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【発明の名称】 車輌座席用補助枕装置
【発明者】 【氏名】吉田 力

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車輌用座席の背もたれ上部あるいはヘッドレスト部に取り付けられた装着部と、この装着部に延設して設けられ、前記車輌用座席の着座者の頭部を一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部と、を備えて成る車輌座席用補助枕装置。
【請求項2】 前記装着部は、前記背もたれ上部と前記ヘッドレスト部間に挟装されるように設けられて成る請求項1記載の車輌座席用補助枕装置。
【請求項3】 前記装着部は、前記ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆に挿通されて前記背もたれ上部と前記ヘッドレストとの中間に挟持する様に該装着部を支持させる係止孔を有し、該係止孔は任意の間隔をおいて複数個設けられて成る請求項1または2記載の車輌座席用補助枕装置。
【請求項4】 前記頭受け部は前記装着部に対して3次元的にその取付角度を設定保持し得る様に接続されて成る請求項1ないし3のいずれかに記載の車輌座席用補助枕装置。
【請求項5】 前記頭受け部は枕状棒体から成る請求項1ないし4のいずれかに記載の車輌座席用補助枕装置。
【請求項6】 前記装着部は平板状のベース体である請求項1ないし5のいずれかに記載の車輌座席用補助枕装置。
【請求項7】 前記ベース体に前記係止孔が設けられており、この係止孔に2本の支持杆が挿通され、前記係止孔は少なくとも2個以上の係止用孔と、これに直列状に配置された1個又は複数の長孔とから成る請求項6記載の車輌座席用補助枕装置。
【請求項8】 前記頭受け部は保持する頭部形状に沿って凹部状に湾曲して形成されて成る請求項1ないし7のいずれかに記載の車輌座席用補助枕装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用座席等に取り付けて着座者が仮眠を取ることができる車輌座席用補助枕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転に際し、休息時等に車輌用座席に着席したまま仮眠を取る場合がほとんどである。そしてこの様な場合、睡眠中に座席のヘッドレスト等に支持させている頭部がズリ落ちてハッとして目が覚めることが多い。そこで、車輌用座席に頭部を保持し得る枕状の物を取付けて頭部が揺動しない様にする提案がなされている。例えば、実用新案登録第3015699号公報に示される「座席用安全睡眠枕」は、座席の背もたれ上縁に気嚢体1を跨設し側部バンド12のフック13により止め輪21をフックして固定して装着して、人体両頬部を側方保持部2により密着保持させ、調整バンド3を顔面前方にて締め付けて頭部を保持しながら睡眠を取れる様にしている。また、実開平4−79544号公報に示される「自動車用座席の補助枕」は、座席1のヘッドレスト4に補助枕5の取付部9で巻き付ける様に面ファスナ等で締め付けて装着して、着席者の頭部の左、右側方に位置する一対のパッド部6により着席者の頭部を保持する様にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述した「座席用安全睡眠枕」は、図2からも分かる様に調整バンド3を顔面前方にて締め付けて側方保持部2により両頬部のみならず頭部全体を挟装する様に保持しており、頭部はほぼ完全に固定されて動かせない状態であり、頭部を動かせる自由度がきわめて低い。実際睡眠中には時折上半身特に頭部を傾倒したりして姿勢を無意識のうちにも調整しながらも睡眠中の体勢を保っているものである。したがって、睡眠中の頭部の自由度がきわめて低いと睡眠姿勢の調整もできず、側方保持部2に頭部が挟装される圧迫感も加わり寝苦しくなりかえって熟睡できないという問題がある。また、「自動車用座席の補助枕」は、着席者の頭部の左、右側方に位置する一対のパッド部6により着席者の後頭部部分を埋込み状に一定箇所に固定しており、前方にのみしか動かせず頭部の自由度が低い。また、上から載せかけるタイプの補助枕では頭部の支持部分を補強するのに大型化して一体的に成型しなければならずかさばり、製造コストも高くなるばかりでなく、頭部の自由度が低くなり寝苦しく熟睡できない問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、着座者の頭部を任意の傾倒状態に調整して保持し得るとともに頭部の自由度が高く睡眠姿勢を調整しながら熟睡して仮眠できる車輌座席用補助枕装置を提供することである。また、簡単な装置構成であることにより車輌用座席に簡易に着脱が行なえて、しかも量産が可能で装置の製造コストを低廉に維持し得る車輌座席用補助枕装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、本発明は、車輌用座席の背もたれ50上部52あるいはヘッドレスト部54に取り付けられた装着部12と、この装着部12に延設して設けられ、前記車輌用座席の着座者Mの頭部Hを一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部14と、を備えて成る車輌座席用補助枕装置10から構成される。
