| 【発明の名称】 |
アルミニウム押出し形材製メールボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】内藤 繁
【氏名】鈴木 登
【氏名】佐藤 正道
【氏名】渡辺 公明
【氏名】遠藤 秀夫
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取り付けようとする壁の厚みに応じた長さにアルミ押出し形材から切り出された箱状本体と、建築物からみて箱状本体の外側開口部に取り付けられ、投入口が形成された外側板と、建築物からみて箱状本体の内側開口部に開閉可能に取り付けられた施錠可能な内側板とを備えていることを特徴とするアルミニウム押出し形材製メールボックス。 【請求項2】 取り付けようとする壁の厚みに応じた長さにアルミ押出し形材から切り出された箱状本体と、建築物からみて箱状本体の外側開口部に開閉可能に取り付けられ、投入口が形成された施錠可能な外側板と、建築物からみて箱状本体の内側開口部を閉じる内側板とを備えていることを特徴とするアルミニウム押出し形材製メールボックス。 【請求項3】 壁の厚み方向に延びる単数又は複数のリブが箱状本体の少なくとも底面に設けられている請求項1又は2記載のアルミニウム押出し形材製メールボックス。 【請求項4】 複数の部材を組み合わせてできた箱状本体を使用する請求項1〜3の何れかに記載のアルミニウム押出し形材製メールボックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム押出し形材から所定長さに切り出された箱状本体を使用するメールボックスに関する。 【0002】 【従来の技術】集合住宅の増加,大規模化に応じて、高層建築物のエントランスホールにメールボックスが集中的に配置されるようになってきている。集合型メールボックスは、単位ボックスを間口方向及び高さ方向に配列した状態で壁躯体に組み込まれ、壁躯体の一側に投入口が設けられ、他側に施錠可能な取出し口が設けられている。従来のメールボックスは、合成樹脂やアルミ材等で作られている。アルミ材を使用したメールボックスとしては、ダイカスト製の上部材と下部材とを連結したものが特開平4−38910号公報で紹介されている。ダイカスト製の部材には適宜補強リブが設けられているので、別途補強手段を必要とすることなく所要の強度をもつメールボックスが得られる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、ダイカスト法によるとき、天板,底板,側板がそれぞれ別個に製造されるため、多数の金型が必要になる。また、多数部材を嵌合してメールボックスに組み立てるため、個々の部材の内部形状が複雑になることが避けられず、結果としてメールボックスの内容積が見掛けより小さくなる。また、ダイカスト法を採用していることから、生産性の向上にも限度がある。たとえば、取り付けようとする箇所に応じてメールボックスの間口幅や奥行きが異なるものであるが、ダイカスト法では製品寸法の変更ごとに金型を新しく製造することが要求される。その結果、製品価格に占める金型のコストが高くなる。本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、中空のアルミ押出し形材をメールボックスの箱状本体に使用することにより、押出しダイスを変更する必要なく、投入口から取出し口までの距離が自由に変更できるメールボックスを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のメールボックスは、その目的を達成するため、取り付けようとする壁の厚みに応じた長さにアルミ押出し形材から切り出された箱状本体と、建築物からみて箱状本体の外側開口部に取り付けられ、投入口が形成された外側板と、建築物からみて箱状本体の内側開口部に開閉可能に取り付けられた施錠可能な内側板とを備えていることを特徴とする。郵便物等の投函や取出しを同じ側で行うこともできる。この場合には、箱状本体の内側開口部を開口部のない内側板で閉じ、投入口が形成された施錠可能な外側板を外側開口部に開閉可能に取り付ける。箱状本体は、壁の厚み方向に延びる単数又は複数のリブを少なくとも底面に設けているものが好ましい。箱状本体は、中空状の矩形断面をもつアルミ押出し形材を所定長さに切断して得られるが、一体型の複数の部材を組み合わせた箱状本体も使用可能である。 【0005】 【実施の形態】本発明に従ったメールボックスは、図1に示すようにアルミ押出し形材でできた箱状本体10をもち、建築物から見て箱状本体10の外側端部に取付け金具20を介して外側板30を、内側端部にフレーム40を介して内側板50を取り付けた構造をもっている。箱状本体10は、敷設しようとする建築物の壁厚み等を考慮して断面矩形状のアルミ押出し形材を適当な長さに切断したものであり、奥行方向(図1では左右方向)に延びるリブ11,11を備えている。リブ11,11は、箱状本体10を補強すると共に、投函された郵便物等と底面12との間に隙間を形成し、郵便物の取出しを容易にする。一部のリブ13,13には、更にビスポケットが設けられており、取付け金具20,フレーム40等の取付けを容易にする。 【0006】箱状本体10は、開放された両端部を壁の前方及び後方に向けて配置し、矩形状断面を構成する側壁14,15をそれぞれ上下方向及び左右方向にして配置される。側壁14,15には、隣接する箱状本体と連結するためのビス孔16,16が設けられており、内側にナット17,17が配置される。取付け金具20は、箱状本体10の間口幅に対応する長さをもつ細長いプレート状になっている。取付け金具20の両端部近傍には、ビス孔21,21が設けられている。ビス孔21,21に挿通したビス22,22を箱状本体のリブ13,13に設けたビスポケットにねじ込むことにより、一対の取付け金具20が箱状本体10の外側開口部の上縁及び下縁に固着される。