トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 支柱と横梁との連結装置
【発明者】 【氏名】松田 顯

【要約】 【課題】外部から目立たず、且つ横梁が容易に取り外せないようにした支柱と横梁との連結装置を提供する。

【解決手段】横梁3の端部には、左右一対の下向きの係止爪11,11を突設し、中空角型の支柱2の上端に穿設された左右一対の係止溝13,13は、上方に開放されて前記各係止爪11を下向きに落とし込む案内面13aと、落とし込み係止位置にて各係止爪11の上端を上向きに移動不能とする突起部14とを備える一方、支柱2の開放上端部を覆うキャップ体15には、aw 板部16から下向きに延び、支柱2の中空部内の四隅に嵌まる4枚のガイド片17a,17b,17c,17dを備え、一つのガイド片17aは、前記係止溝13に落とし込み係止された係止爪11が突起部14から外れず、横移動不能にする幅寸法L1にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 家具等における金属製の中空角型の支柱と横梁とを連結する装置であって、前記横梁の端部には、左右一対の下向きの係止爪を突設し、前記支柱の上端に穿設された左右一対の係止溝は、上方に開放されて前記各係止爪を下向きに落とし込む案内面と、落とし込み係止位置にて前記各係止爪の上端を上向きに移動不能とする突起部とを備える一方、前記支柱の開放上端部を覆うキャップ体には、支柱の中空部内に嵌まる複数のガイド片を備え、その少なくとも一方のガイド片は、前記係止溝に落とし込み係止された係止爪を横移動不能にする規制部を備えたことを特徴とする支柱と横梁との連結装置。
【請求項2】 前記キャップ体におけるガイド片には、支柱の少なくとも内面に係合する係合突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の支柱と横梁との連結装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列什器等の家具における支柱と横梁との連結装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実公昭56−26089号公報には、金属製の中空角型の支柱と横梁とを連結する装置であって、前記横梁の端部には、左右一対の下向きの係止爪を突設する一方、前記支柱の上端には、前記左右一対の係止爪が下向きに嵌まるようにした上向き開放の係止溝を穿設し、該各係止溝の下端部には、横向きに延びる係合溝部を形成する。他方、支柱の上端を覆うカバー体の両側縁部下面から脚片を垂下し、該脚片の下端には前記係合溝部に嵌合し得る係合部を備え、前記横梁の左右一対の係止爪を支柱における左右一対の係止溝に嵌め込んだ状態で、カバー体を支柱の上端に嵌めると、カバー体の脚片における係合部が支柱の内側から前記係合溝部に弾性的に嵌合することで、横梁に上向きの外力が作用しても、前記カバー体を介することにより簡単には抜け出さない構成を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記カバー体の脚片における係合部が支柱の内側から係合溝部に嵌合しており、支柱の外側には横梁の端部が前記係合溝部に近接しているため、一旦嵌合した係合部を取り外すことが困難であったり、係合部が横梁より外側に位置するときには、外部から係合部とその係合溝部とが目立つという問題があった。
【0004】本発明は、外部から目立たず、且つ横梁が容易に取り外せないようにした支柱と横梁との連結装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、家具等における金属製の中空角型の支柱と横梁とを連結する装置であって、前記横梁の端部には、左右一対の下向きの係止爪を突設し、前記支柱の上端に穿設された左右一対の係止溝は、上方に開放されて前記各係止爪を下向きに落とし込む案内面と、落とし込み係止位置にて前記各係止爪の上端を上向きに移動不能とする突起部とを備える一方、前記支柱の開放上端部を覆うキャップ体には、支柱の中空部内に嵌まる複数のガイド片を備え、その少なくとも一方のガイド片は、前記係止溝に落とし込み係止された係止爪を横移動不能にする規制部を備えたものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の支柱と横梁との連結装置において、前記キャップ体におけるガイド片には、支柱の少なくとも内面に係合する係合突起を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した最適な実施形態について説明する。図1は本発明を適用する陳列棚装置1の斜視図、図2は支柱2と上側の横梁3との連結装置の要部拡大側面図である。陳列装置1は、左右一対の支柱2,2と両支柱2の上端間に連結する横梁3と、両支柱2の下部側を連結する下横桟4と、各支柱2の下部から前向きに突出した脚体5,5と、左右の脚体5,5の前側を連結する前面カバー板6と左右の脚体5,5にて支持されたベース板7とにより構成され、キャスタ8によりベース7の水平を保持するように高さ調節可能になっている。
【0008】各支柱2はアルミ製押出材もしくは薄い鋼板を折曲形成する等した中空の断面矩形状(角型)であり、前後面には上下(長手)方向に沿って一定間隔で従来から周知の縦長矩形状の取付け孔9が穿設されて図示しない棚板のためのブラケットの基部を装着できるように構成されている。前記横梁3も、アルミ製押出材もしくは薄い鋼板を折曲形成する等した中空の断面矩形状であり、この横梁3の左右両端には、断面下向きコ字状の連結体10がスポット溶接等にて固定されている。連結体10の先端には、左右一対の下向きの係止爪11,11と、支柱2の表面に沿う案内部12(図3で一方のみ示す)とが設けられている。