【0006】また、前記装着部12は、前記背もたれ50上部52と前記ヘッドレスト部54間に挟装されるように設けられて成ることとしてもよい。
【0007】また、前記装着部12は、前記ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆56に挿通されて前記背もたれ50上部52と前記ヘッドレスト部54との中間に挟持する様に該装着部12を支持させる係止孔16を有し、該係止孔16は任意の間隔をおいて複数個設けられて成ることとしてもよい。
【0008】また、前記頭受け部14は前記装着部12に対して3次元的にその取付角度を設定保持し得る様に接続されて成ることとしてもよい。
【0009】また、前記頭受け部14は枕状棒体18から成ることとしてもよい。
【0010】また、前記装着部12は平板状のベース体20であることとしてもよい。
【0011】また、前記ベース体20に前記係止孔16が設けられており、この係止孔16に2本の支持杆56が挿通され、前記係止孔16は少なくとも2個以上の係止用孔22と、これに直列状に配置された1個又は複数の長孔24とから成ることとしてもよい。
【0012】また、前記頭受け部14は保持する頭部形状に沿って凹部状に湾曲して形成されて成ることとしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る車輌座席用補助枕装置は、車輌用座席において着席したまま仮眠中に頭部の自由度を高く保持し得るものであり、着席者は頭部を任意の位置に調整保持した状態で快適な睡眠を行なえる補助枕装置である。
【0014】車輌座席用補助枕装置は、車輌用座席の背もたれ上部あるいはヘッドレスト部に取り付けられた装着部と、この装着部に延設して設けられ、前記車輌用座席の着座者の頭部を一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部と、を備えている。この車輌座席用補助枕装置は装着部を介して車輌用座席の背もたれ上部あるいはヘッドレスト部に取り付けられればよく、車輌用座席に簡易に着脱可能であれば装着方法や構成は問われず、車輌用座席の形状に合わせて任意に選択してよい。
【0015】この装着部には頭受け部が延設して設けられており、着座者の頭部を定常位置から一方側に位置ずれ状にずらして頭受け部に傾倒保持し得ることが重要である。例えば進行方向右側でも左側へでも一方側に頭部を傾倒、つまり首部分から位置ずれ状にずらしながら倒す様に寄せ掛けて頭受け部に預けて支持させるので、頭部を動かせる自由度がきわめて高く睡眠姿勢を調整しながら仮眠することができる。頭受け部は頭部を一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得るのであれば、寸法形状や延設方法を含めてその構成は任意である。
【0016】前記装着部は、前記背もたれ上部と前記ヘッドレスト部間に挟装されるように設けられてもよい。この装着部は背もたれ上部にヘッドレスト部が着脱可能なタイプの座席に取付けが可能になり、しかも背もたれ上部とヘッドレスト部とに挟み込む様に挟装させるだけという簡単な作業で装着される。しかも、他の車輌用座席に取り付ける場合や不要な時には装着部の挟装を開放すれば容易に取り外し可能である。装着部は背もたれ上部とヘッドレスト部とに容易に挟み込まれるのであれば、寸法形状やその構成は任意である。そして、装着部の支持力は挟み込む力を補助されるから、装着部本体を小型にして軽量化でき、したがってその製造も量産が簡単に行なえる。また、材質としてはステンレス鋼から形成するのが強度も高く錆びにくく加工性がよく好適であるが、その他に剛性のある鉄鋼などの金属や軽合金、硬質合成樹脂等から形成してもよい。
【0017】前記装着部は、前記ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆に挿通されて前記背もたれ上部と前記ヘッドレストとの中間に挟持する様に該装着部を支持させる係止孔を有している。ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆を装着部の係止孔に挿通することにより、装着部を背もたれ上部と前記ヘッドレストとの中間に挟持することで確実に固定して脱落しない様にする。つまり、支持杆が装着部を串刺し状に貫通して係止孔に挿通されているので、背もたれ上部とヘッドレストとの中間に挟持されて支持される装着部は支持杆から容易に抜け落ちない。
【0018】そして、係止孔は任意の間隔をおいて複数個設けられてもよい。この係止孔は装着部にヘッドレストの支持杆が挿通し得る一回り大きい径の孔を穿孔するだけで形成され、装着部の量産が可能で製造コストを低廉にする。ヘッドレストの支持杆の間隔幅に合う様に複数配列して設ければ好適であり、支持杆を挿通する係止孔の位置を選択して装着部を位置ずれさせられる。このことにより装着部に延設して設けられる頭受け部の設定位置や方向を変更させることが可能になる。
【0019】前記頭受け部は前記装着部に対して3次元的にその取付角度を設定保持し得る様に接続されてもよい。装着部に対して頭受け部は自由に取付け角度を設定し得る様に接続されていればよく、例えば頭受け部を例えば手で把持して容易に角度を調整できるものが好適である。例えば、縦方向や水平方向など一定方向だけでなく斜め方向を含む3次元的に角度を自由に調整して保持できる様な構成であればなお好適である。
