| 【発明の名称】 |
商品陳列用具 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗原 登
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| 【要約】 |
【課題】フック部材の基端部を台板に対し前後方向にガタつきを生じないよう安定して装着し得る商品陳列用具を提供する。
【解決手段】台板12とフック部材13とを備えた商品陳列用具10に関し、フック部材13の基端部終端で台板12に沿う方向へ延びてフック部材13の通常姿勢時に台板12の係合孔11より大きく張り出し且つフック部材13を通常姿勢から軸心回りに所要角度回動した際に係合孔11を通過し得るよう形成された裏面当接片24,25と、フック部材13の基端部終端から台板12の厚さ分だけ前方にずれた位置で台板12に沿う方向へ延びてフック部材13の通常姿勢時に係合孔11より大きく張り出すよう形成された表面当接片27,28と、フック部材13の基端部が通常姿勢となった際に該基端部の回動位置を固定する係合手段とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 縦横の寸法が異なる形状とした係合孔を有する台板と、前記係合孔に基端部を係合されて先端部を台板の前方へ突き出すように形成されたフック部材とを備え、該フック部材に包装商品を吊り下げて陳列するようにした商品陳列用具であって、フック部材の基端部終端で台板に沿う方向へ延びてフック部材の通常姿勢時に係合孔より大きく張り出し且つフック部材を通常姿勢から軸心回りに所要角度回動した際に係合孔を通過し得るよう形成された裏面当接片と、フック部材の基端部終端から台板の厚さ分だけ前方にずれた位置で台板に沿う方向へ延びてフック部材の通常姿勢時に係合孔より大きく張り出すよう形成された表面当接片と、フック部材の基端部が通常姿勢となった際に該基端部の回動位置を固定する係合手段とを備えたことを特徴とする商品陳列用具。 【請求項2】 係合手段が、裏面当接片の前面側に凸設された係合突起と、台板の裏面に前記係合突起を係合し得るよう形成された係合溝と、該係合溝に隣接して前記係合突起を案内し得るよう形成された傾斜部とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列用具。 【請求項3】 台板の表面に、一品吊り下げ用の張り出し量の小さなハンガー部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の商品陳列用具。 【請求項4】 台板の上下端部に、別の台板を連結し得るよう連結手段が形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の商品陳列用具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、商品陳列用具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図12は従来における商品陳列用具の一例を示すもので、雑貨類等の包装商品1をフック部材2に吊り下げて、商品名等を表示した紙製の台板3の前面に陳列するようにしたものであり、この種の商品陳列用具4は、非使用時及び廃棄時において嵩ばらないよう前記フック部材2の基端部を台板3に対し着脱し得るようになっている。 【0003】即ち、図13に示す如く、台板3側には、二の字状に上下二段のスリット5,6が形成されており、一方、フック部材2の基端部の上下位置には、前記各スリット5,6に夫々挿入して台板3の背面に掛止し得るようにした大きさの異なる一対の係合爪7,8が形成されている。 【0004】ここで、上側の係合爪7は、後方へ所要長さ延びた後に上向きに屈曲して比較的長く延び、また、下側の係合爪8は、後方へ所要長さ延びた後に下向きに屈曲して比較的短く延びており、この下側の係合爪8の下端部後面側には、下段側のスリット6に対する挿入を容易ならしめる為の傾斜面9が形成されている。 【0005】而して、台板3にフック部材2を装着するに際しては、図14に示す如く、フック部材2を先端部側が起立するような姿勢として上段のスリット5に対し上側の係合爪7を先に挿入し、次いで、上側の係合爪7を上段のスリット5の上辺に押し当てた状態でフック部材2の先端部側を倒伏する方向に下げ降ろして下側の係合爪8を下段のスリット6に押し込み、然る後に、フック部材2の基端部を降下させて下側の係合爪8が台板3の裏面に掛止させると、図15に示す如く、上下の係合爪7,8が台板3の裏面に掛止された状態となってフック部材2が台板3に装着されることになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる従来の商品陳列用具4においては、購買者が包装商品1をフック部材2から抜き取る際に該フック部材2の先端部側に上向きの力が作用しても下側の係合爪8が下段のスリット6から不用意に外れてしまわないように、下段のスリット6を下側の係合爪8がぎりぎり通過できるような大きさで形成しているので、上側の係合爪7の後方へ延びる部分を少くとも台板3の厚さ以上に延ばして下側の係合爪8が台板3に対し極力直角な向きから下段のスリット6に押し込まれるようにし、これによって、下側の係合爪8を下段のスリット6に良好に挿入し得るようにしているが、これに合わせて下側の係合爪8の後方へ延びる部分も台板3の厚さ以上に延ばして形成されることになるので、フック部材2の台板3に対する装着が完了した時点で、フック部材2の上下の係合爪7,8が台板3に対し前後方向にガタつき易くなってしまい、フック部材2の先端部側にぶれが生じて包装商品1を吊り下げ難くなるという不具合があった。 