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【発明の名称】 閉塞板の固定具
【発明者】 【氏名】下村 隆司

【要約】 【課題】工具なしで簡単に閉塞板を背板に固定する。

【解決手段】点検開口7の上縁部の左右部及び点検開口7の下縁部の左右部に4個の第1部材12の係合部13を係合させる。なお、その際、段部14は前を向くようにする。その後、段部14に閉塞板8の縁部を嵌めるかたちで閉塞板8を点検開口7に被せる。その後、押え片17が閉塞板8の前方に位置するようにして、嵌合凹所19に嵌合突起20をスライド嵌めする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 背板の所要部後方に配管スペースが形成され、この配管スペースに臨むようにして背板に点検開口が形成され、この点検開口が閉塞板によって閉塞されるようになされたキャビネットにおける閉塞板の固定具であって、点検開口の縁部に係合すると共に閉塞板の縁部が嵌まる段部を有する第1部材と、この第1部材に連結された状態で段部に嵌まった閉塞板の縁部に被さるようになされた第2部材とを有しており、第1部材又は第2部材のいずれか一方に嵌合突起が形成され、同他方に嵌合突起が嵌まる嵌合凹所が形成されており、嵌合突起を嵌合凹所に嵌合させることにより第1部材と第2部材とが連結されるようになされている閉塞板の固定具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流し台、洗面台又はガス調理台等のキャビネットの背板に形成された点検開口を閉塞する閉塞板の固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、閉塞板は以下のようにして背板に固定されていた。即ち、背板の所要部後方に配管スペースが形成され、この配管スペースに臨むようにして背板に点検開口が形成され、この点検開口が閉塞板によって閉塞されるようになされたキャビネットにおいて、閉塞板は背板にねじで着脱自在に固定されていた。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の閉塞板の固定手段には以下の如き欠点があった。即ち、閉塞板を背板に固定したり、閉塞板を背板から外す際、ドライバー等の工具を必要とするのみならず、結構手間を要するという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の発明は、背板の所要部後方に配管スペースが形成され、この配管スペースに臨むようにして背板に点検開口が形成され、この点検開口が閉塞板によって閉塞されるようになされたキャビネットにおける閉塞板の固定具であって、点検開口の縁部に係合すると共に閉塞板の縁部が嵌まる段部を有する第1部材と、この第1部材に連結された状態で段部に嵌まった閉塞板の縁部に被さるようになされた第2部材とを有しており、第1部材又は第2部材のいずれか一方に嵌合突起が形成され、同他方に嵌合突起が嵌まる嵌合凹所が形成されており、嵌合突起を嵌合凹所に嵌合させることにより第1部材と第2部材とが連結されるようになされているものである。
【0005】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。請求項1の発明によれば、工具なしで簡単に閉塞板を背板に固定したり、閉塞板を背板から外すことが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】キャビネット1は水槽2及びガス調理器3を有している。水槽2及びガス調理器3の下方が物品収納空間4となされている。キャビネット1の背板5の所要部後方に配管スペース6(後方及び下方に開放している)が形成され、この配管スペース6に臨むようにして背板5に点検開口7が形成されている。前記点検開口7は、正面からみて点検開口7より一回り大きな形状の閉塞板8によって閉塞されるようになされている。前記配管スペース6の左右幅は点検開口7の左右幅より大きくキャビネット1の左右幅より小さい範囲で任意である。また、配管スペース6の上下長さは点検開口7の上下長さより大きくキャビネット1の上下長さより小さい範囲で任意である。
【0008】図3及び図4に示すごとく、下側の固定具11は、点検開口7の縁部に係合する係合部13及び閉塞板8の縁部が嵌まる段部14を有する第1部材12と、この第1部材12に連結された状態で段部14に嵌まった閉塞板8の縁部に被さるようになされた押え片17を有する第2部材16とを有している。第1部材12には、左右方向及び下方に開放した溝からなる嵌合凹所19が形成されている。前記嵌合凹所19の下側の開口縁部は相互に近接していて、嵌合凹所19の前後幅の最大部は嵌合凹所19の下端より上方に位置するようになされている。第2部材16には、前記嵌合凹所19に、その右端部又は左端部からスライド嵌めされる嵌合凹所19の断面形状と同一又はほぼ同一の断面形状を有する嵌合突起20が形成されている。嵌合凹所19に嵌合突起20を、嵌合凹所19の右端部又は左端部からスライド嵌めすることによって第2部材16は第1部材12に固定される。前記と逆の操作によって、第2部材16を第1部材12から外すことが出来る。
【0009】図1における上側の固定具11は、下側の固定具11を上下に逆転させものであり、その構造は全く同一である。第1部材12及び第2部材16は、合成樹脂製又は金属製の押出型材を所定寸法に切断して製造される。
【0010】配管スペース6には、弁24を有する給水管22及び弁24を有する給湯管23が位置するようになされて、これら給水管22及び給湯管23は混合水栓25に接続されている。
【0011】
【発明の実施の形態の使用方法】次に発明の実施の形態の使用方法を説明する。まず、閉塞板8を背板5に固定して閉塞板8によって点検開口7を閉塞する手順を説明する。点検開口7の上縁部の左右部及び点検開口7の下縁部の左右部に4個の第1部材12の係合部13を係合させる。なお、その際、段部14は前を向くようにする。なお、係合部13が点検開口7の縁部に嵌まると、第1部材12を点検開口7から離す方向に設定値以上の力が加わらない限り、第1部材12は点検開口7の縁部より外れない。その後、段部14に閉塞板8の縁部を嵌めるかたちで閉塞板8を点検開口7に被せる。その後、押え片17が閉塞板8の前方に位置するようにして、嵌合凹所19に嵌合突起20をスライド嵌めする。このようにして、第1部材12に第2部材16を連結して、閉塞板8を背板5に固定することが出来る。前記と逆の手順によって、閉塞板8を背板5より外すことが出来る。
【0012】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。
(1)第1部材12及び第2部材16を弾性の大きなものとし、それらの弾性を利用して、図4において嵌合凹所19の下方から嵌合突起20を嵌合凹所19に向けて無理嵌めして、嵌合凹所19に嵌合突起20を嵌合させるようにしてもよい。この場合、嵌合凹所19は溝である必要はない。
(2)第1部材12又は第2部材16のいずれか一方に嵌合凹所19を形成し、同他方に嵌合突起20を形成すればよい。
(3)第1部材12及び第2部材16の素材は任意である。
【出願人】 【識別番号】000000413
【氏名又は名称】永大産業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月18日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】大西 哲夫
【公開番号】 特開平11−318601
【公開日】 平成11年(1999)11月24日
【出願番号】 特願平10−134980