【0009】前記各支柱2の上端には、図2に示すように、上方に開放された左右一対の係止溝13,13が穿設形成されている。この係止溝13は、前記各係止爪11を下向きに落とし込む案内面13aと、落とし込み係止位置にて前記各係止爪11の上端を上向きに移動不能とする突起部14とが一体的に備えられている。他方、前記各支柱2の開放上端部を覆うキャップ体15は、合成樹脂等にて形成され、支柱2の上端面に当接する上板部16と、該上板部16から下向きに延びて、支柱2の中空部内に嵌まる複数(実施例では4枚)のガイド片17a,17b,17c,17dとを備える。
【0010】そして、前記複数のガイド片のうち、少なくとも一つのガイド片は、前記係止溝13に落とし込み係止された係止爪11を横移動不能にする規制部を備える。その1実施例は、図4及び図5に示すように、4枚のガイド片17a,17b,17c,17dの各一側縁が支柱2の四隅に当接するように配置されていると共に、1つのガイド片17aの幅寸法L1は、前記1つの係止爪11が係止溝13に嵌まり、突起部14の下方に位置するように横移動させた状態で当該係止爪11の側面に当接するものであり、これにより、キャップ体15を嵌め入れると、係止爪11が、突起部14から外れないように規制することができるものである。実施例では、他方のガイド片17dの幅寸法も前記ガイド片17aの幅寸法L1と同じに形成することにより、キャップ体15を水平に180度反転させて支柱2の上端に嵌め込んだ場合に、ガイド片17dにより、係止爪11が係止溝13から外れないようにしている。
【0011】なお、前記キャップ体15における4枚のガイド片17a,17b,17c,17dの各外面に突出した係合突起(ダボ)18を、支柱2の側面に穿設された孔19に嵌め入れることにより、キャップ体15が不用意に外れないようになっている(図2及び図4参照)。以上の構成により、各支柱2の上端の一対の係止溝13,13の案内面13a,13a側に横梁3における係止爪11,11を落とし込み、その落とし込み係止位置にて横方向にずらせると、各係止爪11の上端が突起部14の下方に位置する。この状態でキャップ体15を被せると、4枚のガイド片17a,17b,17c,17dが支柱2の内側面に嵌合し、支柱2の四隅に規制され横ずれしないし、係合突起18が支柱の孔19に嵌まって抜け出さない。そして、1つのガイド片17aの側縁が前記1つの係止爪11の側面に当接して横移動を規制するから、この状態では、突起部14のため係止爪11が上方に抜け出せず、従って、横梁3を上向きに外すことができなくなるのである。
【0012】なお、図2に示すように、支柱2の側面に適宜間隔にて前記係止溝13の形状な含む係止孔20を予め穿設しておけば、二点鎖線21の箇所で支柱2を切断すれば、突起部14と案内面13aを有する係止溝13を簡単に形成することができるのである。
【0013】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、 請求項1に記載の発明は、家具等における金属製の中空角型の支柱と横梁とを連結する装置であって、前記横梁の端部には、左右一対の下向きの係止爪を突設し、前記支柱の上端に穿設された左右一対の係止溝は、上方に開放されて前記各係止爪を下向きに落とし込む案内面と、落とし込み係止位置にて前記各係止爪の上端を上向きに移動不能とする突起部とを備える一方、前記支柱の開放上端部を覆うキャップ体には、支柱の中空部内に嵌まる複数のガイド片を備え、その少なくとも一方のガイド片は、前記係止溝に落とし込み係止された係止爪を横移動不能にする規制部を備えたものである。
【0014】これにより、各支柱の上端の一対の係止溝の案内面側に横梁における一対の係止爪を落とし込み、その落とし込み係止位置にて横方向にずらせると、各係止爪の上端が突起部の下方に位置する。この状態でキャップ体を被せると、キャップ体における1つのガイド片の側縁等の規制部が前記1つの係止爪の側面に当接する等して横移動を規制するから、この状態では、突起部のため係止爪が上方に抜け出せず、従って、横梁を上向きに外すことができない。そして、キャップ体におけるガイド片は単に支柱の内径部に嵌まっているだけであるから、横梁を外す場合には、キャップ体を先に外すだけの至極簡単な操作で済み、さらに、ガイド片は支柱の内径部にあって、外部から見えないから連結装置としての外観も優れているという効果を奏するのである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の支柱と横梁との連結装置において、前記キャップ体におけるガイド片には、支柱の少なくとも内面に係合する係合突起を設けたものであるから、これにより、請求項1に記載の発明による効果に加えて、支柱に嵌め込んだキャップ体が不用意に外れないという効果を奏するのである。
【出願人】 【識別番号】000139780
【氏名又は名称】株式会社イトーキクレビオ
【出願日】 平成10年(1998)3月31日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】石井 暁夫 (外2名)
【公開番号】 特開平11−276279
【公開日】 平成11年(1999)10月12日
【出願番号】 特願平10−85286