トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 カーペット片又は床材片を嵌合した基台、及びこれらの基台を使用したカーペット片又は床材片の貼り合わせ方法
【発明者】 【氏名】川瀬 光一

【氏名】若竹 俊雄

【氏名】富宇加 直樹

【要約】 【課題】敷き詰められたカーペット又は床材におけるクッション性及び吸音性を高め、さらにカーペットや床材の貼り合わせを容易にするカーペット片又は床材片を嵌合した基台を提供する。

【解決手段】弾性材から成る略正方形状の枠体1を設け、この枠体1の周囲に側壁を設けてカーペット片11を嵌合する略正方形状の嵌合凹部を形成し、また上記の側壁に、隣接する他の枠体1を接続する接続部を設け、上記枠体1の底面から、当該底面と当該枠体1を載置する床面との間に空間を形成するように脚部8を設け、上記嵌合凹部にカーペット片11を嵌合した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弾性材から成る略正方形状の枠体を設け、この枠体の周囲に側壁を設けてカーペット片又は床材片を嵌合する略正方形状の嵌合凹部を形成し、また上記の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設け、上記嵌合凹部にカーペット片又は床材片を嵌合したことを特徴とする、カーペット片又は床材片を嵌合した基台。
【請求項2】 弾性材から成る略正方形状の枠体を設け、この枠体の周囲には側壁を設けてカーペット片又は床材片を嵌合する略正方形状の嵌合凹部を形成し、また上記の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設けたカーペット片又は床材片用基台を多数用意して、これらの基台を上記接続部によって相互に接続して縦横に並べ、これらの基台の接続の前後を問わず、各基台の上記嵌合凹部に略正方形状のカーペット片又は床材片を嵌合することを特徴とする、カーペット片又は床材片の貼り合わせ方法。
【請求項3】 弾性材から成る枠体を設け、この枠体の周囲及び内部に側壁を設けて複数のカーペット片又は床材片が嵌合できる複数の略正方形状の嵌合凹部を形成し、また当該枠体の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設け、上記嵌合凹部にカーペット片又は床材片を嵌合したことを特徴とする、カーペット片又は床材片用を嵌合した基台。
【請求項4】 弾性材から成る枠体を設け、この枠体の周囲及び内部には側壁を設けて複数のカーペット片又は床材片が嵌合できる複数の略正方形状の嵌合凹部を形成し、また当該枠体の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設けたカーペット片又は床材片用基台を多数用意して、これらの基台を上記接続部によって相互に接続して縦横に並べ、これらの基台の接続の前後を問わず、各基台の上記嵌合凹部に略正方形状のカーペット片又は床材片を嵌合したことを特徴とする、カーペット片又は床材片の貼り合わせ方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅やその他様々な所で使用される、カーペット片又は床材片を嵌合した基台、及びこれらの基台を使用したカーペット片又は床材片の貼り合わせ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅や病院等においても様々なカーペットや床材が使用されているが、これらのカーペットや床材を敷き詰めた廊下等を通行すると足音等が響き、近隣や入院患者等の迷惑となることがあった。そこでこの様な足音等が響くのを防ぐため、カーペットの下面に弾力性機能を施したり、床材自体に吸音効果を持たせたりしていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、従来のカーペットや床材では、吸音効果を持たせるために材料の選別や製品自体の開発が必要となり、価格面において高価になってしまう。またその製品であるカーペットや床材が汚れたり破損した場合、その交換等に時間と手間がかかり不便であった。
