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【発明の名称】 折畳み式ハンガー及び折畳み式ハンガーに於けるロック装置
【発明者】 【氏名】折谷 元征

【要約】 【課題】折畳み式ハンガーを容易に且つ確実に折畳みでき、衣類を容易に掛けたり、衣類から容易に取外しでき、構成簡素で、堅牢で、低廉で、耐久性に優れ、業務用、一般家庭用として利用でき、手指による挾持操作の負担を低減でき、操作性に優れ、取扱い易い折畳み式ハンガーを提供する。

【解決手段】連結杆体1と、連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支する左右折曲杆10と、揺動中心部Bで揺動し、下端部を左右折曲杆10に夫々枢支する左右操作部材15と、左右操作部材15の下端部相互が離れる向きに弾発力を付勢する弾発バネ材20と、係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、左右操作部材15を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動するよう構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 連結杆体と、この連結杆体の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆と、上部の揺動中心部を中心として揺動すると共に、その下端部が左右折曲杆に夫々枢支される左右操作部材と、左右操作部材に装着されると共に、左右操作部材の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材と、左右操作部材、或いは、連結杆体に設けられる係止フックとを備え、弾発バネ材の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに左右操作部材を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆が夫々下方がわに揺動するよう構成したことを特徴とする折畳み式ハンガー。
【請求項2】 連結杆体と、この連結杆体の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆と、上部の揺動中心部を中心として揺動すると共に、その下端部が左右折曲杆に夫々枢支される左右操作部材と、左右操作部材に装着されると共に、左右操作部材の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材と、左右操作部材、或いは、連結杆体に設けられる係止フックとを備え、弾発バネ材の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに左右操作部材を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆が夫々下方がわに揺動するよう構成し、連結杆体左右に係合固定軸を夫々固着し、或いは、係合軸孔を夫々設け、左右折曲杆に係合軸孔を夫々設け、或いは、係合固定軸を夫々固着し、係合固定軸と係合軸孔は、弾発バネ材の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆の揺動を阻止できるよう構成したことを特徴とする折畳み式ハンガー。
【請求項3】 連結杆体にストッパーを設けて、左右折曲杆が夫々上方がわに揺動するのを規制できるよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み式ハンガー。
【請求項4】 左右折曲杆の先端部に略鉛直下方に向って延びるガイド部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の折畳み式ハンガー。
【請求項5】 連結杆体と、この連結杆体の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆に弾発力を常時付勢する弾発バネ材とを備え、弾発バネ材の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーに於いて、連結杆体左右に係合固定軸を夫々固着し、或いは、係合軸孔を夫々設け、左右折曲杆に係合軸孔を夫々設け、或いは、係合固定軸を夫々固着し、係合固定軸と係合軸孔は、弾発バネ材の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆の揺動を阻止できるよう構成したことを特徴とする折畳み式ハンガーに於けるロック装置。
【請求項6】 連結杆体と、この連結杆体の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆に弾発力を常時付勢する弾発バネ材とを備え、弾発バネ材の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーに於いて、連結杆体左右にロック用突部を有する係合固定軸を夫々固着し、左右折曲杆の基端部分にロック用凹部を有する係合軸孔を夫々設け、ロック用凹部とロック用突部は、弾発バネ材の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆の揺動を阻止できるよう構成したことを特徴とする折畳み式ハンガーに於けるロック装置。
