| 【発明の名称】 |
膝用枕 |
| 【発明者】 |
【氏名】大友 勘一
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| 【要約】 |
【課題】仰向けに寝る際に身体の大きさや身体の状態にかかわらず膝を容易に安定させる。
【解決手段】枕本体11が可撓性を有して内部に空洞13を有する。収容体12は空洞13に密着して取出可能に収容される。枕本体11は空洞13に収容体12を収容した状態で、横断面が不等辺正三角形の三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状を有する。収容体12は電気行火から成る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】枕本体と収容体とを有し、前記枕本体は可撓性を有して内部に空洞を有し、前記収容体は前記空洞に密着して取出可能に収容され、前記枕本体は前記空洞に前記収容体を収容した状態で、横断面が非正三角形の三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状を有することを特徴とする膝用枕。 【請求項2】前記収容体は暖房器具または冷房器具から成ることを特徴とする請求項1記載の膝用枕。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、寝るときに膝を載せるための膝用枕に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、図4に示すように足1を伸ばして仰向けに真っ直ぐに寝たとき、大腿筋膜張筋2、大腿直筋3および大腿二頭筋4が張り、腰椎5と股関節に負担がかかる。しかしながら、膝6を曲げると、腰椎5と股関節に負担がかからなくなるため、仰向けに寝るときには、膝6を曲げて寝ることが好ましい。このとき、単に膝6を曲げて寝ると膝6が安定せず、次第に膝6が真っ直ぐになって足が伸びるため、膝6の下に折り曲げた座布団などを置き、その上に膝6を載せると具合が良い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、身体の大きさや身体の状態によって膝の安定する角度が異なるため、それに合わせて座布団を重ねたり位置を合わせたりするのに手間がかかるという問題点があった。 【0004】本発明は、このような問題点を解決するもので、仰向けに寝る際に身体の大きさや身体の状態にかかわらず膝を容易に安定させることができる膝用枕を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の本発明に係る膝用枕は、枕本体と収容体とを有し、前記枕本体は可撓性を有して内部に空洞を有し、前記収容体は前記空洞に密着して取出可能に収容され、前記枕本体は前記空洞に前記収容体を収容した状態で、横断面が非正三角形の三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状を有することを特徴とする。 【0006】枕本体の空洞の開口部は、枕の端面側に設けられていることが好ましい。横断面が非正三角形の三角柱とは、横断面が正三角形以外の三角柱である。この三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状には、円柱、長円柱および楕円柱を含まない。前記形状は、枕本体自体が有していても、収容体が前記形状を有することにより枕本体が有してもよい。 【0007】請求項1の本発明に係る膝用枕は、仰向けに寝る際、膝の下に置き、その上に膝を載せて使用する。このとき、膝の長さや膝の安定する角度に応じて、平面部を丸めた3つの面のうちのいずれかを底面として、残る2つの面のいずれかに大腿部を当て、角部を丸めた部分に膝を載せる。膝用枕は、少なくとも2つの、角部を丸めた部分の内角が異なり、少なくとも2つの、大腿部を載せる面の長さが異なり、底面の選択によって少なくとも2種類の高さを有する。このため、底面および大腿部を当てる面の選択により、大腿部の立ち上がる角度や膝の開く角度、膝の高さを変えることができ、仰向けに寝る際、身体の大きさや身体の状態にかかわらず膝を容易に安定させることができる。 【0008】また、請求項1の本発明に係る膝用枕は、空洞から収容体を取り出せば、可撓性のため空洞を潰して、頭を載せる通常の枕として利用することができる。 【0009】請求項2の本発明に膝用枕は、請求項1記載の膝用枕において、前記収容体は暖房器具または冷房器具から成ることを特徴とする。 【0010】請求項2の本発明に係る膝用枕では、収容体が暖房器具または冷房器具から成るため、暖房器具の収容体により、冬季に枕本体を通して膝用枕に載せた膝および大腿部を暖め、冷房器具の収容体により、夏季に膝および大腿部を冷やし、快適に安眠することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3は、本発明の実施の形態を示している。図1〜図3に示すように、膝用枕10は、枕本体11と収容体12とを有する。枕本体11は、厚いスポンジの表面を布製のカバーで覆って成り、可撓性を有する。図2に示すように、枕本体11は、内部に空洞13を有し、空洞13の開口部13aを端面11aに有する。収容体12は、電気行火から成る。収容体12は、横断面が不等辺三角形の三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状を有する。