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【発明の名称】 ベッド用収納設備
【発明者】 【氏名】西 口 満 晴

【要約】 【課題】

【解決手段】ベッドのフレームFに、そのフレーム下面から棒状又は筒状の支持体Sbを着脱自在に垂下させて設けると共に、前記支持体Bbと遊挿嵌合する被支持体4を側面に設けた立壁体3を用いて前面が開口した平面矩形状の枠体Bを形成し、該枠体Bを前記支持体Sbと被支持体4を遊挿嵌合させて前記ベッドの下面に配置する一方、該矩形状枠体Bに、その開口部から有底箱状の抽出体Cを出入自在に挿装した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベッドのフレームに、そのフレーム下面からほぼ棒状又は筒状の支持体を着脱自在に垂下させて設けると共に、前記支持体と遊挿嵌合する被支持体を側面に設けた立壁体を用いて前面が開口した平面矩形状の枠体を形成し、該枠体を前記支持体と被支持体を遊挿嵌合させて前記ベッドの下面に配置する一方、該矩形状枠体に、その開口部から有底箱状の抽出体を出入自在に挿装したことを特徴とするベッド用収納設備。
【請求項2】 枠体の下端には高さ調節用のアジャスタを設けた請求項1のベッド用収納設備。
【請求項3】 抽出体はキャスタを具備する請求項1又は2のベッド用収納設備。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既存,既設のベッドの下部空間を利用した収納設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、下部空間に抽出状の収納部を設けたベッドは公知である。
【0003】しかし、そのような収納設備を具備しないベッドの下部空間に、後から容易に装着したり取外すことができ、また、下部空間の高さに多少の違いがあったり、ベッドが使用時に多少撓むことがあっても、そのような高さ違いや撓みに対応して抽出を出入れできるように形成されたベッド用の収納設備は未だない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来技術の現状に鑑み、既存,既設のベッドに容易に着装したり取外すことができ、しかも、ベッド下部空間の高さ違いやベッド使用時にフレームに撓みが生じても、装着した収納設備の使用に何ら支障を生じないベッド用の後付けタイプの収納設備を提供することを、その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決することの目的としてなされた本発明ベッド用収納設備の構成は、ベッドのフレームに、そのフレーム下面からほぼ棒状又は筒状の支持体を着脱自在に垂下させて設けると共に、前記支持体と遊挿嵌合する被支持体を側面に設けた立壁体を用いて前面が開口した平面矩形状の枠体を形成し、該枠体を前記支持体と被支持体を遊挿嵌合させて前記ベッドの下面に配置する一方、該矩形状枠体に、その開口部から有底箱状の抽出体を出入自在に挿装したことを特徴とするものである。
【0006】本発明は上記構成において、平面矩形状の枠体を、その下端部に高さ調節用のアジャスタを設け、抽出体をその下面にキャスタを設けた構成としてもよい。また、抽出体は、その内部に着脱式の仕切板を配置し、かつ、トレーを架設した構造とすることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について、図に拠り説明する。図1は本発明収納設備を適用するベッドの一例の斜視図、図2は図1のベッドに適用する本発明収納設備の一例の斜視図、図3は本発明収納設備の正断面図、図4は図3の収納設備の側断面図、図5は図3の収納設備における支持体と被支持体の関連構造を拡大した斜視図、図6は支持体のベッドのフレームに対する取付構造の別例の正面図、図7は支持体の取付構造の他の例の正面図である。
【0008】図1のベッドは、金属製パイプ材を主体にフレームFを形成し、このフレームFの床上にマットMを載置して形成されている。本発明は、上記ベッドの床を形成する枠フレーム部材f1と桟フレーム部材f2の下面側に、図2に例示する形態の収納設備を配置するようにしたものである。以下、この点に付いて詳述する。
【0009】図2〜図4において、1は桟フレームf2に着脱可能に装着固定されるクランプ金具で、ここでは断面矩形の桟フレームf2を上,下から挟むクランプ部材1a,1bと、その部材1a,1bにおける左右の翼部において緊締結合するためのボルト等によるネジ杆1cとから形成されている。
【0010】前記クランプ金具1において、下側のクランプ部材1bの下面には、ここでは短か目の角パイプ材により形成した支持杆2が溶接等によって取付けられており、上記クランプ金具1とそれに垂下させて設けた支持杆2により本発明収納設備における支持体Sbを形成する。この支持体Sbは、その4個が左,右2本の桟フレームf2に、これらのフレームf2の長さ方向の前後に夫々に取付けられる。
【0011】3は、上記ベッドのフレームFと床との間の空間の高さより小さい幅の壁体で、この壁体3の外面には、前記2本の桟フレームf2に設けられた支持体Sbに対応する位置に、前記支持体Sbの支持杆2を遊挿することができる内径を有する筒状部材、又は、内幅の溝状部材による被支持体4が設けられている。
【0012】前記被支持体4を外面の前後2箇所に設けた壁体3は、その2枚を、立てた姿勢で支持体Sbを取付けた2本の桟フレームf2と平行に並べ、それらの向こう側(壁体3の長さ方向前端側)を、突当たり壁体5によって連結すると共に、手前側を連結桟部材6により連結することにより、図2に例示する形態の、平面略矩形状をなす枠体Bに形成される。ここでは、連結桟部材6の下方の開口部分が、後に説明する抽出本体Cの出入口となる。