【0020】前記頭受け部は枕状棒体から成るようにしてもよい。頭受け部は装着部から伸びるように接続され、頭部を一方側に傾倒して寄せ掛けて頭部の側面を安定して保持させられる断面形状と、寝返りや睡眠姿勢を調整するために頭部を前後に動かしても容易に脱落しない程度の長さの枕状の棒体に形成すれば好適である。例えば、頭部を保持し得る剛性のある棒材等を芯材として柔らかく弾性のある材質で任意の厚みに被覆させてもよい。この場合、断面円形の棒体状と形状が簡単で形成が容易で生産性が高く製造原価を廉価にする。しかし、これに限られることはなく、他に断面卵型状等にしてもよく、その寸法形状や材質は任意である。
【0021】前記装着部は平板状のベース体であってもよい。平板状のベース体であれば背もたれ上部とヘッドレストの間隙にぴったりと密着して装着される。例えば、剛性がある金属材であればベース体が薄く形成され確実にヘッドレストで押圧して装着部を固定でき、装着部に接続される頭受け部がぐらつかず好適である。また、平板状のベース体は例えばステンレス鋼や鋼板等から形成すれば加工が簡単で量産でき製造コストを廉価にし得る。その他、剛性の高い軽合金や硬質合成樹脂から形成してもよい。
【0022】前記ベース体に前記係止孔が設けられており、この係止孔に2本の支持杆が挿通され、前記係止孔は少なくとも2個以上の係止用孔と、これに直列状に配置された1個又は複数の長孔とから成ることとしてもよい。ベース体に設けられる係止用孔と長孔とに2本の支持杆が挿通されて装着部は支持装着されるものであり、車輌用座席によりヘッドレストの支持杆の間隔幅が広い狭いに拘らず支持杆を挿通して装着され得る。つまり、長孔の長手方向分の長さ分だけ調整幅として余裕があり、ヘッドレストの支持杆の間隔幅に種類があっても調整幅内であれば、2本の支持杆を間隔をおいて挿通して支持杆を軸として回動しない様に確実に支持し得る。
【0023】前記頭受け部は保持する頭部形状に沿って凹部状に湾曲して形成してもよい。頭部を頭受け部に傾倒すれば頭部形状に沿って湾曲している凹部に落ち込む様に受け止めて確実に支持され、頭部はふらつかず安定して保持された状態で仮眠し得る。頭受け部は例えば頭部が転動して容易に飛び出さないのであれば凹部の形状は任意に形成してよい。
【0024】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施例を説明する。図1には、本発明の第1実施例に係る車輌座席用補助枕装置10を座席に装着する状態の斜視説明図が、図2には同じく一部を切り欠いた平面図が示されている。図に示される様に、車輌座席用補助枕装置10は、車輌用座席Sの背もたれ100上部102あるいはヘッドレスト部104に取り付けられる装着部12を備えている。本実施例では、背もたれ100上部102にヘッドレスト105を2本の支持杆106により装着する車輌用座席Sを一例として説明するが、装着部12を車輌用座席Sの背もたれ100上部102あるいはヘッドレスト部104に容易に取付けることが可能であれば本実施例の構成に限られない。
【0025】車輌座席用補助枕装置10はこの装着部12に延設して設けられ、前記車輌用座席Sの着座者Mの頭部Hを一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部14を備えている。図2において、この頭受け部14は装着部12の一端から接続部26を介して平面視右側で車輌の進行方向であるF方向に伸びる様に設けられており、着座者Mの頭部Hを正しいヘッドレスト受け位置から一方側(この場合には進行方向Fに向かって右側に位置ずれ状にずらして頭部Hを傾倒、つまり首部分から位置ずれ状)にずらしながら倒す様に寄せ掛けて頭受け部14に傾倒保持し得る。また、頭受け部14を平面視左側で車両の進行方向であるF方向に伸びる様に設ければ進行方向Z左側に着座者Mの頭部Hを位置ずれ状にずらして頭部を頭受け部14に傾倒保持し得る。
【0026】次に、前記装着部12は平板状のベース体20であり、本実施例ではステンレス鋼からなる長板の端部を直交方向に曲折して略L字状に形成し、略L字状のベース体20の長辺部分である本体30とこの本体30の端部から曲折された短辺部分である縦片32から構成されている。この縦片32には頭受け部14を接続すべく接続部26が設けられている。このベース体20は、例えば長板の端部を曲折するだけで形成されるので、大量生産ができて製造原価を廉価にし得る。また、縦片32は必ずしも長板の端部から曲折させる必要はなく、縦片32を別体として製作し本体30に任意に固着する様にしてもよい。
【0027】前記頭受け部14は枕状棒体18から形成され、該頭受け部14は装着部12から任意の方向に伸びるように接続される。本実施例において、この枕状棒体18は、剛性のあるステンレス鋼の棒材を芯棒34とし、この芯棒34を弾性体36で被覆して構成されている。この、芯棒34の一端35はボルト状に雄螺子を設けている。芯棒34はステンレス鋼が剛性が高く腐食に強く好適であるが、枕状棒体18として頭部を傾倒保持し得る剛性があれば鋼材や軽合金などでもよく材質はこれに限られない。