収容体12は、空洞13に密着するよう開口部13aから取出可能に収容される。 【0012】枕本体11は、図2に示すように、空洞13に収容体12を収容した状態で、横断面が不等辺三角形の三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状を有する。この横断面形状は、収容体12の横断面形状を拡大した形状である。枕本体11は、空洞13に収容体12を収容したとき、平面部を丸めた3つの面14a,14b,14cと、角部を丸めた3つの部分15a,15b,15cとを有する。 【0013】次に、作用について説明する。膝用枕10は、仰向けに寝る際、図1および図3に示すように、膝6の下に置き、その上に膝6を載せて使用する。膝用枕10の上に膝6を載せることにより、大腿筋膜張筋2、大腿直筋3および大腿二頭筋4が緩み、腰椎5と股関節に負担がかからなくなる。このとき、膝6の長さや膝6の安定する角度に応じて、平面部を丸めた3つの面14a,14b,14cのうちのいずれかを底面とする。例えば、図1に示すように、面14cを底面としたとき、残る2つの面14a,14bのいずれかに大腿部7を当て、角部を丸めた部分15cに膝6を載せる。 【0014】膝用枕10は、3つの角部を丸めた部分15a,15b,15cの内角がそれぞれ異なり、3つの大腿部7を載せる面14a,14b,14cの長さが異なり、底面14a,14b,14cの選択によって3種類の高さを有する。このため、膝用枕10は、底面14a,14b,14cおよび大腿部7を当てる面14a,14b,14cの選択により、大腿部7の立ち上がる角度7aや、角部を丸めた部分15a,15b,15cによる膝6の開く角度6aおよび膝6の高さ並びに大腿部7を載せる面14a,14b,14cの長さについて6通りの組み合わせを有する。使用者は、身体の大きさ(例えば、大人と子供の大きさの違い)や身体の状態(例えば、腰痛がひどい場合の楽な姿勢)に応じて、この組み合わせを自由に変えて使用することができる。 【0015】例えば、図3に示すように、面14bを底面とし、面14cに大腿部7を当て、角部を丸めた部分15bに膝6を載せると、図1の場合に比べて、大腿部7の立ち上がる角度7aが小さくなり、膝6の開く角度6aが大きくなり、膝6の高さが低くなる。こうして、仰向けに寝る際、身体の大きさや身体の状態にかかわらず膝6を容易に安定させることができる。 【0016】また、膝用枕10は、空洞13の開口部13aから収容体12を取り出せば、枕本体11がスポンジと布製のカバーから成って可撓性のため、空洞13を潰して、頭を載せる通常の枕として利用することができる。 【0017】また、膝用枕10では、収容体12が電気行火から成るため、冬季には枕本体11を通して膝用枕10に載せた膝6および大腿部7を暖め、快適に安眠することができる。特に、冬場は膝6から足先8にかけて冷えやすく、電気敷布を用いても膝6の内側が密着しにくくて温まりにくい。しかしながら、膝6を曲げて膝用枕10に載せることにより大腿部7から膝6の内側、踵にかけての部分が自重で膝用枕10に密着して収容体12の熱が伝わりやすくなり、暖まりやすくなる。 【0018】なお、収容体12の表面に、体温を検出する温度センサー、膝を載せたときの圧力を検出する圧力センサー、膝を載せたときの重みでオンになり膝を退けたときオフになるスイッチなど、膝が載っているかどうかを検出するスイッチを設け、そのスイッチで電気行火が機能するようにしてもよい。 【0019】また、収容体12は、電気行火の代わりに、送風機または冷房機から成ってもよい。この場合、夏季に膝6および大腿部7を冷やし、快適に安眠することができる。特に、夏場は膝6や大腿部7の下に汗をかきやすい。しかしながら、膝6を曲げて膝用枕10に載せることにより、スポンジおよび布製カバーから成る枕本体11を通して送風または冷房がなされ、膝6および大腿部7の下に汗をかかず、気持ち良く眠ることができる。収容体12は、電気を使用しないカイロまたは冷却剤入り袋から成ってもよい。 【0020】 【発明の効果】本発明に係る膝用枕によれば、枕本体は空洞に収容体を収容した状態で、横断面が非正三角形の三角柱の周囲の平面部および角部を丸めた形状を有するので、底面および大腿部を当てる面の選択により、仰向けに寝る際に身体の大きさや身体の状態にかかわらず膝を容易に安定させることができる。また、本発明に係る膝用枕によれば、空洞から収容体を取り出して、頭を載せる通常の枕として利用することができる。 【0021】特に、請求項2の本発明に係る膝用枕によれば、収容体が暖房器具または冷房器具から成るため、暖房器具の収容体により膝および大腿部を暖めたり、冷房器具の収容体により膝および大腿部を冷やしたりすることができ、快適に安眠することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397015887 【氏名又は名称】大友 勘一
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】須田 篤
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| 【公開番号】 |
特開平11−9398 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−180413 |
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