| 【発明の名称】 |
トレー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】若松 雅人
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| 【要約】 |
【課題】座席にトレーを、着脱自在に取り付ける。
【解決手段】座席Aの肘掛け1に設けたカップホルダ2と、カップホルダ2と対応する切頭円錐台形状の取付部2を縁部の下方に突設した着脱可能なトレー3とからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 座席の一部に垂直方向の丸穴を設け、かつトレーの一隅における縁部の下方に、前記丸穴と対応する筒状の取付部を突設したことを特徴とするトレー装置。 【請求項2】 垂直方向の丸穴を、座席の肘掛けの前部に設けたカップホルダとした請求項1記載のトレー装置。 【請求項3】 垂直方向の丸穴を、前方の座席の背凭れに設けたカップホルダとした請求項1記載のトレー装置。 【請求項4】 丸穴及び筒状の取付部を、切頭円錐台形状のものとした請求項1記載のトレー装置。 【請求項5】 トレーにおける筒状の取付部に、上面開口する切頭円錐台形状の穴を設けた請求項4記載のトレー装置。 【請求項6】 トレーを四角形とし、その隅部に取付部を形成した請求項1〜5のいずれかに記載のトレー装置。 【請求項7】 丸穴の底部と取付部の底面とに相互係止手段を設け、両者を相互に係止可能とした請求項1記載のトレー装置。 【請求項8】 丸穴の底部に係止孔を設け、取付部の底面に、前記係止孔に係合できる係止鉤片を形成した請求項7記載のトレー装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、座席にトレーを着脱可能に取り付けて使用できるようにしたトレー装置に関する。 【0002】 【従来の技術】映画館、劇場、競技場等において、観覧席の肘掛けや前の席の背凭れなどにカップホルダが付いていると、飲み物を、このカップホルダに差し込んでおくことができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、袋入りの食べ物等は、手に持っているか、膝の上に置いておくしかなく、また、トレーを借り受けたとしても、結局はトレーを膝の上に載せておくしかなかった。いずれにしても、食べ物を食べながら、観劇や、観戦をすることが多い映画館や競技場では、従来、多くの人が不便を感じていた。 【0004】本発明は、上述の問題点に鑑み、トレーを着脱自在に座席に取り付けるようにすることを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】 【0006】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1)座席の一部に垂直方向の丸穴を設け、かつトレーの一隅における縁部の下方に、前記丸穴と対応する筒状の取付部を突設する。 【0007】(2)上記(1)項において、垂直方向の丸穴を、座席の肘掛けの前部に設けたカップホルダとする。 【0008】(3)上記(1)項において、垂直方向の丸穴を、前方の座席の背凭れに設けたカップホルダとする。 【0009】(4)上記(1)において、丸穴及び筒状の取付部を、切頭円錐台形状のものとする。 【0010】(5)上記(4)項において、トレーにおける筒状の取付部に、上面開口する切頭円錐台形状の穴を設ける。 【0011】(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、トレーを四角形とし、その隅部に取付部を形成する。 【0012】(7)上記(1)項において、丸穴の底部と取付部の底面とに相互係止手段を設け、両者を相互に係止可能とする。 【0013】(8)上記(7)項において、丸穴の底部に係止孔を設け、取付部の底面に、前記係止孔に係合できる係止鉤片を形成する。 【0014】 【発明の実施の形態】図1は、劇場等に設けられている並列座席の中の2つを代表して示す平面図で、本発明の一実施形態のトレー装置が示されている。各座席(A)の肘掛け(1)の前端部に、カップホルダ(2)とした垂直方向の丸穴が設けられており、ここにトレー(3)が着脱可能に取り付けられる。 【0015】図2の部分拡大斜視図に示すように、肘掛け(1)の前端部に形成したカップホルダ(2)は、たとえば市販されている紙コップの切頭円錐台形の形状に合致した傾斜角の切頭円錐台形をなす内側面(2a)と、等分に穿設された扇形の孔(4)(この実施例では6個の孔)を全周に設けた底部(2b)とを備えている。 