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【発明の名称】 枕取付具付き寝具及び寝具用枕取付具並びに寝具への枕取付け方法
【発明者】 【氏名】石橋 わか

【要約】 【課題】枕取付具付き寝具及び寝具用枕取付具並びに寝具への枕取付け方法に関し、上記の枕を寝具の所望位置に保持できるように着脱自在に係止することにより、安眠と快適な生活ができるようにする。

【解決手段】敷布団,マット,ベッド,イス等の寝具54に、枕係合手段14を介して枕4を着脱自在に取付け、この枕4を寝具54に対して所望位置に保持できるように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 寝具に枕を取付ける枕係合手段を備えたことを特徴とする、枕取付具付き寝具。
【請求項2】 上記枕係合手段が上記枕を保持する枕保持部材を有するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の枕取付具付き寝具。
【請求項3】 上記の枕係合手段と枕保持部材とが兼用されるように構成されたことを特徴とする、請求項1又は2記載の枕取付具付き寝具。
【請求項4】 上記枕係合手段が面ファスナ,チャック,ボタンとボタン孔,ホック,クリップ,紐のうちの少なくとも一つにより構成され上記の枕又は枕保持部材を着脱自在に上記寝具に取付けられるようにしたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の枕取付具付き寝具。
【請求項5】 上記枕係合手段が上記寝具の少なくとも一部分を狭持する狭持部材又は嵌合部材又は鉤部材又はバンド部材で構成され上記の枕又は枕保持部材が上記寝具に着脱自在に取付けられるように構成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の枕取付具付き寝具。
【請求項6】 上記寝具の表皮及び上記寝具の上に敷設される敷布や毛布のような上敷のうちのいずれか一方に上記枕係合手段を有するように上記寝具を構成したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の枕取付具付き寝具。
【請求項7】 枕を保持する枕保持部材と、該枕保持部材を寝具に着脱自在に嵌合又は狭持又は係止する枕係合手段とを備えたことを特徴とする、寝具用枕取付具。
【請求項8】 上記の枕係合手段が枕保持部材と兼用されるように構成されたことを特徴とする、請求項7記載の寝具用枕取付具。
【請求項9】 上記の枕及び枕保持部材の少なくともいずれか一方に上記寝具のリクライニング用遠隔制御操作部材,テレビ用遠隔制御操作部材,エアコン用遠隔制御操作部材,小物のうちの少なくとも一つを保持するポケット部を備えたことを特徴とする、請求項7又は8記載の寝具用枕取付具。
【請求項10】 寝具及び該寝具の上に敷設される敷布や毛布のような上敷のうちの少なくともいずれか一方に枕又は該枕を保持する枕保持部材を枕係合手段により取付けることを特徴とする、寝具への枕取付け方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枕取付具付き寝具又は寝具用枕取付具並びに寝具への枕取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、人は、敷蒲団,マット,ベッド,イス等の上に横たわり、睡眠をとる寝具の所望の部位に枕を置いて、該枕の上に頭を当接せしめて、体を横たえて睡眠をとり明日への英気を養っている。そして、人は一夜の睡眠中に、好むと好まざるに関わらず、数十回の寝返りを行い、長時間の単一姿勢による疲労や、地球の重力が人の体に作用する力に対して、無意識のうちに重力バランスをとっていると言われている。
【0003】従って、睡眠中の人は、一夜の数十回の寝返りのうちに、頭が枕から外れ、上記寝具の上を無意識に移動してしまい、即ち寝ぼけた状態にあるため、正常の枕の位置に戻らず、頭が移動した位置に枕を引き寄せたり、あるいは枕を抱えながら、上記寝返り時に、身体と共に枕ごと頭を移動してしまい、身体全体が上記寝具の中央から、かなり外れた位置で寝ている光景は、日常茶飯事である。
【0004】又、ベッドの上で一時的に仕事や読書をする人、あるいは身体障害者の人に便利な位置に、人の上半身を起こすための、上記ベッドの起こし角度が調整できるリクライニング付ベッドがある。そして、上記リクライニング付ベッドは、例えば寝起の不自由な人の場合には、24時間中、上記ベッドの上で生活をしなければならず、睡眠中も、起きている時でも、ベッドをリクライニングせしめて、上半身の位置を変え、身体の疲れや痛みをできるだけ低減できるようにしている。
