので、食器収容箱の旋回半径は小さい。 【0026】また、第1の方向転換器は、客席エリア搬送路と厨房エリア搬送路が交差する隅部で作動するため、食器収容箱が第1のコンベヤから第2のコンベヤに殆ど乗り移るまでの間中、その作動を維持する。即ち、第1の方向転換器による食器収容箱の方向転換は効率よく行われる。 【0027】一方、第2の方向転換器は、第1のコンベヤ域にある部位と第2のコンベヤ域にある部位とで、食器収容箱を箱後側が第2のコンベヤ上流側へ変位するよう旋回させる。従って、第2の方向転換器による食器収容箱の方向転換も効率よく為されるし、その旋回半径も小さい。 【0028】こうして本発明では、客席エリア搬送路及び厨房エリア搬送路の幅が狭く、しかも前者搬送路が後者搬送路に対し交差していても、食器収容箱は第1の方向転換器または第2の方向転換器により、第1,2のコンベヤの交差域の箇所を、当該搬送路の壁にに引っ掛かることなく、通過することが保証される。 【0029】第1及び第2の方向転換器を備える場合、食器収容箱は、双方の方向転換器による方向転換作動を受けるので、前記交差域についての当該通過の保証は、より良好である。 【0030】第1の方向転換器としては、次の構成のものを好ましい例として挙げることができる。 【0031】第1の方向転換器における、第2のコンベヤ上流側の素子が、食器収容箱を前進(第1のコンベヤ下流側へ移動)させるよう垂直軸の周りに駆動されるエンドレスベルトからなり、第2のコンベヤ下流側の素子が、垂直軸の周りに駆動されるローラからなり、該ローラが、食器収容箱の前側ほぼ過半部が第1,2のコンベヤの交差域に進入するまでは、食器収容箱を前進させる方向(食器収容箱の前進については順転方向)へ駆動され、同交差域に同箱の前側ほぼ過半部が進入した時点で、逆方向に駆動されるようになっているもの。 【0032】第1の方向転換器がこの構成(これを構成(I)とする)であると、食器収容箱の前側ほぼ過半部が前記交差域に進入するまでは、該方向転換器の双方の素子が食器収容箱を第2のコンベヤ側へ進行させる働きをし、同箱の当該部が同交差域に進入すると、第1の方向転換器の第2のコンベヤ下流側の素子がそれまでと逆方向に駆動されるので、食器収容箱は、該箱の第2のコンベヤ上流側が前記エンドレスベルトで前進されつつ、同箱の該コンベヤ下流側が前記ローラで後進されることになる。このことによる意義は次にある。 【0033】食器収容箱が第1,2のコンベヤの交差域における搬送通路の壁に引っ掛かるのは、第1のコンベヤが食器収容箱を搬送する方向に対し、これを横切る方向に第2のコンベヤが食器収容箱を搬送するという、これらコンベヤの搬送作動の相関に起因する。その引っ掛かりが起こるのは、同箱先端側が同交差域の奥に達した時である。この時点は、食器収容箱の前側ほぼ過半部が前記交差域に進入した時点に相当する。従って、この時点で前記のように、同箱の第2のコンベヤ上流側が前進されつつ、同箱の該コンベヤ下流側が後進されると、該交差域の搬送通路の壁に同箱が引っ掛かるのを、より効果的に回避することになる。 【0034】更には、第1の方向転換器の前記エンドレスベルトは、食器収容箱の隅部に対しても面接触するため空送りがなく、第1の方向転換器による食器収容箱の挟み即ち方向転換効果が向上する。第1の方向転換器の今一つの素子がローラであることは、該ローラが食器収容箱の前記旋回の支点として働き、その旋回を助成するのに寄与する。従って、食器収容箱が短い半径で旋回される確率は高くなる。 【0035】即ち、第1の方向転換器が構成(I)であると、食器収容箱の方向転換成果は、より良好である。 【0036】第2の方向転換器としては、次の構成のものを好ましい例として挙げることができる。 【0037】第2の方向転換器が第1のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する箇所に位置するローラと、第2のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する箇所に位置するローラとからなり、それらローラが第1,2のコンベヤの交差域に食器収容箱の前側ほぼ過半部が進入した時点で上昇して、後者ローラが該箱の第2のコンベヤ下流側が後方へ変位するよう同箱を旋回させ、前者ローラが該箱の反対側が前方へ変位するよう同箱を旋回させるようになっているもの。 