| 【発明の名称】 |
寝具吊り装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】濱田 房夫
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| 【要約】 |
【課題】寝具の上げ下し及びその保管作業を最小限の労力で行うことができ、併せて乾燥処理等もできる装置を提供する。
【解決手段】敷き布団11、掛け布団12等からなる寝具10一式を一体とする一体補助具14の寝具側面相当位置に、吊上げ片8を付設する。寝具10の横巾より長い高さを有する2本の支柱1,1の上端部近傍に亘って横杆4を設ける。横杆4に吊上げ片8の支持部材6・・を設ける。支持部材6・・は、横杆4と直交する複数の保持棒6a・・及び/又は側面視S字型の掛止具6b・・からなり、保持棒6a・・は横杆4に対してスライド自在とする。掛止具6b・・は横杆4に着脱自在とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 敷き布団11、掛け布団12等からなる寝具10一式を一体とする一体補助具14の寝具側面相当位置に、吊上げ片8を付設した寝具10の吊り装置であって、寝具10の横巾より長い高さを有する2つの支柱1,1の上端部近傍に亘って横杆4を一体又は着脱自在に設けると共に、該横杆4に上記吊上げ片8の支持部材6・・を設けたことを特徴とする寝具吊り装置。 【請求項2】 上記横杆4に設けた支持部材6・・は、上記横杆4と直交する複数の保持棒6a・・からなり、該保持棒6a・・は横杆4に対してスライド自在としたことを特徴とする請求項1記載の寝具吊り装置。 【請求項3】 上記横杆4に設けた支持部材6・・は、上記横杆4に着脱自在で側面視S字型の掛止具6b・・・としたことを特徴とする請求項1又は2記載の寝具吊り装置。 【請求項4】 支柱1,1の高さを変更自在としたことを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか1つの寝具吊り装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、寝具を上げた状態で保管する寝具吊り装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、寝具は上げた状態においては掛け布団、敷き布団等をそれぞれ折り畳んで別々に押入れ等に保管している。しかしながら、このような作業は寝具の数の少ない一般家庭では問題はないが、ホテル、民宿等ではその数が多いことから、寝具の上げ下ろし作業ばかりでなく、その保管場所の確保、乾燥処理等その一連の作業において体を使うことが多く、従業員に過大な負担となることがある。そのため、寝具の上げ時の処理・保管の革新的な手段の開発が望まれているところである。特に、最近のように若年労働者の数が減少し、高齢化社会においては、なお一層の問題解決が望まれるところである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を解決するべく発明されたもので、その課題とするところは、寝具の上げ下し、及び、その保管作業を最小限の労力で行うことができ、併せて乾燥処理等もできる装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するために、請求項1に係る寝具吊り装置は、敷き布団11、掛け布団12等からなる寝具10一式を一体とする一体補助具14の寝具側面相当位置に、吊上げ片8を付設した寝具10の吊り装置であって、寝具10の横巾より長い高さを有する2本の支柱1,1の上端部近傍に亘って横杆4を一体又は着脱自在に設けると共に、該横杆4に上記吊上げ片8の支持部材6・・を設けたことを特徴とする。 【0005】請求項2に係る寝具吊り装置は、請求項1記載の手段において、横杆4に設けた支持部材6・・は、上記横杆4と直交する複数の保持棒6a・・からなり、該保持棒6a・・は横杆4に対してスライド自在としたことを特徴とする【0006】請求項3に係る寝具吊り装置は、請求項1又は2記載の手段において、横杆4に設けた支持部材6・・・は、上記横杆4に着脱自在で側面視S字型の掛止具6b・・としたことを特徴とする。請求項4に係る寝具吊り装置は、請求項1〜3記載のいずれかの手段において、支柱1,1の高さを変更自在としたことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明に係る寝具吊り装置は、まずその前提としてマットレス13、敷き布団11、掛け布団12等からなる寝具10一式を寝具を上げる前にベルト等からなる一体補助具14で巻囲して一体とする。ただし、ベルト14を用いなくても、マットレス13、敷き布団11、掛け布団12等を一体とする手段、例えばカギホック、ボタン、ファスナー等の他の手段で一体とすることができれば特にベルトを用いる必要はなく、この場合は前記カギホック、ボタン、ファスナー等が一体補助具14となる。 【0008】また、上記一体補助具14を寝具10に適用したとき、寝具10の左右の一側面に位置する部分に後述の寝具吊り装置で吊上げるための吊上げ片8が付設される。吊上げ片8は、後述の支持部材6の形状により任意の形状物が選択される。寝具吊り装置は、一体化した寝具一式をその一側辺部を持ち上げることにより鉛直に立ち上げて、鉛直状態に保持させるものである。