【請求項7】 連結杆体と、この連結杆体の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆に弾発力を常時付勢する弾発バネ材とを備え、弾発バネ材の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーに於いて、左右折曲杆の基端部分にロック用突部を有する係合固定軸を夫々固着し、連結杆体左右にロック用凹部を有する係合軸孔を夫々設け、ロック用凹部とロック用突部は、弾発バネ材の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆の揺動を阻止できるよう構成したことを特徴とする折畳み式ハンガーに於けるロック装置。
【請求項8】 揺動自在に軸支される左右折曲杆と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう折曲杆に弾発力を常時付勢する弾発バネ材とを備え、弾発バネ材の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーに於いて、左右折曲杆の一方に係合固定軸を固着し、左右折曲杆の他方に係合軸孔を設け、係合固定軸と係合軸孔は、弾発バネ材の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆の揺動を阻止できるよう構成したことを特徴とする折畳み式ハンガーに於けるロック装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング店や、縫製工場や、各種衣類の販売店等で業務用として、或いは、一般家庭用として使用でき、また、衣類を容易に掛けたり、衣類から容易に取外したりできる使い勝手の優れた折畳み式ハンガーと、この折畳み式ハンガーに最適なロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折畳み式ハンガーとしては、例えば、実用新案登録第3002633号のハンガーが提案されている。これは、回動自在に接続されてなる左衣類掛止竿と右衣類掛止竿よりなる衣類掛止竿、略逆V字状の弾性材よりなり両端を前記左衣類掛止竿と右衣類掛止竿に接続し左衣類掛止竿と右衣類掛止竿とを拡開する方向に付勢してなる衣類掛止竿開閉部材、該衣類掛止竿開閉部材上方に連設されてなるフック部材とからなり、前記衣類掛止竿開閉部材を挾持付勢することにより前記左衣類掛止竿と右衣類掛止竿とが閉脚状態となるように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き折畳み式ハンガーにあっては、略逆V字状の弾性材の弾発力によって、左衣類掛止竿と右衣類掛止竿が開いた状態を維持できるように構成されているため、例えば、コート等の比較的重量のある衣類を折畳み式ハンガーに掛けた場合、衣類の重量が弾性材の弾発力を越えて、ハンガーの左衣類掛止竿と右衣類掛止竿が閉じるように揺動してしまい、ハンガーから衣類が脱落したり、或いは、左衣類掛止竿と右衣類掛止竿の開き角度が小さくなった儘となり、掛止されている衣類に皺が寄ってしまう等の難点があった。また、これらを防止するために、弾性材の弾発力を強めてしまうと、ハンガーの折畳み操作にかなりの握力等が必要となり、操作性が著しく損なわれる難点があった。更に、衣類掛止竿は、一つの回動軸を介して左衣類掛止竿と右衣類掛止竿を回動自在に接続したものであるため、衣類掛止竿を折畳むべく左衣類掛止竿と右衣類掛止竿の先端相互が接近するような閉脚状態とするのに、衣類掛止竿開閉部材を挾持して、衣類掛止竿開閉部材の先端相互が接近するようになるまでかなり弾性変形せしめなければならない難点があった。加えて、左衣類掛止竿と右衣類掛止竿を衣類掛止竿開閉部材で支えるような構成となっているため、衣類掛止竿開閉部材自体の強度や剛性をある程度高める必要があり、そのため、操作性を若干犠牲にしなければならない難点等もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述の如き難点等を解消すると共に、構成簡素で、堅牢で、使い勝手の優れた折畳み式ハンガーとこの折畳み式ハンガーに最適なロック装置を提供すべく創出されたもので、請求項1記載の折畳み式ハンガーSは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、上部の揺動中心部Bを中心として揺動すると共に、その下端部が左右折曲杆10に夫々枢支される左右操作部材15と、左右操作部材15に装着されると共に、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20と、左右操作部材15、或いは、連結杆体1に設けられる係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに左右操作部材15を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動するよう構成する手段を採用した。