【0028】前述のように枕状棒体18は、該芯棒34の一端35を除き柔らかく弾性のある発泡性の樹脂、スポンジからなる弾性体36で所定の厚みに被覆して細長い俵状に形成し、その表面を塩化ビニル製のシート38で覆って形成している。枕状棒体18は頭部Hを保持し得るのであれば形状はこれに限られることはなく、例えば頭受け部14は保持する頭部H形状に沿って凹部状に湾曲して形成すれば、寝返りや睡眠姿勢を調整するために頭部Hを動かしても凹部に入り込み状に受け止められて保持される頭部Hは容易に脱落しない。
【0029】頭受け部14と装着部12は接続部26を介して接続され、装着部12に対して頭受け部14を座席の片側方向に傾倒状に支持させる。図3において、ベース体20の本体30から曲折し、上方に立ち上げ立設された縦片32に円柱状の調整駒40が固定軸ピン42を介して図1上、同縦片32の左側面から左方向に突設固定されている。そして、調整駒40の外周には遊嵌状に管筒44が装架されている。管筒44は、この調整駒40の外周面から空間を有するように該調整駒40の直径よりも大きな直径を有する管体として構成されている。また、図3において調整駒40の外周面には周状に窪み41が複数個形成されている。
【0030】管筒44の外周の任意の位置には、該管筒44から突設形成された嵌着孔47を有する嵌合受部46が設けられており、この嵌合受部46の内部には雌螺子が設けられている。嵌着孔47は、管筒44の内部に連通して貫通孔として形成されている。そして、この嵌着孔47に頭受け部14の芯棒34の一端35が螺着され、該一端35の先端が窪み41内に押圧状に当接されることにより調整駒40の外周回り方向への頭受部14の回動位置を設定し、装着部12と頭受け部14との角度を保持するようになっている。ここに、接続部26は、調整駒40と芯棒34と、を含む。
【0031】上記のように嵌合受部46の嵌着孔47に枕状棒体18の芯棒34の一端35の雄螺子を螺合させてねじ込むと、頭受け部14が前記装着部12に接続される。そして固定軸ピン42を中心軸として回動体44と共に頭受け部14が回動し装着部12に対して取付角度を任意に設定できる。さらに枕状棒体18の心棒34をねじ込むと該心棒34の先端35aが調整駒40外周面に当接し、この時先端35aが任意の窪み41に押し込まれて固定軸42ピンを中心軸とした頭受け部14の回動が確実に制止される。窪み41は頭受け部14の回動を制止し得るのであれば必ずしも設ける必要はなく、調整駒40周面を先端35aで単に押圧する様にしてもよい。
【0032】実施例において装着部12は、前記背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104間に挟装されるように設けられている。この装着部12は平板状のベース体20であり、本実施例ではベース体20の長辺部分である本体30が背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104間との間隙に挟み込まれる様に挟装される。この本体30は薄い平板状なので、ヘッドレスト105を押し下げるだけで支持杆106により車輌用座席Sの背もたれ100に装着され、前記間隙にぴったりと挟持されて容易に動かない様に確実に支持され得る。
【0033】装着部12は、前記ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆106に挿通されて前記背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104との中間に挟持する様に該装着部12を支持させる係止孔16を有し、該係止孔16は任意の間隔をおいて複数個設けられている。装着部12であるベース体20の本体30には、任意の間隔おいて係止孔16を複数穿孔している。この係止孔16にヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆56を挿通しながら背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104との中間に装着部12を挟持する。係止孔16はヘッドレスト105の支持杆106の間隔幅に合う様に複数配列して設け、持杆76を挿通する係止孔16の位置を選択して装着部12を位置ずれさせ、頭受け部14の設定位置や方向を変更させることができる。
【0034】前記ベース体20には係止孔16が設けられており、この係止孔16に2本の支持杆106が挿通され、係止孔16は少なくとも2個以上の係止用孔22と、これに直列状に配置された1個又は複数の長孔24とから成る。実施例において係止孔16はベース体20の本体30の縦片32側から直列状に並んで任意の間隔に穿孔された係止用孔22と、他端側に穿孔される長孔24とからなる。本体30に設けられる係止用孔22と長孔24とに2本の支持杆106が挿通されて装着部12は支持装着され、ヘッドレスト105の支持杆106の間隔幅が広い狭いに拘らず支持杆106を挿通される。ヘッドレスト105の支持杆106の間隔幅の個差を長孔24の長手方向分の長さ分だけ吸収して調整される。
【0035】装着部12は着座者Mの側方側にスライド移動可能に設けてもよい。例えば、ベース体20の本体30を二枚重ねにしてその長手方向にスライド調整可能にかつ任意の位置で制止させ得る構成とすれば、装着部12は支持杆106に位置に対して側方側にスライド移動できる。そして、頭受け部14を車輌の進行方向であるF方向に対して直交する水平方向の側方位置を変更することが可能であり、装着部12に対する頭受け部14の設定位置を調整し得る。
