| 【発明の名称】 |
回転飲食台における麺類、粥類提供方法、装置および麺類容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】徳野 信雄
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| 【要約】 |
【課題】麺類、粥類を作りたての新鮮な状態で食することができ、具、薬味も新鮮な状態で提供する。
【解決手段】基台12の上方にクレセントチェーン14が設けられ、このクレセントチェーン14上に、ヒーター26が設けられてなる回転飲食台において、ヒーター26上に、保水容器28を載置させ、この保水容器28上に、スープ34を入れた第1容器体36およびこの第1容器体36上に麺38を入れた第2容器体42を載置させてなる麺類容器10を、載置させ、ヒーター26の加熱により、保水容器28内の水あるいは湯Wを蒸気として発散させ、この蒸気により麺類容器10内のスープ34および麺38を保温して提供することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられると共に、このクレセントチェーン(14)上の適所に、電源と接続されたヒーター(26)が設けられてなる回転飲食台において、ヒーター(26)上に、水あるいは湯(W)を充填させた保水容器(28)を載置させ、この保水容器(28)上に、スープ(34)を入れた第1容器体(36)およびこの第1容器体(36)上に麺(38)を入れた第2容器体(42)を載置させてなる麺類容器(10)を、載置させ、ヒーター(26)の加熱により、保水容器(28)内の水あるいは湯(W)を蒸気として発散させ、この蒸気により麺類容器(10)内のスープ(34)および麺(38)を保保温して提供することを特徴とする回転飲食台における麺類提供方法。 【請求項2】 第2容器体(42)上に、具、薬味(44)を入れた第3容器体(46)を載置させ、具、薬味(44)をスープ(34)および麺(38)と分離し、新鮮な状態で提供すると共に、麺(38)の水分蒸発を防止することを特徴とする請求項1記載の回転飲食台における麺類提供方法。 【請求項3】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられると共に、このクレセントチェーン(14)上の適所に、電源と接続されたヒーター(26)が設けられてなる回転飲食台において、ヒーター(26)上に、水あるいは湯(W)を充填させた保水容器(28)を載置させ、この保水容器(28)上に、粥(54)を入れた第1容器体(36)およびこの第1容器体(36)上に具、薬味(44)を入れた第3容器体(46)を載置させてなる粥類容器(11)を、載置させ、ヒーター(26)の加熱により、保水容器(28)内の水あるいは湯(W)を蒸気として発散させ、この蒸気により粥類容器(11)内の粥(54)を保温し、具、薬味(44)を粥(54)と分離し、新鮮な状態で提供すると共に、粥(54)の水分蒸発を防止することを特徴とする回転飲食台における粥類提供方法。 【請求項4】 基台(12)の上方で商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられると共に、このクレセントチェーン(14)上の適所に、電源と接続されたヒーター(26)が設けられてなる回転飲食台において、ヒーター(26)上に、水あるいは湯(W)を充填させた保水容器(28)を載置させ、この保水容器(28)上に、スープ(34)を入れた第1容器体(36)およびこの第1容器体(36)上に麺(38)を入れた第2容器体(42)を載置させてなる麺類容器(10)を、載置させ、ヒーター(26)の加熱により、保水容器(28)内の水あるいは湯(W)を蒸気として発散させ、この蒸気により麺類容器(10)内のスープ(34)および麺(38)を保温して提供することを特徴とする回転飲食台における麺類提供装置。 【請求項5】 第2容器体(42)上に、具、薬味(44)を入れた第3容器体(46)を載置させ、具、薬味(44)をスープ(34)および麺(38)と分離し、新鮮な状態で提供すると共に、麺(38)の水分蒸発を防止することを特徴とする請求項4記載の回転飲食台における麺類提供装置。 