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【発明の名称】 バースツール
【発明者】 【氏名】ヨーゼフ グレックル

【要約】 【課題】使用者が健康的な姿勢で座ることのできるバースツールを提供する。

【解決手段】バースツールはシート部1と、中間部3と、基部2とよりなる。中間部3はスプリング9を装着され、基部2に対し傾動可能で、かつ傾動位置から原位置に復帰可能に装着される。中間部3は中央柱4及びスプリング装置5を備えている。シート部1と基部2の間における着座時の重量に基づく力は、中央柱4からスプリング装置5へと直列の経路を介して伝達される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シート部と、基部と、シート部と基部の間に作動可能に設置され、スプリング構造をなす中間部と、中間部を傾動可能で、かつ傾動位置から原位置に復帰可能に基部に対して装着する手段とを備えるバースツール。
【請求項2】 基部が固定された軸である請求項1に記載のバースツール。
【請求項3】 地面から一定間隔をおいて軸に保持されたフットリングを備える請求項2に記載のバースツール。
【請求項4】 軸上のフットリングの高さを調節する手段を備える請求項3に記載のバースツール。
【請求項5】 中間部が中央柱とスプリング装置とよりなるバースツールであって、シート部と基部との間における着座時の重量に基づく力は、中央柱とスプリング装置へと直列の経路を介して伝達されることからなる請求項1に記載のバースツール。
【請求項6】 中央柱とスプリング装置が同心状に配設されるとともに、軸受けガイドが中央柱とスプリング装置との間に作動可能に設置された請求項5に記載のバースツール。
【請求項7】 中央柱とスプリング装置が同心状に配設され、スプリング装置が動的スプリング装着手段と静的スプリング装着手段とを備え、更には動的スプリング装着手段と静的スプリング装着手段との間にスプリングが作動可能に設置された請求項5に記載のバースツール。
【請求項8】 軸受けガイドが中央柱と静的スプリング装着手段との間に配設される請求項7に記載のバースツール。
【請求項9】 中央柱が軸受けガイドと協調する少なくとも1個の垂直なガイドトラックを備えるスプリング柱である請求項6に記載のバースツール。
【請求項10】 スプリング柱の長さを調節する手段を備える請求項9に記載のバースツール。
【請求項11】 軸受けガイドが一定の間隔をおいて異なった高さに配設された少なくとも2つの部位よりなる軸受け手段を備える請求項5に記載のバースツール。
【請求項12】 軸受け手段が複数の軸受け要素を備える請求項11に記載のバースツール。
【請求項13】 軸受け要素がローラを備える請求項12に記載のバースツール。
【請求項14】 軸受け要素がボールを備える請求項12に記載のバースツール。
【請求項15】 軸受け要素をガイドトラックに対して押圧するようにスプリング装填手段を備える請求項12に記載のバースツール。
【請求項16】 軸受け手段がガイドトラックの周縁部において少なくとも4個の軸受け要素を有する請求項12に記載のバースツール。
【請求項17】 軸受け要素を保持する軸受け要素装着部材を備える請求項12に記載のバースツール。
【請求項18】 軸受け要素装着部材をガイドトラックに対して押圧し、軸受け要素をガイドトラックに対して押圧する圧縮スプリングを備える請求項17に記載のバースツール。
【請求項19】 軸受け要素装着部材が弾性変形可能な領域を有するとともに、その弾性的変形により軸受け要素をガイドトラックに対して押し付ける請求項17に記載のバースツール。
【請求項20】 軸受け要素装着部材が軸受け要素をガイドトラックに対して押し付けるために弾性変形可能な突出部を有する請求項17に記載のバースツール。
【請求項21】 軸受け要素装着部材が静的スプリング装着手段の管とガイドトラックとの間において予め設定された範囲内を移動する請求項17に記載のバースツール。
【請求項22】 スプリング装置が動的スプリング装着手段と、静的スプリング装着手段と、両スプリング装着手段の間に作動可能に設置されたスプリングとを備えるバースツールであって、ガイドトラックがスプリング柱の下端部に連結された第1端部と、動的スプリング装着部材に連結された第2端部とを備える請求項9に記載のバースツール。
【請求項23】 ガイドトラック管とスプリング柱との間に平坦な軸受けブッシュを備える請求項22に記載のバースツール。
【請求項24】 動的スプリング装着手段と静的スプリング装着手段との間の間隔を調節するための手段を備える請求項22に記載のバースツール。
【請求項25】 軸受けガイドが載置される支持脚本体を備える請求項6に記載のバースツール。
【請求項26】 支持脚本体と、軸受け要素装着部材を支持脚本体に半径方向に変位可能に装着する手段とを備える請求項17に記載のバースツール。
