| 【発明の名称】 |
リクライニング装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉村 仁和
【氏名】滝澤 清貴
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シートバックの下部とシートクッション側の間に、シートバックを所望の傾動角度で保持する係止手段を設け、この係止手段にプルワイヤを介して連結する操作レバーをシートバックの上部に配設して、操作レバーの引き上げ操作力によって前記係止手段によるロック解除を行うリクライニング装置において、前記操作レバーには前記プルワイヤ連結用の突起と、プルワイヤの先端を掛止する掛止部とを設け、前記プルワイヤには前記操作レバーの突起に対して小径で突起に弾性によって巻回する環状の巻回部と、前記掛止部に先端が掛止される直線状の係止部とを設けてなるリクライニング装置。 【請求項2】 前記プルワイヤは硬鋼線で全体が直線状に形成されている請求項1記載のリクライニング装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートのリクライニング装置、詳しくは、リャシートにおいてそのシートバックの上部にロック解除用操作レバーを有し、この操作レバーの引き上げ操作によりシートバックのロック解除を行うリクライニング装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車用シートのリクライニング装置には、シートバックの下部とシートクッション側の間に、シートバックを所望の傾動角度で保持する係止手段を設け、この係止手段にプルワイヤを介して連結する操作レバーをシートバックの上部に配設して、操作レバーの引き上げ操作力によって前記係止手段によるロック解除を行うものがある(例えば、実開平3ー27743号公報)。 【0003】この従来品を図3、図4に基づいて説明すると、シートバックを構成するパネル(7)に一体に溶接されているパイプ製のバックフレーム(70)のサイド側部には取付ブラケット(5)が固着され、この取付ブラケット(5)にリクライニング装置を構成するアッパーアーム(4)が締結されている。図中(71)は、コ字状に折曲するバックフレーム(70)の両端を連結する連結フレームを示す。 【0004】また、シートクッションのシートフレーム(6)には、ベースプレート(3)が固定され、このベースプレート(3)に前記アッパーアーム(4)を前後方向に回動自在に軸支されるロアアーム(30)が設けてあり、このロアアーム(30)とアッパーアーム(4)とにシートバックを所望の傾斜角度に保持する係止手段が設けてある。 【0005】そして、この係止手段にプルワイヤ(100)を介してシートバックの上部に配設したロック解除用の操作レバー(200)が連結されており、操作レバー(200)は一端側を軸支ピン(210A)によってブラケット(210)に回動自在に軸着され、操作レバー(200)を引き上げ方向に回動させると、プルワイヤ(100)が引き上げられて前記係止手段によるロック状態が解除されるようになっている。 【0006】以上の操作レバー(200)、プルワイヤ(100)は図4に示すように構成されている。操作レバー(200)は、一端側に前記軸支ピン(210A)を挿通する通孔(200A)、他端側に操作部(200B)をそれぞれ有し、略中央にプルワイヤ(100)を連結するための連結孔(201)が開孔されている。 【0007】プルワイヤ(100)は、線径が4mm程度の軟鋼線(SWMーB)で直線状に折曲した上、下端部(101)(102)を、合成樹脂製プッシュ(300)を介して前記金属製の操作レバー(200)、ロック解除用可動カム(40)に連結して異音の発生を防止している。 【0008】ブッシュ(300)には、プルワイヤ(100)を上下方向に挿通する筒部(302)と、ワイヤ(100)の上、下端部(101)(102)を挿通して前記連結孔(201)、可動カム(40)の連結孔(40A)に巻込む突起(301)とが設けてある。図中(301A)はプルワイヤ(100)の上、下端部(101)(102)が挿込まれる通孔を示し、可動カム(40)をプルワイヤ(100)で回動させると、係止手段によるロック状態が解除されるようになっている。 【0009】そして、前記プルワイヤ(100)は、連結フレーム(71)に接触しないように折曲部(100A)が形成されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】以上の従来品はプルワイヤ(100)の上、下端部(101)(102)をブッシュ(300)に取付後、操作レバー(200)にブッシュ(300)を介して連結している。また、連結フレーム(71)などの障害物に対する接触を防止するために、曲げ加工が必要であった。従って、プルワイヤ(100)の操作レバー(200)に対する取付作業が面倒で、その作業性が悪いし、また、プルワイヤ(100)自体の加工性も悪い不具合があった。 