| 【発明の名称】 |
枕 |
| 【発明者】 |
【氏名】森下 茂
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| 【要約】 |
【課題】蕎麦殻等の中身が互いに擦れ合って細かく破壊されて粉粒体となっても中袋の外部に漏れ出すことはない枕を提供することにある。
【解決手段】中袋10に中身18を詰め込んだ1個もしくは複数個の枕主体6,7を1枚の袋体1で被包した枕において、前記中袋10を形成する上下布地11,12を樹脂コーティングにより目潰し加工するとともに、前記上下布地11,12の外周縁部を二重ステッチ縫い14で縫い合わせたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中袋に中身を詰め込んだ1個もしくは複数個の枕主体を1枚の袋体で被包した枕において、前記中袋を形成する上下布地を樹脂コーティングにより目潰し加工するとともに、前記上下布地の外周縁部を二重ステッチ縫いで縫い合わせたことを特徴とする枕。 【請求項2】 前記二重ステッチ縫いの部分は、平行する2本以上のミシン縫いであることを特徴とする請求項1記載の枕。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、中袋に中身を充填した1個もしくは複数個の枕主体を1枚の袋体で被包した枕に関する。 【0002】 【従来の技術】枕は安眠のために欠かすことができないが、その高さ、形状および硬さ等は使用者の好みによってまちまちであり、硬さが僅かに違っても安眠できない場合がある。また、冬季と夏季とでも、枕の素材によって暑さを感じたり、寒さを感じ、寝付きが悪い場合がある。 【0003】そこで、寝具メーカや健康器具メーカとしては、形状、硬さあるいは中身の素材(綿、蕎麦殻、プラスチックチップあるいは、これらの混合物)の異なる複数種類の枕を販売し、ユーザが自身の好みによって選択して購入し、使用している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の枕は布地からなる袋体の内部に綿、蕎麦殻、プラスチックチップあるいは、これらの混合物を詰め込んだものであり、袋体は上下布地の外周縁部をミシン等によって縫い合わされて袋体に形成され、袋体の開口部から前述した中身を詰め込んだ後、開口部をミシン等によって縫い合わして閉じている。 【0005】したがって、例えば、中身が蕎麦殻の場合、使用中に蕎麦殻が外部から加わる圧力によって蕎麦殻が互いに擦れ合って細かく破壊されて粉粒体となる。一方、袋体の外周縁部のミシンの縫い合わせ部分も徐々に緩んで隙間ができ、この隙間から粉粒体となった蕎麦殻が漏れ出すという問題がある。 【0006】また、中身が蕎麦殻の場合に限らず、綿の場合も、備長炭の場合も同様であり、特に微細な粉粒体となると袋体の織物目を通過して外部に漏れ出してしまうという問題がある。 【0007】この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的は、蕎麦殻等の中身が互いに擦れ合って細かく破壊されて粉粒体となっても袋体の外部に漏れ出すことはなく、長期間に亘って使用できる枕を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目的を達成するために、請求項1は、中袋に中身を詰め込んだ1個もしくは複数個の枕主体を1枚の袋体で被包した枕において、前記中袋を形成する上下布地を樹脂コーティングにより目潰し加工するとともに、前記上下布地の外周縁部を二重ステッチ縫いで縫い合わせたことを特徴とする。請求項2は、請求項1の二重ステッチ縫いの部分は、平行する2本以上のミシン縫いであることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は枕を示し、1は1枚の袋体であり、これは例えばコットンダウンプルーフ加工が施されていると共に、防虫・抗菌加工が施されている。この袋体1は略正方形の2枚の布を重ね合わせ、その一辺2aを除く他の三辺2b,2cおよび2dにステッチ縫い3あるいはテープエッジにより袋状に形成されている。ステッチ縫い3を設けない一辺2aには略全長に亘って開口しており、この開口部4にはファスナー5が縫い付けられている。 