| 【発明の名称】 |
小物入れ |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 佳行
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| 【要約】 |
【課題】基板とカバー体との着脱が容易で着脱部分の破損等を防止でき、各種の小物類に対して使用できる汎用性の高い小物入れを提供する。
【解決手段】基板2及びカバー体3に互いを結合する結合手段を設けてなり、基板2の結合手段を、一対の係止穴、係止穴の背面側の下縁に設けられた係止突起24及び基板2下部に設けられた突条27を有するガイド板26により構成し、カバー体3の結合手段を、係止突起24に係止する係止爪32を有しカバー体3の内面に突設されて係止穴に嵌入される一対の係止片31及びカバー体3の底部33に設けられガイド板26が嵌合する溝部により構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板と、該基板の前面側を覆って収納部を形成しかつ着脱自在に取り付けられるカバー体と、前記基板を壁等に止着させる止着部材とにより構成され、前記基板およびカバー体に互いを結合する結合手段を設けてなり、前記基板の結合手段を、該基板のほぼ中央部に設けられた一対の係止穴と、該係止穴の背面側の下縁に設けられた係止突起と、前記基板の下部に設けられた抜け止め用の突条を有する少なくとも1つのガイド板とにより構成するとともに、前記カバー体の結合手段を、先端部側に前記基板の係止突起に係止する係止爪を有し前記カバー体の内面に突設されて前記基板の係止穴に嵌入される一対の係止片と、前記カバー体の底部に設けられ前記基板のガイド板が嵌合する溝部とにより構成したことを特徴とする小物入れ。 【請求項2】 基板を平面ほぼ長方形状に形成して背面周縁に周壁を設け、該周壁の背面側下部に下方に延出された延出部を形成して該延出部の前面側の鉛直方向に前記ガイド板を立設し、該ガイド板の外側面に前記鉛直方向と直交して前記突条を設けるとともに、前記カバー体を背面壁の無い有底ほぼ筒状に形成したことを特徴とする請求項1記載の小物入れ。 【請求項3】 基板のほぼ中心部に、底面に前記止着部材が取り付けられる穴を有する凹部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の小物入れ。 【請求項4】 カバー体の係止爪の高さを前記基板の周壁の内法高さより低く形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の小物入れ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、壁等に止着可能な基板と、基板の前面側を覆って収納部を形成するカバー体とからなる小物入れに係り、さらに詳しくは、例えば菜箸や計量スプーンなどの台所用品、剃刀やハブラシなどの洗面用具あるいはペットフードを取り出す場合に使用されるスプーンなどの取出用具などの小物類を、基板およびカバー体により形成された収納部に差し込んで保管する小物入れに関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば台所用品であるしゃもじを収納部に差し込み保管する小物入れの一例として、実開昭54−106172号公報に開示された考案がある。 【0003】実開昭54−106172号公報に開示されたしゃもじ収納容器は、しゃもじの柄部とすくい部との境部付近に設けた係合部と係合してしゃもじを掛止する掛止用の切欠を容器の上部に設け、容器の下部の奥行を上部の奥行より大にして容器の下側前端部を上側前端部より前方に位置させ、容器の下部に孔を設けるとともに、容器の開口部を覆う蓋を容器とは別体に設け、蓋の下部に係止片を突設し、係止片を容器の孔に着脱可能に遊嵌して蓋を容器に回動可能および上下動可能な状態で装着するとともに、容器の背面に炊飯器またはジャーなどの側面に止着可能な止着用部材を設けたものである。 【0004】そして、容器を止着用部材により炊飯器などの側面に止着しておき、蓋を斜めにして係止片を容器の孔に挿入して蓋を外方へ倒す。ついで、しゃもじの柄部をもって係合部を容器の切欠に掛止して吊り下げ、しゃもじのすくい部を容器内に収納し、蓋を容器に嵌着する。また、しゃもじの柄部をもってしゃもじを外方へ引き出すと、蓋部の上部がしゃもじの柄部に押されて外方へ回動し、しゃもじは容器から取り外される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の小物入れであるしゃもじ収納容器は、蓋(カバー体)を容器(基板)に装着する場合、蓋の係止片が容器の孔に確実に挿入される位置まで蓋を斜めに傾けなければならず、取り外す場合も同様に確実に取り外せる位置まで蓋を斜めに傾けなければならないため、蓋の着脱が面倒であった。 【0006】また、しゃもじを出し入れするたびに蓋を開閉するため、ある程度使用すると、蓋の係止片部分および容器の凹所部分が劣化して破損し、使用不能になるという問題もあった。 【0007】さらに、しゃもじの柄部とすくい部との境部付近に係合部を設けるなど、特定形状のしゃもじの収納容器以外には使用できず、汎用性がない。 