【請求項27】 支持脚本体を基部上に装着するスプライン連結部を備える請求項25に記載のバースツール。
【請求項28】 支持脚本体上においてスプリング支持手段として回転可能なユニオンナットを備えるバースツールであって、ユニオンナットを介してスプリング装置のスプリングに圧縮応力を予め加えられ得る請求項6に記載のバースツール。
【請求項29】 中間部と基部との間においてゴム−金属の揺動する接続体の復帰装置を備える請求項1に記載のバースツール。
【請求項30】 復帰装置の復帰力を調節するための手段を備える請求項29に記載のバースツール。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスツール、より詳細にはバースツールに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なバースツールはシート部、中間部及び基部を備えている。しかしながら、このようなスツールは使用者が極めて静的な状態で座らなければならないという不都合がある。従って、そのようなバースツールの上で過ごす長い夜の間に、使用者は背筋の疲労により、健康上好ましくない姿勢で座ることになる。日中においても、多くの人が事務所等にて座ったままで仕事をし、背筋を悪化させている。特に背筋がすでに弱化または悪化した人が、例えば夜に静的なバースツールに腰掛けると、健康上好ましくない姿勢を取る傾向が更に大きくなり、ますます背中の痛み等を示す結果になる。椎間板に通常不適切とされる負荷を連続して与えることは、椎間板への血液の供給を極端に少なくし、永続する背中の損傷をもたらす可能性が出てくる。バースツールに座る時のその他の欠点は、脚が下方に向けて傾斜して垂れ下がることにより、使用者の多くが腰部にくぼみのできる姿勢を取るようになることである。そのような姿勢が不愉快と感じると、使用者はバーに寄り掛かり、椎間板が一方に偏った負荷を受けることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用者が健康的な姿勢で座ることを促進するバースツールを提供することにある。
【0004】本発明の他の目的は使用者に治癒効果を与え得るバースツールを提供することにある。本発明のその他の目的は、簡単な構造でありながら、長時間にわたって動かないことに起因する筋肉組織固化を使用者に患わせずに、使用者をスツール上において少なくともある程度動きのある状態に留めておくバースツールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の原理に従い、上述及び他の目的はシート部と、基部と、両部を連結するためにこれらの間に作動可能に配設される中間部とを備えるバースツールにより達成される。中間部はスプリング入りの構成をなしているとともに、基部に対して揺れ動きが可能で、揺れ動いた時は元の位置に復帰することが可能なように装着される。
【0006】スプリング入りの中間部により、バースツールは縦軸に僅かな動きを受けても揺動するので、スツール使用者の背筋組織は常に動いた状態にあり、その上椎間板は静的負荷に晒されることはない。
【0007】中間部が基部に傾斜可能で、しかも傾斜位置から復帰可能に装着されることより、使用者は常にかすかに前後に揺動することになる。その結果、使用者の背筋組織は常に動いている状態になり、椎間板に血液が十分に供給されることになる。
【0008】好ましくは本発明の態様において、基部は固定され、即ち静止した軸を備えている。基部と中間部の間の回動点は軸の上端部に設置される。固定軸が存在していることで、回動点がシート面から大きく離間することなく、前後左右の揺動が適切で好ましい範囲内に限定されることが確実になる。仮に対照的に前後の揺動の中心になる回動点が地面、即ち床面にあるとすると、バースツールの前後の揺動は過剰なものとなり、バースツールがそのような動きに不慣れな人に安全に使用されることはもはや不可能になるであろう。
【0009】好ましくは本発明のその他の態様において、フットリングが地上、即ち床面から、換言すればスツールの底から予め設定された距離を置いて軸に保持される。フットリングは軸に固定され得るので、ほぼ静止状態となる。従って、スツール使用者はフットリングに足を置くことができ、使用者の骨盤領域及び上半身が前後に揺動するにも拘わらず、足をフットリングに置くことができるため安全で、安定したシート姿勢を保つ。
【0010】好ましくは本発明の態様に従い、フットリングの高さは軸上で調節可能であり、それによって使用者の要求に合致するように最適に調節することが可能になる。
【0011】好ましくは、スプリング入り中間部は中央柱及びスプリング装置とを備えている。中央柱とスプリング装置はシート部と基部との間で着座時の重量に基づく力に関して直列に連結されている。中央柱とスプリング装置が上述した状態で直列に連結されることにより、中央柱は縦軸を中心とするスプリング効果が阻害されることなしに、高さを調節することが可能な構造をなし得る。
