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【発明の名称】 壁面収納家具
【発明者】 【氏名】田嶋 芳浩

【要約】 【課題】たとえば、玄関廻りに置いてある或は置いておくと便利な小物類を集中的に収納できる収納家具にして使用者の必要に応じて簡単に取り替え着脱が可能な壁面収納家具を提供すること。

【解決手段】水平方向に延在して壁面に固定されその上部に壁面から離隔する側に刃が位置するウェッジが形成された固定桟と、該固定桟のウェッジに係合するウエッジをその下部に有する係合桟を少なくとも1つ固設された背板を構成部材とするキャビネットとからなる壁面収納家具。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水平方向に延在して壁面に固定されその上部に壁面から離隔する側に刃が位置するウェッジが形成された固定桟と、該固定桟のウェッジに係合するウェッジをその下部に有する係合桟を少なくとも1つ固設された背板を構成部材とするキャビネットとからなる壁面収納家具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば玄関廻りに置いてある或は置いておくと便利な小物類を集中的に収納できる収納家具であって、壁面に簡単に着脱可能な壁面収納家具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁面を利用して取付けられる収納家具が、たとえば実公平5−22100号公報に開示されているように、周知である。しかしながら、たとえば玄関廻りに置いてある小物類を集中的に収納できる着脱容易な収納家具は未だ提案されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、たとえば玄関廻りに置いてある或は置いておくと便利な小物類を集中的に収納できる収納家具であって、使用者の必要に応じて簡単に取り替え着脱が可能な壁面収納家具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における課題は、水平方向に延在して壁面に固定されその上部に壁面から離隔する側に刃が位置するウェッジが形成された固定桟と、該固定桟のウェッジに係合するウェッジをその下部に有する係合桟を少なくとも1つ固設された背板を構成部材とするキャビネットとからなる壁面収納家具によってよりよく解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、添付図面を参照しながらその好ましい一実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0006】図1乃至図8に、本発明の壁面収納家具の構造および使用例を示す。図1は、本発明の壁面収納家具において、キャビネットを固定桟に取付けるときの模様を示す側面図である。
【0007】図1において、1は固定桟であって、壁面に水平に延在する如く釘打ち等によって固定されている。固定桟1は、その上部にウェッジが形成されており、図1に示すように、壁面から離隔する側に刃が位置する。
【0008】2は係合桟であり、背板4に固定されており、その下部にウェッジが形成され固定桟1のウェッジと係合する。3は背板間隔調整桟であって背板4に固定され、固定桟1、係合桟2とほぼ同厚で背板4が安定して鉛直姿勢を保つように機能する。17は幅木である。
【0009】而して、壁面に固定されている固定桟1の上部に形成されているウェッジに係合させるべく固定桟1に係合桟2を載せるようにして、双方のウェッジを係合させ収納家具を吊下固定させる。本発明の壁面収納家具はかかる構成で、主としてたとえば奥行200mmといった薄型の収納家具としての利用に適する。
【0010】5は側板、7は天板、8は底板、9は扉であって、これらが背板4と相俟ってキャビネット(収納家具のユニット)を形成する。側板5間では、図2に示すように、方立6によってそれぞれのキャビネットに区画されている。側板5および方立6は、図2に示すように、締結金具15によって背板4に固定される。
【0011】図2に、種々の機能を有するキャビネットを集積させて玄関収納家具セットを形成する本発明の一実施形態を示す。図2でみて左側のキャビネットには、背板4の内壁面上部にパイプハンガー10が固定されており、図5に示すように、傘等を吊下、収納することができる。
【0012】図2でみて左から2番目のキャビネットには、この実施例では、図6に示すように、ワイヤバスケット11が3段に背板4に固定されており、たとえばゴム手袋、靴ブラシ、玄関タイル洗浄用具等を収納することができる。
【0013】図2でみて左側から3番目は、この実施例では、折り畳みベンチユニット12が収納されており、取手16を手前に引くと鉛直方向におけるほぼ中央をヒンジにして屈曲し、図8に示すように、大型のベンチとなる。取手16を押し戻せば屈曲状態から鉛直状態に戻り、図2に示す状態となる。ベンチユニット12は、ワンタッチで取付けが可能であり、サニタリールーム用としても使用することができる。
【0014】図2でみて右側のキャビネットには、この実施例では、上段に棚13が配設されている。棚13は、この実施例では側板4と方立6の側壁面に穿設されている図示しない孔に木ダボを打ち込み、この木ダボに支承される。
【0015】而して、棚13には、たとえばトレイ、タオル、手袋、ポケットティッシュペーパー、マッチ、朱肉セット等を収納しておくと便利である。そして、天板7はカウンターとして機能し、花瓶などを置いて玄関ホールをインテリアコーディネイトすることができる。また、天板7(カウンター)上に、卓上メモ、鉛筆立てなどを置いておくと便利である。
【0016】図2でみて右側のキャビネットの下段には、この実施例では、図7に示すように、スリッパ収納用パイプ14が背板4および扉9の内壁面に固定されており、かなりの数のスリッパを収納できるよう構成されている。また、このキャビネットの扉9の裏面には、スリッパ収納用パイプ14と相俟ってその上部には小型のパイプハンガーが固定され、このパイプハンガーに靴べら、キーホルダーなどを吊下できるようになっている。
【0017】図3は、扉9、折り畳みベンチユニット12の配置を示す正面図である。図4はその側面図である。図3、4において、17は幅木、19はつまみであって、扉9の開閉用である。また、扉9は、蝶番18によって側板5或は方立6に結合される。
【0018】本発明の壁面収納家具は、壁面に固設されている固定桟1にキャビネットが係合吊下されている構造であるから簡単に着脱でき、使用ニーズに応じて必要な機能を有するキャビネットと簡単に交換できる。たとえば、折り畳みベンチユニット12に代えてセカンドシューズボックスユニットをビルトインして、使用頻度の高いスニーカ、草履、サンダル、下駄などを収納するようにしてもよい。
【0019】このように、ワンタッチでキャビネットのビルトインが可能であるから、ユーザーのニーズ、ライフスタイル、好みなどに応じて様々な機能をインテグレイトして、たとえば玄関収納セットをコーディネイトすることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上述べたように構成しかつ作用せしめるようにしたから、玄関ホール等における未利用空間を有効に活用することができる。また、折り畳みベンチユニットは狭い場所でも、たとえばサニタリールーム用としても使用することができる。
【0021】本発明の壁面収納家具は、極めて簡単に着脱できるから、そのときどきのニーズ、ライフスタイル、好みに応じた機能を集積させた収納家具セットを容易に構成することができる。
【出願人】 【識別番号】000209636
【氏名又は名称】段谷産業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)6月11日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−346856
【公開日】 平成11年(1999)12月21日
【出願番号】 特願平10−202655