【0036】嵌合受部46の嵌着孔47に枕状棒体18の芯棒34の一端35の雄螺子を螺合させてねじ込むと、頭受け部14が前記装着部12に接続される。そして固定軸ピン42を中心軸として回動体44と共に頭受け部14が回動し装着部12に対して取付角度を任意に設定できる。さらに枕状棒体18の心棒34をねじ込むと先端35aが調整駒40外周面に当接し、この時先端35aが任意の窪み41に押し込まれて固定軸42ピンを中心軸とした頭受け部14の回動が確実に制止される。押圧孔41は頭受け部14の回動を制止し得るのであれば必ずしも設ける必要はなく、調整駒40周面を先端35aで単に押圧する様にしてもよい。
【0037】次に、本発明の第1実施例に係る車輌座席用補助枕装置10の作用を説明する。図1および図4、図5に示される様に、ヘッドレスト105の支持杆106を装着部12の係止用孔22および長孔24に挿通して背もたれ100に押し込むと、背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104との中間に挟持する様に装着部12が支持される。図では車輌の進行方向であるF方向に向かって右側に頭受け部14が設定されているが、装着部12を180度対称に水平回転させて装着すれば車輌の進行方向であるF方向に向かって左側に頭受け部14が設定される。頭受け部14は接続部26を介して着座者の頭部(例えば首部分の側部)の側部を軸支位置とし、車輌の進行方向Fと略直交する方向に軸を設定して軸回りに回動し得るようになっている。すなわち、頭受け部14は縦のXーZ面を形成するように回動し得る。そして、その任意の角度で固定できるようにし、着座者の望む姿勢で仮眠等が取れるようになっている。
【0038】詳細には、頭受け部14を手で把持して回動させながら取付角度を調整しつつ進行方向に任意の高さ位置に設定して停止させ、枕状棒体18を回して芯棒34の一端35を回動体44の嵌合受部46にねじ込み回動を制止させる。そして、着座者Mは頭受け部14に頭部Hを傾倒すれば枕状棒体18に支持されて睡眠時の自然な姿勢で仮眠を取ることができる。この状態では、枕状棒体18のどの位置にでも支持させられるから、寝返りなど頭部Hを自由に動かせる自由度が非常に高い。枕状棒体18を回して嵌合受部46を緩めれば容易に取付角度を変更できるし、頭受け部14が不要な時には、例えば上に持ち上げて立設するように回動させて邪魔にならず目立たない様に退避させ得る。
【0039】次に、本発明の第2実施例に係る車輌座席用補助枕装置10aを説明する。先の実施例と同一構成同一部材には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。以下、添付図面に基づき、好適な実施例を説明する。図6には、本発明の第2実施例に係る車輌座席用補助枕装置10aを座席Sに装着する状態の斜視説明図が、図7にはその縦断面図が示されている。図に示される様に、車輌座席用補助枕装置10aは、車輌用座席Sの背もたれ100上部102あるいはヘッドレスト部104に取り付けられた装着部12を備えている。
【0040】車輌座席用補助枕装置10aは、この装着部12に延設して設けられ、前記車輌用座席Sの着座者Mの頭部Hを一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部14を備えている。装着部12は平板状のベース体20aであり、本実施例ではステンレス鋼からなる長板により形成される本体66から構成される。この本体66の端部に頭受け部14を接続すべく接続部26が設けられる。本体66は金属製の長板から形成すれば大量生産が可能で製造原価を廉価にし得るが、剛性があればステンレス鋼には限られず鋼材や軽合金、硬質合成樹脂等から形成してもよい。
【0041】前記頭受け部14は枕状棒体18aから形成され、該頭受け部14は装着部12から任意の方向に伸びるように接続される。本実施例では、枕状棒体18aは剛性のあるステンレス鋼の棒材を芯棒68としており、該芯棒68の一端69には接続部26に接続するためにボルト状に雄螺子が切られている。また、芯棒68の一端69は接続部26に容易に接続できるのであれば雄螺子以外の方法で接続してもよく、接続部26に直接的に係着するようにしてもよい。
【0042】そして、芯棒34の一端35を除き柔らかく弾性のある発泡性の樹脂、スポンジからなる弾性体36で所要の厚みに被覆して細長い俵状に形成しているが、スポンジ以外に例えばゴムや綿等の材質で形成し、その表面を布生地や塩化ビニル製等のシートで覆って形成してもよい。枕状棒体18aは頭部Hを保持し得るのであれば形状はこれに限られることはなく、例えば頭受け部14を容易に着脱し得る様に設けて着座者Mの好みにより交換可能に構成してもよい。
【0043】前記装着部12は、前記背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104間に挟装されるように設けられる。この装着部12は平板状のベース体20aであり、本実施例では本体66が背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104間との間隙に挟み込まれる様に挟装される。ベース体20aは平板状なのでヘッドレスト105を押し下げるだけで支持杆106により車輌用座席Sの背もたれ100に装着され、前記間隙にぴったりと挟持されて容易に動かない様に確実に支持される。