【0005】上記のように、ベッドをリクライニングさせるとベッドの傾斜に伴い、上記枕が上記ベッドの適正な位置から滑り落ちてしまうため、該ベッドの上に人が寝ている場合には、寝ている人の肩部や頭部等で抑え滑り落ちるのを防止したり、該ベッドの上に人がいない場合には、上記リクライニングした時に該枕の滑り落ちた状態のままにして該ベッドの上に人が乗る度に、横たわった人の頭に合わせて上記枕を移動し、適宜位置にセットしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記敷蒲団,マット,ベッド,イス等の寝具を水平の状態で使用する場合であっても、人の一夜の睡眠中の間に、数十回の寝返りのうちに頭が枕から外れ、無意識のうちに手により上記頭が移動した位置に、上記枕を引き寄せたり、或いは上記寝返り時に、身体と共に、該枕をかかえたまま移動してしまうため、上記寝具の中央位置から身体がずれたり、上記寝具から落ちてしまい、掛け蒲団や掛け毛布から抜けでてしまい、身体の冷えから腹痛や風邪を引いてしまう等の恐れがあり、場合によっては高さのあるベッドから落ちて身体を傷めてしまう恐れがある。
【0007】そして、特に小児においては、睡眠中の上記の寝返りや移動が多く、例えば敷蒲団中央の正常の位置に戻ることが出来ず、上記原因による冷え等から腹痛や風邪を引き易くなる恐れがある。更に、特にリクライニング付ベッドにおいては、リクライニング作動用の遠隔制御操作部材を、例えばベッドの寝台を支持する柱に掛けておくと、上記ベッドの上半身側のマットレスが下半身側のマットレスの前方端部を中心に回動して、曲折するようにリクライニングして上方に上昇した時、該ベッドの人は身体の後方に身体又は手をまわして、上記遠隔制御操作部材を操作をしなければならず、又上記遠隔制御操作部材を手元に置いておくと、リクライニングと共に、上記枕と同様に滑り落ちたり、該遠隔制御操作部材を置いた場所を忘れたり、手が届かなくなったりして不便を来している。
【0008】更に、特に身体障害者が使用する場合には、上記リクライニング用,エアコン用,テレビ用等の遠隔制御操作部材を置く場所やその他小物、即ち眼鏡,財布,書類等の置く場所に不便を感じている。本発明は、これらの課題に鑑み創案されたもので、敷蒲団,マット,ベッド,イス等の寝具に枕を着脱自在に取付け、又ベッドのリクライニング用,エアコン用,テレビ用等の遠隔制御操作部材を操作し易く快適な生活を向上させる、枕取付具付き寝具及び寝具用枕取付具並びに寝具への枕取付け方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載の本発明の枕取付具付き寝具は、寝具に枕を取付ける枕係合手段を備えたことを特徴としている。請求項2記載の本発明の枕取付具付き寝具は、請求項1記載の構成において、上記枕係合手段が上記枕を保持する枕保持部材を有するように構成されたことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明の枕取付具付き寝具は、請求項1又は2記載の構成において、上記の枕係合手段と枕保持部材とが兼用されるように構成されたことを特徴としている。請求項4記載の本発明の枕取付具付き寝具は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、上記枕係合手段が面ファスナ,チャック,ボタンとボタン孔,ホック,クリップ,紐のうちの少なくとも一つにより構成され上記の枕又は枕保持部材を着脱自在に上記寝具に取付けられるようにしたことを特徴としている。
【0011】請求項5記載の本発明の枕取付具付き寝具は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、上記枕係合手段が上記寝具の少なくとも一部分を狭持する狭持部材又は嵌合部材又は鉤部材又はバンド部材で構成され上記の枕又は枕保持部材が上記寝具に着脱自在に取付けられるように構成されたことを特徴としている。請求項6記載の本発明の枕取付具付き寝具は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、上記寝具の表皮及び上記寝具の上に敷設される敷布や毛布のような上敷のうちのいずれか一方に上記枕係合手段を有するように上記寝具を構成したことを特徴としている。
