| 【発明の名称】 |
食卓用品 |
| 【発明者】 |
【氏名】大泉 義明
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| 【要約】 |
【課題】一つのスプーンで、つまようじやフォークやマドラーも利用可能にし、しかも、スプーンの製造を容易なものとする。
【解決手段】プラスチックの一体成形品からなるスプーンの柄部2に、両端を有する線状かつほぼ環状の切溝4を形成して、この切溝4の内側にピック部3を形成する。このピック部3は、切溝4の両端間の連結部5により柄部2の他の部分に繋がっているが、この連結部5は、人の手の力で容易に切断可能である。連結部5を切断してピック部3を柄部2から分離することにより、このピック部3をつまようじやフォークとして便利に使える。ピック部3は、連結部5側に摘み部7を有し、反対側に鋭利部6を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 食物保持部とこの食物保持部から延び出た柄部とからなり、全体が一体成形されたスプーンなどの食卓用品において、前記柄部に、この柄部の他の部分から分離可能なピック部を一体に形成したことを特徴とする食卓用品。 【請求項2】 前記柄部に、両端を有する線状かつほぼ環状の切溝を形成して、前記切溝の内側に、この切溝の両端間に形成される切断可能な連結部により柄部の他の部分に繋がった前記ピック部を形成したことを特徴とする請求項1記載の食卓用品。 【請求項3】 前記ピック部における前記連結部と反対側の部分に、先端が鋭利に尖った鋭利部を形成したことを特徴とする請求項2記載の食卓用品。 【請求項4】 前記ピック部における前記連結部側の部分に、ピック部における他の部分の幅よりも直径が大きいほぼ円形状の摘み部を形成したことを特徴とする請求項2または3記載の食卓用品。 【請求項5】 前記摘み部に滑り止め部を形成したことを特徴とする請求項4記載の食卓用品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スプーンなどの食卓用品に係わり、特に、菓子などに添付されるようなプラスチックなどからなる食卓用品に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】食卓用品であるスプーンは、浅い容器状の掬い部と、この掬い部から延び出た細長い柄部とからなるもので、ゼリーあるいは氷菓などの食物を掬い取って食するのに用いられる。食卓用品としては、スプーンの他に、果物などの食品に突き刺してこの食品を食するためのフォークや、歯に挟まった食物を取り除くためのつまようじなどがある。 【0003】スプーンとフォークやつまようじとでは、食卓用品としての機能が異なるため共用は難しく、スプーンとフォークやつまようじは別に用意するようにしていた。 【0004】家庭の通常の食事などでは、これでもよいとしても、例えば製造業者や小売業者が加工食品を製造、販売するときに、スプーンとつまようじなどとを添付のために別個に用意するのでは、コストがかさむ問題がある。 【0005】本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、スプーンなどの一つの食卓用品で、他の食卓用品であるつまようじやフォークも利用可能にし、しかも、食卓用品の製造を容易なものとすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明の食卓用品は、前記目的を達成するために、食物保持部とこの食物保持部から延び出た柄部とからなり、全体が一体成形されたスプーンなどの食卓用品において、前記柄部に、この柄部の他の部分から分離可能なピック部を一体に形成したものである。 【0007】本食卓用品を使用するには、柄部を把持して、食品保持部により食品を掬うなどするが、柄部にあるピック部を分離させることにより、このピック部を単独でつまようじあるいは食品に突き刺すフォークなどとして便利に利用することができる。製造に際して、ピック部は食卓用品の他の部分とともに一体成形される。 【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の食卓用品において、前記柄部に、両端を有する線状かつほぼ環状の切溝を形成して、前記切溝の内側に、この切溝の両端間に形成される切断可能な連結部により柄部の他の部分に繋がった前記ピック部を形成したものである。 【0009】このようにピック部が柄部にある切溝の内側に形成されたものであると、食卓用品の使用時にピック部が邪魔にならない。一方、このピック部の使用時には、切溝の両端間の連結部を切断して、ピック部を柄部から分離させる。 【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明の食卓用品において、前記ピック部における前記連結部と反対側の部分に、先端が鋭利に尖った鋭利部を形成したものである。 【0011】この鋭利部により、ピック部をつまようじとして歯に挟まった食物を取り除くのに使ったり、フォークとして食物に突き刺したりできる。そして、鋭利部は連結部と反対側にあるので、連結部の切り跡により鋭利さを損なうようなことがない。 【0012】請求項4の発明は、請求項2または3の発明の食卓用品において、前記ピック部における前記連結部側の部分に、ピック部における他の部分の幅よりも直径が大きいほぼ円形状の摘み部を形成したものである。 【0013】この摘み部によりピック部を容易かつ確実に摘むことができ、連結部の切断時にも摘み部を摘むことにより、切断を確実にできるとともに、そのままピック部を使える。また、円形状の摘み部に連結部があることにより、この連結部を切断するとき応力が分散され、ピック部の破損を招くことなく、連結部を容易かつ確実に切断できる。 【0014】請求項5の発明は、請求項4の発明の食卓用品において、前記摘み部に滑り止め部を形成したものである。 【0015】この滑り止め部によりピック部をよりいっそう容易かつ確実に摘める。 【0016】 【発明の実施形態】以下、本発明の食卓用品の一実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の食卓用品はスプーンである。このスプーンは、食品保持部としての浅い容器状の掬い部1と、この掬い部1から延び出た細長い柄部2とからなり、プラスチックにより一体成形されたものである。そして、前記柄部2には、この柄部2の他の部分から分離可能なピック部3が一体に形成されている。