【0008】本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、基板とカバー体との着脱が容易で着脱部分の破損等を防止でき、各種の小物類に対して使用できる汎用性の高い小物入れを提供することを目的としたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係る小物入れは、基板と、基板の前面側を覆って収納部を形成しかつ着脱自在に取り付けられるカバー体と、基板を壁等に止着させる止着部材とにより構成され、基板およびカバー体に互いを結合する結合手段を設けてなり、基板の結合手段を、基板のほぼ中央部に設けられた一対の係止穴と、係止穴の背面側の下縁に設けられた係止突起と、基板の下部に設けられた抜け止め用の突条を有する少なくとも1つのガイド板とにより構成するとともに、カバー体の結合手段を、先端部側に基板の係止突起に係止する係止爪を有しカバー体の内面に突設されて基板の係止穴に嵌入される一対の係止片と、カバー体の底部に設けられ基板のガイド板が嵌合する溝部とにより構成したものである。 【0010】本発明に係る小物入れは、基板を平面ほぼ長方形状に形成して背面周縁に周壁を設け、周壁の背面側下部に下方に延出された延出部を形成してこの延出部の前面側の鉛直方向にガイド板を立設し、ガイド板の外側面に鉛直方向と直交して突条を設けるとともに、カバー体を背面壁の無い有底ほぼ筒状に形成したものである。 【0011】また、本発明に係る小物入れは、基板のほぼ中心部に、底面に止着部材が取り付けられる穴を有する凹部を設けたものである。 【0012】さらに、本発明に係る小物入れは、カバー体の係止爪の高さを基板の周壁の内法高さより低く形成したものである。 【0013】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の側面図、正面図およびそのA−A断面図、図2は本発明の実施の形態の背面図、図3は本発明の実施の形態の底面図、図4は本発明の実施の形態に係る基板の正面図、図5は本発明の実施の形態に係るカバー体の背面図、図6は図5のB−B断面図である。図において、1は小物入れの本体で、基板2と、基板2の前面側を覆って収納部1aを形成しかつ着脱自在に取り付けられるカバー体3と、基板2に取り付けられ壁などに止着される吸着盤などの止着部材4とにより構成されている。 【0014】基板2は、図1、図2および図4に示すように、上部が例えば円弧状に形成された平面ほぼ長方形状で、背面周縁に周壁21が設けられ、ほぼ中心部に底面に止着部材4が取り付けられる穴22aを有する凹部22が設けられている。そして、凹部22の両側に一対の係止穴23,23が設けられており、その背面側の下縁には、図1および図2に示すように、係止突起24,24が設けられている。また、周壁21の背面側下部には下方に延出された延出部25が形成されており、その前面側には鉛直方向に複数のガイド板26,26が立設され、各ガイド板26,26の外側面には鉛直方向と直交して抜け止め用の突条27,27が設けられている。なお、この実施の形態ではガイド板26を2つ設けているが、少なくとも1つ設ければよい。 【0015】カバー体3は、図1、図5および図6に示すように、背面壁の無い有底ほぼ筒状に形成されており、その内面上部には基板2の係止穴23,23にそれぞれ嵌入され係止突起24,24に係止する係止爪32,32を有するほぼL字状の一対の係止片31,31が突設されており、カバー体3を基板2に装着すると、係止突起24,24は係止爪32,32を周壁21の端部側に押圧して係止爪32,32を僅かに弾性変形させて保持している。また、底部33にはガイド板26,26に嵌合する溝部34,34が設けられており、基板2の突条27,27の位置は、底部33の厚み部分だけガイド板26,26の先端部より上方に設けられている。なお、底部33の下面には底部を補強する複数のリブ35が設けられているが省略してもよい。また、図1に示すように、係止爪32,32の高さh1は基板2の周壁21の内法高さh2より低くh1<h2になるように形成されている。 【0016】このように構成したこの実施の形態において、例えば台所の調理台の近傍の壁に取り付けて使用する場合、まず、小物入れの本体1の基板2を、基板2の穴22aに取り付けた止着部材4により壁に止着する。ついで、図7の一点鎖線および図8に示すように、カバー体3の係止片31,31の先端部側を基板2の係止穴23,23に挿入し、かつカバー体3の底部33の溝部34,34を基板2のガイド板26,26の上方に嵌合して、カバー体3を矢印Xの方向にガイド板26,26に沿って下方に移動する。そして、ガイド板26,26の突条27,27がカバー体3の底部33を越え、係止片31,31の係止爪32,32が基板2の係止突起24,24に係止するまで下方に移動して嵌入し、カバー体3を基板2に装着して両者2,3を結合させる。 【0017】この時、カバー体3の下方への移動は、係止片31,31が係止されている基板2の係止穴23,23の下縁により規制され、上方への移動は、カバー体3の底部33が係止されているカイド板26,26の突条27,27によって規制される。 【0018】本体1の設置終了後、本体1の収納部1aに例えば菜箸または計量スプーンなどの台所用品の一部または全部を差し込み保管する。 【0019】また、本体1を洗浄する場合は、まず、本体1の収納部1aから台所用品を取り出した後、カバー体3を若干力を入れて上方に移動し、係止片31,31の係止爪32,32の係止突起24,24への係止を解除させるとともに、ガイド板26,26の突条27,27をカバー体3の底部33より下方に位置させる。ついで、ガイド板26,26と溝部34,34の嵌合を解除し、係止片31,31を係止穴23,23から抜いて、基板2からカバー体3を取り外す。