【0005】請求項2記載の折畳み式ハンガーSは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、上部の揺動中心部Bを中心として揺動すると共に、その下端部が左右折曲杆10に夫々枢支される左右操作部材15と、左右操作部材15に装着されると共に、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20と、左右操作部材15、或いは、連結杆体1に設けられる係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに左右操作部材15を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動するよう構成し、連結杆体1左右に係合固定軸3を夫々固着し、或いは、係合軸孔11を夫々設け、左右折曲杆10に係合軸孔11を夫々設け、或いは、係合固定軸3を夫々固着し、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成する手段を採用した。
【0006】請求項3記載の折畳み式ハンガーSは、連結杆体1にストッパー5を設けて、左右折曲杆10が夫々上方がわに揺動するのを規制できるよう構成する手段を採用した。
【0007】請求項4記載の折畳み式ハンガーSは、左右折曲杆10の先端部に略鉛直下方に向って延びるガイド部13を設ける手段を採用した。
【0008】請求項5記載のロック装置Aは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、連結杆体1左右に係合固定軸3を夫々固着し、或いは、係合軸孔11を夫々設け、左右折曲杆10に係合軸孔11を夫々設け、或いは、係合固定軸3を夫々固着し、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成する手段を採用した。
【0009】請求項6記載のロック装置Aは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、連結杆体1左右にロック用突部4を有する係合固定軸3を夫々固着し、左右折曲杆10の基端部分にロック用凹部12を有する係合軸孔11を夫々設け、ロック用凹部12とロック用突部4は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成する手段を採用した。
【0010】請求項7記載のロック装置Aは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、左右折曲杆10の基端部分にロック用突部4を有する係合固定軸3を夫々固着し、連結杆体1左右にロック用凹部12を有する係合軸孔11を夫々設け、ロック用凹部12とロック用突部4は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成する手段を採用した。
【0011】請求項8記載のロック装置Aは、揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、左右折曲杆10の一方に係合固定軸3を固着し、左右折曲杆10の他方に係合軸孔11を設け、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成する手段を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示例に基づいて説明する。図中Sは、クリーニング店や、縫製工場や、各種衣類の販売店等で業務用として、或いは、一般家庭用として使用でき、しかも、衣類を容易に掛けたり、衣類から容易に取外したりできる本発明の折畳み式ハンガーを示し、図1乃至図3に示す折畳み式ハンガーSは、適宜金属材料や、適宜合成樹脂材や、或いは、これらの複合材等によって構成され、比較的短く形成される連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に係合固定軸3を介して夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、軸ピン17による揺動中心部Bで相互に枢支されると共に、その下端部が軸ピン16を介して左右折曲杆10に夫々枢支される左右操作部材15と、左右操作部材15に装着されると共に、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20と、左右操作部材15のどちらか一方に連設される(或いは、連結杆体1に連設しても良い)係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに、左右操作部材15を手指による挾持操作にて揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動して、折畳み式ハンガーSが折畳み状態(図3参照)となるように構成されたものである。
