| 【発明の名称】 |
位 牌 |
| 【発明者】 |
【氏名】高木 政昭
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| 【要約】 |
【課題】遺品や遺骨、遺髪など、個人に縁ある品々を位牌と一緒に仏壇に祭る。
【解決手段】背面解放の箱状に形成した台座1上に牌柱2を着脱可能に立設し、箱状内に引出し13を組み込む。引出し13に、遺骨や遺品などを納めた筐体14を載せて押し込み、その筐体14を台座1内に格納する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 台座を箱状に形成し、牌柱の底面には、前記台座の蓮台に形成した差込用有底孔に対して着脱自在な差込片を突設し、前記差込片を差込孔に差し込むことで台座上に牌柱を起立固定可能とし、その起立固定された牌柱の下方に当たる台座内に遺骨や遺品等を収容した筺体格納用空間を確保可能とした位牌。 【請求項2】 筐体格納用空間を、前面及び両側面が窓付き枠で囲まれ、解放された背面から筐体を出し入れ自在とした請求項1に記載した位牌。 【請求項3】 差込片の底面中央から牌柱にかけてボルト挿入用有底孔を形成してそのボルト挿入口の開口部に前記ボルト挿通孔と同軸にてナットを固着する一方、台座の蓮台に形成された差込孔の内底面中央にボルト挿通孔を設け、そのボルト挿通孔に、先端のみにロッド部より太径のネジ部を有したボルトを裏面側より挿通して先端のネジ部を前記ボルト挿入口に固着されたナットを完全に通過するまでねじ込み、台座と牌柱とをボルトで繋ぎ止めした請求項1又は2に記載した位牌。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、仏壇に祭る位牌に関する。尚、本発明において位牌とは、宗派の違いにより牌柱代わりに見台を備えたものも含めて総称したものである。 【0002】 【従来の技術】位牌は、台座上に牌柱が起立固定されており、その牌柱に戒名を書して仏壇に祭られる。その位牌は、図5に例示するように、牌柱2が戒名を書しやすいよう台座1から外せる差し込み構造が採られており、而もその差込構造は、牌柱2の底部に長い差込板を延設し、その差込板16を、左右に脚体を備えた台座1’の中央に彫り込まれた深穴17や貫通孔に奥まで差し込むことで、牌柱2を握って持ち上げたときに、台座1’が牌柱2から外れて落下してしまわないように縁起を重んじた配慮がされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】故人の遺品は大事に保管されているが、めったに出すことがないのでそれがどこに保管されているかを即座に思い出せないことが多く、特に指輪やイヤリング、或いはタイピン等、小さいアクセサリ類はいざ探そうとしてもなかなか見つからない。又、遺骨は通常墓石の下に納められたりお寺に納骨されるが、何かの都合で手元に残されている場合、その保管に苦慮していることも事実である。遺品や遺骨を位牌とまとめて一つにしておくことができると好都合であるが、従来の位牌は、前記のように、中央に差込板16が差し込まれた台座1’における左右両脚の間に僅かな空間Pがあるものの、そこに遺品や遺骨を保管するだけの余裕はない。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、付加価値の高い位牌であって、その構成は、台座を箱状に形成し、牌柱の底面には、前記台座の蓮台に形成した差込用有底孔に対して着脱自在な差込片を突設し、前記差込片を差込孔に差し込むことで台座上に牌柱を起立固定可能とし、その起立固定された牌柱の下方に当たる台座内に遺骨や遺品等を収容した筺体格納用空間を確保可能としたことにある。そして前記筐体格納用空間は、前面及び両側面が窓付き枠で囲まれ、解放された背面から筐体を出し入れ自在にでき、前記差込片の底面中央から牌柱にかけてボルト挿入用有底孔を形成してそのボルト挿入口の開口部に前記ボルト挿通孔と同軸にてナットを固着する一方、台座の蓮台に形成された差込孔の内底面中央にボルト挿通孔を設け、そのボルト挿通孔に、先端のみにロッド部より太径のネジ部を有したボルトを裏面側より挿通して先端のネジ部を前記ボルト挿入口に固着されたナットを完全に通過するまでねじ込み、台座と牌柱とをボルトで繋ぎ止めすることが望ましい。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明に係る位牌の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、位牌を各部材に分離して示した説明図、図2は組立説明図で、1は台座、2は牌柱である。