【0010】袋体1によって被包される枕主体は、本実施形態では幅広の2個の第1の枕主体6と狭幅の4個の第2の枕主体7との組合わせからなり、第1及び第2の枕主体6,7は基本的には同一構造であるため、第1の枕主体6について図2〜図4に基づいて説明する。 【0011】中袋10は矩形状に裁断された上布地11と下布地12からなり、樹脂コーティングにより目潰し加工されている。上布地11と下布地12の2枚の布を重ね合わせ、その一辺13aを除く他の三辺13b,13cおよび13dは二重ステッチ縫い14により袋状に形成されている。すなわち、二重ステッチ縫い14は上布地11と下布地12の縁部11a,12aを重ね合わせ、その重ね合わせた部分を帯状布15によって包み、2本針ミシンによるミシン糸16によって極細かい縫い目で平行する2列縫いすることにより縫製されている。 【0012】また、二重ステッチ縫い14を設けない一辺13aには略全長に亘って開口しており、この開口部17から中身18としての蕎麦殻、綿、プラスチックチップ、備長炭あるいは、これらの混合物を詰め込み、開口部17は上布地11と下布地12の縁部11a,12aを重ね合わせ、その重ね合わせた部分を二重に折り込んで2本針ミシンによるミシン糸19よって平行する2列縫いすることにより縫製されている。 【0013】前述のように構成された2個の第1の枕主体6と4個の第2の枕主体7は袋体1の開口部4から袋体1の内部に収納して使用されるが、通常は2個の第1の枕主体6を平行に並べ、この2個の第1の枕主体6の上部に第2の枕主体7を載置するが、第2の枕主体7の個数は使用者の好みによって選択して袋体1に収納する。 【0014】すなわち、4個の第2の枕主体7を袋体1に収納した場合には第2の枕主体7相互が横方向から圧縮されて枕高さが高く、また硬くなり、2〜3個の第2の枕主体7を袋体1に収納した場合には第2の枕主体7は偏平状になり、枕高さが低く、また柔らかくなる。したがって、使用者の好みによって枕高さ及び硬さを調節できる。 【0015】しかも、枕は人間の頭部を支えるとともに頸椎を同時に支えて安定した状態に保持できるが、頸椎の高さは個人個人まちまちであり、一定の高さの枕では安眠ができないが、前述のように使用者の好みによって枕高さ及び硬さを調節できることから自然体の寝姿勢を保つことができる。 【0016】また、第1及び第2の枕主体6,7の中身18が蕎麦殻の場合、使用中に蕎麦殻が外部から加わる圧力によって蕎麦殻が互いに擦れ合って細かく破壊されて粉粒体となるが、中袋10の外周縁部は二重ステッチ縫い14で、しかも2本針ミシンによるミシン糸16によって極細かい縫い目で平行する2列縫いに縫製されていることから、粉粒体となった中身18が縫い目を通過して外部に漏れることはなく、長期間の使用に耐えることができる。また、中身18が蕎麦殻の場合に限らず、綿の場合も、備長炭の場合も同様であり、特に微細な粉粒体となると縫い目を通過して外部に漏れ出してしまう虞があるが、前述のように中袋10の外周縁部は二重ステッチ縫い14で、しかも2本針ミシンによるミシン糸16によって極細かい縫い目で平行する2列縫いに縫製されていることから中身18が縫い目を通過して外部に漏れる心配は全くない。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、中袋に中身を詰め込んだ1個もしくは複数個の枕主体を1枚の袋体で被包した枕において、中袋を形成する上下布地を樹脂コーティングにより目潰し加工するとともに、前記上下布地の外周縁部を二重ステッチ縫いで縫い合わせることにより、蕎麦殻等の中身が互いに擦れ合って細かく破壊されて粉粒体となっても中袋の外部に漏れ出すことはなく、長期間に亘って使用できる。しかも、袋体に収納する枕主体の個数によって使用者の好みの枕高さ及び硬さを調節できることから自然体の寝姿勢を保つことができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595098435 【氏名又は名称】モリシタ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−103992 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−265932 |
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