【0044】本実施例において特徴的なことは、前記頭受け部14は前記装着部12に対して3次元的にその取付角度を設定保持し得る様に接続され、頭受け部14は接続部26を介して自由に取付角度を設定保持できることである。図7に示される様に、接続部26はベース体20aの本体66の端部に支柱70を立設固定し、その先端に球体72を固定している。さらに、球体72の外周面を少なくとも面積を半分より多く覆う様な殻状の摺動体74が設けられ、該摺動体74はこの球体72に支持された状態で3次元的に自在に摺動し得るようになっている。この時、頭受け部14は接続部26を介して立体的な軌跡を形成するように自由に取付角度を変更できる。
【0045】そして、該摺動体74の一部を切り欠いて内部に螺子溝を刻設させた固定受筒76が突設形成されている。該固定受筒76は中空筒状に形成されており、内部には貫通孔77が形成され球体72側と連通している。この固定受筒76の貫通孔77に枕状棒体18aの芯棒68の一端69の雄螺子を螺合させてねじ込むと、頭受け部14が前記装着部12に接続される。そして球体72を球軸として摺動体74に固定された頭受け部14が3次元的に摺動し装着部12に対して取付角度を任意に設定できる。さらに、枕状棒体18aの芯棒68をねじ込むと該芯棒68の先端69aが球体72外周面に当接し、この時先端69aが外周面を押圧して摺動体74つまり頭受け部14の摺動が確実に制止される。
【0046】次に、本発明の第2実施例に係る車輌座席用補助枕装置10aの作用を説明する。図6および図7に示される様に、頭受け部14は接続部26の球体72を球軸として3次元的に摺動させて装着部12に対する取付角度が設定される。頭受け部14を例えば手で把持して取付角度を調整しつつ任意の位置に設定して停止させ、枕状棒体18aを回して芯棒68の一端69を摺動体74の固定受筒76にねじ込み摺動を制止させる。そして、着座者Mは頭受け部14に頭部Hを傾倒すれば枕状棒体18aに支持されて睡眠時の自然な姿勢で仮眠を取ることができる。また、枕状棒体18aを回して固定受筒76を緩めれば装着部12に対して取付角度を3次元的に自由に変更できるし、頭受け部14が不要な時には、例えば上に持ち上げるように立設させて邪魔にならず目立たない位置に枕状棒体18aを退避させ得る。
【0047】次に、本発明の第3実施例に係る車輌座席用補助枕装置10bを説明する。先の実施例と同一構成同一部材には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。以下、添付図面に基づき、好適な実施例を説明する。図8には、本発明の実施例に係る車輌座席用補助枕装置10bを座席Sに装着する状態の斜視説明図が、図9にはその一部を切り欠いた平面図が示されている。図に示される様に、車輌座席用補助枕装置10bは、車輌用座席Sの背もたれ100上部102あるいはヘッドレスト部104に取り付けられた装着部12を備えている。
【0048】車輌座席用補助枕装置10bは、この装着部12に延設して設けられ、前記車輌用座席Sの着座者Mの頭部Hを一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部14を備えている。図9において、この頭受け部14は装着部12の一端から接続部26を介して平面視右側で車輌の進行方向であるF方向に伸びる様に設けられており、着座者Mの頭部Hを一方側(この場合には進行方向Fに向かって右側に位置ずれ状にずらして頭部Hを傾倒、つまり首部分から位置ずれ状)にずらしながら倒す様に寄せ掛けて頭受け部14に傾倒保持し得る。また、頭受け部14を平面視左側で車輌の進行方向であるF方向に伸びる様に設ければ車輌の進行方向F方向に向かって左側に着座者Mの頭部Hを位置ずれ状にずらして頭部Hを頭受け部14に傾倒保持し得る。
【0049】装着部12は長厚板状のベース体20bであり、本実施例では矩形のブロック体状の本体50に形成し、該本体50の端部に接続部26が設けられる。この本体50の端部に矩形の短辺方向に間隔をおいて突出した突設片52を設け、この突設片52は二股状に突出した突設片52a、52bとから構成される。したがって、突出する突設片52a、52bとの間に間隙が設けられ、ここに接続部26の一部を構成する空間が形成される。また、突設片52は必ずしも二股状に突出させる必要はなく剛性があれば任意に一か所突出させてもよいし、別体として形成して本体50に任意に固定するようにしてもよい。
【0050】前記頭受け部14は枕状棒体18bから形成され、該頭受け部14は装着部12から任意の方向に伸びるように接続される。本実施例では、剛性のあるステンレス鋼の棒材を芯棒34とし、芯棒34の一端35には接続部26に接続するために円柱状の回動体54の側部に直交して突付ける様に固定して設けている。この回動体54は円柱状の内部に孔55が貫通して穿孔され、該孔55に締結体56の軸ピン58がその軸心を立設する方向に挿通される。したがって、頭受け部14は軸ピン58を軸心として自在に回動することが可能である。
