| 【発明の名称】 |
貼着フック |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 穰
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| 【要約】 |
【課題】製造時にループ状のフック片を形成していない物品にストラップ等の吊下具を直接取り付けたり、壁面等の任意の箇所に紐等の索条を通すために用いられる貼着フックを提供すること。
【解決手段】裏面に粘着層2を形成することにより貼着可能とした基台1に、ループ状のフック片3を一体に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 裏面に粘着層を形成することにより貼着可能とした基台に、ループ状のフック片を一体に形成したことを特徴とする貼着フック。 【請求項2】 基台を、柔軟性を有するととともに、切除可能な厚さの樹脂で形成したことを特徴とする請求項1記載の貼着フック。 【請求項3】 フック片の両端に個別に基台を配したことを特徴とする請求項1又は2記載の貼着フック。 【請求項4】 フック片を、柔軟性を有する樹脂で形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の貼着フック。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、貼着フックに関し、特に、物品にストラップ等の吊下具を取り付けたり、壁面等に紐等の索条を通すために用いられる貼着フックに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、物品をストラップにて吊り下げるようにするには、物品の製造時に直接ループ状のフック片を一体に形成するか、物品をストラップを有するケースに入れる方法に依っていた。このため、製造時にループ状のフック片を形成していない物品には、ストラップ等の吊下具を直接取り付けることができないという問題点があった。 【0003】また、壁面等に物品を吊り下げるために用いるフックのうち紐等の索条を通すためには、ループ状のフック片を備えたネジを用いるようにしていた。このため、紐等の索条を通すために用いるフックを取り付けることができる箇所が限定されるという問題点があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造時にループ状のフック片を形成していない物品にストラップ等の吊下具を直接取り付けたり、壁面等の任意の箇所に紐等の索条を通すために用いられる貼着フックを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の貼着フックは、裏面に粘着層を形成することにより貼着可能とした基台に、ループ状のフック片を一体に形成したことを特徴とする。 【0006】この貼着フックは、粘着層を形成することにより貼着可能とした基台に、ループ状のフック片を一体に形成しているため、製造時にループ状のフック片を形成していない物品に、この貼着フックを貼着することにより、貼着フックを介してストラップ等の吊下具を直接取り付けることができる。また、壁面等の任意の箇所に、この貼着フックを貼着することにより、貼着フックを介して紐等の索条を通すことができる。 【0007】この場合において、基台を、柔軟性を有するととともに、切除可能な厚さの樹脂で形成することができる。 【0008】これにより、貼着フックを貼着しようとする箇所に障害物がある等で基台の全体を貼着できない場合には、基台の一部分を鋏、カッターナイフ等で切除することにより、貼着フックを貼着することができる。また、貼着フックを貼着しようとする箇所が曲面や球面の場合にも、同様に、必要に応じて、基台の一部分を鋏、カッターナイフ等で切除することにより、貼着フックを浮き上がることなく確実に貼着することができる。 【0009】また、フック片の両端に個別に基台を配することができる。 【0010】これにより、貼着フックを物品等の任意の2面に貼着することができ、貼着強度を向上することができる。 【0011】また、フック片を、柔軟性を有する樹脂で形成することができる。 【0012】これにより、ループ状のフック片を容易に変形することができ、特に、フック片の両端に個別に基台を配するようにした場合には、貼着フックを貼着することができる箇所を任意に設定することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の貼着フックの実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0014】図1に、本発明の貼着フックの第1実施例を示す。この貼着フックは、裏面に粘着剤、両面接着テープなどの粘着層2(本明細書において、単に、「粘着層」という。)を形成することにより貼着可能とした樹脂製の基台1に、ループ状のフック部30を構成するフック片3を一体に形成したものである。 【0015】この場合において、基台1及びフック片3の大きさ及び形状並びに粘着層2の接着強度等は、対象とする物品Wの重量や形状などに合わせて設定することができる。また、基台1のフック片3の材質は、任意の樹脂製又は金属製とすることができるが、後述のように、特殊な用途の場合には、ポリウレタンエラストマー、ポリオレフィンエラストマー、ポリスチレンエラストマー、ポリエステルエラストマーなどの柔軟性を有する熱可塑性エラストマーで構成することもできる。 【0016】この貼着フックは、粘着層2を形成することにより貼着可能とした基台1に、ループ状のフック片3を一体に形成しているため、例えば、図2に示すように、製造時にループ状のフック片を形成していないカメラ、ホッチキス、電卓、物差し、携帯用音響機器等の物品Wに、この貼着フックの粘着層2の表面に貼着している離型紙(図示せず)を剥がし、粘着層2を露出させて貼着することにより、貼着フックを介してストラップ、キーホルダ等の吊下具4を直接取り付けることができる。また、壁面等の任意の箇所に、この貼着フックを貼着することにより、フック片3のフック部30を介して紐等の索条を通すことができる。 【0017】図3に、本発明の貼着フックの第2実施例を示す。この貼着フックは、フック片3にかかる大きな荷重を支持するために基台1とフック片3間に補強リブ31を設けたものである。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、その使用方法を含め、上記第1実施例の貼着フックと同様であり、例えば、図4に示すように、物品Wに、この貼着フックを貼着することにより、貼着フックを介してストラップ、キーホルダ等の吊下具4を直接取り付けることができる。 【0018】図5に、本発明の貼着フックの第3実施例を示す。この貼着フックは、フック片3にかかる大きな荷重を支持するために基台1とフック片3間に補強リブ31を設けるとともに、基台1に突縁11を突設して略L字形状に形成したものである。