【0016】トレー(3)は、四角形の本体部分(3a)の1つの隅部に、下方に突出する取付部(5)を備えている。取付部(5)は、カップホルダ(2)の切頭円錐台形状に合致する外側面(5a)を有し、その長さは、カップホルダ(2)の上面から底面(2b)までの長さとほぼ等しく形成されている。取付部(5)の底面(5b)には、下方に突出する係止鉤片(6)が設けられている。 【0017】図3に示すように、係止鉤片(6)は、前述の扇形の孔(4)に挿入しうる大きさのT字形の部片で、この実施例の場合、円周上に等間隔で3個配設されている。T字の先端は円周方向を向いており、係止鉤片(6)を孔(4)に挿入させた後、取付部(5)を左右どちら側に回動させても、係止鉤片(6)は孔(4)の縁部に係止される。 【0018】取付部(5)には、その上面に、切頭円錐台形の外側面(5a)と同軸に、同一傾斜角の切頭円錐台形の穴(7)が形成されている(図2及び図4参照)。この穴は、図4に示すように、コップ(8)を差し込んで保持するためのものであるが、もちろんコップ(8)は、トレー(3)の本体部分(3a)上に載置することもできる。 【0019】このような構造であるので、トレー(3)の取付部(5)を、図1に示すように、自分の座席の肘掛け(1)のカップホルダ(2)に所望の姿勢で差し入れ、円周方向に回動させることによって係止鉤片(6)を孔(4)に落ち込ませ、さらに回動させることによって両者を係合させる。このようにすれば、トレー(3)は堅固に肘掛け(1)に固定される。 【0020】なお、トレー(3)を図1の想像線の位置とすれば、左右両座席の着席者が共通して使用することができる。取外しに当たっては、上述とちょうど逆手順の操作をすれば、容易にトレー(3)を肘掛け(1)から外すことができる。取り外したトレー(3)は、図5に示すように積み重ねて保存することができる。 【0021】図6に示す変形例では、肘掛け(1)のカップホルダ(2)の底面(2b)の中央に穿設した孔(9)に、半割の突起(10)を挿入するようにしてある。この変形例では、カップホルダ(2)の穴、トレー(3)の取付部の外側面及び内側面はいずれも円筒形とされている。 【0022】図7に示す変形例では、カップホルダ(2)は、前の座席(A)の背凭れ(11)に設けられ、ここに後の座席の着席者のためのトレー(3)が、着脱可能にとりつけられている。 【0023】 【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、食べ物を膝の上に置いたり手に持ったりせず、トレー上に安定して載置して観劇、観戦することが可能となる。 【0024】請求項2記載の発明のように、垂直方向の丸穴を、座席の肘掛けの前部に設けたカップホルダとすると、既存のカップホルダを利用して簡単にトレーを取り付けることができる。 【0025】請求項3記載の発明のように、垂直方向の丸穴を、前方の座席の背凭れに設けたカップホルダとすると、既存のカップホルダを利用して簡単にトレーを取り付けることができる。 【0026】請求項4記載の発明のように、丸穴及び筒状の取付部を、同一の切頭円錐台形状のものとすると、丸孔とトレーの取付部との摩擦係合及びトレーの積み重ね保管が可能となる。 【0027】請求項5記載の発明のように、トレーの取付部に、上面開口する切頭円錐台形状の穴を設けると、ここにコップを保持させることができる。 【0028】請求項6記載の発明のように、トレーを四角形の形状のものとし、その隅部に取付部を形成すると、トレーを回動させて着席者の都合のよい位置に置くことができる。 【0029】請求項7記載の発明のように、丸穴の底部と取付部の底面とに相互係止手段を設け、両者を相互に係止可能とすると、トレーの固定を確実なものとすることができる。 【0030】請求項8記載の発明のように、丸穴の底部に係止孔を設け、取付部の底面に、前記係止孔に係合できる係止鉤片を形成すると、係止の後もトレーの回動を容易とすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000561 【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)6月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−342040 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)12月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−150907 |
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