【0051】枕状棒体18bは、パイプ状の摺回管48aを柔らかく弾性のある発泡性の樹脂、スポンジからなる弾性体36で所要の厚みに被覆して扁平な俵状に形成し、その表面を塩化ビニル製のシート38で覆っている。そして、該摺回管48aに芯棒48を挿入させて頭受け部14を構成している。芯棒48の長手方向を軸芯として扁平な枕状棒体18bを回動させて頭側部の当接面を自由に変化させ、頭部Hを傾倒させて保持する角度を調整することが可能である。
【0052】装着部12は、前記背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104間に挟装されるように設けられる。この装着部12は長厚板状のベース体20bであり、本実施例ではブロック体状に形成される本体50が背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104間との間隙に挟み込まれる様に挟装される。この時、本体50の矩形の短辺方向を立設させた状態でヘッドレスト105の支持杆106により前記間隙に挟持されて容易に動かない様に確実に支持される。しかし、本体50の形状によっては、短辺方向以外を立設させた状態で挟持してもよい。
【0053】前記装着部12は、前記ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆106に挿通されて前記背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104との中間に挟持する様に該装着部12を支持させる係止孔16を有している。装着部12であるベース体20bのブロック体状の本体50には、矩形の短辺方向に貫通する様に任意の間隔おいて係止孔16を複数穿孔して設けている。この係止孔16にヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆56を挿通しながら背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104との中間に装着部12を挟持する。係止孔16はヘッドレスト105の支持杆106の間隔幅に合う様に複数配列して設け、支持杆106を挿通する係止孔16の位置を選択して装着部12を位置ずれさせ、頭受け部14の設定位置や方向を変更させられる。
【0054】前記ベース体20bに前記係止孔16が設けられており、この係止孔16に2本の支持杆106が挿通され、前記係止孔16は少なくとも2個以上の係止用孔60と、これに直列状に配置された1個又は複数の長孔62とから成る。係止孔16は、ブロック体状の本体50の突設片52側から直列状に並んで任意の間隔に穿孔された係止用孔60と、他端側に穿孔される長孔62とからなる。ベース体20bの本体50に設けられる係止用孔60と長孔62とに2本の支持杆106が挿通されて装着部12は支持装着され、ヘッドレスト105の支持杆106の間隔幅が広い狭いに拘らず支持杆106を挿通される。しかも、ヘッドレスト105の支持杆106の間隔幅の個差が長孔62の長手方向分の長さの範囲ないであれば吸収して調整し得る。
【0055】頭受け部14は前記装着部12に対して縦軸が設けられ、この縦軸回りに回動し得るように設けられている。すなわち、該頭受け部14は、X−Y平面を表わすように回動する。本実施例では図10に示される様に、本体50の端部から二股状に突出した突設片52a、52bにより縦軸を構成し得る様にそれぞれ貫通して孔53a、孔53bを穿孔し、該孔53b内には雌螺子を設けている。また、締結体56は軸ピン58の端部に例えば手で把持し得る様に任意につまみ56aを両側に設けて側面視T字状に形成され、該軸ピン58の一端59には雄螺子を設けている。つまみ56aを手で把持して回すと、軸ピン58が回動して該軸ピン58の一端59を孔53bに螺合させることができる。
【0056】突設片52aと52bとの間隙空間に枕状棒体18bの芯棒48の回動体54を挟装して、孔53aから孔55へと締結体56の軸ピン58の一端59を縦軸を形成するように挿通する。そして、つまみ56aを手で把持して回しながら軸ピン58の一端59を孔53bに螺合すると、枕状棒体18bは軸ピン58を縦軸として回動自在に軸支される。したがって、車輌の進行方向F方向に対して水平方向に回動させて枕状棒体18bの取付角度を自由に設定できる。さらに、つまみ56aを手で把持して回しながら螺合させれば、突設片52a、52bにより回動体54を両端から押圧して締付けるとその回動が制止され、枕状棒体18bの設定位置を適切な位置に固定できる。枕状棒体18bの回動を固定できるのであれば、例えば回動体54の外周にくぼみを設け、本体50から収縮可能な爪片を立設させて爪片の先端が前記くぼみに係合させて制止させてもよい。
【0057】本発明に係る車輌座席用補助枕装置10bの作用を説明する。図8および図11に示される様に、ヘッドレスト105の支持杆106を装着部12の係止用孔60および長孔62に挿通して背もたれ100に押し込むと、背もたれ100上部102と前記ヘッドレスト部104との中間に挟持する様に装着部12が支持される。図において車輌の進行方向F方向右側に頭受け部14が設定され、装着部12を180度対称に水平回転させて装着すれば車輌の進行方向F方向左側に頭受け部14が設定される。いずれの場合にも、頭受け部14は接続部26の軸ピン58を縦軸として水平方向に回動させて装着部12に対する取付角度を自由に変更できる。
