トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 掛具カバー
【発明者】 【氏名】丹羽 優

【要約】 【課題】掛具類の装脱作業が容易で、しかも、体裁がよく、衛生上の観点から頻繁に掛具カバーを交換する必要がある病院や、ホテルなどに適した掛具カバーを提供する。

【解決手段】掛具全体に被覆される装脱自在なカバー主体が、裏カバー地2と、その上下縁に連繋される中央の主表カバー地1aと、その両側部分の下側に内側部分を重ね合わせて裏カバー地2に上下縁および外側縁が連繋される両側の副表カバー地1b、1bとよりなり、少なくとも一方の副表カバー地1bと主表カバー地1aとの重ね合わせ部分1cに奥端が無縫着のまま残された掛具出し入れ用の開口部3を形成しておく。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 掛具全体に被覆される装脱自在なカバー主体が、裏カバー地(2) と、その上下縁に連繋される中央の主表カバー地(1a)と、その両側部分の下側に内側部分を重ね合わせて裏カバー地(2) に上下縁および外側縁が連繋される両側の副表カバー地(1b)、(1b)とよりなり、少なくとも一方の副表カバー地(1b)と主表カバー地(1a)との重ね合わせ部分(1c)に奥端が無縫着のまま残された掛具出し入れ用の開口部(3) を形成してあることを特徴とする掛具カバー。
【請求項2】 中央の主表カバー地(1a)と副表カバー地(1b)との重ね合わせ部分(1c)の上部に、両者を部分的に縫着する縫着線(4a)によりポケット部(4) を形成してある請求項1に記載の掛具用カバー。
【請求項3】 開口部(3) が、一方の重ね合わせ部分(1c)にのみ形成してある請求項1または2に記載の掛具用カバー。
【請求項4】 開口部(3) が、双方の重ね合わせ部分(1c)、(1c)に形成してある請求項1または2に記載の掛具用カバー。
【請求項5】 裏カバー地(2) と両側の副表カバー地(1b)、(1b)とを外側縁において連繋している部分の上下端のいずれか一方または双方に小開口部(5) を形成してある請求項1または2または3または4に記載の掛具用カバー。
【請求項6】 中央の主表カバー地(1a)に対し、両側の副表カバー地(1b)の色彩を異ならせてある請求項1または2または3または4または5に記載の掛具用カバー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掛布団、毛布等の掛具類を全体的に包蔵する掛具カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の掛具カバーは、掛布団や毛布等の掛具類を出し入れする開口部を上下左右のいずれか一側縁に残して表カバー地と裏カバー地とを袋状に連設して、この開口部を、例えば、実開昭59−179684号公報に見られるようにファスナーヤホック等の止具をもって開閉自在とするか、開口部を狭くして掛具類がカバーから抜け出るの防止するようにしたものであった。ところが、止具をもって開閉自在としたものは、開口部の開閉作業に結構時間がかかるため掛具カバーの交換作業に手数を要し、また、開口部を狭くしたものは、掛具類の装脱が厄介でこれも掛具カバーの交換作業に手数を要するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとするところは前記のような課題を解決して、掛具類の装脱作業が容易で、しかも、体裁がよく、衛生上の観点から頻繁に掛具カバーを交換する必要がある病院や、ホテルなどに適した掛具カバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決するためになされた本発明に係る掛具カバーは、掛具全体に被覆される装脱自在なカバー主体が、裏カバー地と、その上下縁に連繋される中央の主表カバー地と、その両側部分の下側に内側部分を重ね合わせて裏カバー地に上下縁および外側縁が連繋される両側の副表カバー地とよりなり、少なくとも一方の副表カバー地と主表カバー地との重ね合わせ部分に奥端が無縫着のまま残された掛具出し入れ用の開口部を形成してあることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図1〜図4に示す掛布団に使用する掛具用カバーにより詳細に説明する。図1及び図2は第1の実施の形態を示すもので、1は表カバー地、2は裏カバー地であり、この表カバー地1と裏カバー地2とにより掛具全体に被覆される装脱自在な袋状のカバー主体が縫製されている。
【0006】表カバー地1は、裏カバー地2の上下縁に上下縁を縫製して連繋させる中央の主表カバー地1aと、その両側部分の下側に内側部分を重ね合わせて裏カバー地2の上下縁に上下縁を縫製して連繋させるとともにこの裏カバー地2の外側縁に外側縁を縫製して連繋させた両側の副表カバー地1b、1bとよりなるもので、主表カバー地1aと一方の副表カバー地1bとの重ね合わせ部分1cの奥端は無縫着のまま残してこれを掛具出し入れ用の開口部3に形成してあり、主表カバー地1aと他方の副表カバー地1bとの重ね合わせ部分1cは縫着線11において縫着されている。