【0013】尚、折畳み式ハンガーSを適宜金属材料で構成すれば、その耐久性や、強度が優れたものとなり、業務用として最適で、折畳み式ハンガーSを適宜合成樹脂材で構成すれば、その軽量化や、コストダウン等が図れるものとなり、一般家庭用として最適で、折畳み式ハンガーSをこれらの複合材等で構成すれば、これらの特長を両方備えたものとなる。
【0014】そして、図1乃至図3に示す折畳み式ハンガーSには、例えば、図4、図5に示すようなロック装置Aが設けられており、このロック装置Aは、連結杆体1左右にロック用突部4を有する係合固定軸3を夫々固着し、左右折曲杆10にロック用凹部12を有する係合軸孔11を夫々設け、ロック用凹部12とロック用突部4は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したものである。尚、ロック装置Aは、連結杆体1左右に係合軸孔11を夫々設け、左右折曲杆10に係合固定軸3を夫々固着することによって構成しても良い(図示せず)。
【0015】前記連結杆体1は、略長円板状の一対の基板2を所定間隔に配すると共に、この一対の基板2間に横架されるように一対の略丸軸状の係合固定軸3を固着して構成されており、一対の係合固定軸3の所定位置には、略矩形状(或いは、三角状、その他の形状でも良い)のロック用突部4が相互に対向するように突設されている。また、一対の基板2間に横架されるように一対のストッパー5を固着してあり、この一対のストッパー5は、左右折曲杆10が夫々上方がわに揺動するのを規制できるよう構成してある。尚、連結杆体1は、一枚の基板2で構成し、これに係合固定軸3やストッパー5を突設するような構成としても良いし、その他適宜構成を採用できるものである。
【0016】前記左右折曲杆10は、略長尺杆状を呈し、その基端部分に係合軸孔11が夫々穿設されると共に、この係合軸孔11の所定位置には、前記ロック用突部4に係脱自在に係止されるロック用凹部12が凹設されており、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態(左右折曲杆10が略水平状態、或いは、水平状態より僅か斜め下方に傾いた状態)のときに、左右折曲杆10が左右方向に夫々僅かに移動すると共に、ロック用凹部12とロック用突部4とが係合して、左右折曲杆10の揺動を確実に阻止できるよう構成されている。
【0017】更に、左右折曲杆10の先端部には、略鉛直下方に向って延びるガイド部13を設けて、例えば、シャツ類を折畳み式ハンガーSに掛けると共に、このガイド部13を利用して衣類を後ろがわに折畳み易くすることもできる(図9、図10参照)。
【0018】前記左右操作部材15は、例えば、略く字状(或いは、その他の形状)を呈し、例えば、リベット状の軸ピン17によって構成される揺動中心部Bを支点として下端部が左右方向に揺動するよう揺動自在に枢支されており、その下端部が、例えば、リベット状の軸ピン16によって左右折曲杆10の所定位置(例えば、連結杆体1に比較的接近した位置)に夫々枢支されている。更に、軸ピン16の位置は、一対の係合固定軸3の水平位置より僅かでも下方に配置されるように設定してあり、左右操作部材15を挾持操作したときに、左右折曲杆10が下向きにスムーズに揺動するよう配慮してある。尚、左右操作部材15は、合成樹脂材で構成するような場合に、一体的に構成し、揺動中心部Bをヒンジ等で構成しても良い。
【0019】前記弾発バネ材20は、適宜バネ材等によって、例えば、略M字状(或いは、略山形状、略O形状、その他形状)に形成され、その下端部が、左右操作部材15の所定位置に設けたバネ材取付孔18に装着されて、操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢できるよう構成してある。尚、弾発バネ材20の操作部材15への装着は、例えば、操作部材15に係止溝部を構成し、この係止溝部に弾発バネ材20をが嵌脱自在に強制嵌合できるように構成したものであっても良い(図示せず)。また、弾発バネ材20を合成樹脂材で構成するような場合、左右操作部材15と一体的に構成するようにして、構成の簡素化等が図れるようにしても良い(図8参照)。
【0020】前記係止フック25は、例えば、略鈎状を呈し、左右操作部材15のどちらか一方に一体的に連設したものでしたものでも良いし(図1乃至図3参照)、或いは、軸ピン17を介して操作部材15に揺動自在に装着したり(図示せず)、或いは、連結杆体1に固着したり(図示せず)、或いは、連結杆体1に揺動自在(或いは、揺動不能)に装着したり(図示せず)することも構わない。