【請求項6】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられると共に、このクレセントチェーン(14)上の適所に、電源と接続されたヒーター(26)が設けられてなる回転飲食台において、ヒーター(26)上に、水あるいは湯(W)を充填させた保水容器(28)を載置させ、この保水容器(28)上に、粥(54)を入れた第1容器体(36)およびこの第1容器体(36)上に具、薬味(44)を入れた第3容器体(46)を載置させてなる粥類容器(11)を載置させ、ヒーター(26)の加熱により、保水容器(28)内の水あるいは湯(W)を蒸気として発散させ、この蒸気により粥類容器(11)内の粥(54)を保温し、具、薬味(44)を粥(54)と分離し、新鮮な状態で提供すると共に、粥(54)の水分蒸発を防止することを特徴とする回転飲食台における粥類提供装置。 【請求項7】 スープ(34)を入れるための第1容器体(36)上に、底部に小孔(40)が穿設されると共に、第1容器体(36)の上部開口に対応した麺(38)を入れるための第2容器体(42)が、密着させて載置されてなる回転飲食台における麺類容器。 【請求項8】 第2容器体(42)上に、第2容器体(42)の上部開口に対応した具、薬味(44)を入れた第3容器体(46)を載置させてなる請求項7記載の回転飲食台における麺類容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転飲食台により商品を提供する飲食店において、麺類、粥類をいつでも作りたての新鮮な状態で食することができる麺類、粥類提供方法、装置および麺類容器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の例として本願特許出願人が先に出願した実公平2−8890号公報記載の回転飲食台がある。 【0003】本例は、クレセントチェーンの所定プレートに保温鉄板を装着させたものであり、保温が必要な商品と、保温が必要でない商品とを同時に提供するものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、保温が必要な商品、例えばコーヒー、紅茶等の飲料をボトル等に収納して、提供することは可能であるが、麺類、粥類等が収納された器を提供する際、保温鉄板に器を直接載置させて提供するしかなく、保温鉄板と器とが直接接触し、器が加熱されすぎて器を把持することができず、使用に適さないことが問題となっていた。 【0005】また、麺類はスープと麺および具、薬味が、通常の飲食店で提供される状態、つまり器内に全て入れた状態で提供されるため、回転飲食台上を長時間巡回搬送されると、麺が延びると共に、具、薬味がふやけ、新鮮さに欠け、商品価値が低下し、飲食に供することができないことが問題となっていた。 【0006】また、粥類の提供においても、麺類同様、粥類を収納した器を直接保温鉄板上に載置させるしかなく、容器が加熱されすぎて器を把持することができず、使用に適さず、回転飲食台上を長時間巡回搬送されると、粥類の水分が蒸発して粥類が器に焦げつき、商品価値が低下し、飲食に供することができないことが問題となっていた。 【0007】本発明は、前記欠点に鑑み、麺類、粥類を作りたての新鮮な状態で食することができ、具、薬味も新鮮な状態で提供することができる回転飲食台における麺類、粥類の提供方法、装置および麺類容器を提供することを目的とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の麺類提供方法およびその装置は、基台の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーンが設けられると共に、このクレセントチェーン上の適所に、電源と接続されたヒーターが設けられてなる回転飲食台において、ヒーター上に、水あるいは湯を充填させた保水容器を載置させ、この保水容器上に、スープを入れた第1容器体およびこの第1容器体上に麺を入れた第2容器体を載置させてなる麺類容器を、載置させ、ヒーターの加熱により、保水容器内の水あるいは湯を蒸気として発散させ、この蒸気により麺類容器内のスープおよび麺を保温して提供することを特徴とするもの、また必要に応じて第2容器体上に、具、薬味を入れた第3容器体を載置させ、具、薬味をスープおよび麺と分離し、新鮮な状態で提供すると共に、麺の水分蒸発を防止することを特徴とするものである。 【0009】本発明の粥類提供方法およびその装置は、前記同様回転飲食台において、ヒーター上に、水あるいは湯を充填させた保水容器を載置させ、この保水容器上に、粥を入れた第1容器体およびこの第1容器体上に具、薬味を入れた第3容器体を載置させてなる粥類容器を、載置させ、ヒーターの加熱により、保水容器内の水あるいは湯を蒸気として発散させ、この蒸気により粥類容器内の粥を保温し、具、薬味を粥と分離し、新鮮な状態で提供すると共に、粥の水分蒸発を防止することを特徴とするものである。 