【0012】請求項7記載の本発明の寝具用枕取付具は、枕を保持する枕保持部材と、該枕保持部材を寝具に着脱自在に嵌合又は狭持又は係止する枕係合手段とを備えたことを特徴としている。請求項8記載の本発明の寝具用枕取付具は、請求項7記載の構成において、上記の枕係合手段が枕保持部材と兼用されるように構成されたことを特徴としている。
【0013】請求項9記載の本発明の寝具用枕取付具は、請求項7又は8記載の構成において、上記の枕及び枕保持部材の少なくともいずれか一方に上記寝具のリクライニング用遠隔制御操作部材,テレビ用遠隔制御操作部材,エアコン用遠隔制御操作部材,小物のうちの少なくとも一つを保持するポケット部を備えたことを特徴ととしている。
【0014】請求項10記載の本発明の寝具への枕取付け方法は、寝具及び該寝具の上に敷設される敷布や毛布のような上敷のうちの少なくともいずれか一方に枕又は該枕を保持する枕保持部材を枕係合手段により取付けることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を示すもので、図1〜8について説明する。図1は本発明の枕取付具付き寝具を敷蒲団に適用した場合を示す概略斜視説明図、図2は図1の寝具用枕取付具を取付ける順序を示す概略説明図、図3は図2の寝具用枕取付具の変形例を示す概略斜視図、図4は図1をベッドに適用した場合の変形例を示す概略説明図、図5は図2の寝具用枕取付具の、その他の変形例を示す概略斜視図、図6は図2の寝具用枕取付具の、その他の変形例を示す概略斜視図、図7は図2の寝具用枕取付具の、その他の変形例を示す概略斜視図、図8は図7の寝具用枕取付具の変形例を示す概略斜視図である。
【0016】寝具用枕取付具2は、図1,図2に示したように、枕4を保持する枕保持部材6を有し、本実施形態の場合には敷蒲団8の巾方向に延びると共に、枕4を着脱可能に形成された開口10を有する袋状の枕保持部12が形成されている。又、枕保持部材6の下面側に、枕保持部材6と一体又は別体に形成される枕係合手段14が設けられており、本実施形態の場合には、図1,図2に示したように敷蒲団8の長手方向の端部8aに嵌合される開口16を有する袋状嵌合部18が設けられている。
【0017】又、袋状嵌合部18は、底部18aのある袋状のものでなくともよく、図3に示した変形例のように底部18aのない、所謂リング状のものでもよく、リング状嵌合部108により敷蒲団8の端部8aに嵌合するように構成されたものでもよい。又、睡眠中の人の頭が当たり難い部位の寝具用枕取付具2の外表面には、図1,図2に示したように本実施形態では寝具用枕取付具2の上面22側にポケット部24が少なくとも1個設けられ、例えばポケット部24に上記のエアコン用やテレビ用等の遠隔制御操作部材Rを挿脱できるように構成され、エアコンやテレビの操作が容易にできるようになっている。
【0018】そして、ポケット部24の取付部位は、上記上面に限られるものではなく、寝具用枕取付具2の近傍の任意の操作し易い部位であればよい。又、このポケット部24には種々の物入れとしても使用することができる。又、寝具用枕取付具2は図2において、高さ方向に長さを有するように立体的に示したが、これは説明の便宜上の形状であり、本実施例の場合は布製であり、敷蒲団8から外すと弛みができ高さ方向の長さは殆どなくなるように構成されている。
【0019】又、寝具用枕取付具2は伸縮自在の、例えば布や樹脂の材料で形成されており、その大きさは、例えば後述の小児のベッド用,シングルベッド用,ダブルベッド用等のように、適宜大きさのものを作っておけばよいが、例えば大,中,小のベッドに兼用に、或いは無段階に伸縮可能に使用できるものでもよい。即ち、シングルベッド用のものを横巾の広いダブルベッドのマットレス(二人用の幅広の敷蒲団にも適用できる)に兼用に使用できる場合を、図3に示したリング状嵌合部材108について説明する。
【0020】先ず、例えばリング状嵌合部材108の上記リング部を切断して帯状に構成し、図3に示したように、その両端を重ねて重合部Sを形成せしめて当接面を面ファスナ26a,26bで接合することによって、シングルベッド用として使用し、上記ダブルベッドに適用する場合には、図3に二点鎖線で示したように上記帯状の左右端部の面ファスナ26a.26bを外し左右に幅を伸ばし、面ファスナの接合状態を代えて、右端の面ファスナ26aと左端の面ファスナ26bとを接合することにより、上記ダブルベッドに適用することができるように構成されている。