【0021】ところで、図6及び図7は、他のロック装置Aを例示するもので、これは、連結杆体1左右に係合軸孔11を夫々設け(或いは、係合固定軸3を夫々固着し)、左右折曲杆10に係合固定軸3を夫々固着し(或いは、係合軸孔11を夫々設け)、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したものである。すなわち、係合固定軸3を略矩形状に形成し、係合軸孔11には、係合固定軸3が回転可能な円孔部分と、係合固定軸3が係合可能な矩形孔部分とを設け、係合固定軸3全体(或いは、一部)がロック用突部4となって、矩形孔部分(ロック用凹部12)に入り込むことによって係合され、その揺動が阻止されるよう構成されている。尚、係合固定軸3や係合軸孔11の具体的な形状は、図示例に限定されるものではない。
【0022】また、図9及び図10に示す折畳み式ハンガーSは、係合固定軸3を介して揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、軸ピン17による揺動中心部Bで相互に枢支されると共に、その下端部が軸ピン16を介して左右折曲杆10に夫々枢支される左右操作部材15と、左右操作部材15に装着されると共に、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20と、軸ピン17を介して揺動自在に左右操作部材15に装着される(或いは、左右操作部材15のどちらか一方に連設しても良い)係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに、左右操作部材15を手指による挾持操作にて揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動して、折畳み式ハンガーSが折畳み状態となるように構成されたものである。
【0023】そして、この折畳み式ハンガーSには、図11、図12に示すようなロック装置Aが設けられており、このロック装置Aは、左右折曲杆10の一方にロック用突部4を有する係合固定軸3を固着し、左右折曲杆10の他方にロック用凹部12を有する係合軸孔11を設け、ロック用凹部12とロック用突部4は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成してある。尚、このロック装置Aは、図6、図7に示すような構成のものを採用しても良い。
【0024】ところで、折畳み式ハンガーSの具体的構成、形状、寸法、材質、ロック装置Aの具体的構成、形状、寸法、揺動中心部Bの具体的構成、形状、寸法、連結杆体1の具体的構成、形状、寸法、材質、基板2の具体的形状、寸法、材質、数、係合固定軸3の具体的構成、形状、寸法、材質、ロック用突部4の具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、ストッパー5の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、折曲杆10の具体的構成、形状、寸法、材質、係合軸孔11の具体的構成、形状、寸法、配設位置、ロック用凹部12の具体的構成、形状、寸法、配設位置、数、ガイド部13の具体的構成、形状、寸法、操作部材15の具体的構成、形状、寸法、材質、軸ピン16の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、軸ピン17の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、バネ材取付孔18の具体的構成、形状、寸法、配設位置、弾発バネ材20の具体的構成、形状、寸法、材質、数、係止フック25の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定できるものである。
【0025】
【発明の効果】従って、請求項1記載の折畳み式ハンガーSは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、上部の揺動中心部Bを中心として揺動すると共に、その下端部が左右折曲杆10に夫々枢支される左右操作部材15と、左右操作部材15に装着されると共に、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20と、左右操作部材15、或いは、連結杆体1に設けられる係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに左右操作部材15を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動するよう構成したので、左右操作部材15を弾発バネ材20の弾発力に抗して手指で握るようにするだけで、折畳み式ハンガーSを容易に且つ確実に折畳みでき、衣類を折畳み式ハンガーSに容易に掛けたり、衣類から折畳み式ハンガーSを容易に取外したりできるようになる。すなわち、小さな襟首の衣類等であっても、衣類を損傷することなく、スムーズに衣類に掛けたり、取外したりできるものとなる。しかも、構成簡素で、堅牢で、比較的低廉に提供できるようになる。