ビス孔21,21の内側には、第2のビス孔23,23が設けられている。ビス孔23,23に挿通したビス24,24を外側板30の内側に設けているビス受け31,31・・にねじ込むことにより、外側板30が取付け金具20に固着される。 【0007】外側板30は、たとえばアルミダイカスト,アルミ押出し形材,プラスチック,曲げ加工された金属板,或いはこれらを組み合わせて製作された部材が使用され、郵便物等が投函される投入口32を上部に備えている。投入口32は、取付け部33に揺動自在に取り付けられる蓋体(図示せず)で内側から覆われる。外側板30の下段には、ネームプレート用の開口部34が設けられている。ネームプレート(図示せず)をプレート受け35に差し込むとき、開口部34を介し外側からネームプレートの表示を視認できる。箱状本体10の他方開口部には、アルミダイカスト製のフレーム40が取り付けられる。フレーム40は、箱状本体10の矩形状開口部に対応した形状になっている。フレーム40の一方側辺には軸支部41が形成され、他方側辺には施錠部42が形成されている。上辺及び下辺にはビス孔43,43・・が設けられており、ビス孔43,43・・を介してビス44,44,・・をリブ13,13・・のビスポケットにねじ込むことにより、箱状本体10にフレーム40が固着される。 【0008】軸支部41には軸受けボルト45がねじ込まれる雌ネジが刻設されており、軸支部41から突出した軸受けボルト45の脚部にワッシャ46を介装し、内側板50の上下に設けた受け孔51に軸受けボルト45の脚部を差し込む。これにより、内側板50は、軸支部41を中心として開閉可能にフレーム40に取り付けられる。内側板50のほぼ中央部には覗き窓52が形成されており、覗き窓52から箱状本体10の内部が観察される。或いは、覗き窓52に替えてネームプレート挿入部とすることもできる。軸支部41とは反対側に位置する内側板50の側縁近傍にノブ53が着座する凹部54が設けられている。凹部54に嵌め込んだノブ53に背面側からワッシャ55,ナット56を螺合することにより、ノブ53が回転可能に内側板50に取り付けられる。ノブ53にはロック機構(図示せず)が内蔵されており、このロック機構がフレーム40側の施錠部42と噛み合うことによってフレーム40に対して内側板50が閉状態に維持される。 【0009】以上に説明したメールボックスは、図2に示すように間口方向及び高さ方向に配列された状態で建築物の壁に組み込まれる。このとき、壁の厚みに応じた長さでアルミ押出し形材を切断して得られた箱状本体10を使用することにより、種々の厚みをもつ壁に対する適応性が向上する。高さ方向に関しては隣接する上下のメールボックス1,1をボルト及びナット17で連結し、間口方向に関しては隣接する左右のメールボックス1,1の側壁に設けたビス孔16に挿通させたボルト・ナットで連結する。 【0010】壁に組み込まれたメールボックス1は、箱状本体10の両端開口部がエントランスホール側及び建物内部に向き、リブ11,13が壁の厚み方向に延びている。そのため、投入口32から投函される郵便物等は、リブ11,13によって底面12との間に隙間を生じ、取出しが容易になる。この点、リブが間口方向に延びるような形態で箱状本体を使用する実公昭55−34873号公報のようなメールボックスでは、投函された郵便物がリブに引っ掛かってメールボックス内に詰まってしまう虞れがある。このようにメールボックス1の箱状本体10をアルミ押出し形材で作ることにより、メールボックス1の据付けが容易になり、溶接痕がなく曲げ部等の外観がきれいな仕上りになる。しかも、アルミ押出し形材の内部空間をそのまま箱状本体10の内容積に使用できるため、大きな内容積をもつメールボックスが得られる。また、アルマイト自然発色させた箱状本体10を使用すると、耐候性が良く、意匠性も向上する。 【0011】以上の例では、中空状の矩形断面をもつアルミ押出し形材から切り出した箱状本体10を使用する場合を説明した。しかし、本発明はこれに拘束されるものではなく、コ字型又はL型断面をもつアルミ押出し形材から切り出された部材を組み合わせて箱状本体とすることも可能である。たとえば、図3に示すように上部材10uと下部材10dとを連結部18u,18dで噛み合わせて箱状本体10を組み立てる。このように複数の部材を組み合わせて箱状本体10とする場合、意匠性向上を狙ったアルマイト処理,着色処理,クリア塗装等を箱状本体10の内面に施すことも容易になる。 【0012】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明のメールボックスは、アルミ押出し形材を所定長さに切断して得られた箱状本体を主要構成部材とし、この箱状本体に外側板及び内側板を取り付けている。そのため、大幅に節減した部品点数でメールボックスを組み立てることができ、据付け作業が容易で、仕上りもきれいになる。しかも、据え付けようとする壁に厚みに応じた長さをもつ箱状本体が容易に得られるため、各種仕様に対応できるメールボックスとなる。更に、アルミ押出し形材の内面に形成したリブを利用して、郵便物等が箱状本体の底面に密着することが防止されるため、投函された郵便物等の取出しが容易になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004743 【氏名又は名称】日本軽金属株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】小倉 亘
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| 【公開番号】 |
特開平11−104004 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−270151 |
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