| 【発明の名称】 |
椅 子 |
| 【発明者】 |
【氏名】ロバート・ピー・アーコ
【氏名】エリック・ティ・マクルア
【氏名】ケネス・ジェイ・ペニング
【氏名】マーク・エス・ドレルズ
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| 【要約】 |
【課題】利用者が椅子に座ったり椅子から立ったりする際に肘掛けが邪魔にならないように調整自在の肘掛けを有する椅子を提供する。
【解決手段】椅子20は、基台21と、該基台に支持されると共に右側辺及び左側辺を有するシート22と、肘掛け23とを備える。肘掛けは、右側辺に近い第1位置及び左側辺に近い第2位置の間を移動自在に前記基台及び前記シートの一方に、前記シートの下方で回転自在に支持された肘掛け支持体を有する。シートは、着座した利用者を支持する前方位置と前記右側辺及び左側辺の間で前記シートの前方回りに前記肘掛けの調整を可能にする後方位置との間を移動自在に前記基台上に滑動可能に支持されるが、通常は、ばね装置により前方位置に付勢されている。基台21は後傾可能な背もたれ28を支持する操作部26を含む。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基台と、該基台に支持されると共に右側辺及び左側辺を有するシートと、前記右側辺に近い第1位置及び前記左側辺に近い第2位置の間を移動自在に前記基台及び前記シートの一方に、前記シートの下方で回転自在に支持された肘掛け支持体を有する肘掛けとを備えた椅子。 【請求項2】 前記肘掛けは、前記基台に回転自在に支持されている請求項1に記載の椅子。 【請求項3】 前記基台は、前記肘掛け支持体に係合して回転自在に支持するための支承機構を含む請求項2に記載の椅子。 【請求項4】 前記支承機構は、互いに取り付けられて周方向の支承面を形成する1対のプレートを含む請求項3に記載の椅子。 【請求項5】 前記肘掛けは、前記第1位置及び前記第2位置の間を移動する時に前記シートの前方回りに回転するように形成されている請求項4に記載の椅子。 【請求項6】 前記肘掛けは、前記シートの回りに少なくとも180°にわたり回転移動自在に作動可能に支持されている請求項5に記載の椅子。 【請求項7】 前記肘掛けは、前記シートの回りに少なくとも180°の回転が自在に作動可能に支持されている請求項1に記載の椅子。 【請求項8】 前記肘掛けは前記シートの回りに360°の回転が可能であるように作動可能に支持されている請求項7に記載の椅子。 【請求項9】 前記基台は、該基台上に前記シートを滑動自在に支持するためのシート滑動機構を含んでいる請求項1に記載の椅子。 【請求項10】 前記シート滑動機構は、前記肘掛けが前記第1位置及び前記第2位置の間で前記シートの前方を回って移動できるように、前記シートの前方に拡大された余裕を与える後方位置と、前記シートの前部が、前記肘掛けが前記シートの前方回りに移動するのに邪魔になる通常使用の前方位置とを間を移動するように形成されている請求項9に記載の椅子。 【請求項11】 前記基台に取り付けられた操作部と、直立位置及び後傾位置の間を移動自在に前記操作部により作動可能に支持された後傾可能の背もたれとを含む請求項1に記載の椅子。 【請求項12】 前記肘掛け支持体は、前記操作部から離れた位置で該操作部の下方に前記基台上に回転自在に支持されている請求項11に記載の椅子。 【請求項13】 前記肘掛け支持体はL形であって、前記シートの上方に延びる垂直部と、前記シートの前方縁部及び角部に少なくとも等しい半径方向距離だけ前記垂直部を前記基台から水平方向外方に離間させる水平部とを有する請求項1に記載の椅子。 【請求項14】 前記肘掛け支持体はリング形の端部を有し、前記基台は該リング形の端部に回転自在に係合する支承機構を有する請求項1に記載の椅子。 【請求項15】 前記基台は、互いに入れ子式に組み合って上方に延びる下部カバー及び下方に延びる上部カバーを含み、前記上部カバーは前記肘掛けと共に回転するように形成され、前記下部カバーは前記基台と共に静止状態に留まるように形成されている請求項14に記載の椅子。 【請求項16】 前記肘掛けは唯一つの肘掛けからなる請求項1に記載の椅子。 【請求項17】 前記基台は、床に係合する底部と、該底部から延びる内側フレームと、支承機構とを含み、前記肘掛けは、該支承機構に回転自在に係合するように形作られた端部を含み、前記シートは、前記支承機構の頂部に取り付けられた滑動機構を含む請求項1に記載の椅子。 