【0026】また、左右折曲杆10は、連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支され、しかも、揺動中心部Bで揺動する左右折曲杆10の下端部が左右折曲杆10に夫々枢支されているので、折畳み式ハンガーS自体の強度及び剛性が高められ、耐久性の優れたものとなり、クリーニング店や、縫製工場や、各種衣類の販売店等で業務用として利用するのに最適であるのは勿論のこと、一般家庭用として利用するのにも最適な折畳み式ハンガーSとなる。加えて、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20を、左右操作部材15に装着してあるので、弾発バネ材20自体の強度や剛性を高める必要がなく、比較的僅かな力で操作できるようになり、操作性を犠牲にする虞れのないものとなる。
【0027】特に、連結杆体1の左右端部に左右折曲杆10を夫々揺動自在に軸支し、揺動中心部Bを中心として揺動する左右操作部材15の下端部を左右折曲杆10に夫々枢支してあるので、折畳み式ハンガーSの折畳み状態を得るのに、左右操作部材15を揺動せしめるときの揺動量が少なく済むようになり、手指による挾持操作の負担を低減でき、操作性のより優れた、取扱い易い折畳み式ハンガーSとなる。
【0028】請求項2記載の折畳み式ハンガーSは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、上部の揺動中心部Bを中心として揺動すると共に、その下端部が左右折曲杆10に夫々枢支される左右操作部材15と、左右操作部材15に装着されると共に、左右操作部材15の下端部が相互に離れる向きに弾発力を常時付勢する弾発バネ材20と、左右操作部材15、或いは、連結杆体1に設けられる係止フック25とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、下端部が相互に接近する向きに左右操作部材15を揺動せしめると、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が夫々下方がわに揺動するよう構成し、連結杆体1左右に係合固定軸3を夫々固着し、或いは、係合軸孔11を夫々設け、左右折曲杆10に係合軸孔11を夫々設け、或いは、係合固定軸3を夫々固着し、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したので、左右操作部材15を弾発バネ材20の弾発力に抗して手指で握るようにするだけで、折畳み式ハンガーSを容易に且つ確実に折畳みでき、衣類を折畳み式ハンガーSに容易に掛けたり、衣類から折畳み式ハンガーSを容易に取外したりできるようになる。すなわち、小さな襟首の衣類等であっても、衣類を損傷することなく、スムーズに衣類に掛けたり、取外したりできるものとなる。しかも、構成簡素で、堅牢で、比較的低廉に提供できるようになる。
【0029】また、折畳み式ハンガーS自体の強度及び剛性が高められ、耐久性の優れたものとなり、クリーニング店や、縫製工場や、各種衣類の販売店等で業務用として利用するのに最適であるのは勿論のこと、一般家庭用として利用するのにも最適な折畳み式ハンガーSとなる。更に、折畳み式ハンガーSの折畳み状態を得るのに、左右操作部材15を揺動せしめるときの揺動量が少なく済むようになり、手指による挾持操作の負担を低減でき、操作性のより優れた、取扱い易い折畳み式ハンガーSとなる。
【0030】特に、連結杆体1左右に係合固定軸3を夫々固着し、或いは、係合軸孔11を夫々設け、左右折曲杆10に係合軸孔11を夫々設け、或いは、係合固定軸3を夫々固着し、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したので、例えば、コート等の比較的重量のある衣類を折畳み式ハンガーSに掛けた場合でも、左右折曲杆10が連結杆体1に対して揺動することがなく、折畳み式ハンガーSから衣類が脱落したり、或いは、左右折曲杆10の揺動角度が変化して、掛止されている衣類に皺が寄ってしまう虞れの全く無いものとなる。しかも、弾発バネ材20の弾発力を強める必要もなく、折畳み式ハンガーSの折畳み操作を僅かな握力で行え、誰でも軽快に操作できる折畳み式ハンガーSとなる。
【0031】請求項3記載の折畳み式ハンガーSは、連結杆体1にストッパー5を設けて、左右折曲杆10が夫々上方がわに揺動するのを規制できるよう構成したので、左右折曲杆10が連結杆体1に対して夫々上方がわに揺動するのを、簡単な構成で、確実に規制できるようになる。
【0032】請求項4記載の折畳み式ハンガーSは、左右折曲杆10の先端部に略鉛直下方に向って延びるガイド部13を設けたので、例えば、シャツ類を折畳み式ハンガーSに掛けた場合に、ガイド部13を利用して衣類を折畳み易くなり、使い勝手のより優れたものとなる。