【0013】上記に述べた枠体Bは、組立て,分解自在であっても支障ない。また、上記枠体Bは、左,右の壁体3の長さ方向の前,後の下面にアジャスタ3aを設け、この枠体Bを設置する床に凹凸や不陸があっても、枠体Bを水平な姿勢に配置することを可能にしている。また、突当たり壁体5の内面側には、後述する抽出本体Cを押込んだときのストッパ5aと、その押込み位置を確保するラッチ受け5bと、図4,図5に仮想線で示した抽出本体Cを引出したときの引出しエンドを決めるストッパ5cが設けられている。
【0014】一方、上記の左,右の壁体3の外面には、出入れされる抽出本体Cの動作を円滑に案内するため、ここではナイロン製のレール状のスライダ3bがその取付座3cを介して壁体3の内面に突出して設けられている。
【0015】上記のように形成される枠体Bは、左,右の壁体3を、ベッドフレ−ムFの下面における2本の桟フレームf2のほぼ真下に位置付け、クランプ金具1を分解した支持体Sbの支持杆2を、前記壁体3の外面に設けた各被支持体4の中に挿入し、この状態で夫々のクランプ部材1a,1bによって桟フレームf2を挟み、ネジ杆1cで両部材1a,1bを前記フレームf2に固定することにより、ベッドフレームFに取付けられる。
【0016】上記のようにしてベッドフレームFに固定された枠体Bに対し、この枠体Bの平面形状の内側内に収まる平面矩形状の抽出本体Cを、出入れ自在に挿装し、本発明収納設備の一例が形成されるので、次に、この抽出本体Cに付いて説明する。
【0017】抽出本体Cは、公知のそれと同様に上面を全面開放した浅目の有底箱体で形成されている。この抽出本体Cにおいて、7a,7bは左右の側壁、7cは奥壁、7dは鏡壁、7eは底板である。鏡壁7dには、その全幅に亘る引手8が上部に設けられているが、引手8の位置は上部に限られず、また、その幅をどの程度にするかは任意である。なお、抽出本体Cの内部には、図の例では、適宜の仕切板7fが着脱自在の構造で設けられ、この仕切板7fと左側の側壁7aの上面には、トレー9が載架されている。
【0018】上記抽出本体Cにおいて、ここでは底板7eの下面四隅にはキャスタ10が設けられていると共に、左右の側壁7a,7bの外面には、前記枠体Bにおいて左右の壁体3の内面に設けたスライダ3bに筋違の位置関係で対向する位置に、取付座7hを介してレール状をなす例えばナイロン製のスライダ7gが設けられている。また、前記側壁7a,7bの外面であって、奥壁7cに近い側には、引出し動作のエンドストッパ5cに当接する受具7iが、そして、奥壁7cの外面には枠体Bの突当り壁体5の前面に設けたラッチ受け5bに嵌入するラッチ7jが設けられている。
【0019】上記のように構成される抽出本体Cは、その引手8を持って枠体Bの開口部(連結桟部材6の下方)からこの枠体B内に出入れすると、キャスタ10が設けられていること、枠体Bと抽出本体Cとの間でスライダ3bと7gが設けられていること、枠体BはベッドフレームFの桟フレームf2に固定された支持体Sbによって水平,垂直な姿勢が保持されていること、などによって、きわめて軽快かつスムーズに、出入れ操作をすることができる。
【0020】以上の説明において、フレームFに取付ける支持体Sbの支持杆2と、これに対応して枠体Bにおける壁体3に設ける筒状又は溝状の被支持体4は、相対的に両部材2,4が遊挿嵌入(又は嵌合)できれば足りるので、支持杆2に代えて筒状体又は溝状体を使用する一方、溝状又は筒状の被支持体4に代えて杆状体を使用してもよい。
【0021】また、クランプ金具1は、図6,図7に例示するように、分割タイプのクランプ部材1a,1bを使用せず、桟フレームf2の断面を外側から抱持する形態に形成した固定金具1′、又は、1″を用い、この金具1′又は1″を押えボルト1c′や締付ボルト1c″で前記フレームf2に固定するようにしてもよい。なお、桟フレームf2の断面形状は、ここに述べた矩形断面以外の形状、例えば丸パイプ等の円形断面のものもあるが、そのような断面形状の場合には、前記の各金具1,1′,1″の内面形状を前記断面形状に合ったものにすればよい。
【0022】次に、本発明収納設備における枠体Bの大きさ(平面形状)は、上記の例では、枠体Bの奥行きをベッドフレームFの左右幅と略同等に、また、枠体Bの左右幅を、ベッドフレームFの大きくても1/2以下程度にしているが、この大きさをどの程度にするかは、設計的事項であって任意である。
【0023】
【発明の効果】本発明収納設備は以下の通りであって、下面に収納設備を有しない骨材フレームタイプのベッドに、抽出体を保持する枠体を、ベッドのフレームに対して平面内で位置ずれできないように固定できるが、ベッドフレームの撓みや床の不陸や凹凸があっても、固定された前記枠体を、設置したときの姿勢に保持できるようにして設けたので、抽出体の出入れを常に円滑に行うことが可能である。特に、フレームが撓んでも、枠体の立面から見た配置形態には全く影響がなく、抽出体の出入れに何ら支障をもたらさないという効果がある。また、フレームの平面内での多少の撓み等の変形により枠体が変位しても、枠体と抽出本体の間にある隙間がそれを吸収する。
【0024】また、抽出体は、ベッドが設置された床上を直接出入れのためにスライドさせられるが、床面にキャスタを具備しているので、円滑かつ軽快に出入れ操作をすることができる。
【0025】従って、本発明収納設備は、ベッドの下面に後付けにより設ける抽出状の収納設備としてきわめて有用である。
【出願人】 【識別番号】597172801
【氏名又は名称】株式会社三友テクノス
【識別番号】597172812
【氏名又は名称】有限会社アシスト
【出願日】 平成9年(1997)11月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】樋口 盛之助 (外1名)
【公開番号】 特開平11−155693
【公開日】 平成11年(1999)6月15日
【出願番号】 特願平9−340654