【0010】本発明の麺類容器は、スープを入れるための第1容器体上に、底部に小孔が穿設されると共に、第1容器体の上部開口に対応した麺を入れるための第2容器体が、密着させて載置されてなるもの、また必要に応じて第2容器体上に、第2容器体の上部開口に対応した具、薬味を入れた第3容器体を載置させてなるものである。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明に係る回転飲食台における麺類容器10および粥類容器11は、回転飲食台上で巡回搬送させて使用することを主目的とするものである。 【0012】この回転飲食台は、図1に示すように、基台12の上方ですし等の通常商品が載置された商品皿(図示略)を巡回搬送させるクレセントチェーン14が設けられてなるものである。 【0013】さらに、図5に示すように、クレセントチェーン14の下方の基台12の内部に配設されたレール16に摺動自在に電源である給電器具18が配設され、この給電器具18は、所定のプレート20に垂下させた連結管22と支持アーム24を介して連結され、所定のプレート20と一体に巡回搬送される。 【0014】このクレセントチェーン14に装着された所定のプレート20内にヒーター26が内装され、このヒーター26と給電器具18とが接続されている。 【0015】本発明に係る麺類容器10は、図1に示すように、以下の保水容器28上に載置させて使用に供するものである。 【0016】水あるいは湯Wを充填させた保水容器28が設けられている。 【0017】本例において、保水容器28は上方が開口され、内周面の所定位置に水平段部30が形成されている。 【0018】保水容器28の上部開口に対応するセイロウ32が設けられている。 【0019】本例において、セイロウ32は上下方が開口した偏平筒体の内側下部の所定位置に支持板(図示略)が樹脂により偏平筒体と一体成形されており、保水容器28から発散される蒸気の熱を和らげて後述の麺類容器10に伝えるために介在させるものである。 【0020】前記保水容器28の水平段部30に、セイロウ32を載置させてある。 【0021】本発明に係る麺類容器10は、図1〜図3に示すように、スープ34を入れるための第1容器体36上に、ラーメン、うどん、そば等の麺38を入れるための底部に小孔40が穿設された第2容器体42を載置させ、この第2容器体42上に、チャーシュー、ねぎ、ショウガ等の具、薬味44を入れるための第3容器体46を載置させてなるものである。 【0022】本例において、各容器体36,42,46は密着させて載置され、全て陶器製のものであり、その大きさは、第1容器体36が一番深底であり、次いで第2容器体42、最後に第3容器体46の順であり、この第3容器体46が一番浅底である。 【0023】なお、図中48は麺類容器10の第1容器体36の上部外周縁に設けられた把手、50はセイロウ32と麺類容器10の第1容器体36との接触部位を密封させて加熱効率を向上させるための装着リング、52はカウンター、54は白粥等の粥を示す。 【0024】本発明に係る麺類容器10を使用して回転飲食台上で麺類を提供する方法を以下に詳述する。 【0025】まず、ヒーター26が内装されたプレート20上に、水あるいは湯Wを充填させた保水容器28を載置させ、この保水容器28上にセイロウ32を載置させる。 【0026】次に、第1容器体36に適温に加熱されたスープ34が入れられ、第2容器体42に半ゆで状態の麺38が入れられ、第3容器体46に具、薬味44が入れられ、各容器体36、42、46が積み重ねられてなる麺類容器10を、前記セイロウ32上に載置させる。 【0027】その後、プレート20に内装されたヒーター26の加熱により、保水容器28内の水あるいは湯Wを蒸気として発散させ、この蒸気により麺類容器10内のスープ34を保温し、具、薬味44をスープ34および麺38と分離し、新鮮な状態とすると共に、麺38においては直接蒸気により保湿、保温するのではなく、第1容器体36内のスープ34から発散される湯気により第2容器体42の小孔40を介して少しずつ保湿しながら保温すると共に、第3容器体46により第2容器体42上を被覆させて水分蒸発(乾燥)を防止してあるため、麺38は延びることなく、新鮮さが維持された状態となる。 【0028】このように、回転飲食台上で、新鮮な状態で麺類を、麺類容器10を介して巡回搬送させることにより、客に順次提供する。 【0029】客は回転飲食台上から麺類を収納させた麺類容器10を、第1容器体36の把手48を把持し、第1容器体36を第2容器体42および第3容器体46と共に取り、カウンター52上に載置させ、スープ34が入れられた第1容器体36内に、第2容器体42から麺38を挿し入れ、掻き混ぜた後、第3容器体46から具、薬味44を挿し入れ、第1容器体36を器として麺類をいつでも作りたての新鮮な状態で食することができる。 