| 【発明の名称】 |
器 物 |
| 【発明者】 |
【氏名】村松 又太郎
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| 【要約】 |
【課題】揺れや振動などの大きい場所においても、滑りを生じることなく、安定して使用できるとともに、テーブルなどの損傷を確実に防止することができる器物を提供する。
【解決手段】本体の底部の下面に、摩擦性を有する軟質の支持突起が取り付けられている。また、支持突起は、平面的な重心が本体の重心と一致するように配置された複数のゴムボタンで構成されている |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体の底部の下面に、摩擦性を有する軟質の支持突起が取り付けられていることを特徴とする器物。 【請求項2】 前記支持突起は、平面的な重心が前記本体の重心と一致するように配置された複数のゴムボタンで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の器物。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食器や灰皿など、主としてテーブルや台などの上に置いて使用される容器や道具などの器物に関する。 【0002】 【従来の技術】図3および図4は従来、一般的に用いられている茶托を示している。この茶托11は、漆器、陶器、ガラスやプラスチックなどで作られており、中央の平坦な円形の底部12に湯呑み茶碗Hを載せるとともに、テーブルTなどの上に底部12の下面が接した状態で置かれ、使用される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような茶托11は、食堂車や飛行機などの乗物の中で用いられることがある。このため、茶托11が漆器やガラスなどで構成され、底部12の下面が比較的平滑な場合には、乗物の揺れや振動が大きいときに、茶托11がテーブルT上を滑ってしまい、安定して使用できないという欠点がある。滑りが大きい場合には、茶托11に載せた湯呑み茶碗Hが倒れて、お茶がこぼれたり、湯呑み茶碗Hが破損したりするなどの不具合が生じる。また、茶托11が陶器などで構成されていて、底部12の下面が比較的、硬くざらついているような場合には、テーブルTの表面を傷つけてしまうという不具合もある。 【0004】本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、揺れや振動などの大きい場所においても、滑りを生じることなく、安定して使用できるとともに、テーブルなどの損傷を確実に防止することができる器物を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明の器物は、本体の底部の下面に、摩擦性を有する軟質の支持突起が取り付けられていることを特徴とする。 【0006】この器物は、テーブルなどの上に、本体の底部の下面に取り付けた支持突起が接した状態で、置かれる。この支持突起は、軟質であるので、テーブルなどの表面を傷つけることがない。また、支持突起が摩擦性を有しているので、この器物を乗物内などのような揺れや振動などの大きい場所で使用する場合でも、支持突起の摩擦抵抗で器物の滑りを確実に阻止でき、したがって、安定して使用することができる。 【0007】この場合、支持突起は、平面的な重心が本体の重心と一致するように配置された複数のゴムボタンで構成されていることが好ましい。 【0008】この構成では、支持突起としての複数のゴムボタンが、それらの平面的な重心が器物の本体の重心と一致するように配置されているので、本体をテーブルなどの上にバランス良く、より安定した状態で支持することができる。また、複数のゴムボタンが本体の底部の下面に散点状に取り付けられるだけなので、支持突起が外部から目立たないとともに、材料コストも抑制できる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら、詳細に説明する。図1および図2は、本発明を適用した茶托1を示している。この茶托1は、本体2と、本体2の下面に取り付けられた複数のゴムボタン3で構成されている。本体2は、漆器などで作られており、中央の平坦な円形の底部4と、その回りの周囲部5で構成されている。 【0010】各ゴムボタン3は、摩擦性を有する軟質な材料、例えばポリウレタン樹脂で構成されている。ゴムボタン3は、半球状の形状を有し、本体2の底部4の下面に接着されており、図2に示すように、本体2の中心から等距離で且つ周方向に90度間隔で配置されている。なお、ゴムボタン3を接着するのに、市販の接着剤付きのゴムボタンを用いてもよい。 【0011】以上の構成の茶托1は、図1に示すように、底部4に湯呑み茶碗Hを載せるとともに、テーブルTなどの上に各ゴムボタン3が接した状態で置かれ、使用される。ゴムボタン3が軟質であるので、テーブルTの表面が傷つくの確実に防止することができる。また、ゴムボタン3が摩擦性を有していることにより、この茶托1を乗物内などのような揺れや振動などの大きい場所に設置されたテーブルT上で使用する場合でも、ゴムボタン3の摩擦抵抗で茶托1の滑りを確実に防止することができる。その結果、そのような場所でも茶托1を安定して使用でき、湯呑み茶碗Hの倒れなどの不具合もまったく生じない。 【0012】さらに、本実施形態では、複数のゴムボタン3の平面的な重心と茶托1の本体2の重心が一致しているので、本体2およびその上に載せた湯呑み茶碗HをテーブルT上にバランス良く、より安定した状態で支持することができる。また、4個のゴムボタン3が本体2の底部4の下面に散点状に取り付けられるだけなので、ゴムボタン3が外部から目立たないとともに、材料コストも抑制できる。 【0013】なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態は本発明を茶托に適用した例であるが、本発明は、これに限らず、他の食器や灰皿など、テーブルや台などの上に置いて使用される容器や道具などの器物一般に、広く適用できる。特に、食堂車、飛行機や船舶などの乗物内で使用されるものに適用すれば、効果的である。 【0014】また、実施形態で例示したゴムボタンや本体の材質を、本発明の趣旨に合致する他の適当な材質に変更することも、もちろん可能である。さらに、ゴムボタンの取付けを容易および確実にするために、本体の底部の下面に凹部をあらかじめ設けてもよい。また、実施形態では、本体を支持する支持突起を複数のゴムボタンで構成したが、これを他の形状、例えば円形帯状にすることもできる。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成等を適宜、変更することが可能である。 【0015】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の器物は、揺れや振動などの大きい場所においても、滑りを生じることなく、安定して使用できるとともに、テーブルなどの損傷を確実に防止することができるなどの効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001410 【氏名又は名称】株式会社河合楽器製作所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月29日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】落合 稔 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−128045 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−312782 |
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