【0004】そこで、カーペットや床材を適宜の大きさの略正方形状に細分化し、これらのカーペット片や床材片を上記嵌合凹部に嵌め込んだ基台、及びこれらの基台を使用したカーペット片又は床材片の貼り合わせ方法を提供して、敷き詰められたカーペット又は床材における吸音性を高め、さらにカーペットや床材の貼り合わせを容易にすることにより、上記課題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1項の発明は、弾性材から成る略正方形状の枠体を設け、この枠体の周囲に側壁を設けてカーペット片又は床材片を嵌合する略正方形状の嵌合凹部を形成し、また上記の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設け、上記嵌合凹部にカーペット片又は床材片を嵌合したカーペット片又は床材片を嵌合した基台である。
【0006】請求項2項の発明は、弾性材から成る略正方形状の枠体を設け、この枠体の周囲には側壁を設けてカーペット片又は床材片を嵌合する略正方形状の嵌合凹部を形成し、また上記の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設けたカーペット片又は床材片用基台を多数用意して、これらの基台を上記接続部によって相互に接続して縦横に並べ、これらの基台の接続の前後を問わず、各基台の上記嵌合凹部に略正方形状のカーペット片又は床材片を嵌合するカーペット片又は床材片の貼り合わせ方法である。
【0007】請求項3項の発明は、弾性材から成る枠体を設け、この枠体の周囲及び内部に側壁を設けて複数のカーペット片又は床材片が嵌合できる複数の略正方形状の嵌合凹部を形成し、また当該枠体の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設け、上記嵌合凹部にカーペット片又は床材片を嵌合したカーペット片又は床材片用を嵌合した基台である。
【0008】請求項4項の発明は、弾性材から成る枠体を設け、この枠体の周囲及び内部には側壁を設けて複数のカーペット片又は床材片が嵌合できる複数の略正方形状の嵌合凹部を形成し、また当該枠体の側壁に、隣接する他の枠体を接続する接続部を設け、上記枠体の底面から、当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成するように脚部を設けたカーペット片又は床材片用基台を多数用意して、これらの基台を上記接続部によって相互に接続して縦横に並べ、これらの基台の接続の前後を問わず、各基台の上記嵌合凹部に略正方形状のカーペット片又は床材片を嵌合したカーペット片又は床材片の貼り合わせ方法である。
【0009】
【発明の実施の形態例】この発明の第1の実施の形態例を図に基づいて説明する。図1乃至図8はこの発明の実施の形態例のカーペット片用基台を示す。このカーペット片用基台は硬質ゴムから成る枠体1であって、四方の側壁、右側壁2、左側壁3、前側壁4及び後側壁5によって略正方形状の嵌合凹部1aを形成し、またこの枠体1の底面は略十文字形の底面支持部6によって、略四角形状の透孔7を四つ有している。さらに上記枠体1の四方の隅部、四方の側壁2乃至5の中間部及び底面支持部6の中央部の夫々の裏面には脚部8を夫々設けている。
【0010】次に四方の側壁について説明する。上記四方の側壁2乃至5によって形成される枠体1は略正方形状であり、図9に示すように四方の側壁のうち右側壁2及び後側壁5は各側壁の上部から夫々外側に向かって突出し、当該突出した部分の下面は外方へ向かって下がる傾斜面としてオス型の被係止部2a、5aを成し、これらの被係止部2a、5aと上記右側壁2又は後側壁5によって垂直断面略鍵型を形成し、上記オス型の被係止部2a、5aの突出した厚さは、後述する左側壁3及び前側壁4の厚さと同一に成っている。
【0011】その結果、右側壁2及び後側壁5部分においては四方の側壁2乃至5によって形成される略正方形状からオス型の被係止部2a、5aの突出した部分だけ、上記略正方形状からはみ出す形と成っているが、後述するようにこれらの部分は隣接する同型同大の枠体1の左側壁3及び前側壁4のメス型の係止部3a、4aに完全に重なるので実際には不都合が生ずるものではない。これらの部分によって隣接する他のカーペット片用基台の枠体1と接続できるものである。
【0012】また図10に示すように、左側壁3及び前側壁4は、夫々の側壁の上端部が内側に向かって下りの傾斜面と成っており、垂直断面刀型を形成し、メス型の係止部3a、4aとなっている。さらに図11には、上記の様なオス型の被係止部2a、5aをメス型の係止部3a、4aに被せてこれらを係止固定した状態を示す。