このピック部3は、両端を有する線状かつほぼ環状の切溝4の内側に形成されたもので、柄部2に沿って細長くなっている。そして、前記切溝4の両端間に形成されピック部3における掬い部1と反対側の端部に位置する連結部5により、ピック部3は、柄部2の他の部分に繋がっているが、連結部5は、幅がごく狭いものになっていて、人の手の力で容易に切断可能になっている。また、ピック部3の掬い部1側の先端部には、先端が鋭利に尖った鏑状の鋭利部6が形成されている。一方、前記ピック部3における掬い部1側の端部には、ピック部3における他の部分の幅よりも直径が大きいほぼ円形状の摘み部7が形成されている。前記連結部5は、摘み部7において鋭利部6と反対側に位置している。さらに、前記摘み部7には、複数の凹溝あるいは凸条からなる滑り止め部8が形成されている。 【0017】つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。本スプーンは、家庭などにおける常用のものとして用いることもできるが、特に、製造業者や小売業者が加工食品を製造、販売するときに添付するのに適したものである。そして、スプーンとして用いるときには、柄部2を把持して、掬い部1によりゼリーや氷菓などの食品を掬って食する。これとともに、本スプーンでは、ピック部3を柄部2から分離することにより、このピック部3を単独でつまようじあるいは果物などの食物に突き刺すフォークとして便利に利用できる。ピック部3を分離するには、ピック部3を摘んで捻るなどすることにより連結部5を切断する。そして、摘み部7を摘んで、この摘み部7と反対側の鋭利部6により、つまようじとして歯に挟まった食物を取り除いたり、フォークとして食物に突き刺したり、マドラーとして食品を掻き混ぜたりできる。また、摘み部7を摘むとき、この摘み部7がピック部3の他の部分の幅よりも直径の大きいほぼ円形状になっていることにより、この摘み部7を容易かつ確実に摘める。しかも、摘み部7には滑り止め部8があることにより、よりいっそう容易かつ確実に摘める。 【0018】前記実施例のスプーンによれば、製造業者や小売業者が加工食品を製造、販売するときに、スプーンとつまようじやフォークなどとを添付のために別個に用意する必要がなくなるので、コストを低減できる。しかも、製造に際して、ピック部3はスプーンの他の部分とともにプラスチックにより一体成形されるので、製造が容易であり、この点からもコストを低減できる。また、ピック部3は、柄部2に形成したほぼ環状の切溝4の内側の部分として形成したので、スプーンとしての使用時にピック部3が邪魔にならないとともに、スプーン全体の外観性を損なわない。また、鋭利部6は、連結部5と反対側にあるので、鋭利部の先端に連結部を設けた場合とは異なり、連結部5の切り跡により鋭利さを損なうことがない。逆に連結部5側に摘み部7があることにより、連結部5を切断するとき、摘み部7側を摘むことにより、連結部5を確実に切断できるとともに、そのままピック部3を使用できる。さらに、円形状の摘み部7に連結部5があることにより、この連結部5を切断するとき応力が分散され、ピック部3の破損を招くことなく、連結部5を容易かつ確実に切断できる。 【0019】なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、食卓用品としてスプーンを例に採ったが、本発明は、フォークやナイフなどの他の食卓用品にも適用可能である。また、鋭利部や摘み部を含めてピック部の形状や大きさは、前記実施例のものには限らず、適宜設定可能である。 【0020】 【発明の効果】請求項1の発明の食卓用品によれば、食物保持部とこの食物保持部から延び出た柄部とからなり、全体が一体成形されたスプーンなどの食卓用品において、前記柄部に、この柄部の他の部分から分離可能なピック部を一体に形成したので、柄部からピック部を分離させることにより、このピック部を他の食卓用品であるつまようじやフォークとして便利に利用できる。そして、製造業者や小売業者が加工食品を製造、販売するときに、スプーンとつまようじなどとを添付のために別個に用意する必要がなくなるので、コストを低減できる。しかも、製造に際して、ピック部は食卓用品の他の部分とともに一体成形されるので、製造が容易であり、この点からもコストを低減できる。 【0021】請求項2の発明の食卓用品によれば、請求項1の発明の効果に加えて、前記柄部に、両端を有する線状かつほぼ環状の切溝を形成して、前記切溝の内側に、この切溝の両端間に形成される切断可能な連結部により柄部の他の部分に繋がった前記ピック部を形成したので、柄部に形成されたピック部が食卓用品の使用時に邪魔にならないとともに、食卓用品の外観性を損なわない。 【0022】請求項3の発明の食卓用品によれば、請求項2の発明の効果に加えて、前記ピック部に、先端が鋭利に尖った鋭利部を形成したので、ピック部をつまようじあるいはフォークとして確実に使用でき、しかも、鋭利部は連結部と反対側にあるので、連結部の切り跡により鋭利さを損なうことはない。 【0023】請求項4の発明の食卓用品によれば、請求項2または3の発明の効果に加えて、前記ピック部における前記連結部側の部分に、ピック部における他の部分の幅よりも直径が大きいほぼ円形状の摘み部を形成したので、ピック部を容易に摘むことができ、また、連結部の切断時にも摘み部を摘むことにより、切断を確実にできるとともに、そのままピック部を使うことができ、さらに、連結部を切断するとき応力が分散されることにより、ピック部の破損を招くことなく、連結部を確実に切断できる。 【0024】請求項5の発明の食卓用品によれば、請求項4の発明の効果に加えて、前記摘み部に滑り止め部を形成したので、ピック部をよりいっそう容易かつ確実に摘める。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591152252 【氏名又は名称】有限会社大泉合成
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 護 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−155717 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月15日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−324744 |
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