【0021】そして、枕保持部材6は上記のようにリング状嵌合部材108が左右に延びた場合でも使用できる左右の幅が十分あり、2個の枕を並列に配置できるように構成されており、小物等を挿脱するポケット部24は面ファスナ,ボタンとボタン孔,クリップ,紐等により容易に移動できるように構成されている。又、図2に示したような袋状嵌合部18の場合には、底部18aを上記のリング状嵌合部材108のように帯状に形成し、中間部を切断して、その両切断端部を重合せしめて、当接面に上記面ファスナ等により着脱自在に構成すれば、上記リング状嵌合部材108と組み合わせることにより、敷蒲団8や後述のマットレス54等の大きさにより伸縮自在に使用することができる。
【0022】又、この伸縮自在の構成は上記の限られるものではなく、上記端部を着脱自在に重合自在にして伸縮でるようにしたものに代えて、通常の鞄等の厚みや深さを伸縮可能に構成して使用されている、図示しない襠とチャックとを用いた襠伸縮機構でもよい。即ち、図示しないが上記のリング状嵌合部材108,袋状の底部18aの適宜部位に襠を、少なくとも一箇所設け、例えば後述のシングルベッド用のマットレス54の場合のような不使用時には、上記襠をチャックを閉めて閉じ込めておき、上記幅や深さを広げたい場合には上記チャックを開き上記襠を展開して広げて使用ができるようにして、敷蒲団,シングル及びダブルベッドに兼用に使用できるようにしてもよい。
【0023】又、図5に示したように、襠Mと図示しないチャックによる上記の襠伸縮機構は、枕保持部材6の高さ方向の拡張に使用すれば枕4の大小に応じて使用が可能になる。又、図2に示したように枕保持部材6の開口10に、必要に応じて面ファスナを使用すれば、枕4を挿入後、面ファスナを閉じれば枕4の枕保持部材6内での位置を保持し易くなり、必要に応じて、枕保持部材6内に面ファスナを任意に間隔をおいて配設しておけば、枕4に取付けられる面ファスナとの協働により、枕4を所望の部位に移動し保持することができる。
【0024】本実施形態は上記のように構成されているので、図2に示したように枕保持部材6の開口10より枕4を挿入した後、枕係合手段14である袋状嵌合部18の開口16を敷蒲団8の端部8aに、図1に示したように嵌合せしめるだけで、枕4の位置を確保することができる。勿論、枕保持部材6を敷蒲団8に上記のように嵌合した後に、枕4を枕保持部材6の開口10より挿入するようにすることもできる。
【0025】従って、人が図1に示したような寝具用枕取付具2を取り付けた敷蒲団8で睡眠した場合、上記のように一夜で数十回の寝返りをしても、身体のみが移動するだけで枕4は移動せず、枕保持部材6に挿入されているため手で移動したり、枕4をかかえて寝返りをすることができないので、寝ぼけていても正常位置の敷蒲団8の中央位置に保持されている枕4に、手探りでも戻り易く、敷蒲団8や、後述の図4に示すベッド50から落ちることが防止され、掛け蒲団や掛け毛布から外れることが少なくなり、風邪を引いたり、ベッド50から脱落し身体を傷めることが防止される。
【0026】又、枕保持部6に設けられたポケット部24に係合せしめた遠隔制御操作部材Rの操作により簡単にエアコンやテレビの操作ができ、遠隔制御操作部材Rを探したり、遠隔制御操作部材Rのある場所までその度に、起きていく必要がなくなり、快適な生活ができる。次に、図1に示した変形例として、リクライニング付ベッド50について図4で説明するが、上記実施形態と実質的に同一部材については同一符号を付して説明する。
【0027】図4に示したように、リクライニング付ベッド50の寝台52の上面に、図示しないリクライニング機構を有するマットレス54が搭載されており、詳細は図示しないが、図4に示したようにマットレス54が適宜個所で2分割され上側マットレス54aが下側マットレス54bに対して上下にリクライニングできるように構成されている。
【0028】例えば、図4に示した位置に上側マットレス54aがリクライニングされ傾斜しても、上記で図1〜3について説明したように、枕4が寝具用枕取付具2を介して上側マット54aに嵌合されているため、枕4が滑り落ちることがなく、上側マット54aの傾斜位置に関係なく使用者の所望位置に保持することができる。
【0029】従って、身体の不自由な人が、例えば毎日使用し、上記リクライニング位置を何回も変える必要があっても、枕4の滑り落ちや位置の移動を心配することなく気軽に使用することができる。そして、病人を看護する人が、リクライニング時に枕4の滑り落ちや、使用中の枕4の位置ずれを心配する必要がなくなり、上記看護労力を非常に低減することができる。
