| 【発明の名称】 |
吸盤付き容器載架台 |
| 【発明者】 |
【氏名】巽 英幸
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| 【要約】 |
【課題】必要最小限の広さしかない食卓などの面積を、より有効に活用できる載架台を提供する。
【解決手段】テーブルTBL に吸着させる下部吸盤5と、載置された容器10を吸着する上部吸盤9とを備えて、円筒本体2の外周に螺合された保持輪4によって円筒本体2の姿勢を固定的に保持する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 テーブルなどに吸着させる下部吸着体(5)と、載置された容器(10)を吸着する上部吸着体(9)とを備えて、載架台本体(2)の外周に螺合された保持体(4)によって載架台本体の姿勢を固定的に保持するようにしたことを特徴とする容器載架台。 【請求項2】 前記上部吸着体と下部吸着体(5)とは、合成樹脂製の吸盤であり、この吸盤が合成樹脂製の載架台に溶着されていることを特徴とする請求項1に記載の容器載架台。 【請求項3】 前記載架台本体は略円筒形状に形成され、前記保持体は略円環状に形成されており、前記載架台本体と保持体とは、保持体が下方に抜け落ちないように螺合されていることを特徴とする請求項1に記載の容器載架台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、載置された容器を、吸着力によって安全に保持する容器載架台に関するものである。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】各家庭の食卓は、主として日本の住宅事情に起因して、家族構成人数によって決まる必要最低限の広さしかないのが実情である。そのため、多人数が集まった場合や、鍋物、焼肉などの食材を置くスペースが必要な場合に、勢い、食卓の広さが不足することになり、せっかくの食事が十分に楽しめないという問題があった。また、生活が益々欧米化する傾向から、子供の誕生会などのパーティを催すことも多いが、このような場合にも、食卓の広さが不足して、不便を感じることが多いのも実情である。しかも、従来の食卓は、平面的にしか活用されておらず、華やかさを演出する上でも限度があった。この点は、一般家庭の食卓に限るものではなく、料理店その他の店舗における商品ディスプレイにも該当する問題である。 【0003】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、必要最小限の広さしかない食卓などの面積を、より有効に活用できるようにした容器載架台を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明の容器載架台は、テーブルなどに吸着させる下部吸着体(5)と、載置された容器(10)を吸着する上部吸着体(9)とを備えて、載架台本体(2)の外周に螺合された保持体(4)によって載架台本体の姿勢を固定的に保持するようにしている。本発明の容器載架台は、下部吸着体と保持体とによってテーブルなどに確実に吸着保持される。そして、上部吸着体の上に容器を載置すれば、テーブルなどの限られた面積を立体的に活用することができると共に、多様な華やかさを演出することが可能となる。 【0005】上部吸着体と下部吸着体の素材は、物品を吸着するものであれば特に限定されないが、典型的には、合成樹脂製の吸盤である。載架台の素材も特に限定されないが、例えば、合成樹脂を用いる場合には、合成樹脂製の吸盤を樹脂溶接などによって溶着させれば良い。載架台本体や保持体の形状も、特に限定されないが、載架台本体を略円筒形状とし、保持体を略円環状とするのが好ましい。この場合、保持体が下方に抜け落ちないように螺合されていると更に好ましい。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る容器載架台1の一実施例を示す平面図(a)と正面図(b)であり、載架台1がテーブルTBL に吸着されている状態を示している。また図2は、図1に示す載架台1の縦断面図(a)と底面図(b)である。この載架台1は、図示の例では合成樹脂製であり、図2(a)に示すように、有底円筒状の円筒本体2と、脚付き円板状の上面板3と、円環状の保持輪4とで構成されている。円筒本体2の底板2aには、図2(b)に示すように、例えば9個の下部吸盤5が樹脂溶接によって固着されている。下部吸盤5の個数や配置は特に限定されないが、図示例のように、底板2aの中央に1個配置すると共に、底板2aの外周に等間隔で配置するようにすれば、載架台1をテーブルTBL に安定して吸着させることができる。なお、吸盤5は、図3に示すように、その軸部5aを底板2aに貫通させてより強固に樹脂溶接しても良い。 【0007】図2(a)に示すように、円筒本体2の下部外周面にはネジ山6が突設されている。一方、保持輪4の内周面には、前記のネジ山6に螺合するネジ溝7が刻設されているので、保持輪4を回転させれば、円筒本体2の周面上で保持輪4を上下動させることが可能となる。そして、保持輪4を最下部まで降下させた状態では、保持輪4と吸盤5の下端面がほぼ同一位置になるので、保持輪4の下端面4aが円筒本体2をしっかりと保持することになり、下部吸盤5の弾性によって円筒本体2が傾くことが防止される。なお、保持輪4のネジ溝7は、保持輪4の上端面4bには達していないので、保持輪4を如何に降下させても、円筒本体2から脱落することはない。 【0008】上面板3は、円筒本体2の外周径よりも大径の円板部3aと、円板部3aから下向きに突出される取付部3bとから構成されている。そして、取付部3bに形成された段差部8によって上面板3と円筒本体2とが係合され、樹脂溶接によって固着されて一体化されている。図1(a)に示すように、上面板3の円板部3aには、例えば7個の上部吸盤9が固着されている。