| 【発明の名称】 |
寝袋カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】下村 守
|
| 【要約】 |
【課題】寝袋カバーとポンチョの両方の用途に使用可能とし、更にシート、緊急用の簡易寝袋或はシェルターとしても使用し得るようにしたものを提案することを課題とする。
【解決手段】略長方形の中央シート部と該中央シート部の両側に連接された略長方形の側部シート部とからなり、側部シート部の自由側縁、並びに中央シート部と側部シート部の足側端縁を連結手段により相互に連結自在とし、中央シート部の略中央に開口を形成し、該開口に連続してフードを取り付けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】略長方形の中央シート部と該中央シート部の両側に連接された略長方形の側部シート部とからなり、側部シート部の自由側縁、並びに中央シート部と側部シート部の足側端縁を連結手段により相互に連結自在とし、中央シート部の略中央に開口を形成し、該開口に連続してフードを取り付けたことを特徴とする寝袋カバー。 【請求項2】中央シート部と側部シート部の幅が、足側から頭部側に向かって漸次幅広く形成されていることを特徴とする請求項1記載の寝袋カバー。 【請求項3】中央シート部の頭部側を、外方に半円形に延出させたことを特徴とする請求項1又は2記載の寝袋カバー。 【請求項4】中央シート部と側部シート部の頭部側にコードスリーブを形成し、該コードスリーブに挿通したコードで絞り込み自在としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の寝袋カバー。 【請求項5】寝袋カバーの隅角部並びに側縁に複数のリング状ベルトを取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の寝袋。 【請求項6】リング状ベルトに反射板を固着したことを特徴とする請求項5記載の寝袋。 【請求項7】寝袋カバーの外面適所に複数の反射板を取り付けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の寝袋。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】この発明は、ポンチョ、シェルター、シート或は緊急用の簡易シュラフ等の他の異なった複数の用途に兼用し得る寝袋カバーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、防水シート地を袋状に形成して、寝袋を収納、被覆した状態で使用し得るようにした寝袋カバーであって、、簡易寝袋、シート或はシェルターとしても使用し得るようにしたものは公知であり、例えば実開昭59−159382号公報に開示されている。しかしながら、この公報に開示されたものは、袋状となったシートの形態から変化するものではなく、頭部から被って風雨を防ぐポンチョとしては使用することが出来なかった。又、実開昭60−71609号公報には、着用者が頭部を挿通し得る開口を中央部に形成した正方形若しくは長方形のシート形状に形成して、ポンチョ或はバスタオル、包装シートとして使用可能にしたものが開示されている。しかしながら、この公報に開示されたものは、寝袋カバーとしては使用することは出来ない。すなわち、従来寝袋カバーとポンチョの両方の用途に使用し得るようにしたものは提案されていないのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、寝袋カバーとポンチョの両方の用途に使用可能とし、更にシート、緊急用の簡易寝袋或はシェルターとしても使用し得るようにしたものを提案することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためにこの発明が採った手段は、略長方形の中央シート部と該中央シート部の両側に連接された略長方形の側部シート部とからなり、側部シート部の自由側縁、並びに中央シート部と側部シート部の足側端縁を連結手段により相互に連結自在とし、中央シート部の略中央に開口を形成し、該開口に連続してフードを取り付けたことを特徴とする。 【0005】又、中央シート部と側部シート部の幅が、足側から頭部側に向かって漸次幅広く形成されていることを特徴とする。更に、中央シート部の頭部側を、外方に半円形に延出させたことを特徴とする。 【0006】更に、中央シート部と側部シート部の頭部側にコードスリーブを形成し、該コードスリーブに挿通したコードで絞り込み自在としたことを特徴とする。 【0007】更に、寝袋カバーの隅角部並びに側縁に複数のリング状ベルトを取り付けたことを特徴とする。更に、リング状ベルトに反射板を固着したことを特徴とする。又、寝袋カバーの外面適所に複数の反射板を取り付けたことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態を、以下に詳細に説明する。図1,2を参照して、この発明にかかる寝袋カバーは、中央シート部(1)と該中央シート部(1)の両側に一体に連結された側部シート部(2)とからなり、両シート部(1)(2)は、図において上部を頭部側とし下部を足側として、好ましくは頭部側から足側に向かって漸次幅が狭くなる台形状に形成されている。中央シート部(1)の頭部には略半円形の頭部被覆部(3)が外方に延出され、側部シート部(2)の頭部は斜辺(4)に形成されて中央シート部(1)の頭部被覆部(3)の側端に連続している。中央シート部(1)と側部シート部には、防水性のシート材、好ましくは図15に示すようにナイロンのシート地(5)の内面にアルミ蒸着層(6)を積層したシート材で形成される。アルミ蒸着層(6)を積層することにより、防水性と共に保温性を向上することが出来る。尚、中央シート部(1)と側部シート部(2)の形状は図示の台形上に限られるものではない。両端を同一の幅とした長方形に形成してもよいことは勿論であり、又中央シート部と側部シート部を連続した一枚のシート材で形成しても良い。 