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【発明の名称】 予熱機能付き寝具装置
【発明者】 【氏名】大塩 清次

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】寝具の下に敷き、寝具を温風で乾燥させる内部に送風路を形成した本体と、前記送風路に風を送る送風手段と、前記送風手段の送風口側に設置された加熱手段と、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段と前記本体の周囲の温度を検出する周囲温度検出手段と制御器よりなり、前記制御器は前記加熱手段の制御温度を設定する加熱温度設定手段と、前記送風手段の送風量を設定する送風量設定手段と、前記加熱手段の加熱時間を設定する加熱時間設定手段と、前記本体上の寝具の予熱条件を設定する予熱条件設定手段と、前記2つの検出手段と前記予熱条件設定手段の出力から予熱に必要な加熱量を演算する予熱能力演算手段とを備え、前記予熱能力演算手段の出力により、前記加熱手段と前記送風手段の通電を停止する出力制御手段を備えた予熱機能付き寝具装置。
【請求項2】本体上に設置された圧力検出手段と、前記本体上に設置された振動検出手段とを備え、予熱運転中に前記圧力検出手段の信号又は前記振動検出手段の信号により本体上の寝具に人間の存在を検出すると、加熱手段と送風手段の通電を停止する出力制御手段を備えた請求項第1記載の予熱機能付き寝具装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予熱機能付き寝具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現状の技術で構成される乾燥機能付き寝具装置を例にとり説明する。
【0003】図において、1は乾燥機能付き寝具装置の本体であり、この乾燥機能付き寝具装置の送風制御を行なう制御器5を接続している。2は本体1内の送風路、3はこの送風路2に風を送る送風手段、4は前記送風手段3から送風される風を加熱する加熱手段である。16は乾燥される寝具である。制御器5は図7に示す通りである。すなわち6は前記加熱手段4と送風手段3の通電を制御する出力制御手段である。7は前記加熱手段4の能力を切り替える加熱能力切替手段、8は前記送風手段3の能力を切り替える送風能力切替手段である。
【0004】9は前記加熱手段4の温度を設定する加熱温度設定手段、10は前記送風手段3の送風量を設定する送風量設定手段、11は前記加熱手段の通電時間を設定する加熱時間設定手段である。加熱温度設定手段9、送風量設定手段10、加熱時間設定手段11はそれぞれ出力制御手段6へ接続され、出力制御手段6は加熱能力切替手段7送風能力切替手段8に接続し、さらに加熱手段4、送風手段3へと接続されている。
【0005】次に動作について説明する。通常、ベッド上の寝具を乾燥させる時には、乾燥させる寝具の、材質、量、湿り具合を人間が判断して、加熱時間設定手段11で加熱時間の設定、加熱温度設定手段9で加熱温度の設定、送風量設定手段10で送風量の設定を行う。そして出力制御手段6は加熱手段4、送風手段3の通電を制御することにより加熱手段4により加熱された温風は、乾燥機能付き寝具装置の本体1の送風路2に送り込まれ、上に乗っている寝具16を乾燥させる。
【0006】加熱時間設定手段11で設定した時間が経過すると、出力制御手段6は加熱手段4、送風手段3の両方の通電を停止して乾燥を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のような構成では、以下のような課題がある。
【0008】就寝前に、寝具の予熱を行おうとする場合、予熱条件設定により加熱時間、加熱温度、送風量が設定されるが、予熱設定から入床までの時間は一定しておらず、加熱を一定条件で加熱していたのでは寝具の温度が上昇しすぎて余剰予熱になるし、入床が加熱時間経過後ではせっかく予熱したのが冷えてしまい、人間の入床時に最適な温度でかつ、それまでに最小のエネルギーで予熱を行うことが望ましい。
【0009】また、予熱中に就寝する場合は人間が予熱解除をしなければならないという煩わしさを有していた。