上部吸盤9の個数や配置も特に限定されないが、円板部3aの中央に1個配置すると共に、円板部3aの外周に等間隔で配置すれば、載架台1に載せる容器に対して安定した吸着力を発揮することができる。但し、載置された容器を上部吸盤9から取り外す場合に、下部吸盤5の方がテーブルTBL から外れてしまうことがないよう、上部吸盤9の吸着力は、下部吸盤5の吸着力より弱く設定されている。なお、上部吸盤9についても図3のように取り付けても良いのは勿論である。 【0009】以上説明した容器載架台1を組み立てるには、先ず、上面板3の円板部3aに上部吸盤9を取り付けると共に、円筒本体2の底板2aに下部吸盤5を取り付ける。次に、円筒本体2の上方から保持輪4を外挿し、ネジ山6とネジ溝7とを螺合させる。そして、段差部8によって上面板3と円筒本体2とを固着させれば、図4に示す容器載架台1が完成する。完成した容器載架台1を使用する場合には、容器載架台1をテーブルTBL などに押し付けて、下部吸盤5をテーブル表面に吸着させる。その後、保持輪4を回転させて降下させ、保持輪4の下端部4aをテーブルTBL に当接させる。この操作により容器載架台1がしっかり保持されるので、次に、大皿などの容器を上部吸盤9に押し付けて吸着させる。容器を載置すると、容器の重量が下部吸盤5に加わるので、下部吸盤5は、より確実にテーブルTBL などに吸着されることになる。 【0010】図5は、高さの違う2つの容器載架台1A,1Bに、トレー10Aと大皿10Bとを吸着させた状態を図示したものであり、パーティなどの場合には、この大皿やトレーに各種の食べ物を盛ることによって、テーブル表面の限られたスペースを有効に活用することができる。また、テーブル上の空間を立体的に活用できるので、食卓を華やかに演出することができる。なお、トレイ10Aや大皿10Bに限らず、裏面が滑らかなものなら何でも吸着させて使用できるのは勿論である。使用後は、先ず、容器10を上部吸盤9から取り外す。そして、保持輪4を回転させて上昇させた後、円筒本体2を少し傾けて下部吸盤5とテーブルTBL とを離脱させれば、容器載架台1を片づけることができる。この載架台1は、密閉構造であるので汚れを水洗いすることができ、保持輪4を上昇させれば、円筒本体2のネジ山6も含めて綺麗にすることができる。なお、上面板3の円板部3aは、円筒本体2の外周径よりも大径であるので、保持輪4が上方に抜ける恐れはない。 【0011】容器載架台1の大きさは、適宜に設定可能であるが、外径10cm程度の大きさにすれば、十分確実に大皿を保持することができる。また、載架台1の高さも適宜に設定可能であるが、外径10cm程度に対して、高さ16〜20cm程度に設定すればデザイン的にも落ちつき、小皿1枚のスペースで大皿を安定に保持することができる(図5参照)。なお、円筒本体2の外周部には、適宜な模様や絵を描くのが好ましい。 【0012】以上、合成樹脂製の載架台1を家庭用のテーブルTBL に吸着させる実施例を説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。例えば、本発明の容器載架台1を、台所の調理台や流し台で使用するようにすれば、狭い作業スペースが有効に広がることになる。また、料理店や一般商店の商品ディスプレイ用の載架台などとして多用途に活用することもできる。同様に、使用材料も合成樹脂に限定されるものではなく、ステンレス、金メッキされたチタン、人工大理石など、より豪華な各種の素材を用いることができる。形状についても同様であり、円筒形に限らず、緩やかな傾斜の円錐形や角錐形、多角形の角柱形、略瓢箪形など各種の形状に変更可能である。 【0013】また、実施例の場合には、段差部8において上面板3と円筒本体2とを溶着させたが、この点についても変更可能である。例えば、上面板3や円筒本体2をより肉厚にすると共に軸方向に十分に長い段差部8Aを設け(図6参照)、上面板3と円筒本体2とを回転可能に係合させれば、食べ物を盛った大皿を自由に回転させることが可能となる。なお、上面板3を回転可能に係合させる場合には、上面板3と円筒本体2の間に、高さ調整用の中間体11を設けるようにしても良い(図7参照)。この場合には、上面板3と円筒本体2の間に、1個又はそれ以上の中間体11を挿入すれば容器載架台1の高さを調整することができる。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器載架台は、テーブルなどに吸着させる下部吸着体と、載置された容器を吸着する上部吸着体とを備えて、載架台本体の外周に螺合された保持体によって載架台本体の姿勢を固定的に保持するようにしているので、必要最小限の広さしかない食卓などの面積を、より有効に活用することができる。また、腕や指を挫いたり骨折した結果、普段通りには食事が採れないような場合でも、食物を盛った皿を本発明の容器載架台に吸着させたり、或いは、容器載架台に吸着させたトレー上に食器を置くようにすれば、姿勢を屈めることなく、ほぼ自然な姿勢のままで無理なく食事を採ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397063796 【氏名又は名称】巽 英幸
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】福島 三雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−123135 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月11日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−309850 |
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