【0007】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、フック部材の基端部を台板に対し前後方向にガタつきを生じないよう安定して装着し得る商品陳列用具を提供することによって、フック部材の先端部側にぶれが生じることを防止して包装商品を吊り下げ易くすることを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、縦横の寸法が異なる形状とした係合孔を有する台板と、前記係合孔に基端部を係合されて先端部を台板の前方へ突き出すように形成されたフック部材とを備え、該フック部材に包装商品を吊り下げて陳列するようにした商品陳列用具であって、フック部材の基端部終端で台板に沿う方向へ延びてフック部材の通常姿勢時に係合孔より大きく張り出し且つフック部材を通常姿勢から軸心回りに所要角度回動した際に係合孔を通過し得るよう形成された裏面当接片と、フック部材の基端部終端から台板の厚さ分だけ前方にずれた位置で台板に沿う方向へ延びてフック部材の通常姿勢時に係合孔より大きく張り出すよう形成された表面当接片と、フック部材の基端部が通常姿勢となった際に該基端部の回動位置を固定する係合手段とを備えたことを特徴とするものである。 【0009】而して、フック部材の先端部側を手で摘んで該フック部材を通常姿勢から軸心回りに所要角度回動した状態とし、その基端部の裏面当接片を台板の係合孔に通し且つ表面当接片を台板の表面に当接させて前記フック部材が通常姿勢に復帰するよう軸心回りに所要角度回動すると、前記裏面当接片が台板の裏面に摺接し且つ前記表面当接片が台板の表面に摺接した状態でフック部材の回動が成され、前記フック部材の基端部が通常姿勢となった際に該基端部の回動位置が係合手段により固定される。 【0010】尚、前記係合手段は、裏面当接片の前面側に凸設された係合突起と、台板の裏面に前記係合突起を係合し得るよう形成された係合溝と、該係合溝に隣接して前記係合突起を案内し得るよう形成された傾斜部とにより構成することが可能である。 【0011】また、本発明においては、台板の表面に、一品吊り下げ用の張り出し量の小さなハンガー部が形成されていることが好ましく、このようにすれば、フック部材を台板から取り外した状態としても前記ハンガー部に包装商品を一品だけ吊り下げることが可能となる。 【0012】更に、台板の上下端部には、別の台板を連結し得るよう連結手段が形成されていることが好ましく、このようにすれば、台板を縦方向に連結して包装商品の陳列スペースを適宜に調整することが可能となり、売場の事情に応じた包装商品の陳列が可能となる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。 【0014】図1〜図11は本発明を実施する形態の一例を示すもので、本形態例における商品陳列用具10(図4参照)は、係合孔11を複数箇所(図示する例では四箇所)に開口した台板12と、前記係合孔11に基端部を係合されて先端部を台板12の前方へ突き出すように形成されたフック部材13とにより構成されている。 【0015】尚、一般的に従来の商品陳列用具4における台板3は紙製のものであったが、本形態例における商品陳列用具10の台板12では、合成樹脂等により一体成形品として製作したものを採用している。 【0016】図1及び図2に正面図及び背面図を夫々示すように、前記台板12の係合孔11は縦寸法より横寸法を大きくした菱形に形成されており、前記台板12の裏面における各係合孔11の頂部直上には、フック部材13の基端部が通常姿勢となった際に該基端部の回動位置を固定する係合手段として、縦方向に延びる係合溝14(係合手段)が形成され、該係合溝14の図2中の右側には左側に向け上り勾配とした傾斜部15(係合手段)が形成されている。 【0017】また、特に本形態例においては、台板12における各係合孔11の上方位置に、一品吊り下げ用の張り出し量の小さなハンガー部16が形成されており、該ハンガー部16は、台板12を山型に切り出して前方へ僅かに張り出させた如き形状で一体成形されている(図4参照)。 【0018】更に、図1及び図2、並びに図5に示す如く、台板12の上下端部には、別の台板12を連結し得るよう連結手段が形成されており、より具体的には、台板12の上端部両側の若干内側に寄せた位置に、左右方向に貫通する穿孔17を有するブラケット18が上方向きに突設され、且つ該各ブラケット18の外側面における穿孔17の直上には、上方へ向かうにつれ内側へ傾斜するガイド溝19が形成されており、また、台板12の下端部両側には、先端側の内側面にピン20を突設したブラケット21が下方向きに突設されており、複数の台板12を一方の上端部のブラケット18の穿孔17に対し他方の下端部のブラケット21のピン20を係合することにより縦方向に連結し得るようにしてある。 【0019】尚、図中22は紐等を通して台板12を吊り下げ支持する為の吊り下げ孔、23は後述するフック部材13の回動操作を補助する為に台板12の裏面における係合孔11直下の傾斜部15配置側に寄せた位置に突設したストッパである。 【0020】一方、以上のように構成された台板12に装着されるフック部材13は、図4に示す如く、前記係合孔11に基端部を係合された際に先端部を台板12の前方へ突き出すように形成され、フック部材13の先端部側に包装商品1の上端部に形成した掛け口1aを通すことにより前記包装商品1を吊り下げて陳列し得るようにしてあり、更に詳細には、図6〜図7に示す如く、フック部材13の基端部終端に、上下方向に夫々延びて係合孔11の縦寸法より大きく張り出し且つフック部材13を軸心回りに略90゜回動した際に係合孔11を通過し得るよう一対の裏面当接片24,25が形成されている。 