トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 配膳車
【発明者】 【氏名】鈴木 弘一

【氏名】岩田 八郎

【要約】 【課題】配膳車の内部へのゴキブリの侵入を防止することができる配膳車を提供する。

【解決手段】給食用のトレーを多数収容する車両本体1の下面に走行用の車輪13を設けて形成される配膳車における。車両本体1の下方に気流を発生させる送風ファン2を車両本体1に設ける。配膳車を動力を停止させて静置する際に、送風ファン2にて配膳車の車両本体1の下方に気流を発生させることができる。この気流により、配膳車にゴキブリが近づくことを防ぐ。そのため配膳車の庫内や、配膳車の保温・保冷機能及び自走機能を制御する制御部内にゴキブリが侵入することを防止し、配膳車がゴキブリによって汚染されることを防止して配膳車にて配膳される食品の衛生を保つことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 給食用のトレーを多数収容する車両本体の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車において、車両本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車両本体に設けて成ることを特徴とする配膳車。
【請求項2】 送風ファンを車両本体の下面の周縁に設けると共に、送風ファンにて発生される気流を送風ファンの外側斜め下方に導くルーバを送風ファンの外側に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
【請求項3】 送風ファンにて発生される気流を車両本体の下方へ誘導する送風路を車両本体に設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の配膳車。
【請求項4】 車両本体の下端の外周部に全周に亘ってバンパーを下方に垂下して形成し、バンパー内に送風路を設けて成ることを特徴とする請求項3に記載の配膳車。
【請求項5】 送風ファンの稼働時間を制御するタイマを設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配膳車。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院やその他ホテルや学校等で使用される配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院において各病室の患者に給食する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛りつけた食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車内に多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して患者に配達することによって行われている。
【0003】このような配膳車として従来から各種のものが提供されており、例えば特開平8−33523号公報、特開平8−33524号公報、特開平8−33525号公報等にみられるように、最近では保温と保冷の機能を有する配膳車が提供されている。また、従来の配膳車は配膳係の作業者が押したり引いたりして走行させるのが一般的であったが、このように保温や保冷の機能を設けると配膳車の重量が重くなるので、モータで車輪を駆動させて自走させる自走式の配膳車が提案されるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような配膳車は、夜間は動力を停止させて厨房内に載置させておくことが多く、この間に配膳車の庫内や、配膳車の保温・保冷機能及び自走機能を制御する制御部内にゴキブリ等の害虫が侵入することがあり、配膳車がゴキブリ等によって汚染されて配膳車にて配膳される食品の衛生が保てなくなる恐れがあった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、配膳車の内部へのゴキブリの侵入を防止することができる配膳車を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載の配膳車は、給食用のトレーを多数収容する車両本体1の下面に走行用の車輪13を設けて形成される配膳車において、車両本体1の下方に気流を発生させる送風ファン2を車両本体1に設けて成ることを特徴とするものである。
【0007】また本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、送風ファン2を車両本体1の下面の周縁に設けると共に、送風ファン2にて発生される気流を送風ファン2の外側斜め下方に導くルーバ4を送風ファン2の外側に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の配膳車。また本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、送風ファン2にて発生される気流を車両本体1の下方へ誘導する送風路39を車両本体1に設けて成ることを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3の構成に加えて、車両本体1の下端の外周部に全周に亘ってバンパー9を下方に垂下して形成し、バンパー9内に送風路39を設けて成ることを特徴とするものである。また本発明の請求項5に記載の配膳車は、送風ファン2の稼働時間を制御するタイマ16を設けることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。図4及び図5は本発明の一実施例の全体の構造を示すものであり、車両本体1の下面に車輪13を設けて形成している。車輪13は図5のように、ACサーボモータ等のモータ17によって駆動される一対の駆動輪13aと、首降り回動自在な一対の操向輪13bとで構成されているものであり、駆動輪13aは車両本体1の後部寄りに、操向輪13bは車両本体1の前部寄りにそれぞれ取り付けるようにしている。