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、その使用方法を含め、上記第1実施例の貼着フックと同様であり、例えば、図6に示すように、物品Wに、この貼着フックを貼着することにより、貼着フックを介してストラップ、キーホルダ等の吊下具4を直接取り付けることができる。 【0019】図7に、本発明の貼着フックの第4実施例を示す。この貼着フックは、フック片3にかかる大きな荷重を支持するために、基台1とフック片3間に補強リブ31を設けるとともに、基台1を2つに分割し、フック片3の両端に個別に基台1,1を、両基台1,1が90°をなすように配したものである。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、上記第1実施例の貼着フックと同様である。 【0020】この貼着フックは、例えば、図8に示すように、物品Wの角部に亘って貼着することにより、ループ状のフック部30を構成するようにするとともに、大きな貼着強度を得ることができるようにしたものである。 【0021】図9に、本発明の貼着フックの第5実施例を示す。この貼着フックは、フック片3にかかる大きな荷重を支持するために、基台1を2つに分割し、フック片3の両端に個別に基台1,1を配するとともに、フック片3を柔軟性を有する樹脂で形成したものである。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、上記第1実施例の貼着フックと同様である。 【0022】この貼着フックは、例えば、図10に示すように、物品Wの平行な2面に亘って貼着することにより、ループ状のフック部30を構成するようにするとともに、大きな貼着強度を得ることができるようにしたものである。 【0023】また、この貼着フックは、図11に示す変形例のように、物品Wの平行な2面の角部に亘って貼着することもでき、この場合は、基台1を三角形に形成することができる。 【0024】また、この貼着フックのフック片3の大きさは、任意に設定することができ、図9〜図11に示す実施例のように、フック片3を長く形成して大きなループ状のフック部30を構成するようにしたり、図12に示す変形例のように、フック片3を短く形成して小さなループ状のフック部30を構成するようにすることができる。 【0025】図13に、本発明の貼着フックの第6実施例を示す。この貼着フックは、基台1を柔軟性を有する樹脂で形成したものである。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、上記第1実施例の貼着フックと同様である。 【0026】この貼着フックは、例えば、図14に示すように、物品Wの曲面部に沿って貼着フックを浮き上がることなく確実に貼着することができるようにしたものである。 【0027】図15に、本発明の貼着フックの第7実施例を示す。この貼着フックは、基台1を柔軟性を有するととともに、切除可能な厚さ、例えば、0.1mm〜2mm程度の樹脂で形成し、さらに、フック片3にループ状のフック部30に加えて、鉤状のフック部32を備えたものである。この場合、フック片3のループ状のフック部(開口部)30は、基台1の表面にまで達するようにし、これにより、基台1の柔軟性を向上することができる。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、上記第1実施例の貼着フックと同様である。 【0028】この貼着フックは、例えば、図16(A)及び図16(B)に示すように、物品Wの曲面部に沿って貼着フックを浮き上がることなく確実に貼着したり、図16(C)に示すように、貼着フックを貼着しようとする箇所に障害物がある等で基台1の全体を貼着できない場合には、基台1の一部分を鋏、カッターナイフ等で切除することにより、貼着フックを貼着することができるようにしたものである。また、貼着フックを貼着しようとする箇所が球面の場合には、図17に示すように、基台1の一部分を鋏、カッターナイフ等で切除することにより、貼着フックを浮き上がることなく確実に貼着することができるようにしたものである。 【0029】図18に、本発明の貼着フックの第8実施例を示す。この貼着フックは、フック片3を柔軟性を有する樹脂で構成し、かつ、ストラップ、キーホルダ等の吊下具4をループ状のフック部30に取り付ける際に、フック片3を押し開くことができるように、フック片3に切除部33を形成したものである。なお、本実施例の貼着フックのその他の構成は、上記第1実施例の貼着フックと同様である。 【0030】 【発明の効果】本発明の貼着フックによれば、粘着層を形成することにより貼着可能とした基台に、ループ状のフック片を一体に形成しているため、製造時にループ状のフック片を形成していない物品に、この貼着フックを貼着することにより、貼着フックを介してストラップ等の吊下具を直接取り付けることができる。また、壁面等の任意の箇所に、この貼着フックを貼着することにより、貼着フックを介して紐等の索条を通すことができる。 【0031】また、基台を、柔軟性を有するととともに、切除可能な厚さの樹脂で形成することにより、貼着フックを貼着しようとする箇所に障害物がある等で基台の全体を貼着できない場合には、基台の一部分を鋏、カッターナイフ等で切除することにより、貼着フックを貼着することができる。また、貼着フックを貼着しようとする箇所が曲面や球面の場合にも、同様に、必要に応じて、基台の一部分を鋏、カッターナイフ等で切除することにより、貼着フックを浮き上がることなく確実に貼着することができる。 【0032】また、フック片の両端に個別に基台を配することにより、貼着フックを物品等の任意の2面に貼着することができ、貼着強度を向上することができる。 【0033】また、フック片を、柔軟性を有する樹脂で形成することにより、ループ状のフック片を容易に変形することができ、特に、フック片の両端に個別に基台を配するようにした場合には、貼着フックを貼着することができる箇所を任意に設定することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397054587 【氏名又は名称】田中 穰
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月29日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】森 治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−128055 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−314421 |
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