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【発明の名称】 椅 子
【発明者】 【氏名】畭悟

【要約】 【課題】携帯した杖又は傘を、邪魔になることなく、携帯者自身が一時的管理のできる椅子を提供する。

【解決手段】肘掛け1の外側面1aに、杖Sの中間部を係合する凹入切欠4を設ける。該凹入切欠4の内面4aに、該凹入切欠4を閉塞する棒杆状の閉塞片6を突設する。また、閉塞片6が弾性変形して係合する凹入部5を前記内面4aに形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 肘掛けの外側面に、傘又は杖の中間部を係合する凹入切欠を設け、該凹入切欠の内面に、該凹入切欠の全部又は一部を閉塞する棒杆状の閉塞片を突設し、該閉塞片が弾性変形して係合する凹入部を前記内面に形成した、椅子。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】発明は、集会場などに於て用いる椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外来者が携帯した傘或いは杖の一時的な管理はなかなか煩雑で、殊に、多数人が集合するとき(例えば、葬儀など)は、管理場所、管理者数が充たされていても、管理の煩雑さは回避することができない。
【0003】本発明は斯様な状況に鑑み、多数人が集合するときに用いるに好適な椅子を提供することを目的として案出したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】肘掛けの外側面に、傘又は杖の中間部を係合する凹入切欠を設け、該凹入切欠の内面に、該凹入切欠の全部又は一部を閉塞する棒杆状の閉塞片を突設し、該閉塞片が弾性変形して係合する凹入部を前記内面に形成した構成とする。
【0005】
【実施例】図面は本発明に係る椅子の一実施例を示し、図1は本発明要部の斜視図、図2は図1の平面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は椅子の斜視図である。
【0006】図中、1は椅子Cの肘掛けで、肘掛け1は、前脚2の上端を背盤3方向に水平に折り曲げるようにし、自由端1´が前記背盤3の近傍に存するようにして設けたもので、この肘掛け1の前記自由端1´側には肘掛けの外側面1aを開口させた凹入切欠4を設けてある。
【0007】凹入切欠4は、杖S或いは傘の中間部を、その開口端4´を通じて係合して保持できる程度の幅径を備え、前記開口端4´から奥端方向に沿って相対向する内面4a部分に形成した凹入部5を備えたもので、凹入部5は前記内面4a部分の開口端4´側を開放した横溝状で成り、前記開口端4´側の中間部に基部を係合するように棒杆状の閉塞片6、6を相対して突設してある。
【0008】閉塞片6は、凹入部5の横溝形に沿う方向に弾性変形して屈曲するゴム製管体で構成し、凹入切欠4を部分的に閉塞して前記杖或いは傘の凹入切欠4から開口端4´を通じての離脱を防止する。
【0009】なお、閉塞片6は合成樹脂を素材としても良く、実施例の形状のものでなくとも良いことは勿論で、実施例は、この閉塞片6を一対用いて前記凹入切欠4を部分的に閉塞するようにしているが、開口端4´全部を閉塞するようにして良く、単数個でも良い。
【0010】実施例は、肘掛け1の自由端1´側すなわち背盤3側に凹入切欠4を設け、常時肘を載せる部分以外の部分に前記杖S等を保持するようにしているが、斯様に肘を載せるに邪魔にならない部分に設ける方が合理的である。
【0011】しかして、杖Sを中間部において開口端4´を通じて凹入切欠4に押し込むと杖Sは閉塞片6を押圧し、閉塞片6は弾性変形(屈曲)して凹入部5に全部又は一部が係合し、この結果、杖Sは閉塞片6部を通過して凹入切欠4内に係合し、係合と同時に、閉塞片6はその弾性により原状態に戻り、杖Sの凹入切欠4からの離脱を防ぎ、杖Sは凹入切欠4に支持される。
【0012】そして、杖Sを引くと、閉塞片6は弾性変形し(このとき、凹入部5は、凹入切欠開口端4´側が開放された溝状を成しているのでその変形が円滑に行われる)、杖Sは凹入切欠4から引き出される。
【0013】なお、凹入部は、実施例の形状に限定する必要がなく、要は、杖等による外力の負荷によって弾性変形した閉塞片6が係合する「逃げ場所」があって、杖等の通過間隙が生じるようになっていれば良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、携帯した杖又は傘が邪魔になることなく、携帯者自身が一時的に管理のできる椅子を提供できる。また、閉塞片の存在により、人為的に行われない限り、凹入切欠より杖等が外れることがなく、杖等の凹入切欠に対する係離操作の際、閉塞片が弾性変形して凹入部に全部又は一部が係合する構造を採るので、凹入切欠の幅径を狭くすることができる。
【出願人】 【識別番号】000113023
【氏名又は名称】プラス株式会社
【識別番号】597013744
【氏名又は名称】日本ディー・エル・エム株式会社
【出願日】 平成9年(1997)7月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】土橋 秀夫 (外1名)
【公開番号】 特開平11−18878
【公開日】 平成11年(1999)1月26日
【出願番号】 特願平9−176702