台座1は、底板1a上に、前面板1bと左右両側面板1c,1cとを立設し、そこに天板1dを被せて形成された背面解放の箱状体で、天板1dには蓮台3が重ね合わせに密着接合されるようになっていて、その蓮台3の上面中央には、開口面が左右に長い長方形をした有底孔4が形成され、その有底孔4の内底面中央にはボルト挿通孔5が穿設されている。 【0006】牌柱2は、上端縁が円弧状にカットされた縦長い平板状で、底面には、前記有底孔4に対応した差込片6が突設されている。差込片6の先端面には、牌柱2にまで達する深さのボルト挿入孔7が開口し、そのボルト挿入孔7の開口部には、ナット8が、ボルト挿入孔7と同軸にて嵌め込み固定されている。 【0007】9は扁平な正方形頭部9aを有したボルトであって、ロッド部9bの先端には、ロッド部9bより大径のネジ部10が形成されており、ネジ部10をナット8にねじ込んでナット8を通過させると、ボルト9はナットに遊挿された状態で抜け止めされる。このネジ部10は、前記ナット8に対応したねじ山が形成されている。前記蓮台3にはボルトの正方形頭部9aに対応した凹部11が形成されていて、その凹部11に前記正方形頭部9aを嵌め込んで蓮台3を天板1dに接合したとき、ボルト9の回り止めが図られるようになっている。 【0008】前記台座1には、前板1b及び左右両側板1c,1cとにそれぞれ窓12,12,12が切り抜き形成されており、箱状内には、開口背面から出し入れできる引出し13が組み込まれる。前記引出し13は、例えば表面に体裁の良いイラストが描かれた陶器製の蓋付き筐体14に遺品を入れ、その蓋付き筐体を乗せたまま台座1内に格納することができる。 【0009】このように形成された位牌は、差込片6の差し込み深さが少ないので、牌柱2を握って持ち上げたとき、差込片6が有底孔4から抜けやすいが、前記図3に示すように、台座1と牌柱2とは、ネジ部10がナット8に引っかかって分離してしまわないボルト9により繋がれているので、台座1を落下させてしまうことはない。そしてボルト9を外せば台座1と牌柱2とを簡単に分離できる。ボルト9を外すには、牌柱2の差込片6を蓮台3の有底孔4から抜くことにより牌柱2を台座1から引き上げ、牌柱2を引き上げたままネジ部10がナット8を通過するよう回転させ、ネジ部10がナット8通過したら引き抜く。 【0010】引出しを後方へ抜き出し、その引き出しに遺品を入れた筐体を載せ、筐体内に格納すると、遺品が台座内にピッタリと納まり、窓から見える収納箱の表面に描かれたイラストが引き立つ。 【0011】格納された遺品はいつでも取り出しできるので、時折見て故人を偲ぶには好都合であるし、位牌に遺骨や遺髪などが納められていることの実感から、故人との結び付きが高められる。 【0012】前記実施例は台座上に牌柱が立設された形態であるが、図4に示すように、台座1上に、過去帳を開いて載せておくための見台15を備えた形態にもできる。又台座内には、遺品や遺骨、位牌など故人に縁のあるものを筐体に納めて格納するばかりでなく、写経等、宗教に関連するものを筐体に納め、或いは筐体を省略して単独で納めることもできる。 【0013】尚、本発明において、牌柱や台座の形状、蓮台の模様などは適宜変更できるし、牌柱を内部空洞とし、その空洞部をボルト挿入用の有底孔として代用することもできる。又、ボルトを利用して牌柱と台座とを繋ぎ止めるボルトの頭部は、正方形であると凹部の加工は簡単であるが、回り止め可能であれば正方形以外の多角形状にもできる。更に台座は、裏面解放以外に側面、或いは前面解放構造としたり、開閉扉を設けるなど適宜変更して差し支えない。 【0014】 【発明の効果】本発明の位牌は、台座内に遺品や遺骨などを格納することができるので、遺骨の保管に頭を悩ませずにすむし、遺品をどこかに仕舞ったままその場所を忘れて見つからず、困ることもなくなる。遺品などを格納している筐体は、窓から簡単に確認できるし、出し入れも容易であるから、手元にあると言った実感が強く、位牌を見るだけで故人を偲ぶことができる。又、牌柱を握って持ち上げた際に差込片が外れても、台座が落下することなく、縁起を重んずる人にも安心して奨められる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597141999 【氏名又は名称】株式会社播磨屋井上
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石田 喜樹
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| 【公開番号】 |
特開平11−104008 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−274744 |
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