【0012】この利点のある構造において、軸受けガイドが中央柱とスプリング装置との間に作動的に設置された状態で、中央柱及びスプリング装置が同心状に配設されることが好ましい。中央柱とスプリング装置が同心状をなすことにより、比較的簡単な構造で、中央柱とスプリング装置の直列の配設を提供することが可能になる。このことは、既述のごとく、回動点はシート面から遠く離れていないが、ただ単に中央円柱及びスプリング装置を直列に配設することにより、回動点を基部の方向に大幅に移動させることができるため、非常に重要なことである。
【0013】スプリングが動的スプリング装着手段と静的スプリング装着手段との間で作動可能に配設された状態で、スプリング装置が動的スプリング装着手段と静的スプリング装着手段とを備えることが好ましい。この比較的簡単な構造により、通常のスプリングを標準的部材として使用することが可能になる。
【0014】中央柱は高さが調節可能なスプリング柱の形式であり、軸受けガイドと協調する少なくとも1個の縦のガイドトラックを備えることが好ましい。ボール又はローラが軸受け要素として使用されることが好ましい状態で、軸受けガイドが高さを変えて配設される2つの部分からなる軸受け手段を備えることが好ましい。
【0015】特に好ましくは本発明による構造において、軸受け要素はスプリングの負荷によりガイドドラックに対して押圧される。軸受け要素がスプリング負荷を受けないで使用されれば、製造時の不正確さと許容誤差は使用者がスツールの前後及び左右の揺動時に非常に大きく感じられ、その不正確さと許容誤差は使用者がスツールの前後の揺動を含む動的な状態で座っている時、健康上好ましくない影響を与える。
【0016】それぞれの軸受け手段用に少なくとも2個の軸受け要素がガイドトラック上に配設されることが好ましい。このような装置では、軸受け要素装着部材が軸受け要素を圧縮スプリング又は弾性変形可能な領域又は弾性変形可能な突出部のいずれかにより、ガイドトラックに対して押圧する状態で、軸受け要素は軸受け要素装着部材に保持されることが好ましい。従って、圧縮スプリング又は弾性変形可能な領域又は弾性変形可能な突出部が半径方向内側において軸受け要素をガイドトラックに対して押圧する。
【0017】好ましくは態様において、ガイドトラックはスプリング柱の下端部に連結する第1端部とスプリング装着部材装置の動的端部に連結する第2端部とを有する管を備える。
【0018】平坦な軸受けブッシュが、ガイドトラック管と望ましくはガススプリング部品の方式のスプリング柱との間に配設されることが好ましい。中間部の縦軸を中心とする動的な連続する前後及び左右の揺動の場合には、ガススプリング部品がその揺動に最小範囲内でしか関与しない状態で、跳躍するのは基本的にはスプリング装置であり、高さの変位に関与するのは基本的に平坦な軸受けブッシュである。
【0019】軸受けガイドは支持脚本体に配設され、軸受け装着部材はその支持脚本体中で半径方向において変位可能にスプリング負荷の下で保持される。スプリングが装填された軸受け要素を供給することにより、寸法的不正確さと許容誤差の補正とがすすめられる。従って、この構造により、スツールの中間部の縦軸を中心とした均一な、苦痛を与えない、ほぼ騒音を伴わない揺動が提供される。
【0020】好ましい態様において、支持脚本体はスプライン連結部により基部における軸に固定され得る。動的スプリング装着部材と静的スプリング装着部材との間の間隔は調節可能であることが好ましい。この目的のため、回転可能なユニオンナットがスプリング支持手段として支持脚本体上に提供され、そのナットによりスプリング装置のスプリングは圧縮応力を受け得る。スプリングが圧縮応力を受けることにより、スツールは使用者の体重に合わせて調節することが可能になり、使用者がスツールに座った時、シート部のシート面が、許容範囲を超えて大幅に、又僅少に下動することはない。上述したように、圧縮応力の機構は回転可能なユニオンナットによって支持脚本体上に形成されることが好ましく、そのユニオンナットを回転することにより、スプリングの圧縮応力は増減する。
【0021】スツールは中間部と基部の間に、ゴム−金属の揺動する接合体のような弾性材料―金属複合体によって形成される揺動接合体の方式の復帰装置を備えることが好ましく、スツールの復帰力はハンドホイール等によって調節され得る。