【0038】この構成(これを構成(II)とする)の第2の方向転換器によると、食器収容箱は、前側ほぼ過半部が前記交差域に進入した時点で、第1のコンベヤ域にある部位と、第2のコンベヤ域にある部位とで、第1、2のコンベヤから底が浮く。このことは、次の意義がある。 【0039】食器収容箱が第1,2のコンベヤ上で旋回するには、これらコンベヤとの接触による抵抗がある。前記時点では食器収容箱が受ける第2のコンベヤの搬送負荷は最大に近く、該箱の旋回に対する抵抗も強い。従って、この時点で、食器収容箱の底が第1,2のコンベヤから浮くと、同箱の旋回抵抗は時点的に効果的に緩和される。そして、第1,2のコンベヤ域のそれぞれで、この浮きが起こることは、第1,2の両コンベヤについて、同箱の旋回抵抗の緩和が行われるというように、これを合目的の下に行える。従って、食器収容箱の旋回成果はより良好となる。 【0040】第2の方向転換器が構成(II)の場合、該方向転換器の各ローラは、食器収容箱が第1のコンベヤから第2のコンベヤにほぼ載り移った時点で、第1,2のコンベヤの高さ以下に下降されるようになっていることが必要である。これらローラが、そのようになっていないと、第2の方向転換器が構成(II)の場合、第1,2のコンベヤの交差域における食器収容箱の方向転換が過度になり、好ましくない。この方向転換が過度になると、同箱が該交差域の搬送路の壁に引っ掛かることがある。 【0041】構成(II)の第2の方向転換器のローラのうち、第1のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する位置のものは、該コンベヤ下流端に隣接する箇所に配置され、第2のコンベヤ域にある食器収容箱の底に相当する位置のものは、第2のコンベヤ下流側の第1のコンベヤ側辺と対向する箇所に配置されることが好ましい。 【0042】これらローラの当該配置は、それらローラで食器収容箱に位置的に効率よく旋回偶力を加え得る。更には、食器収容箱の前側ほぼ過半部が第1,2のコンベヤの交差域に進入した時点から食器収容箱が第2のコンベヤに殆ど乗り移るまでの間中、即ち同箱の所要方向への旋回を必要とする殆どの間中、これらローラの作動を実効あるものにする。 【0043】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、図面を参照して、次に説明する。 【0044】回転寿司における客席エリアa1には、寿司コンベヤラインCの往路及び復路の対(図示せず)が少なくとも一つ、即ち寿司コンベヤラインCの往路及び復路の計2ラインが並列して延在される。該寿司コンベヤラインCの往路及び復路の対を一つとし、その一つが一の枠形架台1に装架されている。 【0045】回転寿司における厨房エリアa2には、前記寿司コンベヤラインCに続く寿司コンベヤラインCの往路及び復路の計2ラインが、前記客席エリアa1の寿司コンベヤラインCにおける往路及び復路の並列方向に延在して配置されている。厨房エリアa2の寿司コンベヤラインの往路及び復路の対を一つとし、その一つが一の枠形架台2に装架されている。 【0046】前記寿司コンベヤラインCは、図2に示されている。図2に示す寿司コンベヤラインCは、厨房エリアa2についてのものである。客席エリアa1についての寿司コンベヤラインCは、厨房エリアa2におけるそれと同様な構成である。 【0047】客席エリアa1の寿司コンベヤラインCの枠形架台1と厨房エリアa2の寿司コンベヤラインCの枠形架台2とは、T状に交差している。 【0048】上記枠形架台1の中及び枠形架台2の中は、回転寿司における食器収容箱Bが通過するようにする。そのようにするには、架台1については前後両端に食器収容箱Bが通過し得る開口(図示せず)を設け、架台2では下記コンベヤ4下流端側の端に食器収容箱Bが通過できる開口(図示せず)を開けることによる仕様をとればよい。 