【請求項18】 支承機構を含む基台と、前方位置及び後方位置の間で移動自在に前記基台上に滑動可能に支持されると共に、右側辺及び左側辺を有するシートと、前記右側辺及び左側辺の間で前記シートの回りに回転移動自在に前記軸受に作動可能に取り付けられた肘掛け支持体を含む肘掛けとを備える椅子。 【請求項19】 前記支承機構は、前記シートの周囲回りにほぼ180°の移動ができるように前記肘掛けを回転自在に支持している請求項18に記載の椅子。 【請求項20】 前記支承機構は、前記シートを1回りする360°の移動ができるように前記肘掛けを回転自在に支持している請求項19に記載の椅子。 【請求項21】 前記肘掛けは、前記シートが前記後方位置にある時に前記シートの前方回りに回転するように形作られている請求項18に記載の椅子。 【請求項22】 前記支承機構は、周面を形成する1対の対峙したプレートを含み、前記肘掛け支持体は、前記周面に回転自在に係合するように形成されたリング形の端部を含む請求項18に記載の椅子。 【請求項23】 床面に安定的に係合するように形成された底部、後傾可能な背もたれを作動可能に支持するように構成された操作部、並びに前記底部及び前記操作部間に配置された支承機構を含む基台と、前記基台の右側及び左側の間で移動自在に前記支承機構により前記基台上に回転可能に支持される肘掛けと、着座した利用者を支持する前方位置と前記右側及び左側の間で前記シートの前方回りに前記肘掛けの調整を可能にする後方位置との間を移動自在に前記操作部上に滑動可能に支持されるシートとを含む椅子。 【請求項24】 椅子の操作方法であって、シートと、椅子の右側及び左側の間で該椅子の回りに移動自在に前記シートの下方で前記椅子に回転可能に装着された肘掛けとを含む前記椅子を用意するステップと、前記右側及び左側の間で前記椅子の回りに前記肘掛けを回転させるステップとからなる椅子の操作方法。 【請求項25】 前記右側及び左側の間で前記肘掛けを回転させるステップの前に、前記肘掛けが前記シートの前方回りに回転するための余裕を与えるべく、前記シートを後方位置へ滑動させ、次いで、前記前記肘掛けを回転させるステップの後、前記シートを前方位置へ滑動させる請求項24に記載の椅子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、肘掛けを有する椅子に関し、特に、右側及び左側位置間に調節可能であると共に、このような移動に適応するシートを有する調節可能な肘掛けのある椅子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】スペースが特に貴重であるか限られている区域において最小の空間しか占めない椅子を用いることがしばしば望まれる。例えば、パチンコ店と呼ばれる日本のゲーム業界では、利用者がゲーム機の前にきっちり詰めてはいるが安楽に着座するように、最小のスペースを占める椅子をよく使用する。これにより一度に多数の客を収容することが可能になる。同時に、着座し特定のゲームに興じている利用者の腕をサポートするのが望ましい。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかも、肘掛けは、利用者がゲームを始めたり終わったりするときに容易に椅子に座ったり立ったりできるようでなければならない。この問題は、椅子に対して後方の角度から該椅子に座ったり立ったりする際に肘掛けが邪魔になることにより複合され、更に、使用中に利用者の腕を適切に調整できない肘掛けにより複合される。同時に、椅子並びに肘掛けのコスト及び複雑さは、競争のある椅子業界において市場性をもつように減少させなければならない。椅子に座りながら相当な量の仕事を行うオフィスにおいては、利用スペースが非常に広く及び/又は調整自在の肘掛けを有する椅子も望まれる。更に、注目度の高い外観を有する椅子が常に望まれている。従って、上述した必要性を満たす調整自在な肘掛けを有する椅子が望まれている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の一つの局面によると、椅子は、基台と、該基台に支持されると共に右側辺及び左側辺を有するシートと、肘掛けとを備える。肘掛けは、前記右側辺に近い第1位置及び前記左側辺に近い第2位置の間を移動自在に前記基台及び前記シートの一方に、前記シートの下方で回転自在に支持された肘掛け支持体を有する。 