| 【発明の名称】 |
線香保持具 |
| 【発明者】 |
【氏名】▲吉▼田 政令
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| 【要約】 |
【課題】線香の灰が飛び散ったり、線香立ての周辺を焦がしたりする虞のない線香保持具を提供する。
【解決手段】上面が開口した木製の箱状の保持具本体1の内底面にブリキ板5を敷設し、ブリキ板5の上面にコーンカップ型線香保持部用リング状仕切部材9を取り付ける。保持具本体1の対向側壁3、3の内面に線香差し込み孔6を設け、この線香差し込み孔6の口縁に磨耗防止部材8を付設する。周壁の内面に蓋体支持枠7を上向きに突設する。蓋体1に多数個の通気孔21、21…を設け、蓋体20を保持具本体1に被せる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面が開口した箱状保持具本体と、該保持具本体に被せられる蓋体とからなり、前記保持具本体の周壁内面に、線香を保持具本体内底面から離間させた状態で水平状ないしは斜状に保持しうる1ないし複数個の線香差込み孔が設けられる一方、前記蓋体に1ないし複数個の通気孔が設けられてなることを特徴とする線香保持具。 【請求項2】 保持具本体は、木製であり、内底面にブリキ等の金属製薄板が敷設されてなる請求項1に記載の線香保持具。 【請求項3】 保持具本体は、金属、セラミックス等の耐火性素材から作製されてなる請求項1に記載の線香保持具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、線香保持具、とくに線香を略々水平状に保持して燃焼させる際に用いられる線香保持具に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、仏前や墓前において細長い棒状の線香を燃やす際に、一般に椀状の線香立てが用いられている。この線香立ては、あらかじめ線香立ての中に、線香を垂直に差し立てることができる量の灰や土をいれておき、それらに線香を差し立てて、線香を燃やすものとなされているものである。 【0003】ところが、このような線香立てを室内で使用していると、線香が倒れて線香立ての周辺を焦がしてしまったり、灰が飛び散って周囲を汚してしまったりすることがある。また、最近では香の匂いを楽しんだり、あるいはその匂いにより精神的安定感を得るために線香を燃やすことが流行っているが、そのような仏事以外の場合に仏前や墓前で用いられるような前記椀状の線香立てを用いると体裁が悪く、興ざめの感が否めない。そこで、このような仏事以外で線香を燃す際には、図3に示すように、一端に上方に反り返った反り返り部(21)を備えたスキー板状の線香保持具(H)が用いられることがある。 【0004】この線香保持具(H)は、前記反り返り部(21)に線香挿通孔(22)が設けられる一方、水平板部(20)の幅方向中間部に帯状の灰受け用凹溝(23)が設けられてなるもので、前記線香挿通孔(22)に線香(S)の一端を挿通し、線香(S)を斜め立上がり状に保持させ、その斜め立上がり状態において線香(S)を燃焼させ、線香の灰を灰受け用凹溝(23)に受けさせようとするものである。 【0005】この線香保持具(H)は、前記椀状の線香立てのような興ざめ感を催させることはないが、燃焼した線香の灰が所期どおり灰受け用凹溝(22)に落下したとしても、依然として、灰が風に吹き飛ばされて周囲に飛び散ってしまったり、燃焼中に置き場所を変更する際に、いささか乱暴に扱うと灰がこぼれ落ちる虞があるという難点がある。 【0006】この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、灰が飛び散ったり、線香立ての周辺を焦がしたりする虞がなくかつ外観体裁の良好な線香保持具を提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、この発明は、線香を箱状の保持具本体内で燃焼させ、通気孔を備えて線香の燃焼を阻害することのない蓋体を保持具本体に被せるものとした。 【0008】すなわち、この発明は、上面が開口した箱状保持具本体と、該保持具本体に被せられる蓋体とからなり、前記保持具本体の周壁内面に、線香を保持具本体内底面から離間させた状態で水平状ないしは斜状に保持しうる1ないし複数個の線香差込み孔が設けられる一方、前記蓋体に1ないし複数個の通気孔が設けられてなる構成を採用するものである。 【0009】請求項2の発明においては、保持具本体が木材から作製され、内底面の焦げ付きを防止するために、内底面にブリキ等の金属製薄板が敷設されている。 【0010】請求項3の発明においては、保持具本体が金属、セラミックス等の耐火性素材から作製され、内底面はもとより、保持具本体の内面全体の焦げ付きが防止されるものとなされている。 【0011】 【作用】線香を水平にして、その一端を保持具本体の線香差し込み孔に差し込むと、保持具本体内底面から離間した状態で線香の水平状態が保持される。線香に火を付けた後、保持具本体に蓋体を被せると、煙りが蓋体の通気孔を通過して保持具本体外へ流れ出ると共に、周辺に芳香が漂う。 【0012】線香燃焼後の灰は、箱状の保持具本体の内底面に落下し、保持具本体内に集積され、保持具本体内の灰が周辺に飛び散ることがない。 【0013】 【発明の実施の形態】この発明を図示実施の形態に基いて説明する。 