| 【発明の名称】 |
可動式ヘッドレスト |
| 【発明者】 |
【氏名】池 田 恵 之
【氏名】吉 田 知 徳
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| 【要約】 |
【課題】ヘッドレストを車両の前後方向に沿って傾倒角度を任意に調整できる可動式ヘッドレストにおいて、前後方向に沿う角度調整の操作性を損なうことなく、追突時等の衝撃吸収を高める。
【解決手段】ヘッドレストスティ30の水平支持部32にヘッドレストスプリング40を介してヘッドレストフレーム20を取付けることによりヘッドレスト10の前後方向角度調整を可能にすると共に、ヘッドレストスティ30の水平支持部32とヘッドレストフレーム20との間にロータリー式ダンパー70、あるいはピストン式ダンパー80を付設することにより、これらダンパー70,80のロック作用により、追突事故時、ヘッドレストが後方に急激に可動するのを抑え、衝撃吸収機能を高める。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティとヘッドレストフレームとの間にダンパーを設けたことを特徴とする可動式ヘッドレスト。 【請求項2】 乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティの水平支持部に扇状の歯車が固着されると共に、この扇状の歯車と噛合する歯車を備えたロータリー式ダンパーがヘッドレストフレーム内部に固定されていることを特徴とする可動式ヘッドレスト。 【請求項3】 乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティの水平支持部に上方に向けて固着したダンパーブラケットと、ヘッドレストフレームの後部下側の固定点との間にピストン式ダンパーが付設され、ヘッドレストフレームが前傾姿勢から後傾姿勢に移行する際、ピストン式ダンパーのピストンロッドがダンパーの摺動抵抗に抗して伸長することを特徴とする可動式ヘッドレスト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに設置される可動式ヘッドレストに関するもので、更に詳細に説明すると、乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、車両用シート等にあっては、車両の走行中、乗員に最適な着座感を与え、長時間に亘る着座状態にあってもその疲労をできるだけ軽減することが望まれ、そのために種々のサポート装置が付設されている。このサポート装置として最も一般的なものに乗員の頭部を支持できるように、シートバックの上端部に設けられるヘッドレストがある。 【0003】ところで、前記ヘッドレストとして従来から種々の構成のものが提案されており、例えば、シートバック上端部から突設されたヘッドレストスティにより支持されるヘッドレストをシートの前後方向に可動自在に設けるようにした可動式ヘッドレストが知られており、この可動式ヘッドレストによれば乗員のフィーリングをより一層向上させることが可能である。 【0004】従来の可動式ヘッドレストの構成について、図7乃至図9を用いて説明すると、可動式ヘッドレスト1は、図7に示すように、ヘッドレスト本体を構成するヘッドレストフレーム2と、このヘッドレストフレーム2を可動式に支持するヘッドレストスティ3とから大略構成されている。 【0005】更に詳しくは、図8に示すように、ヘッドレストフレーム2は、弯曲ケース状に成形されたアッパー側フレーム2aと、浅底ケース状に成形されたロア側フレーム2bの上下2分割体から構成され、ヘッドレストスティ3は、図示しないシートバックに抜差し自在に挿通される脚部3a,3aを左右側に備え、脚部3a,3a間に伸びる水平支持部3bを備えている。このヘッドレストスティ3は金属パイプ材を折曲して形成されており、ヘッドレストフレーム2とヘッドレストスティ3との固定は、ヘッドレストスプリング4を介して行なわれる。 【0006】即ち、断面略U字状のヘッドレストスプリング4によりヘッドレストスティ3の水平支持部3bを挾着した後、このヘッドレストスプリング4をヘッドレストフレーム2に溶接ボルト5a、締付けナット5bを介して固定している。従って、図9に示すように、ヘッドレストスティ3に対してヘッドレストフレーム2は、実線で示す最前傾状態と点線で示す最後傾状態の間で無段階に前後方向の所望する位置に可動される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来の可動式ヘッドレスト1においては、通常使用時、無段階にヘッドレスト1の角度調整が可能であり、乗員はヘッドレスト1を最適位置に任意に調整できるが、万一追突事故等が生じた際には、乗員の頭部がヘッドレスト1に急激にぶつかり、その衝撃によりヘッドレスト1は後方へ容易に可動してしまい、追突時等、乗員の頭部に加わる衝撃を十分に吸収できるとは必ずしも言えない構成であった。 