そして、基板2を壁から外して両者2,3を洗剤等を用いて洗浄する。洗浄後、上述したように基板2を壁に止着した後、カバー体3を基板2に装着して両者2,3を結合させ、設置された本体1を小物入れとして使用する。 【0020】このように、小物入れの本体1を基板2およびカバー体3によって構成し、カバー体3の内面に設けられ基板2の係止突起24,24に係止する係止爪32,32を有する一対の係止片31,31を、基板2のほぼ中央部に設けた一対の係止穴23,23に挿入し、かつカバー体3の底部33に設けた溝部34,34を、基板2の周壁21の下方の延出部25に立設した抜け止め用の突条27,27を有するガイド板26,26に嵌合して、カバー体3を下方に移動させることにより、ガイド板26,26の突条27,27がカバー体3の底部33を越えてカバー体3の上方への移動を規制するとともに、係止片31,31の下縁が係止穴23,23の下縁に係止してカバー体3の下方への移動を規制し、カバー体3を基板2に装着して両者2,3を確実に結合させることができる。また、若干の力を入れてカバー体3を上方に移動させることにより両者2,3の結合が解除され、カバー体3を基板2から容易に取り外すことができる。これにより、着脱が容易で着脱部分の破損等を防止できる小物入れを得ることができる。 【0021】なお、上述の実施の形態では台所用品を本体1の収納部1aに差し込んで保管する場合を例示して説明したが、これに限定するものではなく、台所用品に代えて例えば剃刀やハブラシなどの洗面用具などを差し込んで保管してもよい。また、図9に示すように、基板2およびカバー体3に犬や猫などのデザインを施したものに、図10に示すように、ペットフードを取り出す場合に使用され例えば柄の部分に犬などの絵が設けられたスプーン5などの取出用具を差し込んで保管するようにしてもよい。これらの場合も同様の効果を奏する。 【0022】さらに、上述の実施の形態では止着部材4を用いて台所の壁等に設置した場合を例示して説明したが、例えば止着部材4を省略し、テーブル上または床等に立てて載置することもできるし、係止爪32,32の高さh1は基板2の周壁21の内法高さh2より低くなるように形成されているので、係止片31,31の係止爪32,32が基板2の周壁21の端部より外側に突出せず、壁等に沿ってぴたりと設置することもできる。 【0023】 【発明の効果】以上のように本発明に係る小物入れは、基板と、基板の前面側を覆って収納部を形成しかつ着脱自在に取り付けられるカバー体と、基板を壁等に止着させる止着部材とにより構成された本体を備え、基板およびカバー体に互いを結合する結合手段を設けてなり、基板の結合手段を、基板のほぼ中央部に設けられた一対の係止穴と、係止穴の背面側の下縁に設けられた係止突起と、基板の下部に設けられた抜け止め用の突条を有する少なくとも1つのガイド板とにより構成するとともに、カバー体の結合手段を、先端部側に基板の係止突起に係止する係止爪を有しカバー体の内面に突設されて基板の係止穴に嵌入される一対の係止片と、カバー体の底部に設けられ基板のガイド板が嵌合する溝部とにより構成したので、基板およびカバー体の着脱を容易にし着脱部分の破損等を防止することができる。また、ガイド板の突条がカバー体の底部を越えてカバー体の上方への移動を規制するとともに、係止片の下縁が係止穴の下縁に係止してカバー体の下方への移動を規制し、基板とカバー体とを確実に結合させることができる。さらに、基板およびカバー体により形成された収納部にその一部または全部が差し込まれ保管することができるものであれば各種の小物類に対して使用することができるので、汎用性の高い小物入れを得ることができる。 【0024】本発明に係る小物入れは、基板を平面ほぼ長方形状に形成して背面周縁に周壁を設け、周壁の背面側下部に下方に延出された延出部を形成してこの延出部の前面側の鉛直方向にガイド板を立設し、ガイド板の外側面に鉛直方向と直交して突条を設けるとともに、カバー体を背面壁の無い有底ほぼ筒状に形成し、その内面上部に先端部側に基板の係止突起に係止する係止爪を有して基板の係止穴に嵌入される一対の係止片を突設し、底部に基板のガイド板が嵌合する溝部を設けたので、基板およびカバー体の着脱が容易な小物入れを得ることができる。 【0025】また、本発明に係る小物入れは、基板のほぼ中心部に、底面に止着部材が取り付けられる穴を有する凹部を設けたので、止着部材が基板の正面側に突出せず、収納部に小物類を収容する際に止着部材が障害になることはない。 【0026】さらに、本発明に係る小物入れは、カバー体の係止爪の高さを基板の周壁の内法高さより低く形成したので、カバー体を基板に装着したときにカバー体の係止片が基板の周壁端部より外側に突出しないため、小物入れを壁等に沿ってぴたりと設置することができ、各場所において設置が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000107066 【氏名又は名称】株式会社リッチェル
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】佐々木 宗治 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−113728 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−283420 |
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