【0049】客席エリアa1の寿司コンベヤラインCの架台1内には、食器収容箱Bを厨房a2側へ搬送する第1のコンベヤ3を設け、厨房エリアa2の寿司コンベヤラインCの架台2内には、前記第1のコンベヤ3下流端が接続する、食器収容箱Bを搬送する第2のコンベヤ4を備える。 【0050】第1,2のコンベヤ3,4の交差域で食器収容箱Bを所定方向(図1の半時計回り方向)へ旋回させる第1の方向転換器5及び第2の方向転換器6を定位置に設置する。 【0051】第1の方向転換器5は、架台1と架台2、換言すると客席エリア搬送路と厨房エリア搬送路が交差する隅部に、食器収容箱Bの通過を許す離隔で配置され、同隅部において、食器収容箱Bを左右から挟んで、該箱後側が第2のコンベヤ5上流側へ変位するよう旋回(図1の半時計回りに旋回)させるようになっている。 【0052】第2の方向転換器6は、食器収容箱Bを該箱Bの第1のコンベヤ5域にある部位と第2のコンベヤ6域にある部位とで、前記と同方向へ旋回させるようになっている。 【0053】図には第1の方向変換器5として、第2のコンベヤ4上流側の素子が垂直軸の周りに駆動されるエンドレスベルト5aからなり、第2のコンベヤ4下流側の素子が垂直軸の周りに駆動されるローラ5bからなるものが例示されている。そのローラ5bは、食器収容箱Bの前側ほぼ過半部が第1,2のコンベヤ3,4の交差域に進入するまでは、食器収容箱を前進させる方向(食器収容箱Bの前進については順転方向)へ駆動され、同交差域に同箱Bの前側ほぼ過半部が進入した時点で、逆方向に駆動されるようになっている。 【0054】図には第2の方向転換器6として、第1のコンベヤ3域にある食器収容箱Bの底に相当する箇所に位置するローラ6aと、第2のコンベヤ4域にある食器収容箱Bの底に相当する箇所に位置するローラ6bとからなり、それらローラ6a,6bが第1,2のコンベヤ3,4の交差域に食器収容箱Bの前側ほぼ過半部が進入した時点で上昇して、後者ローラ6bが該箱Bの第2のコンベヤ4下流側が後方へ変位するよう同箱を旋回させ、前者ローラ6aが該箱Bの反対側が前方へ変位するよう同箱を旋回させるようになっているものが例示されている。 【0055】第2の方向転換器6のローラ6a,6bのうち、第1のコンベヤ3域にある食器収容箱Bの底に相当する位置のものは、該コンベヤ3下流端に隣接する箇所に配置され、第2のコンベヤ4域にある食器収容箱Bの底に相当する位置のものは、第2のコンベヤ4下流側の第1のコンベヤ側辺と対向する箇所に配置される。 【0056】図には第2のコンベヤ4として、ベルトコンベヤが例示されている。第2のコンベヤ4がベルトコンベヤの場合、前記ローラ6bの配置達成のために、コンベヤ4は該ローラ6bの箇所で、同ローラ6bに相当する空間を離隔して前後に分割されたタイプのものを充てる。第2のコンベヤ4がローラコンベヤからなる場合、それは前後分割タイプとする必要はい。この場合、ローラコンベヤにおけるローラの並列空間を然るべき大きさにし、その並列空間をローラ6bの設置個所に充てればよい。 【0057】食器収容箱Bの回転寿司の客席エリアa1から厨房エリアa2への搬出は、次のようにして行われる。 【0058】食器収容箱Bは、第1,2のコンベヤ3,4の交差域を、図1の半時計回りに旋回されて通過する。詳しくは下記の如くであるが、概要的には箱Bは、図3に示すような軌跡を描いて、同交差域を旋回する。図3で、(1)、(2)、(3)及び(4)が、箱Bの旋回の進展のあらましを示す。その旋回の進展は(1)〜(4)の順である。 【0059】第1のコンベヤ3の上流端に食器収容箱Bを載せる。その箱Bは該コンベヤ3により客席エリア搬送路を第2のコンベヤ4側へ搬送され、第1のコンベヤ3と第2のコンベヤ4との交差域に達する。 【0060】食器収容箱Bは、両コンベヤ3,4の交差域に進入すると、箱B前側を第2のコンベヤ4により同コンベヤ4下流側へ変位されて、第1の方向転換器5の素子5a及び5bの間に左右から挟まれる。 【0061】このため同箱Bは、前記交差域で、第1の方向転換器5の作動を受け、箱B後側が第2のコンベヤ4上流側へ変位するよう(図1の反時計方向周りに)旋回される。 