【0008】更に、追突時等の衝撃吸収を考慮して、締付けナット5bを強固に締付けた場合、ヘッドレストスプリング4とヘッドレストスティ3との間の摩擦トルクは増大するものの、ヘッドレスト1を前後方向に調節する際の操作性の低下を招くという不具合があった。 【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、通常の使用時において前後位置調整の操作性を損なうことなく、追突時等、乗員の頭部に加わる衝撃を有効に吸収できるようにした可動式ヘッドレストを提供するものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は上述する課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の可動式ヘッドレストは、乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティとヘッドレストフレームとの間にダンパーを設けたことを特徴とする。 【0011】本発明の請求項2に記載の可動式ヘッドレストは、乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティの水平支持部に扇状の歯車が固着されると共に、この扇状の歯車と噛合する歯車を備えたロータリー式ダンパーがヘッドレストフレーム内部に固定されていることを特徴とする。 【0012】また、本発明の請求項3に記載の可動式ヘッドレストは、乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティの水平支持部に上方に向けて固着したダンパーブラケットと、ヘッドレストフレームの後部下側の固定点との間にピストン式ダンパーが付設され、ヘッドレストフレームが前傾姿勢から後傾姿勢に移行する際、ピストン式ダンパーのピストンロッドがダンパーの摺動抵抗に抗して伸長することを特徴とする。 【0013】本発明の請求項1に記載の可動式ヘッドレストによれば、ヘッドレストスティとヘッドレストフレームとの間にダンパーを設けた構成であるため、乗員がヘッドレストを前後方向に角度調整をする際、ダンパーには徐々に負荷が加わるため、ダンパーのロック作用が作動しない。また、追突等の車両事故が発生した際、乗員の頭部がヘッドレストにぶつかれば、ダンパーのロック作用が働き、ヘッドレストが不必要に後方に可動することがない。 【0014】本発明の請求項2に記載の可動式ヘッドレストによれば、ヘッドレストスティの水平支持部に扇状の歯車がその車両の前後方向に沿って刻設された歯部をヘッドレストフレーム内側に向けて固着されていると共に、ヘッドレストフレーム内部に設置されたロータリー式ダンパーの歯車の歯部が扇状の歯車の歯部と噛合するという構成であるため、乗員がヘッドレストを前後方向に角度調整をする際、ロータリー式ダンパー部には徐々に負荷が加わるため、ロータリー式ダンパーのロック作用が作動しない。また、追突等の車両事故が発生した際、乗員の頭部がヘッドレストにぶつかれば、ロータリー式ダンパーのロック作用が働き、ヘッドレストが不必要に後方に可動することがない。 【0015】本発明の請求項3に記載の可動式ヘッドレストによれば、ヘッドレストスティの水平支持部に固着されたダンパーブラケットを介してヘッドレストフレームとの間にピストン式ダンパーが設置されているという構成であるため、乗員がヘッドレストの角度調整をする際、このピストン式ダンパーには徐々に負荷が加わるため、ピストン式ダンパーのロック作用が作動しない。また、追突等、車両事故が発生した際、乗員の頭部がヘッドレストにぶつかれば、ピストン式ダンパーのロック作用により、ヘッドレストが急激に後方に可動することがない。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可動式ヘッドレストを図面を参照して説明する。図1は本発明に係る可動式ヘッドレストの第1の実施の形態を示す斜視図、図2は本発明に係る可動式ヘッドレストの第1の実施の形態を示す分解斜視図、図3は本発明に係る可動式ヘッドレストの第1の実施の形態における最前傾時の状態を示す側面図、図4は同可動式ヘッドレストの最後傾時の状態を示す側面図、図5は本発明に係る可動式ヘッドレストの第2の実施の形態における最前傾時の状態を示す側面図、図6は同可動式ヘッドレストの最後傾時の状態を示す側面図である。 【0017】まず、図1乃至図4に基づいて本発明の第1の実施の形態について説明する。図1及び図2に示すように、本発明に係る可動式ヘッドレスト10は、ヘッドレスト本体を構成するヘッドレストフレーム20と、図示しない車両用シートのシートバックにヘッドレスト本体を支持するために設けられるヘッドレストスティ30と、ダンパーとから大略構成されている。 