【0033】請求項5記載のロック装置Aは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、連結杆体1左右に係合固定軸3を夫々固着し、或いは、係合軸孔11を夫々設け、左右折曲杆10に係合軸孔11を夫々設け、或いは、係合固定軸3を夫々固着し、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したので、例えば、コート等の比較的重量のある衣類を折畳み式ハンガーSに掛けた場合でも、左右折曲杆10が連結杆体1に対して揺動することがなく、折畳み式ハンガーSから衣類が脱落したり、或いは、左右折曲杆10の揺動角度が変化して、掛止されている衣類に皺が寄ってしまう虞れの全く無いものとなる。しかも、弾発バネ材20の弾発力を強める必要もなく、折畳み式ハンガーSの折畳み操作を僅かな握力で行え、誰でも軽快に操作でき、折畳み式ハンガーSに最適なロック装置Aとなる。特に、手指による左右操作部材15の挾持操作を解除するだけで、係合固定軸3と係合軸孔11が弾発バネ材20の弾発力によって自動的に係合するようになり、ロック装置Aが確実にロック状態となる。しかも、ロック装置A部分の強度や耐久性が増し、堅牢なものを提供できるようになる。
【0034】請求項6記載のロック装置Aは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、連結杆体1左右にロック用突部4を有する係合固定軸3を夫々固着し、左右折曲杆10の基端部分にロック用凹部12を有する係合軸孔11を夫々設け、ロック用凹部12とロック用突部4は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したので、例えば、コート等の比較的重量のある衣類を折畳み式ハンガーSに掛けた場合でも、左右折曲杆10が連結杆体1に対して揺動することがなく、折畳み式ハンガーSから衣類が脱落したり、或いは、左右折曲杆10の揺動角度が変化して、掛止されている衣類に皺が寄ってしまう虞れの全く無いものとなる。しかも、弾発バネ材20の弾発力を強める必要もなく、折畳み式ハンガーSの折畳み操作を僅かな握力で行え、誰でも軽快に操作でき、折畳み式ハンガーSに最適なロック装置Aとなる。特に、手指による左右操作部材15の挾持操作を解除するだけで、ロック用凹部12とロック用突部4が弾発バネ材20の弾発力によって自動的に係合するようになり、ロック装置Aが確実にロック状態となる。
【0035】請求項7記載のロック装置Aは、連結杆体1と、この連結杆体1の左右端部に夫々揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう左右折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、左右折曲杆10の基端部分にロック用突部4を有する係合固定軸3を夫々固着し、連結杆体1左右にロック用凹部12を有する係合軸孔11を夫々設け、ロック用凹部12とロック用突部4は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したので、例えば、コート等の比較的重量のある衣類を折畳み式ハンガーSに掛けた場合でも、左右折曲杆10が連結杆体1に対して揺動することがなく、折畳み式ハンガーSから衣類が脱落したり、或いは、左右折曲杆10の揺動角度が変化して、掛止されている衣類に皺が寄ってしまう虞れの全く無いものとなる。しかも、弾発バネ材20の弾発力を強める必要もなく、折畳み式ハンガーSの折畳み操作を僅かな握力で行え、誰でも軽快に操作でき、折畳み式ハンガーSに最適なロック装置Aとなる。特に、手指による左右操作部材15の挾持操作を解除するだけで、ロック用凹部12とロック用突部4が弾発バネ材20の弾発力によって自動的に係合するようになり、ロック装置Aが確実にロック状態となる。
【0036】請求項8記載のロック装置Aは、揺動自在に軸支される左右折曲杆10と、先端部が略左右方向に夫々移動するよう折曲杆10に弾発力を常時付勢する弾発バネ材20とを備え、弾発バネ材20の弾発力に抗して、先端部相互が接近する向きに左右折曲杆10が下方がわに揺動するよう構成した折畳み式ハンガーSに於いて、左右折曲杆10の一方に係合固定軸3を固着し、左右折曲杆10の他方に係合軸孔11を設け、係合固定軸3と係合軸孔11は、弾発バネ材20の弾発力が解放される状態のときに係合して、左右折曲杆10の揺動を阻止できるよう構成したので、例えば、コート等の比較的重量のある衣類を折畳み式ハンガーSに掛けた場合でも、左右折曲杆10相互が揺動することがなく、折畳み式ハンガーSから衣類が脱落したり、或いは、左右折曲杆10相互の揺動角度が変化して、掛止されている衣類に皺が寄ってしまう虞れの全く無いものとなる。しかも、弾発バネ材20の弾発力を強める必要もなく、折畳み式ハンガーSの折畳み操作を僅かな握力で行え、誰でも軽快に操作でき、折畳み式ハンガーSに最適なロック装置Aとなる。特に、手指による左右操作部材15の挾持操作を解除するだけで、係合固定軸3と係合軸孔11が弾発バネ材20の弾発力によって自動的に係合するようになり、ロック装置Aが確実にロック状態となる。しかも、ロック装置A部分の強度や耐久性が増し、堅牢なものを提供できるようになる。
【出願人】 【識別番号】391030446
【氏名又は名称】折谷 元征
【出願日】 平成9年(1997)10月29日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
【公開番号】 特開平11−128051
【公開日】 平成11年(1999)5月18日
【出願番号】 特願平9−312683