【0011】そこで、本発明は斯様な従来品による不具合を除去することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するための本発明に係るリクライニング装置は、前記操作レバーには前記プルワイヤ連結用の突起と、プルワイヤの先端を掛止する掛止部とを設け、前記プルワイヤには前記操作レバーの突起に対して小径で突起に弾性によって巻回する環状の巻部と、前記掛止部に先端が掛止される直線状の係止部とを設けてなることを特徴とするものであるから、プルワイヤの巻回部を突起に挿込み係止部を掛止部に掛止することにより、プルワイヤを操作レバーに連結することができる。 【0013】プルワイヤを硬鋼線で形成するため、全体を直線状に形成できると共に軽量化が図れる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図1、図2に基づいて説明する。プルワイヤ(1)は、線径が1、4mm程度の硬鋼線(SBW)で、その上端部側に環状(ループ状)に折曲した巻回部(11)を有し、直線状の上端部を係止部(10)とする。 【0015】プルワイヤ(1)の下端部側は、従来の係止手段によるロック状態を解除する解除部材(不図示)に設けた連結突部に挿し込み連結されるように折り返されており、この折り返し部分を折返部(12)とし、この折返部(12)は柔軟弾性を有する筒状の消音材(13)に被着されている。 【0016】操作レバー(2)は、従来と同様に一端部がシートバックの上部に枢支ピンによって上下方向に回動自在に枢支され、他端側の操作部(2B)を上方に回動操作することにより、プルワイヤ(1)が引かれて係止手段によるロック状態が解除されるようになっている。図中(2A)は、操作レバー(2)を回動自在に枢支する枢支ピンの通孔を示す。 【0017】この操作レバー(2)には、前記プルワイヤ(1)の巻回部(11)が巻回されるプルワイヤ連結用の突起(21)と、プルワイヤ(1)の係止部(10)が掛止される掛止部(20)が設けてある。 【0018】突起(21)は、操作レバー(2)の回動方向に対して直交状に操作レバー(2)の段部(2C)に突出成形されている全体が矢印状体、即ち、先鋭状の拡大頭部を有し、下部の外径(L1)がプルワイヤ(1)の巻回部(11)の内径(L2)に対して大に成形されている。 【0019】掛止部(20)は、プルワイヤ(1)の巻回部(11)を突起(21)に装着後、その内径(L2)が拡大しないように係止部(10)を掛止するもので、図示するものは操作レバー(2)に設けた通孔であるが、この通孔の代わりに操作レバー(2)の一端縁側を突起(21)方向に折曲したものでも良い。 【0020】以上のプルワイヤ(1)の巻回部(11)内に、巻回部(11)の弾性に抗して操作レバー(2)の突起(21)を挿し込むと、巻回部(11)の内径は拡大し内部に突起(21)が挿し込まれ、また、係止部(10)を通孔からなる掛止部(20)に差し込むと、図2に示すように、プルワイヤ(2)が操作レバー(2)に取付けられる。 【0021】操作レバー(2)に取付けられたプルワイヤ(1)の巻回部(11)は、その弾性により突起(21)に弾接状に緊締するため、自動車の振動により異音が発生しない。そして、プルワイヤ(1)の係止部(10)が操作レバー(2)の掛止部(20)に掛止されているため、巻回部(11)の突起(21)に対する緊締状態が良好で緩むことがない。 【0022】従って、従来と同様に操作レバー(2)を矢印方向(図2)に回動操作すると、プルワイヤ(1)が引かれて係止手段によるシートバックのシートクッションに対するロック状態が解除になり、シートバックの傾動角度を所望の角度に調節し得る状態となる。 【0023】また、前記プルワイヤ(1)は、以上の如く線径が細い硬鋼線を使用することにより、柔軟弾性を有し前記連結フレーム(70)などの障害物が存在しても、前記従来品の如く曲げ加工することがない。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、プルワイヤの巻回部を操作レバーの突起に押し込むことにより巻回部が拡大して突起に装着でき、装着後は巻回部の弾性により突起を緊締して連結され、プルワイヤの係止部を操作レバーの掛止部に掛止することにより、前記連結状態が保持される。 【0025】従って、プルワイヤの巻回部の弾性によりプルワイヤを操作レバーに連結するため、前記従来品の如くブッシュなどの異音発生防止部材が不要になるし、直接プルワイヤを操作レバーに取付けることができるため、プルワイヤの操作レバーに対する取付性を向上させることができる。 【0026】加えて、巻回部が弾性を有するように、硬鋼線でプルワイヤを形成しているため、プルワイヤの配設個所に突起物などが存在する場合においても、前記従来品の如く突起物をさけるための曲げ加工が不要となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000133098 【氏名又は名称】株式会社タチエス
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月30日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−216035 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−33865 |
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