【0021】即ち、前記各裏面当接片24,25は、上方へ延びる裏面当接片24の方が、下方へ延びる裏面当接片25より相対的に長く形成されており、図9に示す如く、フック部材13を軸心回りに図中の反時計方向に略90゜回動した状態で長い方の裏面当接片24を先に台板12の係合孔11へ通して該係合孔11の左側にフック部材13の基端部を片寄らせた際に、短い方の裏面当接片25が係合孔11を通過し得るようになっている。 【0022】また、相対的に長く形成された上方へ延びる裏面当接片24の上端部前面には、フック部材13の基端部が通常姿勢となった際に該基端部の回動位置を固定する係合手段として係合突起26が凸設されており、図9に示す状態からフック部材13を時計方向に略90゜回動した際に、図10に示す如く、前記係合突起26が台板12の裏面における係合溝14に係合し得るようにしてある。 【0023】更に、フック部材13の基端部終端から台板12の厚さ分だけ前方にずれた位置には、左右方向に夫々延びて係合孔11の横寸法より大きく張り出すよう一対の表面当接片27,28が形成されている。 【0024】而して、フック部材13の先端部側を手で摘んで該フック部材13を軸心回りに図9中の反時計方向へ略90゜回動した状態とし、その基端部の各裏面当接片24,25を前記の如く台板12の係合孔11に通し且つ各表面当接片27,28を台板12の表面に当接させて前記フック部材13が通常姿勢に復帰するよう軸心回りに図9中の反時計方向へ略90゜回動すると、前記各裏面当接片24,25が台板12の裏面に摺接し且つ前記各表面当接片27,28が台板12の表面に摺接した状態でフック部材13の回動が成され、係合突起26が台板12裏面の傾斜部15に乗り上げた後に係合溝14に係合されるので、斯かる状態で係合溝14による規制を受けない下方へフック部材13の基端部を降下すると、該フック部材13の基端部が係合孔11下側の谷型形状により位置決めされる。 【0025】このとき、フック部材13の基端部は、係合溝14に対する係合突起26の係合と、係合孔11下側の谷型形状による位置決めとにより左右方向の動きを規制され、台板12表裏に対する各裏面当接片24,25及び各表面当接片27,28の当接により前後方向の動きを規制されることになる。 【0026】尚、フック部材13を回動する際には、相対的に短く形成された下方へ延びる裏面当接片25がストッパ23に干渉して位置決めされることにより、このストッパ23に反力をとってフック部材13を良好に回動操作することが可能となり、係合突起26を無理なく台板12裏面の傾斜部15に乗り上げさせて係合溝14に係合させることが可能となる。 【0027】従って上記形態例によれば、図4に示す如く、フック部材13の基端部を台板12に対し前後方向にガタつきを生じないよう安定して装着することができるので、フック部材13の先端部側にぶれが生じることを防止して包装商品1を吊り下げ易くすることができる。 【0028】また、特に本形態例においては、台板12の表面に、一品吊り下げ用のハンガー部16が形成されているので、図11に示す如く、フック部材13を台板12から取り外した状態としても前記ハンガー部16に広幅の掛け口1a’の包装商品1を一品だけ吊り下げることができ、購買者へのアピール度の高い商品展示を行うこともできる。 【0029】更に、本形態例における台板12の上下端部には、別の台板12を連結し得るようブラケット18,21から成る連結手段が形成されているので、台板12を縦方向に連結して包装商品1の陳列スペースを適宜に調整することができ、売場の事情に応じた包装商品1の陳列を行うことができる。 【0030】尚、本発明の商品陳列用具は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 【0031】 【発明の効果】上記した本発明の商品陳列用具によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。 【0032】(I)本発明の請求項1又は2に記載の発明によれば、フック部材の基端部を台板に対し前後方向にガタつきを生じないよう安定して装着することができるので、フック部材の先端部側にぶれが生じることを防止して包装商品を吊り下げ易くすることができる。 【0033】(II)本発明の請求項3に記載の発明によれば、フック部材を台板から取り外した状態としても前記ハンガー部に包装商品を一品だけ吊り下げることができ、購買者へのアピール度の高い商品展示を行うことができる。 【0034】(III)本発明の請求項4に記載の発明によれば、台板を縦方向に連結して包装商品の陳列スペースを適宜に調整することができ、売場の事情に応じた包装商品の陳列を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390005522 【氏名又は名称】クリハ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山田 恒光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−18890 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−181130 |
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