【0005】本発明の別の局面によると、椅子は、軸受を含む基台と、前方位置及び後方位置の間で移動自在に前記基台上に滑動可能に支持されると共に、右側辺及び左側辺を有するシートと、前記右側辺及び左側辺の間で前記シートの回りに回転移動自在に前記軸受に作動可能に取り付けられた肘掛け支持体を含む肘掛けとを備える。 【0006】本発明の更に別の局面によると、椅子は、床面に安定的に係合するように形成された底部と、後傾可能な背もたれを作動可能に支持するように構成された操作部と、前記底部及び前記操作部間に配置された支承機構とを有する基台を含んでいる。肘掛けは、前記基台の右側及び左側の間で移動自在に前記支承機構により前記基台上に回転可能に支持されており、シートは、着座した利用者を支持する前方位置と前記右側及び左側の間で前記シートの前方回りに前記肘掛けの調整を可能にする後方位置との間を移動自在に前記操作部上に滑動可能に支持される。 【0007】本発明の他の局面による椅子の操作方法は、シートと、椅子の右側及び左側の間で該椅子の回りに移動自在に前記シートの下方で前記椅子に回転可能に装着された肘掛けとを含む前記椅子を用意するステップと、前記右側及び左側の間で前記椅子の回りに前記肘掛けを回転させるステップとからなる。 【0008】本発明のこれらの特徴、利点及び目的並びに本発明の他の特徴、利点及び目的は、以下の説明、上述した請求項及び添付図面を参照することにより当業者により認識され理解されよう。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明を実施する椅子20(図1及び図2)は、基台21と、この基台21上に使用可能に支持されたシート補剛材22’を備えたシート22と、肘掛け23とを有する。肘掛け23は、基台21に装着された支承機構もしくは取付台25によりシート22の下方に回転自在に支持されたL形の肘掛け支持体24を含んでいる。支承機構25は、シート22の右側又は左側(右側辺又は左側辺と呼ぶこともある)への移動を含め、シート22の回りに360°の移動が可能に肘掛け23を回転自在に支持している。このシート22は、前方の使用位置と後方位置との間で移動自在にシート滑動機構27(図3)により基台21上に滑動自在に支持されており、後方位置では、肘掛け23を調節するためシート22の前方の余裕を増すことができるが、シート滑動機構27はシート22を重力により或いはばねを介して前方の使用位置へ常に付勢していて、着座した利用者を使用されている特定のゲーム機の近くに、或いは行っている特定の工作物の近くに自動的に位置付ける。シート22の下の操作部26は利用者に快適性を与えるために椅子20の後傾可能な背もたれ28を作動可能に支持する。 【0010】基台21(図3)は、床面31上に椅子20を安定的に支持する床接触底部30と、上方に延びる内側フレーム33とを有する。図示の底部30は床面に固定されるが、他の基台(車輪付き又は車輪なし)を使用してもよい。内側スリーブ(下部カバー)32は底部30に取り付けられていて、内側フレーム33の下方部分を囲んでいる。支承機構25は内側フレーム33の上端に取り付けられており、シート滑動機構27は、後述するように、支承機構25の頂部に固定されている。操作部26はシート滑動機構27の頂部に取り付けられていて、該シート滑動機構27上にシート22を支持すると共に、後傾可能に背もたれ28を支持する。外側スリーブ(上部カバー)34は内側スリーブ32を入れ子式に囲んで操作部26から下方に延び、内側フレーム33の上方部分と基台21の関係領域とを囲んでいる。シート下カバー35は、操作部26、シート滑動機構27、及び内側フレーム33の上方部分を含め、シート22の下方の領域を覆っている。 【0011】支承機構もしくは取付台25(図7及び図8)は、皿形の上部及び下部プレート40,41を含んでいる。皿形の上部及び下部プレート40,41は双方とも下側を向くように逆になっており、下部プレート41は上部プレートよりも深い凹みを有しているので、該上部及び下部プレート40,41はそれらの周囲にU字形の円周チャンネル46を形成する。上部プレート40は、下部プレート41の頂部に、互いに中央領域42を当接させて、取り付けられる。上部及び下部プレート40,41は中央の穴44の周囲から離間した締結具43により互いに接続されている。プラスチック軸受45のような潤滑軸受が上部及び下部プレート40,41の外側フランジにより画成されたU字形の円周チャンネル46の中に配置されている。肘掛け支持体24は、円周チャンネル46の中に組み合って嵌合する形状に作られたリング形の端部47を含む。