【0009】両側の側部シート部(2)は、中央シート部(1)上に折り返して側部シート部(2)の開放された側縁を連結したとき、ほぼ中央シート部(1)と同一の寸法と形状になる寸法と形状を有しており、例えば中央シート部(1)の全長は2000mm、中央シート部(1)と側部シート部(2)の最大幅は1600mm、中央シート部(1)の足側の幅は500mmに形成される。図2,3を参照して、中央シート部(1)の略中央部には、円形の開口(7)が形成され使用者の頭部を挿通することが出来る。そして、この開口に連続してフード(8)が連接され、使用者の頭部を被覆することが出来るようになっている。中央シート部(1)と側部シート部(2)の頭部側には、端縁を筒状に折り返したコードスリーブ(9)が形成され、図12に示すようにコードスリーブ(9)にコード(10)を挿通して、頭部を絞り込んで径を縮小することが出来る。フード(8)は、不使用時には巻き込んでタッチクローズ型面ファスナー(11)で止着し、開口(7)を閉塞自在である(図10,11参照)。タッチクローズ型面ファスナーによる止着に代って、図19に示すように開口(8)にファスナー(12)を取り付け、開口(7)からフード(8)内に押し込んでファスナー(12)で開口(7)を閉止して収納するようにしても良い。フード(8)の周囲には、絞り込み用のフード絞り紐(13)が取り付けられている。このフード絞り紐(13)は、ゴム弾性を有しているものが好ましいが、通常の伸縮しない紐であってもよいことは勿論である。フード絞り紐には図18に示すような板状のストッパー(29)が挿通されており、絞り量の調節とその維持を可能としている。 【0010】図4〜9を参照して、フード(8)は円形の開口(7)に連続する筒状の首部(24)を備えており、該首部(24)の前面はタッチクローズ型面ファスナー(25)で開閉自在である。又、フード(8)の背面には前記収納のために巻き込んで止着するタッチクローズ型面ファスナー(11)と連結自在なタッチクローズ型面ファスナー(26)が定着され、フード(8)の長さの調節を行い得るようになっている(図8,9参照)。フード(8)の前端縁には、剛性のコード(27)が巻き込まれており、フード(8)の前縁を庇状に整形している。 【0011】側部シート(2)の開放された縦側縁と下端縁並びに中央シート部(1)の下端縁には、複数のスナップホック、ファスナー、紐等の連結手段(13)が配設され、側部シート部(2)を中央シート部(1)上に折り返して、側部シート部の側縁並びに中央シート部の下縁を互いに連結して、足側を閉塞し頭部側を開放した筒状の寝袋カバーの形状に形成可能である。又、側部シート部(2)の隅角や中央部、或は中央シート部(1)の頭部側中央には、適宜の間隔を置いてリング状のベルト(15)が取り付けられている。このリング状ベルト(15)には、好ましくは光を反射し得る反射板(16)が重畳される(図17参照)。反射板(16)は、必要に応じて、中央シート(1)の外面中央部やその他の位置に適宜取り付ける。 【0012】図2,3,16を参照して、裏面中央部には網状のライナー(17)が取り付けられ、空気の流通を良好にし、蒸れを防止することが可能となる。。この網状ライナー(17)は、ポンチョとして使用したとき使用者の肩から前部及び背部を被覆し得る幅を有しており、使用者の身体の出来るだけ広い範囲を被覆することが出来る幅とするのが好ましい。(28)は、寝袋カバーの内面、開口(7)に隣接して取り付けられた蓋付きのポケットであり、ポンチョとしての使用時にタバコ等を収納可能としている。 【0013】次に、この発明の寝袋カバーの使用態様について説明する。図20〜22を参照して、両側部シート部(2)を中央シート部(1)の上部に折り返し、折り返した両側部シート部(2)の自由側縁をスナップホック等の連結手段(14)で互いに連結すると共に、足側の中央シート部(1)と両側部シート部(2)を連結手段(14)で連結して、頭部側を開放した筒形状に形成し、この内部に寝袋(18)を収納して寝袋カバーとする。必要に応じてコード(10)で、頭部側の径を絞っても良い。又、図21,22に示すように前記寝袋カバーの形態をそのまま使用して、緊急用の簡易寝袋として使用することもできる。 【0014】図23は、ポンチョとして使用する状態を示しており、フード(8)を開放し開口(7)から着用者の頭部をフード(8)内に入れて使用する。このとき側部シート部(2)の互いに重なる部分をスナップホック等の連結手段(14)で連結して両側を閉止することが出来る。図24は、シートとして使用する状態を示し、フード(8)を折り畳んでタッチクローズ型面ファスナー(11)で止着し平坦な状態にして使用する。図25は、簡易シェルターとしての使用態様を示し、適宜の高さの支柱(19)で一側若しくは頭部側中央部を支持し、隅角や側縁のリング状ベルト(15)にロープ(20)を張って使用する。図26は、異なった形態のシェルターとしての使用態様を示し、二本の支柱や木の間に水平に張り渡したロープ(21)に、開口(7)の位置で幅方向に張って、三角形のシェルターとする。 【0015】図27,28は、収納袋(22)内に収納した状態を示し、収納袋(22)の中央は好ましくは網体(23)で形成し、濡れた場合の乾燥効果を高める。寝袋カバーは、その全体をフード(8)内に収納することもできる。 【0016】 【発明の効果】この発明によれば、両側部シート部の自由側縁と足側にスナップホック等の連結手段を取り付けてあるので、両側部シート部と足側を閉止し、頭部側を開放した筒形状に形成できるので、寝袋カバーや緊急用の簡易寝袋として使用することが出来る。更に中央部に開口を形成し、この開口に連続してフードが取り付けてあるので、フードを取り出してポンチョとして使用したり、フードを畳んで広げることにより、シートやシェルターとしても使用することが出来る。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】595015236 【氏名又は名称】コールマンジャパン株式会社
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】竹内 裕
|
| 【公開番号】 |
特開平11−103995 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−282623 |
|