【0014】この実施形態において、保持具本体(1)及び蓋体(20)はいずれも樫等の堅い材質の木材から作製されている。 【0015】保持具本体(1)は、短冊状の底壁(2)の周縁に周壁を構成する四側壁(3)(3)(4)(4)が立設された上面開口の横長の箱状に形成され、内底面すなわち底壁(2)の上面に焦げ付き防止用のブリキ板(5)が敷設される一方、長さ方向両端の対向側壁(3)(3)の中間高さ位置に左右一対の線香差し込み孔(6)(6)が間隔を置いて横並び状態に設けられている。また、各側壁(3)(3)(4)(4)の内面には、側壁上方に突出する蓋体支持枠(7)が設けられ、保持具本体(1)に被せられた蓋体(20)の不本意な水平移動の防止が図られている。 【0016】前記線香差し込み孔(6)は、いわゆる盲孔で、その口縁には、線香の火による側壁(3)の焦げ付き防止のために金属等の不燃性材料からなるリング状焦げ付き防止用部材(8)が嵌め込まれている。この焦げ付き防止用部材(8)は、保持具本体(1)が、金属製ないしセラミックス製である場合には不要であるが、この実施形態のように保持具本体(1)が木製である場合には、不可欠である。何故ならば、図示するようなインド、タイ等の日本以外のアジア各地で生産されている竹串状の細長い竹製芯材(11)に線香素材(12)が塗り付けられてなる線香(S)は、線香素材(12)が燃え尽きて竹製芯材(11)のみになってしまうと、大抵は竹製芯材(11)が僅かに焦げた後、自然消火してしまうが、時によっては、竹製芯材(11)の根元まで焦げついて、側壁(3)を焦がしてしまうことがあるからである。また、線香素材が糊料で固められただけの日本の一般的な線香の場合には、常に差し込み孔(6)に差し込まれた端部まで燃焼することが必至であるからである。 【0017】前記ブリキ板(5)の上面には、長さ方向に間隔を置いて複数個のリング状仕切り部材(9)(9)(9)が突設され、その内側がコーンカップ型線香載置部となされている。コーンカップ型線香(C)とは、図2に鎖線で示すように、糊料で固められた線香素材が自立可能な円錐形に形成された線香のことである。 【0018】前記蓋体(20)は、断面略々台形の多角形に形成され、その上面に多数個の通気孔(21)(21)…が設けられている。蓋体(20)は、線香の燃焼に必要な空気の流通を確保すると共に、保持具本体(1)内に溜まった灰の不本位な飛散を防止するものであれば、その形状や通気孔(21)の個数に制限はない。 【0019】なお、この実施の形態において保持具本体(1)は底壁が横長の箱状に形成されているが、その形状もこれに限定されることなく、底壁が正方形であっても良いし、底壁が楕円形、正円形等の弁当箱状のものであっても良い。 【0020】 【発明の効果】この発明は、上述の次第で、上面が開口した箱状保持具本体(1)と、該保持具本体(1)に被せられる蓋体(20)とからなり、保持具本体(1)の周壁内面に、線香(S)を保持具本体内底面から離間させた状態で水平状ないしは斜状に保持しうる1ないし複数個の線香差込み孔(6)が設けられる一方、蓋体(1)に1ないし複数個の通気孔(21)が設けられてなるものであるから、次のような効果を奏する。 【0021】保持具本体(1)に被せられた蓋体(20)に1ないし複数個の通気孔(21)が設けられているので、線香(S)の燃焼が十分に行われ、芳香を周囲に拡散できることはもとより、保持具本体内底面に溜まった灰が、風等により不本意に保持具本体外に吹き飛ばされたり、飛散したりすることがなく、周辺を汚さない。また、線香自体がその燃焼中に線香差し込み孔(6)から不本意に抜脱することがあっても、保持具本体内に落下するので、線香保持具の周辺を焦がしたりすることがない。従って、線香(S)の燃焼中の移動も、灰の落下や火のついた線香自体の落下を気にすることなく気軽に行えると共に、保持具本体内に溜まった灰の処分も行い易い。 【0022】さらに、保持具本体(1)に蓋体(20)が被せられているから、燃焼中の線香(S)が外部から認識されることがなく、芳香の発生源が第三者に知られ難いことはもとより、外観上は単なる箱、容器としてしか認識されないので、どこに置いても違和感を感じさせず、良好な視覚印象を与えうる。 【0023】請求項2の発明においては、木製の保持具本体(1)の内底面にブリキ等の金属製薄板(5)が敷設されているので、燃焼中の線香(S)が内底面に落下した場合にも、内底面の焦げ付きを防止できる。 【0024】請求項3の発明においては、保持具本体が、金属、セラミックス等の耐火性素材から作製されているので、燃焼中の線香が線香差し込み孔から抜脱した場合に、内底面はもとより、周壁の焦げ付きも防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397018796 【氏名又は名称】有限会社リーラトレーディング
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】清水 久義 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−9429 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−164471 |
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