本発明に係る寝具吊り装置の基本的考えは、寝具一式を折り畳みしないこと、及び、寝具一式の一側辺、即ち長辺側を軸として立ち上げることにより、最小限の労力で寝具一式の上げ下ろしをすることにある。 【0009】上記のように持上げた寝具一式は、鉛直状態において寝具吊り装置に掛止する。そのため、寝具吊り装置は左右の支柱1,1間で一定の高さ、即ち寝具10の横巾より若干長い高さの位置に横杆4を水平に設ける。そして、この横杆4に複数個の寝具の支持部材6・・を設ける。支持部材6として保持棒6aを用いる場合は、一組、即ち2つの寝具10,10の吊上げに適しており、掛止具6bを用いる場合は、1つの寝具10の吊上げに用いられる。また、2つの寝具10,10の吊上げの場合には、補強杆5を用いることもできる。本発明は吊上げを一層円滑に進めるために図14、15に示すような吊上げ補助具15を用いても良い。 【0010】この吊上げ補助具15のベルト部分により寝具一式を巻回・把持させ、かつ該補助具15の掛合孔15aを吊り装置の保持棒6aに掛止することにより寝具一式を容易に吊り装置に吊すことができる。そして、この吊り装置によりコンパクトに寝具10を保管・収納することができ、かつ吊り装置を遊転パイプ2a等を付設により移動自在とすることにより、搬送が容易となり、また日光乾燥、消毒等の処理作業も容易となる。 【0011】 【実施例】次に本発明の具体的な実施例を図面に従って説明する。図1は、本発明に係る寝具吊り装置であり、全体としてアルミ合金、鋼材等のパイプにより形成された左右の支柱1,1、支柱下部に付設された足2,2、足間に横設された連結杆3、及び支柱1,1頂部間に一体に設けられた横杆4とからなる。図1において、連結杆3の中央部と横杆4の中央部に上下に設けられているのは着脱自在の補強杆5である。上記各杆3,4,5は一本のパイプを折曲させて単純な形状とすることが望ましいが、溶接等を用いて連結してもよく、パイプの外に足2,2として平鉄を素材としても良い。 【0012】また、この補強杆5は、図2に示すように、上下に係合凹部を形成した1枚の補強杆5aで形成してその形状を最も簡単にすることができる。横杆4には支持部材6として4本の保持棒6a・・・と、2本の掛止具6b・を付設する。保持棒6a・・は、図3に示されるように、一定の長さの棒状体からなり、その両端部に係合溝6cを形成する。また、保持棒6aの中央部は、それぞれ嵌合スライダ7に溶接されており、嵌合スライダ7は、横杆4の長さ方向に沿って摺動自在となっている。一方、図1、3に示す掛止具6bは、一定巾の平板状のアルミ合金、鋼材等の金属板を素材として形成され、全体としてS字型に形成し、一方の凹部が横杆4に掛止めされ、もう一方の凹部に寝具側の吊上げ片8が掛止・吊上げされることになる。この掛止具6bは、単一の寝具一式を吊上げる場合に用いる。この単一吊りの場合は、補強杆5を取り外すことができる。 【0013】図4〜7は、図3に示した寝具吊り装置の別例を示しており、図3と同符号を付した部材は図3に示した構成と同一の構成とする。この別実施例は、図4〜6に示すように、支柱1と横杆4とが別部材から構成されており、水平断面が方形状の支柱1aに対して横杆4aを保持棒6aを介して逆U字形の連結具4dを用いてボルトナット4eにより連結されている。このように構成することにとって、支柱1aと横杆4aとをそれぞれ別々の形状、素材等で構成させることができ、より安価に製造することができる。また、支柱1aと横杆4aとを分解することができるから搬送時にも便利である。 【0014】図7に示して実施例は、図4〜6に示した実施例の更なる別例であり、横杆4bの垂直断面を方形状に形成したものである。この実施例によれば、横杆4bに対して連結具4dが回転しないから、ボルトナット4eによる連結を強く行う必要がない。図8(A)は、足2,2の実施例を示しており、足2の両側に遊転自在の遊転パイプ2a、2aを付設することにより、寝具吊り装置を寝具を吊り下げ状態において移動自在に構成したものである。図8(B)は、足2,2の別実施例を示しており、足2の両側に遊転自在のキャスタ2b、2bを付設したもので、床がカーペット等の場合に適している。 【0015】本発明に適用する寝具10は、図9〜11に示すように、敷き布団11、掛け布団12、マットレス13等をひとまとめにベルト14により一体化する。これらのベルト14・・は一体補助具を構成し、図11に示すような帯状のベルト14・・、あるいはタスキ状のベルト14a・からなる。ベルト14の両端部にはそれぞれ係止孔14b、14bと、接合孔14c、14cとが穿設されており、図10に示すように、寝具10を保持させた状態において、上記係止孔14b、14bと、接合孔14c、14cとが上方に位置するようにする。また、これらのベルト14・・には、寝具当接側に、図13に示すように、補強用の添副材として直状保持材14dが貼り付けられている。ベルト14の直状保持材14dは、ベルト14に外力を加えない状態において直線状に保たれるようにするもので、寝具10への装着を容易にするものであり、弾性を有する合成樹脂、ピアノ線、形状記憶合金等の金属素材、木材の薄板等で形成する。 【0016】また、これらのベルト14,14a自体を、全体として弾性体から形成することによって、寝具一体を弾力的に保持するようにしてもよく、また、これらのベルト14の寝具横側面位置に、それぞれ吊上げ片8・・を付設してもよい。