【0022】本発明のその他の目的、態様及び利点は本発明の実施形態の以下の記載により明白になる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、シート部1と中間部3と基部2とを備える揺動バースツールの側半断面図である。中間部3は中央円柱、即ち中央柱4とスプリング装置5とを有し、下端部において基部2に対して揺れ動きが可能で、揺れ動いた時は元の位置に復帰することが可能なように保持される。中央柱4は高さが調節可能なスプリング柱10の形状をなし、一般的にはガススプリング部品の形状をしている。シート部1は、押入式接合具22を介してスプリング柱10に固着されており、スプリング柱10の下端部に設置された軸受け23により、スプリング柱10の縦軸を中心に回転可能である。シート部1のシート面の高さを調節するために、シート面の下側にレバー24が設けられており、レバー24は作動時既知の方法で高さが調節できるようにスプリング柱10に作用する。中央柱4は、スプリング柱10を取り囲む管の形状をなす。スプリング柱10は下端部において軸受け23を介してスプリング柱10に回転可能に連結されている垂直なガイドトラック11を備えている。
【0024】動的なシート特性を得るべく、シート部1と基部2との間における着座時の重量に基づく力は、中央柱4からスプリング装置5へと直列の経路を介して伝達される。力がスプリング装置5から中央柱4を介して伝達される逆の構成でもよい。
【0025】スプリング装置5は静的スプリング装着部8と、コイル状に示されているスプリング9と、動的スプリング装着部7とを備えている。動的スプリング装着部7はガイドトラック11の上端部に固着されている。軸受けガイド6は、中央柱4とスプリング装置5とを相対移動させるべく、スプリング装置5とガイドトラック11の間に作動可能に設けられている。実施形態では、軸受けガイド6は支持脚本体15の上部保持部に保持される2つの軸受け手段12を備えている。支持脚本体15は中央柱4の下端部を形成し、スプライン連結部16を介して基部2に係合している。支持脚本体15はその下方領域においておねじが螺刻され、スプリング9の支持手段として同時に機能するユニオンナット17に螺合している。スプリング9はユニオンナット17によって圧縮応力が加えられ、シート部1のシート面が負荷を受けた時、同シート面が使用者の体重に合わせて下方に移動し得る。
【0026】中間部3はスプライン連結部16を介して基部2の復帰装置21に嵌合されている。復帰装置21はゴム−金属による揺動可能な連結の形式をなす。復帰装置21は上方部25と下方部27を備えている。上方部25の上端部はスプライン連結部16を構成しているほぼ管状をなし、下方部27は基部2のアーム31に固定されている。軸部40は下方部27に嵌合している。軸部40の底部は下方部27内に収容されており、その頂部の外形は椀状をなし上方部25を包囲している。弾性材料26は軸部40の頂部と上方部25との間に配設されている。弾性材料26は両部の間に配設されると同時に両側壁間にも配設されている。上方部25、軸部40、下方部27の三者はねじ29を介して連結されている。一方、復帰装置21はねじ29と協調する調節ナット28を介して圧縮応力が加えられ得る。かくて、復帰させる力は調節され得ることになる。図1に示す代替の構成では、復帰装置21の特徴をより柔軟にしかもより快適にする更なる弾性要素30がねじ29の頭と上方部25との間に配設される。
【0027】フットリング50はスリーブ52を介して軸部40の円柱形状をなす外側に固定される。スリーブ52はねじが刻設された孔を有しており、その孔には止めねじ53が螺合されている。換言すると、フットリング50は止めねじ53を介して軸部40に係止、すなわち固定されている。止めねじ53を緩めることにより、フットリング50の高さは軸部40の長さに亘って調節可能である。
【0028】基部2は一般にほぼ閉鎖した環状をなし、基部2の上に復帰装置21が、従って中間部3とシート部1とがアーム31を介して中央に装着されている。負荷が掛かるとアームは弾性変形し、スツールは復帰装置21の下端部にある摩擦促進接触装置33を介して床面又は地面に対して押し付けられることになる。
【0029】スツールの環状の基部2にはローラ、即ちボール34が設けられ、ボール34は負荷を受けて基部2の中へ可撓的に没入する。可撓的に延伸した状態でロックされたり係止されたりする設計になっているドイツ工業規格に適合するローラを使用することも可能である。このローラはスツールが受ける負荷が低い時はスツールが変位し、負荷が最大になると、基部2に可撓的に没入するようになっている。
【0030】図2は、図1に示す揺動バースツールの中間部3の下方部と復帰装置21とを示す拡大図である。フットリング50はここでは示されていない。中間部3の縦軸(図示せず)を中心とした動的な動きを受けると、ガイドトラック11とスプリング装置5との間で相対運動が起きる。その相対運動はスプリング装置5とガイドトラック11との間にある前述軸受けガイド6により可能になる。軸受けガイド6については図3、4(a)、4(b)、4(c)を参照して後記する。延伸した状態でのスプリング9の動程は垂直のガイドトラック11の下端部における当接部35により制限される。当接部35は支持脚本体15の段部、即ち肩部と協調している。上方向への動程制限を騒音を出さずに行うために、ゴム環36が支持脚本体15と当接部35との間に作動可能に設置される。弾性当接部32は、上方向への道程を制限するために、ねじ29の頭の上方に提供される。