【0013】また図12に示すように右側壁2と後側壁5のオス型の係止部2a、5aによって挾まれて形成される隅部はその下面が、当該隅部の対角線9を境に折曲して右側壁2と後側壁5の夫々のオス型の係止部2a、5aが連続するように成っている。さらに図13に示すように、左側壁3と前側壁4のメス型の係止部3a、4aによって挾まれて形成される隅部はその上面が、当該隅部の対角線10を境に折曲して左側壁3と前側壁5の夫々のメス型の係止部3a、4aが連続するように成っている。また図14に示すように右側壁2と前側壁4によって挾まれて形成される隅部は、右側壁2の被係止部2aがこの交叉する個所の直前までしかなく、前側壁4の係止部4aがそのまま延びて当該交叉個所と成っており、この交叉個所の右端部側面は右側壁2の外側面とその面が一致している。さらに左側壁3と後側壁5によって挾まれて形成される隅部も同様になっている。
【0014】次にこの様なカーペット片用基台の枠体1を縦横方向に夫々二列並べ連ねた状態を図15に示す。まずカーペット片用基台Aを中心に説明すると、カーペット片用基台Aの左側壁3のメス型の係止部3aにカーペット片用基台Aの左側に接するカーペット片用基台Bの右側壁2のオス型の係止部2aを重ね合わせる。そして上記カーペット片用基台Aの前側壁4のメス型の被係止部4aにカーペット片用基台Aの前側に接するカーペット片用基台Cの後側壁5のオス型の係止部5aを重ねる。最後にカーペット片用基台Bの前側に接し、カーペット片用基台Cの左側に接するカーペット片用基台Dの後側壁5及び右側壁2夫々のオス型の被係止部5a、2aを上記カーペット片用基台Bの前側壁4及びカーペット片用基台Cの左側壁3夫々のメス型の係止部3a、4aに重ねる。この様にしてカーペット片用基台A、B、C及びDは、接続係止される。
【0015】上記の様にカーペット片用基台は接続されるが、この時のこれら四枚のカーペット片用基台が相互に係止し合う個所、即ち四枚のカーペット片用基台の略中央部分の構造について説明する。図16及び図17に示すようにカーペット片用基台Aの左側壁3のメス型の係止部3aにカーペット片用基台Bの右側壁2のオス型の被係止部2aを重ねた場合、カーペット片用基台Aの対角線10部分については、カーペット片用基台Bの右側壁2のオス型の被係止部2aの対応する部分が形成されておらず、上記対角線10部分に右側壁2のオス型の被係止部2aが重なることはなく開口した状態である。次に図18に示すようにカーペット片用基台Aの前側壁4のメス型の係止部4aにカーペット片用基台Cの後側壁5のオス型の被係止部5aを重ねた場合も、同様にカーペット片用基台Aの対角線10部分はカーペット片用基台Cの後側壁5のオス型の被係止部5aが当該対角線10部分にまでは形成されていないので、この対角線10部分は開口した状態である。
【0016】そして図19に示すようにカーペット片用基台Bの前側壁4及びカーペット片用基台Cの左側壁3の夫々のメス型の係止部4a、3aにカーペット片用基台Dの後側壁5及び右側壁2の夫々のオス型の被係止部5a、2aを重ねた場合、カーペット片用基台Aの対角線10部分には、カーペット片用基台Dの上記対角線9部分によって上方から完全に覆われて蓋をされた状態となり、その結果四枚のカーペット片用基台A、B、C及びDは、係止接続され、右側壁2と後側壁5の各被係止部2a、5aの連続した格子形状を成し、これらの格子の間に嵌合凹部1aが存することとなる。
【0017】この様にして、カーペット片用基台は左側壁3及び前側壁4夫々に設けたメス型の係止部3a、4aに、右側壁2及び後側壁5夫々に設けたオス型の鍵型形状の被係止部2a、5aを上方から被せることによって、相互に確実に係止固定される。従って同形同大のカーペット片用基台を安定して自在に布設することができる。
【0018】またこの様なカーペット片用基台に実際にカーペット片11を取付けるには、カーペット片用基台の各側壁2乃至5によって形成される上面の嵌合凹部1aにカーペット片11を嵌合すれば良い。この状態を図20に示す。カーペット片11を嵌合した場合、枠体1の側壁2乃至5及び底面支持部6によってカーペット片11は支持されている。
【0019】また他の実施の形態例として図21及び図22に示すものは、上記第1の実施の形態例で使用したカーペット片11を四個略正方形状に嵌合配置できる基台から成る枠体21としたものである。この場合、カーペット片11を一度に四個貼り合わせでき、また当該枠体21の側壁22、23、24、25は上記枠体1のものより2倍の長さとなっているので、同型同大の枠体21を隣接して施工した際、広い範囲の場所でも能率良く安定して当該枠体21が施工できる。またこの図21の枠体21は略正方形状としているがこれに限らず、複数のタイルを嵌合できる嵌合凹部21aを複数個設けたものであれば、横長や縦長であっても良い。またこの枠体21は上記枠体1を複数個接続できる他、基本的な部分の構成である、オス型の係止部22a、25a、メス型の係止部23a、24a、底面支持部26、透孔27、脚部28等は上記枠体1と同様である。