【0007】4は中央の主表カバー地1aと一方の副表カバー地1bとの重ね合わせ部1cの上部に形成してあるポケット部であり、このポケット部4は重ね合わせ部1cのうち表側となる主表カバー地1aの上部を切欠してその下方をU字状に縫製して切欠縁を挿入口としたもので、このポケット部4により開口部3が形成されている一方の重ね合わせ部1cを容易に識別できるようにしてある。5は裏カバー地2と両側の副表カバー地1b、1bとを外側縁において連繋している部分の上下端のいずれか一方または双方に形成してある小開口部であって、この小開口部5は手の差込みが可能な大きさで、この小開口部5があることにより掛具の4隅を引いてカバー主体内に掛具を的確に収納できるようにすることができるうえにカバー主体内の空気抜きが的確にできて不使用時に畳むうえで好都合となる。なお、図において12は主表カバー地1aと副表カバー地1bとの重ね合わせ部分1cを端部において縫着する場合、その縫着強度を高めるために必要に応じ設けるU字状縫着線である。
【0008】また、前記した3分割タイプの表カバー地1は、中央の主表カバー地1aを白色地のものとする一方、両側の副表カバー地1b、1bを清潔感を損なうことのない有色地のものとするなど、両者の色彩や材質を異ならせておくことが装飾的にも好ましく、前記したような配色としたときには、白色の表カバー地1は有色の副表カバー地1b、1bにより縁取られるとともに、副表カバー地1b、1bの内側部分がその上に重ねられている白色の表カバー地1を通じぼやけて透けて見えて風情のある装飾効果を発揮することとなる。
【0009】一方、図3及び図4は第2の実施の形態を示すもので、この第2の実施の形態では、主表カバー地1aと両側の副表カバー地1b、1bとの双方の重ね合わせ部分1c、1cの奥端が共に無縫着のまま残されて2つの掛具出し入れ用の開口部3が形成されている以外は前記第1の実施の形態と同様であるので、同符号を付して説明は省略する。
【0010】このように構成されたものは、カバー主体を展開状態として掛具出し入れ用の開口部3を通じて掛布団、毛布等の掛具類を内部に収納することは従来のこの種の掛具カバーと同様であるが、本発明では、カバー主体が、裏カバー地2と、その上下縁に連繋される中央の主表カバー地1aと、その両側部分の下側に内側部分を重ね合わせて裏カバー地2に上下縁および外側縁が連繋される両側の副表カバー地1b、1bとよりなるものとして、少なくとも一方の副表カバー地1bと主表カバー地1aとの重ね合わせ部分1cに奥端が無縫着のまま残された掛具出し入れ用の開口部3を形成してあるから、重ね合わせ部分1cの開口縁を引き上げて掛具の一側を副表カバー地1bの表面にあてがって掛具をこの副表カバー地1bの表面を滑らせながらカバー主体の内部に側方の開口部3より挿入し、掛具全体がカバー主体内に位置したら、掛具の他側が載せられている副表カバー地1bを捲り上げて掛具の他側を巻き込むだけで表カバー地1と裏カバー地2により掛具全体が包蔵されることとなる。
【0011】また、第2の実施の形態にあっては、前記した第1の実施の形態の場合と同様に一方の開口部3より掛具を収納することとなるが、他側にも開口部3があることにより一方の開口部3より掛具を挿入しながら他方の開口部3より手を差し込んで掛具を引き込むこともできるのでより装脱作業が容易となり、また、例えば、ベッドが壁面に接して設置されている場合にも必ず壁面の反対側にも開口部3が臨んでいるので、常に作業の容易な方向から作業できるなどの利点がある。
【0012】しかも、このようにしてカバー主体に包蔵された掛具類は、フアスナーなどの止具がないにもかかわらず、開口部3が主表カバー地1aと副表カバー地1bとの重ね合わせ部分1cの奥端にあるので、図2及び図4に示すように、掛具Aが開口部3から露呈されることがなくて体裁がよいうえに、掛具Aが開口部3から抜け出ることのないものである。
【0013】また、ポケット部4を主表カバー地1aと副表カバー地1bとの重ね合わせ部1cの上部に縫製により形成してあるときは、薬、塵紙等を収納でき、しかも、このポケット部4は重ね合わせ部の一部を利用しているので、特にポケット用素材を用意することがなくてポケット形成のためのコストを低くすることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなように、掛具全体に被覆される装脱自在なカバー主体の表カバー地を、中央の主表カバー地と両側の副表カバー地からなる3分割タイプのものとして、主カバー地の両側を副表カバー地と重ね合わせ、この重ね合わせ部分の少なくとも一方の奥端を無縫着部として掛具出し入れ用の開口部に形成したものであるので、1人でカバー交換を的確容易に行なうことができるうえに、開口部にファスナー、ホック等の止具を付けなくても開口部から掛具類が露呈したり抜け出ることがなく、また、3分割タイプの表カバー地を1枚の裏カバー地に縫製するだけで止具その他附属具の使用を最少限に減少することもできるので、安価に提供できるなど種々の利点がある。従って、本発明は従来の掛具カバーの問題を解決したものとして、業界に寄与するところ大なものである。
【出願人】 【識別番号】397048829
【氏名又は名称】有限会社丹羽優商店
【出願日】 平成9年(1997)10月24日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】名嶋 明郎 (外2名)
【公開番号】 特開平11−128042
【公開日】 平成11年(1999)5月18日
【出願番号】 特願平9−292615