【0030】又、枕保持部材6の上面のポケット部24にベッド50のリクライニング用の遠隔制御操作部材Rを保持しておけば、上側マットレス54aのリクライニング位置に関係なく、寝た状態のままで、このベッドを使用する身体の不自由な人が、上記リクライニングの操作を極めて容易に操作することができる。そして、ポケット部24の上面を透明な部材で構成すればポケット部24から、遠隔制御操作部材Rをその度に取出さずに、ポケット24の上から遠隔制御操作部材Rを操作することができるので便利である。又、寝具用枕取付具2は上記寝具から取外して洗濯をすることができるため、何時も清潔に使用することができる。又、上記実施形態では寝具用枕取付具2は、図2に示したように枕保持部材6と袋状嵌合部材18を別体で形成し、例えば2枚の布から構成して、布柄等が全て表にでるように構成したが、表裏のない柄物や無地の材料,又上記表裏を気にしなければ、図5に示したその他の変形例のように一枚の布や樹脂材を、側面視でS状又は波状に三重になるように構成し、長手方向の両端2a.2bを縫装,接着,チャック,面ファスナ等の適宜結合部材で結合することにより形成してもよい。そして、図5に示した寝具用枕取付具2の両端2a,2bに上記実施形態と同様に襠Mを適宜形成することにより、マットレス54や枕4の大きさに応じられるように構成すれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0031】又、寝具用枕取付具2は、図6に示したその他の変形例のように上記マットレス54の上側マットレス54aの上部を覆う大きさの、一枚の布の裏面の適宜四方に面ファスナ24cを配設し、この面ファスナ24cに対応するマットレス54a側にも面ファスナ24dを配設して、図6に二点鎖線の位置から、角部2sを折込みながら実線の寝具用枕取付具2のように面ファスナ24c,24dを結合することによって、構成するようにしてもよい。
【0032】この場合には、上記枕取付部材6と枕係合手段14とが互いに兼用できるように形成されているので、コストも安く、簡易寝具用枕取付具2を得ることができる。又、寝具用枕取付具2の枕係合手段14は、上記のように袋状嵌合部18やリング状嵌合部材108に限られるものではなく、図7に示したように、例えば上記の枕保持部材6の下面に、面ファスナ24により結合され形状を維持できる材料、即ち厚手の布や軟質の樹脂材で形成される枕係合部材14であるL字状部18Lを設け、マットレス54aの前方の前側面54Fと係合せしめ、面ファスナ24c,24d等により着脱自在に配設されるように構成してもよい。
【0033】そして、上記のL字状の枕係合手段14は、図8に示したようにマットレス54aの前側面54Fに係合する鉤部材18Kを有するように構成されたものでもよく、更に枕係合部材14は、図示しないU字状に形成して上記寝具に係合するように構成してもよい。又、上記実施形態ではベッドのマットレス54について説明したが、図示しないが敷蒲団の下に敷くマットをそのまま上記寝具として使用する場合にも適用することができる。
【0034】更に、図示しないが寝具用枕取付具2は敷蒲団やマットレス54自身の表皮の、枕4の配設位置付近に一体又は別体に上記枕保持部6を形成し枕係合手段14と兼用できるように構成してもよい。又、寝具用枕取付具2は敷蒲団8やマットレス54の上面に敷く、敷布や毛布のような上敷の端部に、一体又は別体に形成してもよく、例えば上記の敷布や毛布の端部に枕保持部材6を形成し枕係合手段14と兼用できるように構成してもよい。
【0035】又、枕係合部材14は枕4自体に設けてもよく、又上記実施形態のように枕4を保持する枕保持部材6に設けてもよい。そして、上記実施形態で、例えば枕係合手段14で使用した面ファスナ26a,26bは、これに限られるものではなく、チャック,ボタンとボタン孔,ホック,クリップ,紐等のような結合部材のうちの少なくとも一つの結合部材で着脱自在に結合しても上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0036】又、上記の実施形態及び各変形例に示したように、図示しないが、イス,リクライニング機構を有するイスにも適用でき、又不使用時は上記の枕4が人の背中や頭にあたり邪魔になる時には、該イスの背当の後方側に枕4が突出するように嵌合を変えれば、通常のイスとして使用することができ、上記実施形態と略同様の作用効果を奏することができる。又、上記実施形態では上記寝具である敷布団8やマットレス54に寝具用枕取付具2を取付けたが、上記寝具、例えば寝具であるベッド50の寝台52側や、図示しないが上記イスのクッション部材を支持する該イスの本体側に取付けるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本発明の枕取付具付き寝具によれば、寝具に枕を取付ける枕係合手段を備えているので、上記枕を上記寝具に容易に取付け、上記枕の位置を保持することにより、安定した位置で安眠をとることができる。