【0030】本発明に係る麺類容器10の第2容器体42を省いて、図4に示すように、第1容器体36に粥54を入れ、第3容器体46に具、薬味44を入れて粥類容器11として使用し、回転飲食台上で粥類を提供する方法は、前記麺類提供方法の麺類容器10に代えて本粥類容器11を使用する以外は、麺類提供方法と同様であるため、説明は省略する。 【0031】この粥類容器11は、回転飲食台上を長時間巡回搬送させても、粥類容器11の第1容器体36内の粥54は、ヒーター26により直接加熱させるのではなく、保水容器28から発散される蒸気により保温され、第1容器体36上に具、薬味44を入れた第3容器体46が載置されているため、第1容器体36内の粥54の水分が蒸発(乾燥)することがなく、焦げつかず、新鮮さを維持した状態で提供され、客は粥類をいつでも新鮮な状態で食することができる。 【0032】なお、麺類容器10は、第1容器体36、第2容器体42および第3容器体46から構成されているが、具、薬味44を入れた第3容器体46を省略することは自明のことである。 【0033】また、図1に示すセイロウ32を複数段積み重ね、各セイロウ32内に、シュウマイ、ちまき等の飲茶、天心等の飲食物を入れ、麺類、粥類と同時に提供することができる。 【0034】また、保温機構であるヒーター26および電源の構成は本例に限定されることはない。 【0035】また、麺類容器10および粥類容器11は保水容器28上にセイロウ32を介して載置してあるが、セイロウ32を省略し、保水容器28上に直接載置させることは自明のことである。 【0036】また、麺類容器10の第2容器体42には、底部に小孔40が穿孔されたものであるが、小孔40を省略しても、第2容器体42内の麺38を加湿できなくなるが、第3容器体46を載置させることにより、麺38の水分蒸発を防止できる。 【0037】 【発明の効果】本発明に係る回転飲食台における麺類、粥類提供方法、装置および麺類容器によれば、ヒーターの加熱により、保水容器内の水あるいは湯を蒸気として発散させ、この蒸気により麺類容器のスープおよび麺を保温するため、麺は延びることなく、新鮮さが維持された状態となり、回転飲食台上を長時間巡回搬送させることが可能となるばかりか、客はいつでも作りたての新鮮な状態で麺類を食することができる。 【0038】また、麺類容器の第2容器体を省略し、第1容器体に粥を入れ、具、薬味を入れて第3容器体を、第1容器体上に載置させ、粥類容器として使用し、回転飲食台上で粥類を提供することにより、粥類容器内の粥は、ヒーターにより直接加熱させるのではなく、保水容器から発散される蒸気により保温され、粥を入れた第1容器体上に具、薬味を入れた第3容器体が載置されているため、第1容器体内の粥の水分が蒸発(乾燥)することがなく、焦げつかず、新鮮さを維持した状態で提供され、客は粥類をいつでも新鮮な状態で食することができる。 【0039】また、麺類容器あるいは粥類容器を直接ヒーターで加熱しないため、各容器が過剰に加熱されることがなく、極めて安全に取扱うことができる。 【0040】また、麺類容器において、第2容器体上を、具、薬味を入れた第3容器体を載置させて被覆することにより、具、薬味をスープ、麺と分離し、具、薬味はふやけず、新鮮な状態とすると共に、第2容器体内の麺の水分蒸発(乾燥)を防止することができ、麺は延びることなく、新鮮さが維持された状態となる。 【0041】また、第2容器体に小孔が穿孔された麺類容器によれば、第1容器体内のスープから発散される湯気により第2容器体の小孔を介して少しずつ保湿しながら保温することができ、麺をより新鮮に提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000228475 【氏名又は名称】日本クレセント株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小川 宏嗣
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| 【公開番号】 |
特開平11−155715 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月15日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−347219 |
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