上記寝具吊り装置を用いた寝具10の吊上げはきわめて簡単で、寝具10をベルト14、14aにより一体とし、図12に示すように、ベルト14に付設の吊上げ片8を吊り装置の掛止具6b、又は保持棒6aに掛止すればよい。図12は単一の寝具10を吊上げた状態を示しており、図13は2つの寝具10,10を吊上げた状態を示している。従って、寝具10がきわめて簡単にかつ面積をとらずに保管することができる。しかも、このまま移動も可能であるから、寝具10の乾燥・消毒等の付加的処理も容易である。 【0017】上記吊上げに当たっては、図14、15に示すような吊上げ補助具15を用いることにより効果的に吊上げ作業を行うことができる。この吊上げ補助具15は2本の帯状のベルトと1つの掛合孔15a及び両ベルト端部に付設されているマジックテープ等の連結具15b、15bから構成されており、吊上げ時には、寝具一式を複数本の吊上げ補助具15・・で保持させ、掛合孔15a・・を寝具吊り装置の支持部材6に掛止する。この場合は、一体補助具14を省略することも可能である。 【0018】本発明の場合、寝具10の支持部材6・・として種々の形状が考えられる。例えば、図16に示すように、複数のベルト14・・の吊上げ片8・・に亘って1本の掛止ワイヤ8aを挿通させ、該掛止ワイヤ8aを前記保持棒6a・・に保持させるようにしてもよい。図17及び図18は、それぞれ図9〜11に示した支持部材6を用いた場合の保持棒6a・・への掛止状態を示しており、図17に示す単一の寝具の場合、及びツインの寝具の場合と1本の保持棒6aに係止孔14b、14bを介して掛止させ、且つ、接合孔14c、14cにボルトナット14eを挿通させてベルト14、14を接合させ寝具を固定させている。 【0019】なお、ボルトナット14e・・の取付・取外しは、寝具吊り装置の支持部材6への掛止前或いは掛止後のいずれでもよいが、支持部材6への掛止時、及び支持部材6からのはずし時に、ベルト14がボルトナット14eにより接合されている状態の方が掛け止め作業が行い易い。また、ボルトナット14eによるネジ止め作業に手数がかかる場合は、ボルトナット14eを設けずにボルトナット14eに替えて単なるリング状の掛止具(図外)であってもよい。 【0020】また、図19に示すように、別の実施例の寝具吊り装置として、支柱1と横杆4とを別体とし、支柱1をスタンド1b,1b、横杆4を寝具の吊上げ棒4cとしてもよく、この場合は最小の資材で寝具吊り装置を構成させることができる。 【0021】また、図20〜22に示すように、別の実施例の寝具吊り装置として、支柱1と横杆4とを別体とし、支柱1を2本の載置パイプ1c、1cと開閉支持杆1e、1eとで形成し、載置パイプ1c、1cはその長さ方向に沿って溶接部1dにより一体に連結して吊上げ棒4c端部の載置部とすると共に、4つの開閉支持杆1eは、その上端部を載置パイプ1c、1cの両端の孔に挿通させて矢印αとして示すように揺動させて開閉自在とし、更にその下端部を足2、2とし、遊転パイプ2a、2aが挿通させてある。 【0022】この実施例により開閉支持杆1e・・の開閉操作により支柱1、1の高さは変更自在となり、大小の寝具に対応させることができる。なお、開閉支持杆1e、1eの開度の固定はチエン、開度固定杆(図外)等、公知の脚立の脚を固定させる手段と同じ手段を用いて行えばよい。なお、載置パイプ1c・・は二本に限らず3〜4本であってもよく、このパイプ1c・・の一部は吊上げ棒4cの端部を挿通させるようにして支持させてもよい。また、載置パイプ1c・・に対する吊上げ棒4cの載置方向は図20に記載の方向の外、直角方向であってもよい。 【0023】 【発明の効果】本発明は上記構成により、下記の効果を奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、寝具の上げ下ろしが容易となり、またその保管スペースが小さくなり、搬送等も簡単になる。 【0024】2.請求項2記載の発明によれば、上記効果に加えて、2組の寝具を吊ることができるばかりでなく、大きさの違う寝具にも保持棒を嵌合スライドさせることにより適応させることができる。 【0025】3.請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の効果に加えて、単一の寝具の吊上げも可能で、2つの寝具吊りと選択的に使用することが可能である。 【0026】4.請求項4記載の発明によれば、請求項1〜4記載のいずれかの効果に加えて、大きさの異なる寝具に対して適宜吊上げ高さを簡単に変更させて使用することが可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593102367 【氏名又は名称】濱田 房夫
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】伴 正昭
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| 【公開番号】 |
特開平11−155722 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月15日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−326079 |
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