上部及び下部プレート40,41は、それらの間にリング形の端部47を捕捉して締結具43により互いに締め付けられているので、リング形の端部47は軸受45により滑動自在且つ回転自在に支持される。肘掛け支持体は本発明の精神の範囲内で様々に構成しうる。図示の肘掛け支持体24はL形であって、連続した棒から形成されており、この棒は、湾曲してリング形の端部47にされる中間部と、図2に示す平行なL形状に湾曲される両端部とを有する。特に、肘掛け支持体24のL形部分は、肘掛け23の肘掛けパッド49を支持する垂直部48を含むと共に、肘掛け23がシート22の回りに360°回転できるように垂直部48を該シート22の周囲から外側に位置させる水平部50とを有する。シート22の形状及び水平部50の長さ次第であるが、シート22は、肘掛け23がシート22の前方を回って回転できるようにするため、後方へ滑動する必要があるかも知れない。肘掛けパッド49は幾つかの異なる構造もしくは機構により垂直部48上に調節可能に支持されるようになっているが、本発明を理解するためにはこれらの構造もしくは機構の全てについて記載する必要はないと考えられる。しかしながら、図示の肘掛けパッド49は、回転運動が可能に垂直部48の中に延びる軸上に作動可能に支持されており、また、該肘掛けパッド49は、垂直方向に調節自在に垂直部48上に入れ子式に且つ滑動可能に支持されていることを記載しておく。 【0012】シート滑動機構27(図4及び図5)は、ローラ軸受53もしくは適当な設備により滑動自在に相互に接続された上側及び下側滑動ブラケット51,52を含んでいる。下側滑動ブラケット52は、U字形の支持体54によって上部プレート40に取り付けられており、該支持体54が下側滑動ブラケット52を上部プレート40の上方に離間させている。操作部26は上側滑動ブラケット51に取り付けられており、下側滑動ブラケット52がその上に上側滑動ブラケット51及び操作部26を滑動運動可能に支持している。シート滑動機構27は、上側及び下側滑動ブラケット51,52間に作動可能に接続されたコイルばねのような内部配置の付勢手段55を含んでおり、該付勢手段55がシート22を前方位置へ付勢して、シート22の後方領域を最大にする。或いはその代わりに、上側及び下側滑動ブラケット51,52は、シート22が重力により前方位置に向かって自然に滑動するように、前方に向かい角度が付けられたフランジを含むことができる。 【0013】操作部26(図3)は、上側滑動ブラケット51に取り付けられたハウジング56と、直立位置及び後傾位置間で移動自在に該ハウジング56に枢支された後方直立部57と、該ハウジング56への後方直立部57の枢支結合部に配置されて該後方直立部57を直立位置に付勢するためのばね機構58とを含んでいる。背もたれカバー59は背もたれ28の背面を覆っており、そしてシート下カバー35の後端部が、後傾中に背もたれ28と背もたれカバー59を受ける形に作られている。 【0014】図2の椅子20はその肘掛け23が右側位置及び左側位置に移動することを示しており、一側の位置は着座した利用者の右腕を支持するためであり、他側の位置は着座した利用者の左腕を支持するためである。また、図2は、第2のL形肘掛け支持体24をリング形の端部47に例えば溶接することにより、1対の肘掛け23を支承機構25上に支持しうることも示している。 【0015】今までの説明は好適な実施形態についての説明のみであり、当業者や本発明を発明したり使用したりする者にとって本発明を様々に改変することは容易であろう。従って、図に示しこれまでに説明してきた実施形態は単なる説明の目的のためのものであり、本発明の範囲を制限する意図のものではなく、本発明の範囲は、均等の原則を含む特許法の原理に従って解釈される特許請求の範囲により確定されるべきである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593006135 【氏名又は名称】スティールケイス・インコーポレイテッド 【氏名又は名称原語表記】STEELCASE INC.
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| 【出願日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−276298 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平11−37720 |
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