【0020】またカーペット片11については、適宜の厚さの略正方形状に加工し、上記枠体1、21の嵌合凹部1a、21aに嵌合できるものであればよい。この様にして多数の床面にカーペット片11を貼り合わせた場合、枠体1、21の材質である硬質ゴムと枠体1、21の底面に設けた透孔7、27や脚部8、28によって形成される空間によって、歩く人の衝撃は緩和し、軽減され、その足音は吸音されてしまう。この様にして複数の枠体1及び枠体21を接続した後、カーペット片11を夫々の枠体1及び枠体21の上面の嵌合凹部1a、21aに嵌め入れれば、カーペット片11は夫々の枠体1又は枠体21に安定して支持される。
【0021】また枠体1又は枠体21の風通しは良いものであるが、枠体1又は枠体21を成す硬質ゴムを抗菌性のものにすると、当該カーペット等にカビや菌の発生をより一層防ぐことができる。抗菌性の硬質ゴムとしては、例えば銀を0.005%〜0.05%(体積比)及びチタンを0.05%〜0.5%(体積比)をガラス繊維に混ぜて焼成し、この焼成したものをさらに粉体にし、これを抗菌剤として1%〜3%を硬質のゴム材に混ぜて造ったもの等がある。
【0022】上記実施の形態例では、枠体1又は枠体21を作る弾性材として硬質ゴムを採用しているが、通行等による衝撃を吸収できる弾性材であるならば硬質ゴムに限定されるものではない。また枠体1又は21に嵌合するものとしてカーペット片を採用しているが、カーペット片の他、床材等例えばフローリングを形成する板材等でもよく、嵌合凹部に嵌合できる適宜の形状に成るものであればよい。枠体1、21の底面に透孔7、27を設けているが、これは発明の必須要件ではない。また隣接する枠体1又は枠体21を接続するのに垂直断面鍵型形状のオス型の被係止部2a、3a及びメス型の係止部4a、5aを採用しているが、接続部はこれらの形状及び方法に限るものではない。
【0023】
【発明の効果】請求項1項の発明の基台によれば、弾性材から成る基台の枠体の嵌合凹部にカーペット片又は床材片を嵌合し、枠体の脚部によって枠体の底面から当該底面と当該枠体を載置する床面との間に空間を形成しているので、カーペットの上を人が歩いたとしても、その衝撃は緩和され軽減される。またこの様に衝撃が緩和、軽減されるので足音等もたちにくいものであり、上記ゴム等の弾性材から成る枠体とその下の空間等によって足音等が吸音されるものである。
【0024】請求項2項の発明によれば、請求項1項の発明の効果に加えて、カーペット片用基台を縦横に接続して並べられるので、広範囲に渡って貼り合わせる場合でも作業が上記基台の載置及びカーペット片を嵌合するだけなので、容易であり、また出来上がりが非常にきれいである。さらに枠体の嵌合凹部にカーペット片等を嵌合するだけで、接着剤等が不要なので費用も軽減され、作業能率がよく、貼り替えする際にも手間がかからない。またカーペット片等はこれらの枠体に嵌合されているので無闇に剥離することがない。
【0025】請求項3項及び請求項4項の各発明によれば、上記請求項1項及び請求項2項の発明の効果に加え、カーペット片等を一度に複数個貼り合わせでき、またカーペット片等の大きさを請求項1項及び2項におけるカーペット片等と同じにした場合、当該カーペット片用又は床材片用基台の側壁は、請求項1項及び2項におけるカーペット片用又は床材片用基台の側壁より、長く成るので、カーペット片用又は床材片用基台を施工した際、広い範囲の場所でも能率良く安定して施工出来、またカーペット片等も迅速に貼り合わせできる。
【出願人】 【識別番号】591229912
【氏名又は名称】アートセラミック株式会社
【識別番号】597039744
【氏名又は名称】株式会社興和エンジニアリング
【識別番号】597039755
【氏名又は名称】株式会社環境企画一級建築士事務所
【出願日】 平成9年(1997)8月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】藤沢 則昭 (外1名)
【公開番号】 特開平11−56584
【公開日】 平成11年(1999)3月2日
【出願番号】 特願平9−243499