【0058】頭受け部14を、例えば手で把持して車輌の進行方向F方向に対して開き位置を回動させながら取付角度を自由に調整し得る。開き位置を設定したら回動を停止させ、締結体56を回して軸ピン58をにねじ込み回動を制止させる。そして、着座者Mは頭受け部14に頭部Hを傾倒すれば枕状棒体18bに支持されて睡眠時の自然な姿勢で仮眠を取ることができ、寝返りなど頭部Hを自由に動かせる自由度が非常に高い。また、枕状棒体18bは芯棒48の長手方向を軸芯として回して、頭側部の当接面を調整して頭部Hの保持角度を変更できる。もし、頭受け部14が不要な時には、軸ピン58を軸心として装着部12方向に重ねて畳むようにして邪魔にならず目立たないように退避させ得る。
【0059】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る車輛座席用補助枕装置によれば、車輛用座席の背もたれ上部あるいはヘッドレスト部に取り付けられた装着部と、この装着部に延設して設けられ、前記車輛用座席の着座者の頭部を一方側に位置ずれ状にずらして傾倒保持し得る頭受け部と、を備えて成るので、着座者の一方側に位置ずれ状にずらして頭部を頭受け部に傾倒保持させるから着座者は睡眠時の自然な姿勢で仮眠を取ることが可能である。特に頭部を頭受け部に傾倒して保持させるだけなので、着座者は頭部を動かせる自由度がきわめて高く、いつでも頭部を適切な保持状態にしておけると共に寝返りなどで保持状態を容易に変更して姿勢を直しながら仮眠でき、しかも体を支える必要もなく常に楽な体勢で快適な睡眠状態が維持される。
【0060】また、前記装着部は、前記背もたれ上部と前記ヘッドレスト部間に挟装されるように設けられて成ることにより、ヘッドレストと背もたれ上部とで装着部を挟み込むという簡単な作業で車輛用座席に簡易に取付けて仮眠でき、逆に不要な時には装着部を開放すれば取り外しも簡単である。
【0061】また、前記装着部は、前記ヘッドレストの高さ調整取付け用支持杆に挿通されて前記背もたれ上部と前記ヘッドレストとの中間に挟持する様に該装着部を支持させる係止孔を有し、該係止孔は任意の間隔をおいて複数個設けられて成ることにより、ヘッドレストの支持杆を装着部の係止孔に挿通するだけで背もたれ上部との中間に挟持されて早くかつ確実に取付けできると共に装着部は係止孔を複数個穿孔すれば形成されるので、加工が簡単であり製造原価を廉価にする。また、例えば係止孔の配列を複数配置すれば複数の係止孔の中から支持杆を挿通する位置を選択して装着部を前後左右斜めと任意に位置ずれさせ、頭受け部の設定位置を車輛用座席の形状や使用状況に合わせて容易に変更できる。また、取付け状態を変えれば頭受け部の頭受け方向を変更することも可能である。
【0062】また、前記頭受け部は前記装着部に対して3次元的にその取付角度を設定保持し得る様に接続されて成ることにより、装着部に対して頭受け部の取付角度を任意に設定保持して、頭受け部により着座者の頭部位置を体格や好みに合わせて仮眠する体勢を最良の状態に保つことができる。また、頭受け部が不要な時には頭受け部を邪魔にならない任意の位置に退避させておくことが可能である。
【0063】また、前記頭受け部は枕状棒体から成ることにより、頭受け部は装着部から伸びた枕状棒体に形成されており、着座者は頭部を枕状棒体のどの位置にでも自由に支持させて姿勢を保ち心地よく仮眠することができる。また、棒体状の頭受け部は折畳む様にして収納がしやすいばかりでなく不使用時に目立たず違和感を感じさせないし、さらに形成が容易であり生産性が高く製造原価を廉価にする。
【0064】また、前記装着部は平板状のベース体であることにより、装着部は単純に平板状なので背もたれ上部とヘッドレストとの間隙にしっかりと挟み込まれ上下へのがたつきが少ない。しかも平板状の装着部は全体を間隙内に収容されて納まり、外周が外部に出っ張らず邪魔にならない。また、形状が平板状と簡単なので大量生産し易く、製造原価を廉価にできる。
【0065】また、前記ベース体に前記係止孔が設けられており、この係止孔に2本の支持杆が挿通され、前記係止孔は少なくとも2個以上の係止用孔と、これに直列状に配置された1個又は複数の長孔とから成ることにより、ベース体に直列状に配置された複数の係止用孔と長孔の中から選択して支持杆を挿通して装着するから小型車、普通者、トラック、バス等などヘッドレストの支持杆間隔幅が違ってもそれぞれに対応して取り付けられる。装着部のベース体を数種類用意する必要がないので、部品点数を減らしコストを低減し得る。また、支持杆は必ず係止用孔と長孔内とに挿通されるので、支持杆2本で間隔をおいて支持固定しベース体を回動させず頭受け部がぶれない。
【0066】また、前記頭受け部は保持する頭部形状に沿って凹部状に湾曲して形成されて成ることにより、頭受け部は頭部の側面に対応した凹部形状で頭部を受けるから安心して仮眠でき、頭を前後左右に動かしても頭受け部からずり落ちない。したがって、着座者は睡眠時の楽な姿勢を常に確保して仮眠することができる。
【出願人】 【識別番号】598047856
【氏名又は名称】吉田 力
【出願日】 平成10年(1998)3月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】穴見 健策
【公開番号】 特開平11−266962
【公開日】 平成11年(1999)10月5日
【出願番号】 特願平10−98307