【0038】請求項2記載の本発明の枕取付具付き寝具によれば、請求項1記載の構成において、上記枕係合手段が上記枕を保持する枕保持部材を有するように構成されているので、上記枕の着脱が容易であり、且つ上記枕の位置を保持することができると共に、安定した位置で安眠をすることができる。請求項3記載の本発明の枕取付具付き寝具によれば、請求項1又は2記載の構成において、上記の枕係合手段と枕保持部材とが兼用されるように構成されているので、コンパクトで、且つコストが廉価な上記寝具を得ることができる。
【0039】請求項4記載の本発明の枕取付具付き寝具によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、上記枕係合手段が面ファスナ,チャック,ボタンとボタン孔,ホック,クリップ,紐のうちの少なくとも一つにより構成され上記の枕又は枕保持部材を着脱自在に上記寝具に取付けられるようにしたので、上記の枕又は枕保持部材を上記枕係合手段により上記寝具に簡単に着脱でき、上記の枕保持部材及び枕係合手段の修理や洗濯を容易にすることができ、快適な日常生活を送ることができる。
【0040】請求項5記載の本発明の枕取付具付き寝具によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、上記枕係合手段が上記寝具の少なくとも一部分を狭持する狭持部材又は嵌合部材又は鉤部材又はバンド部材で構成され上記の枕又は枕保持部材が上記寝具に着脱自在に取付けられるようにしたので、上記の枕又は枕保持部材を枕係合手段により上記寝具に極めえ容易に取付けることができ、快適な日常生活を送ることができる。
【0041】請求項6記載の本発明の枕取付具付き寝具は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、上記寝具の表皮及び上記寝具の上に敷設される敷布や毛布のような上敷のうちのいずれか一方に上記枕係合手段を有するように上記寝具を構成したので、上記の枕又は枕保持部材を上記寝具に簡単に取付けることができると共に、上記の表皮又は上敷の一部を利用して上記枕取付具付き寝台をつくることができるため、コストが低減され、且つコンパクトに形成することができる。
【0042】請求項7記載の本発明の寝具用枕取付具によれば、枕を保持する枕保持部材と、該枕保持部材を寝具に着脱自在に嵌合又は狭持又は係止する枕係合手段とを備えているので、上記の枕を枕保持部材介して枕係合手段により上記寝具に極めて容易に取付けることができ、快適な日常生活を送ることができる。請求項8記載の本発明の寝具用枕取付具によれば、請求項7記載の構成において、上記の枕係合手段が枕保持部材と兼用されるように構成されているで、コストが低減されコンパクトに形成することができる。
【0043】請求項9記載の本発明の寝具用枕取付具によれば、請求項7又は8記載の構成において、上記の枕及び枕保持部材の少なくともいずれか一方に上記寝具のリクライニング用遠隔制御操作部材,テレビ用遠隔制御操作部材,エアコン用遠隔制御操作部材,小物のうちの少なくとも一つを保持するポケット部を備えたているので、上記寝具から離れたり、上記ベッドやイスがリクライニングした場合にも上記各遠隔制御操作部材や小物等を、上記寝具を使用する人の身体の近傍に保持して置くことができるため、便利であり、且つ安定した安眠をすることができる。
【0044】請求項10記載の本発明の寝具への枕取付け方法によれば、寝具及び該寝具の上に敷設される敷布や毛布のような上敷のうちの少なくともいずれか一方に枕又は該枕を保持する枕保持部材を枕係合手段により取付けるので、何時でも上記の枕又は枕保持部材を寝具に簡単に着脱自在に取付けることができる。
【出願人】 【識別番号】397057957
【氏名又は名称】石橋 わか
【出願日】 平成9年(1997)10月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】真田 有
【公開番号】 特開平11−103993
【公開日】 平成11年(1999)4月20日
【出願番号】 特願平9−269980