【0018】更に詳しくは、ヘッドレストフレーム20は、図2に示すように、弯曲ケース状に成形された金属成形体からなるアッパー側フレーム21と、同様に浅底ケース状に成形された金属成形体からなるロア側フレーム22との上下2分割体から構成されている。 【0019】一方、ヘッドレストスティ30は、その左右側に下方向に伸びる一対の脚部31,31と、脚部31,31間に水平方向に伸びる水平支持部32を備えた略コ字状にパイプ材を折曲形成して構成され、脚部31には、ヘッドレスト10における上下位置の調節を可能とするために上下方向調節孔33が所定ピッチ間隔で開設されている。 【0020】そして、ヘッドレストフレーム20とヘッドレストスティ30との組付構造は、アッパー側フレーム21とロア側フレーム22内部にヘッドレストスティ30を収納し、ロア側フレーム22の左右側に開設した開口23からヘッドレストスティ30の脚部31を下方向に突出させた状態で断面略U字状のバネ材からなるヘッドレストスプリング40の軸受け部41をヘッドレストスティ30の水平支持部32に挾込む。 【0021】ヘッドレストフレーム20におけるロア側フレーム22に予め溶接固定されているボルト50にヘッドレストスプリング40の取付孔42を挿通させ、締付けナット51を締付けることにより、ロア側フレーム22とヘッドレストスティ30とをヘッドレストスプリング40を介して固定し、その後、アッパー側フレーム21とロア側フレーム22とを接合固定することでヘッドレストフレーム20とヘッドレストスティ30との組付けを完了する。 【0022】そして、ヘッドレストスティ30の水平支持部32を挾着しているヘッドレストスプリング40の摩擦抵抗により、ヘッドレストスティ30に対してヘッドレストフレーム20を車両の前後方向に調節する際、適度な摺動トルク力が得られるというものである。 【0023】ところで、本発明においては、このような可動式ヘッドレスト10に加えて以下の構成を付加した点が特徴である。即ち、ヘッドレストスティ30の水平支持部32に扇状の歯車60を扇状の歯車60の歯部61がヘッドレストフレーム20内に前後方向に沿って配設されるように溶接等により取付ける。 【0024】前記ヘッドレストフレーム20におけるアッパー側フレーム21の内面にロータリー式ダンパー70が固定用パネル71を介して取付けられており、このロータリー式ダンパー70の回転軸に歯車72が取付けられており、このロータリー式ダンパー70に設置した歯車72の歯部73と扇状の歯車60の歯部61とが噛合するように取付けられている。尚、図示はしないが、ヘッドレストフレーム20の外表面には発泡体等の緩衝材が被包されてヘッドレスト本体を構成している。またロータリー式ダンパー70に限定されるものではなく、種々のダンパーを用いることができる。 【0025】従って、図3及び図4に本発明に係る可動式ヘッドレスト10の最前傾時及び最後傾時の状態を側面図で示すが、この最前傾時と最後傾時の間のいかなる傾倒姿勢を取ることができると共に、この可動式ヘッドレスト10の角度調整操作においては、ヘッドレストスティ30に対してヘッドレスト本体、即ち図示ではヘッドレストフレーム20を車両の前後方向に沿って傾倒させればよく、その際、ヘッドレストフレーム20の傾倒を摺動抵抗によりゆっくりとした操作により行なうため、ロータリー式ダンパー70のロック作用が働くことがなく、扇状の歯車60の歯部61に対してロータリー式ダンパー70に設置した歯車72の歯部73が順次噛合うことになり、ヘッドレスト本体の角度調整を円滑に行なうことができる。 【0026】しかし、追突等の車両事故が万一発生した場合には、例えば、その時に図3に示す如く、可動式ヘッドレスト10が最前傾位置にあった場合、乗員の頭部からヘッドレストフレーム20に大きな衝撃が加わることになるが、ロータリー式ダンパー70の摺動抵抗によるロック作用が働き、ロータリー式ダンパー70の歯車72の回動が抑制され、歯車72の回転速度が非常に遅いものとなり、ヘッドレストフレーム20が急激に図4に示す最後傾時まで可動してしまうことがなく、乗員の頭部に加わる衝撃を大幅に緩和することができる。 【0027】従って、この実施の形態における可動式ヘッドレスト10は、通常時の前後方向の角度調整における操作性を損なうことなく、ロータリー式ダンパー70のロック作用を利用して、追突時等、事故の際の衝撃吸収性能を高めることができるものである。 【0028】次いで、図5及び図6は第1の実施の形態で使用したロータリー式ダンパー70に替えて、ピストン式ダンパー80を使用した実施の形態を示す。図5はヘッドレスト10の最前傾時を示し、図6はヘッドレストの最後傾時を示す夫々示す側面図であり、この第2の実施の形態においては、ヘッドレストスティ30の水平支持部32に鉛直上方に伸びるダンパーブラケット81が固着されており、このダンパーブラケット81の上端部分82とヘッドレストフレーム20の下側後部の固定点83との間にピストン式ダンパー80が設置されている。 