【0010】本発明は上記した課題を解決し、周囲温度と本体温度と予熱設定の条件により、加熱温度、加熱時間、送風風量を最適化し、かつ加熱設定温度を維持するように制御することにより、人間の入床時に快適でかつ、必要とするエネルギーを最小に抑えて予熱を行い、入床を検出し自動的に予熱を停止する便利な予熱機能付き寝具装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するため寝具の下に敷き、寝具を温風で乾燥させる内部に送風路を形成した本体と、前記送風路に風を送る送風手段と、前記送風手段の送風口側に設置された加熱手段と、前記本体の温度を検出する本体温度検出手段と前記本体の周囲の温度を検出する周囲温度検出手段と制御器よりなり、前記制御器は前記加熱手段の制御温度を設定する加熱温度設定手段と、前記送風手段の送風量を設定する送風量設定手段と、前記加熱手段の加熱時間を設定する加熱時間設定手段と、前記本体上の寝具の予熱条件を設定する予熱条件設定手段と、前記2つの検出手段と前記予熱条件設定手段の出力から予熱に必要な加熱量を演算する予熱能力演算手段とを備え、前記予熱能力演算手段の出力により、前記加熱手段と前記送風手段の通電を停止する出力制御手段を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記の構成によって、予熱能力演算手段が、本体温度検出手段の温度と予熱条件設定と周囲温度から必要な加熱量を演算し、加熱温度設定手段、加熱時間設定手段、送風量設定手段に必要な設定信号をおくる。
【0013】予熱設定から入床までの時間が長い場合は、本体の温度を検出して加熱手段の通電を制御し、余剰予熱になるという不具合点を防止する。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を説明する。
【0015】図2において、1は予熱機能付き寝具装置の本体であり、表面に多数の噴出孔1aを有し、本体1には制御器5を接続している。2は本体内の送風路、3はこの送風路に風を送る送風手段、4は前記送風路に送る風を加熱する加熱手段である。17は本体に設けた本体温度検出手段、18は本体1の周囲の温度を検出する周囲温度検出手段である。
【0016】上記制御器5は図1に示す通りで前記送風手段3と加熱手段4を制御する。6は前記加熱手段4と送風手段3の通電を制御する出力制御手段である。7は前記加熱手段4の能力を切り替える加熱能力切替手段。8は前記送風手段3の能力を切り替える送風能力切替手段である。9は前記加熱手段4の加熱温度を設定する加熱温度設定手段、10は前記送風手段3の送風量を設定する送風量設定手段、11は前記加熱手段4の通電時間を設定する加熱時間設定手段。17は本体1の温度を検出する本体温度検出手段、18は本体1の周囲の温度を検出する周囲温度検出手段、19は予熱の条件を設定する予熱条件設定手段である。20は前記本体温度検出手段17、周囲温度検出手段18、予熱条件設定手段19からの信号により予熱に必要な加熱量を演算する予熱能力演算手段である。
【0017】次に本発明の第1の実施例の動作について図4により説明する。寝具を予熱させる時には、予熱させる寝具の、材質、量を人間が判断して、予熱条件設定手段19で、予熱条件を設定する。たとえば寝具16が綿であれば「強」羊毛であれば「中」に設定する。これらの条件はほぼ固定であり、簡単に設定が可能である。
【0018】予熱条件を設定すると、予熱条件設定時の本体温度を本体温度検出手段17が、予熱条件設定時の周囲温度を周囲温度検出手段18が検出する(ステップ1)。それぞれの検出温度は、予熱条件と一緒に組み合わされて、予熱能力演算手段20で予熱に必要な最適な加熱量が演算される(ステップ2)。予熱能力演算手段20で演算された加熱量は、加熱時間設定手段11で加熱時間の設定、加熱温度設定手段9で加熱温度の設定、送風量設定手段10で送風量の設定に変換される(ステップ3)。出力制御手段6は前記設定に従い加熱能力切替手段7と送風能力切替手段8により加熱手段4送風手段4の通電を行う(ステップ4)。加熱手段4、送風手段3により加熱された温風は、予熱機能付き寝具装置の本体1に送り込まれ、上に乗っている寝具16を予熱する。
【0019】加熱設定時間内に本体温度が加熱温度に達した場合は、本体温度検出手段17がこれを検出して、予熱能力演算手段20にフィードバックして、加熱量を少なくする。
【0020】加熱時間設定手段11で変換した時間が経過すると、出力制御手段6は加熱手段4、送風手段3の両方の通電を停止して予熱を終了する(ステップ5)。