【0062】この場合、第1の方向転換器5は、既述のように食器収容箱Bを小さな半径で旋回させ、且つ効率よく方向転換させる。即ち、第1及び第2のコンベヤ3,4の交差域における搬送通路の壁に食器収容箱が引っ掛かることなしに、これを該交差域で方向変換させる。 【0063】第1のコンベヤ3による食器収容箱Bの搬送が、同箱Bの前側ほぼ過半部が第1,2のコンベヤ3,4の交差域に進入するまでは、該方向転換器5の双方の素子が同箱bを第2のコンベヤ4側へ進行させ、同箱Bの前側ほぼ過半部が同交差域に進入すると、第1の方向転換器5における第2のコンベヤ4下流側の素子5bが、それまでと逆方向に駆動される。 【0064】ここに箱Bは、既述したように、前記交差域の搬送通路の壁に対する引っ掛かりの回避がより効果的になされ、且つ短い半径で旋回される確率が良化される。 【0065】また、第1のコンベヤ3による食器収容箱Bの搬送が、同箱Bの前側ほぼ過半部が前記交差域に進入したのに相当する時点まで進むと、第2の方向転換器6のローラ6a,6bがコンベヤ3,4よりやや上方へ上昇され、図1の矢符方向に駆動される。ローラ6a,6bの上昇は、ソレノイド7,8により行えばよい。 【0066】こうして箱Bは、第1,2のコンベヤ3,4の交差域で、第1のコンベヤ3域におけるローラ6aの部位を該ローラ6aで持ち上げられ、第2のコンベヤ4域におけるローラ6bの部位を該ローラ6bで持ち上げられて、コンベヤ3,4から箱Bの底が浮き、第2の方向変換器6によっても、図1半時計回りに旋回される。 【0067】従って、食器収容箱Bは、第1及び第2のコンベヤ3,4の交差域を、より確実に通過する。 【0068】箱Bの前側ほぼ過半部が前記交差域に進入した時点を把握する仕様としては、次の手段を例として挙げることができる。 【0069】第1,2のコンベヤ3,4の交差域に進入した食器収容箱Bは、図1の半時計回り方向へ旋回され、該交差域に箱Bの前側ほぼ過半部が進入した時点では、それに相当する位相に箱Bが旋回している。 【0070】この位相にある箱Bのコンベヤ4下流(図1の左)側の側辺の前端部に相当する位置に第1の位置センサS1を配置し(図1参照)、同箱Bの同側辺の後端寄り部に相当する位置に第2の位置センサS2を配置する(図1参照)。 【0071】これらセンサS1、S2は、前記交差域に箱Bの前側ほぼ過半部が進入した時点で、該箱Bを検出する。この検出は、当該時点の検出である。 【0072】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によると、次の効果が奏功される。 【0073】1.客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の中、及び厨房エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台の中という、それぞれが狭い空間を、食器収容箱のコンベヤ搬送路に充てて、これら枠形架台の内空の交差域に引っ掛かることなく、該交差域で食器収容箱を方向転換させ、これを通過させることができる。 【0074】2.回転寿司の客席エリアの寿司コンベヤラインの枠形架台が複数の場合でも、客席エリアから厨房の一箇所に纏めて、食器収容箱をコンベヤシステムで、搬出できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592058359 【氏名又は名称】清水 義雄
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月11日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】三枝 英二 (外10名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−169274 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−340996 |
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