【0029】このピストン式ダンパー80は、シリンダ80aに対してピストンロッド80bが常に伸び方向に摺動抵抗を持っている。従って、この第2の実施の形態における可動式ヘッドレスト10においても、図5に示すヘッドレスト10の最前傾時、及び図6に示すヘッドレスト10の最後傾時の間で、ヘッドレスト10の前後方向の角度調整をするには、ピストン式ダンパー80のロック作用が作動しないため、ヘッドレストスプリング40とヘッドレストスティ30の水平支持部32との間の摺動抵抗により、ヘッドレスト10が任意の角度姿勢を保つように円滑な操作が期待できる。 【0030】図5に示すヘッドレスト10の最前傾時に追突等の車両事故が発生した際には、ピストン式ダンパー80におけるシリンダ80aからピストンロッド80bが伸張する動作が抑えられ、図5に示す最前傾時の状態から図6に示す最後傾時の状態に即座に可動することがなく、ピストン式ダンパー80の摺動抵抗によるロック作用が有効に機能し、乗員の頭部に加わる衝撃を有効に緩和させることができる。 【0031】従って、この第2の実施の形態における可動式ヘッドレスト10においても、ヘッドレスト10の前後方向に沿う角度調整操作の操作性を損なうことなく衝突時等の衝撃吸収性能を高めることができるという第1の実施の形態同様の作用効果を得ることができる。 【0032】 【発明の効果】以上が本発明に係る可動式ヘッドレストの実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の可動式ヘッドレストによれば、乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シートのシートバック上部に固着されるヘッドレストスティにより支持すると共に、ヘッドレストスティの水平支持部にバネ材を介してヘッドレストフレームが前後方向に傾倒可能に取付けられた可動式ヘッドレストにおいて、前記ヘッドレストスティとヘッドレストフレームとの間にダンパーを設けたので、通常使用時にはロータリー式ダンパーのロック作用が作動することがなく、ヘッドレストの前後方向に沿う角度調整を円滑に行なうことができる。 【0033】本発明の請求項2に記載の可動式ヘッドレストによれば、ヘッドレストスティの水平支持部に歯部がヘッドレストフレームの内部で車両の前後方向に沿って配列する歯車を固着すると共に、ヘッドレストフレームの内部にロータリー式ダンパーを設け、このロータリー式ダンパーの回転軸に取付けた歯車の歯部を扇状の歯車の歯部と噛合させるという構成であるため、通常使用時にはロータリー式ダンパーのロック作用が作動することがなく、ヘッドレストの前後方向に沿う角度調整を円滑に行なうことができる。 【0034】またヘッドレストスティの水平支持部に歯部がヘッドレストフレームの内部で車両の前後方向に沿って配列する歯車を固着すると共に、ヘッドレストフレームの内部にロータリー式ダンパーを設け、このロータリー式ダンパーの回転軸に取付けた歯車の歯部を扇状の歯車の歯部と噛合させるという構成であるため、追突等、車両に衝撃が加わった際、乗員の頭部からヘッドレストに後方側への衝撃力が加わるが、ロータリー式ダンパーのロック機能が作用し、ロータリー式ダンパーの歯車と扇状の歯車との噛合いが抑えられるため、ヘッドレストが後方に急激に倒込むことがなく、乗員の衝撃を有効に吸収することができる。 【0035】本発明の請求項3に記載の可動式ヘッドレストによれば、ヘッドレストスティとヘッドレストフレームとの間にダンパーブラケットを介してピストン式ダンパーを設置するという構成であるため、前記実施の形態同様、ヘッドレストの前後方向の角度調整を円滑に行なうことができると共に、追突時等の衝撃吸収を高めるという同様の作用効果に加えて、構造をより簡素化することができ、実用性に富むものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000210089 【氏名又は名称】池田物産株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】秋山 修
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| 【公開番号】 |
特開平11−262426 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月28日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−89393 |
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