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【発明の名称】 収納装置
【発明者】 【氏名】竹内 泰子

【要約】 【課題】収納物の取扱い操作の作業性が良く、収納物の管理がし易い収納装置を得る。

【解決手段】複数のハンガー受け具11を走行自在にレール10に支持し、複数のハンガー受け具11を各々2個以上の群に分け、各群のハンガー受け具11を連結する。レール10はループ状に形成されている。各群のハンガー受け具11は解除自在に連結されている。連動して走行するように連結された各群のハンガー受け具11および/またはハンガー受け具11の連結体17,18が、各群毎に異なる色に着色されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のハンガー受け具を走行自在にレールに支持する収納装置において、前記複数のハンガー受け具を各々2個以上の群に分け、各群のハンガー受け具を連結したことを特徴とする収納装置。
【請求項2】 複数のハンガー受け具を走行自在に支持するレールが、ループ状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の収納装置。
【請求項3】 各群のハンガー受け具が解除自在に連結されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の収納装置。
【請求項4】 連動して走行するように連結された各群のハンガー受け具および/またはハンガー受け具の連結体を、各群毎に異なる色に着色したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の収納装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば洋服等を略水平に移動できるように収納する収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実公平7−15461号公報に開示されたような、水平のレールに沿って洋服等を送りながら収納する収納装置が提案されている。レールには複数のハンガー受け具が走行自在に取付けられており、単体で別々にレールに沿って走行し、洋服等を収納できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の収納装置では、ハンガー受け具が単体で走行するため、ハンガー受け具どうしがぶつかってスムースに走行せず、途中で引っ掛かり動かなくなることがあり、収納物の取扱い操作の作業性が悪かった。また、ハンガー受け具を1つずつ動かさなければならず、洋服の出し入れ等、収納物の取扱い操作の作業性が悪く、管理面でも不便であった。
【0004】この発明の目的は、収納物の取扱い操作の作業性が良く、収納物の管理がし易い収納装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の収納装置は、複数のハンガー受け具を走行自在にレールに支持し、複数のハンガー受け具を各々2個以上の群に分け、各群のハンガー受け具を連結したことを特徴とするものである。請求項1記載の収納装置によると、ハンガー受け具が群毎に走行するため、収納物の取扱い操作の作業性がよい。また、ハンガー受け具が群毎に走行移動するため、単体で移動させる際に生じ易い引っ掛かりが解消する。さらに、群毎に収納物を管理し易くなる。
【0006】請求項2記載の収納装置は、請求項1において、複数のハンガー受け具を走行自在に支持するレールが、ループ状に形成されていることを特徴とするものである。請求項2記載の収納装置によると、請求項1の作用に加え、群毎の収納物の管理において、季節等により使用しない収納物を背後に移動させ、常に出し入れする収納物を手前に移動させることができる。
【0007】請求項3記載の収納装置は、請求項1または請求項2において、各群のハンガー受け具が解除自在に連結されたことを特徴とするものである。請求項3記載の収納装置によると、請求項1または請求項2の作用に加え、各群の管理対象数の増減に応じ、ハンガー受け具の群の編成を任意に変更できる。請求項4記載の収納装置は、請求項1または請求項2において、連動して走行するように連結された各群のハンガー受け具および/またはハンガー受け具の連結体を、各群毎に異なる色に着色したことを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の収納装置によると、請求項1または請求項2の作用に加え、ハンガー受け具および/またはハンガー受け具の連結体の色の判別により、各群の種別を容易に認識できる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は収納装置の使用状態を示す部分斜視図である。図1において、10は例えばアルミニウムの押出成形にて形成されたループ状のレールであり天井等に設置される。11はレール10に沿って走行自在に取付けたハンガー受け具であり、収納物12のハンガー22を引っ掛ける。