【0031】中間部3の要部を示す図3では、軸受けガイド6が設置されている。実施形態では、軸受けガイド6は支持脚本体15に保持されるとともにガイドトラック11と協調する2個の軸受け手段12を備えている。各々の面のために、軸受け手段12の各々は、ガイドトラック11の周縁部に分布する4個の軸受け要素13を有する。軸受け要素13はローラ、即ちボールの形状をしている(図4a参照)。本実施の形態では、軸受け要素13はローラの形状をなし、ローラのローラ軸、即ちローラスピンドルの両端は軸受け要素装着部材18内に収容されている。軸受け要素装着部材18は支持脚本体15内において半径方向に一定角度まで変位可能に保持され、ガイドトラック11の方向に対してスプリングが装填されている。2つの代替の構成がスプリング装填を提供するために示されている。第1の代替の構成では、軸受け要素装着部材18は圧縮スプリング19を介して支持脚本体15を包囲する管37に対向して支持されている。それにより軸受け要素装着部材18は軸受け要素13をガイドトラック11の方向に押圧している。管37は上方から上部管状領域を覆うように又軸受け手段12を固定させるために装着されている。
【0032】第2の代替の構成においては、軸受け要素装着部材18はそれぞれ弾性突出部20を有する。弾性突出部20は自身が弾性変形することにより、軸受け要素装着部材18を押圧するとともに、軸受け要素13をも押圧している。
【0033】図4(a)は図3を参照して説明した軸受け要素12の断面図である。図4(b)は図4(a)の要部拡大図である。その代替の構成では、管37を圧迫する圧縮スプリング19を介して、軸受け要素13に加えられたスプリング負荷を示す。図4(c)は図4(b)と同一部分を示すも、他の代替の構成を示している。図4(c)の構造では、軸受け要素装着部材18が管37に対して支持され、従って軸受け要素13をガイドトラック11に対して押圧している弾性突出部20を備えている。
【0034】図5は軸部40に装着されたフットリング50を備えた軸部40の斜視図である。軸部40はほぼ円柱形状をなし、その下端部方向に段部、即ち肩部41を備える。軸部40は下端部が正確に下方部27嵌合され得るので、全体として円滑な円柱形状の外表面を有することが可能になる。軸部40は上端部(図5では図示せず)が椀状なし、弾性材料26と上方部25とを受容する。
【0035】軸部40は中心部において復帰装置21に圧縮応力を加えたり、復帰装置21を調節するためのねじ29を受容するための通路42を有する。軸部40は一般にダイ鋳物の形状をしており、一方補強リブ43はその外壁部と通路42との間に追加的に提供され得る。
【0036】フットリング50はスリーブ52を介して軸部40の外周縁部に装着されており、一方スリーブ52は止めねじ53を介して軸部40に係止、即ち固定される。
【0037】フットリング50は支柱51を介してスリーブ52に連結され、その直径はほぼ50cmに設定されている。図6は軸部40の他の実施の形態を示す。軸部40は充実体のアルミニウムを旋盤加工した部材である。
【0038】軸部40はねじ29用の通路42と段部、即ち肩部41とを有する。軸部40の長さはさまざまに設定できる。軸部40は下方部27に容易に装着可能なため、バースツールの高さを軸部40の長さに亘って使用者の希望に適合させることは可能である。ねじ29が軸部40の長さに適合されることのみが必要である。
【0039】本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明に従って明細書中に記載された動的なシートを提供するいかなるバースツールをも含むものである。
【0040】従って、前記した本発明のバースツールの前述構成の改良及び変更は本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいて可能である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のバースツールにおいては、使用者が常に健康的な着座姿勢をとることができるという優れた効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】598071644
【氏名又は名称】ヨーゼフ グレックル
【出願日】 平成10年(1998)6月1日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
【公開番号】 特開平11−235
【公開日】 平成11年(1999)1月6日
【出願番号】 特願平10−151631