【0021】予熱設定から入床するまでの時間は長くかかるケースもあるので、加熱時間設定は演算から求められた必要な加熱時間より少し長めに設定する。
(実施例2)次に本発明の第2の実施例の動作について図5により説明する。本発明の実施例1と異なる点は図3において図1に圧力検出手段12と振動検出手段14が追加されたことにある。
【0022】ここでは、人間が入床したときの動作について説明する。基本の動作は第1の実施例と同じである(ステップ1〜5)。
【0023】通常、予熱機能付き寝具装置本体1は普通の寝具16の下に設置されて使用される。人間が寝具16内に入床すると、寝具16に圧力が加わり、寝具16を介して予熱機能付き寝具装置本体上1に取り付けられた圧力検出手段12に圧力が加わる。
【0024】圧力検出手段12は加圧されると圧力に応じた信号を発生し、圧力在床検出手段13が信号のレベルにより、人間の在床とその他の状態(例えば重たいフトンが乗っている)を判定する。圧力在床検出手段13が在床検出すると(ステップ5)、出力制御手段6に在床検出信号を出力する。出力制御手段6は、在床検出信号を入力すると、加熱手段4と送風手段3の通電を停止して予熱を終了する(ステップ4)。
【0025】また、人間が寝具16上にいると、就寝中であっても寝返り、心臓の鼓動等により少なからず振動が発生する。即ち人間が在床していると、寝具16に振動が発生し、寝具16を介して予熱機能付き寝具装置本体1上に取り付けられた振動検出手段14に振動が加わる。振動検出手段14は振動を受けると振動の大きさに応じた信号を発生し、振動在床検出手段15が信号により、人間の在床とその他の状態(例えばベッドの横を人間が歩く時の振動等)を判定する(ステップ6)。
【0026】振動在床検出手段15が在床検出すると、出力制御手段6に在床検出信号を出力する。出力制御手段6は、在床検出信号を入力すると、加熱手段4と送風手段3の通電を停止し予熱を終了する(ステップ4)。
【0027】以上入床の検出を圧力検出手段12、振動検出手段14のそれぞれ単独で説明してきたが、以下の様な構成も考えられる。前記振動検出手段14では、人間が寝具16上にいるときの寝返り等の振動を検出して、人間が在床していると判定するが、装置の性格上、安全装置を構成するため検出感度は非常に高く要求される。しかし、検出感度を高くすると、その他の振動により誤動作して予熱を停止してしまう可能性もある。
【0028】また前記圧力検出手段12のみでは、重たいフトンを載せられた場合や、なにか物を置かれた場合に誤動作して加熱手段4の通電を停止し、予熱を停止してしまう可能性がある。
【0029】そこで、圧力検出手段12の信号と振動検出手段14の両方の検出信号の組み合わせにより、在床の判定を行う。
【0030】圧力検出手段12と振動検出手段14はそれぞれ在床検出の信号を出力制御手段6に出力する。
【0031】出力制御手段6は、前記それぞれの在床検出信号を入力すると、加熱手段4と送風手段3の通電を停止し送風を終了する。
【0032】
【発明の効果】以上の様に本発明の予熱機能付き寝具装置によれば、次の効果が得られる。
【0033】就寝前に寝具の予熱を行う場合に、(1)予熱能力演算手段が、本体温度検出手段の温度と予熱条件設定と周囲温度から予熱に必要な加熱量を演算し、最適な加熱をおこなうので、余剰予熱がなく、最小のエネルギーで予熱を行うことができる。
(2)また、本体温度検出手段が本体温度をフィードバックするので、入床時の寝具の温度は快適な温度になる。
(3)人間が入床した状態を、寝具内の人間の体重を圧力検出手段で検出し、また寝具内の人間の寝返り、心臓の鼓動等の振動を振動検出手段で検出して、前記2つの信号のそれぞれの信号、または組み合わせにより人間の入床を検出し、寝具予熱装置の加熱手段と送風手段の両方の通電を停止することにより、予熱を自動的に停止する。このため、予熱中に就寝するときに人間が予熱を停止するという煩わしさを解消することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成3年(1991)12月6日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
【公開番号】 特開平11−42144
【公開日】 平成11年(1999)2月16日
【出願番号】 特願平3−322701