【0010】図2はレール10の断面図を示している。13はレール10に沿って走行する走行部であり、ハンガー受け具11の上端のリング19を引っ掛ける引っ掛け部21と、横軸回りに回転する縦ころ14と、縦軸回りに回転する水平ころ15を有している。なお、16はレール10に一体成形した振れ止め片である。水平ころ15がレール10と振れ止め片16で挟まれて左右の振れ止めがなされ、縦ころ14がレール10上を移動する。
【0011】図3はハンガー受け具11の連結構造を示す斜視図である。ハンガー受け具11は樹脂成形された三角形状をしており、上端にリング19を有している。17は樹脂成形された溝形の下連結体であり、並設した複数のハンガー受け具11の下辺11aを圧入し、ハンガー受け具11どうしを連結する。また、18は樹脂成形された板状の上連結体であり、両端に一対の嵌入凹部20,20を有しており、各嵌入凹部20にハンガー受け具11のリング19の基部を引っ掛けることで、隣接するハンガー受け具11どうしを連結する。
【0012】図4は収納装置を見上げた概略図であり、例えば3個のハンガー受け具11を連結する下連結体17aや、4個のハンガー受け具11を連結する下連結体17bを準備しておいて使い分けることができる。もちろん下連結体17は、2個のハンガー受け具11や5個以上のハンガー受け具11に対応したものでもよい。また、上連結体18は下連結体17で連結したハンガー受け具11の群どうしを連結する必要がある場合に適宜使用すればよく、下連結体17のみで連結しただけであっても構わないし、逆に単体のハンガー受け具11どうしを上連結体18のみで連結して使用することもできる。このように各種バリエーションによって使いわけることができる。ちなみに、図4中の群Aは3個のハンガー受け具11を下連結体17aにて連結したもの、群Bは4個のハンガー受け具11を下連結体17bにて連結したもの、群Cは群Aと群Bを上連結体18にて連結した7個のハンガー受け具11からなるものである。
【0013】さらに、図4において、各群A,B,C毎にハンガー受け具11,下連結体17,上連結体18の色を統一してあり、収納物がいずれの群に属しているかが容易に識別できるようになっている。なお、ハンガー受け具11の色のみを統一したものや、下連結体17と上連結体18の色のみを統一したものであってもよい。もちろんこのような色の統一を一切施さなくてもよい。
【0014】このように構成された収納装置によると、ハンガー受け具11が群毎に走行するため、収納物12の取扱い操作の作業性がよい。また、ハンガー受け具11が群毎に走行移動するため、単体で移動させる際に生じ易い引っ掛かりが解消し、取扱いに優れる。また、群毎に収納物12を管理し易くなり、便利に使用できる。
【0015】また、群毎の収納物12の管理において、季節等により使用しない収納物12を背後に移動させ、常に出し入れする収納物12を手前に移動させることにより、収納スペースを有効に活用しながら作業できる。また、連結体17,18が容易に着脱できるので、各群の管理対象数の増減に応じ、ハンガー受け具11の群の編成を任意に変更でき、使い勝手が良い。
【0016】さらに、群毎に色分けすることで、ハンガー受け具11および/またはハンガー受け具11の連結体17,18の色の判別により、各群の種別を容易に認識でき、収納物12の取扱い操作の作業やその管理の作業が容易に行える。なお、レール10はループ状でなくてもよい。また、ハンガー受け具11の連結は下連結体17や上連結体18のような簡単に着脱できるものに限らず、例えば固着具等で連結してもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の収納装置によると、ハンガー受け具が群毎に走行するため、収納物の取扱い操作の作業性がよい。また、ハンガー受け具が群毎に走行移動するため、単体で移動させる際に生じ易い引っ掛かりが解消する。さらに、群毎に収納物を管理し易くなり、便利に使用できる。
【0018】請求項2記載の収納装置によると、請求項1の効果に加え、群毎の収納物の管理において、季節等により使用しない収納物を背後に移動させ、常に出し入れする収納物を手前に移動させることにより、収納スペースを有効に活用しながら作業できる。請求項3記載の収納装置によると、請求項1または請求項2の効果に加え、連結体を容易に着脱できるので、各群の管理対象数の増減に応じ、ハンガー受け具の群の編成を任意に変更できる。
【0019】請求項4記載の収納装置によると、請求項1または請求項2の効果に加え、ハンガー受け具および/またはハンガー受け具の連結体の色の判別により、各群の種別を容易に認識でき、収納物の取扱い操作の作業やその管理の作業が容易に行える。
【出願人】 【識別番号】000004673
【氏名又は名称】ナショナル住宅産業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月18日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
【公開番号】 特開平11−146827
【公開日】 平成11年(1999)6月2日
【出願番号】 特願平9−317062