【0010】車両本体1は、下面に車輪13を取り付けた台車6と、両側の側面が開口部18となった箱状にステンレス等の金属材で作製される温冷庫19と、この温冷庫19に両側の開口部18を除いて、その前面や後面、上面、すなわち温冷庫19の外面に外装されるプラスチック成形品の外装パネル20とで形成しており、温冷庫19は台車6の上に固定してある。図4では、外装パネル20は、車両本体1の前面部を構成する前外装パネル20aと、後面部を構成する後外装パネル20bと、屋根部を構成する上外装パネル20cとで形成するようにしている。
【0011】また、車両本体1の下端の台車6の外周部には全周に亘って図4のようにゴム弾性を有するプラスチックで作製したカラーのバンパー9を取り付けている。このバンパー9は車両本体1の外面より外側に突出するように設けられているものであり、図4、5に示すように車両本体1の両側にそれぞれ設けられる前バンパー9aと、車両本体1の後端部に設けられる後バンパー9bと、前後のバンパー9a、9b間において車両本体1の両側にそれぞれ設けられる側バンパー9cとで形成している。このように車両本体1の下端にバンパー9を設けることによって、配膳車が建物の壁面や設備・機器等にぶつかってもバンパー9で衝撃を吸収することができるものであり、また車両本体1の下面の車輪13はバンパー9でガードされており、足が車両本体1の下の車輪13に巻き込まれたりすることを防ぐことができるものである。ここでバンパー9は外方へ傾斜させて突出させるものであり、配膳車を走行させる際に壁面や設備・機器等に衝突するときには、バンパー9の突出する先端が当たるようにして、衝撃を高く吸収できるようにしている。
【0012】車両本体1の前部の前外装パネル20aの上部には、図4に示すように前方へ開口する凹部21を形成しており、この凹部21内において車両本体1の前面に操作パネル22を設けている。操作パネル22には、車輪13を駆動するモータ17を操作するスイッチ25や、温冷庫19の温蔵庫23内の加熱温度や冷蔵庫24内の冷却温度をコントロールするスイッチ25等、各種のスイッチを設けている。
【0013】また、車両本体1には配膳車の走行方向をコントロールするために、車両本体1の前面にハンドル26を取り付けている。このハンドル26は図4に示すように横に長い棒状に形成しており、車両本体1に突出させて固定した一対の固定杆27の間にハンドル26を架設することによって、操作パネル22の下側において凹部21内に設けるようにしている。
【0014】更に車両本体1の前面と後面の少なくとも一方には作業台28を取り付けている。図4の実施例では、前外装パネル20aの凹部21より下側に浅い凹所29を凹設しており、この凹所29の上端部内に作業台28の一端を上下回動自在に枢着することによって、作業台28を取り付けるようにしている。また温冷庫19内には間仕切り(図示せず)を設けて温冷庫19内を温蔵庫23と冷蔵庫24とに仕切っている。また車両本体1の両側の開口部18にはそれぞれ4枚ずつ扉30を取り付けている。4枚の扉30のうち最も前の扉30aは前部室32の冷蔵庫24を開閉するものであって、車両本体1の開口部18の前の側縁部にヒンジで枢支しており、図4の矢印のように開くことができるようにしている。次の扉30bは前部室32の温蔵庫23を開閉するものであって、車両本体1の支柱31にヒンジで枢支しており、図4の矢印のように開くことができるようにしている。次の扉30cは後部室33の温蔵庫23を開閉するものであって、車両本体1の支柱31にヒンジで枢支しており、図4の矢印のように開くことができるようにしている。次の扉30dは後部室33の冷蔵庫24を開閉するものであって、車両本体1の開口部18の後の側縁部にヒンジで軸支しており、図4の矢印のように開くことができるようにしている。
【0015】また台車6にはその下面の後部寄りに駆動輪13aを、前部寄りには操向輪13bをそれぞれ取り付けている。一対の駆動輪13aはACサーボモータ等のモータ17に連結してあり、モータ17にて駆動されるようにしている。また一対の操向輪13bは自在車輪としてそれぞれ水平面で首降り可動自在に取り付けている。
【0016】上記のような保温と保冷の機能を有し、自走式に形成される配膳車にあっては、モータ17や温蔵庫23、冷蔵庫24に給電するバッテリー34、冷蔵庫24のエバポレーターに接続される冷却機ユニット35、モータ17の制御、温蔵庫23や冷蔵庫24の制御を行う制御回路等を内蔵する制御機36等の制御部37は、配膳車の重心を下方に設定して配膳車を安定させるために車両本体1の下部の前後部や下面に収納するようにしている。例えば図5に示すように、バッテリー34は車両本体1の後部の後外装パネル20b内に、制御機36は車両本体1の前部の前外装パネル20aの内にそれぞれ収納し、冷凍庫ユニットは駆動車輪13と操向車輪13の間において台車6の下面に配置するようにしている。ここで上記のバッテリー34は配膳車を停止している間、病院内等の電源から充電するのである。このような本発明に係る配膳車のあって、主食や副食、デザート等を盛った食器をトレーの上に並べ、このトレーを温冷庫19内に多数収納して運搬することができる。
【0017】上記のような配膳車は、夜間は動力を停止させて厨房内に静置させておくことが多く、この間に配膳車の庫内や、配膳車の保温・保冷機能、自走機能等を制御する制御部37内にゴキブリ等の害虫が侵入することがあり、配膳車がゴキブリ等によって汚染されて配膳車にて配膳される食品の衛生が保てなくなる恐れがあるため、本発明では配膳車に送風ファン2を設け、この送風ファン2にて配膳車の車両本体1の下方に気流を発生させるようにしたものである。これは気流を感じる方向へは近寄らないというゴキブリの習性を利用したものであり、このようにすると、配膳車を動力を停止させて静置する際に、送風ファン2にて配膳車の車両本体1の下方に気流を発生させることにより配膳車にゴキブリが近づくことを防ぐことができ、配膳車の庫内や、配膳車の保温・保冷機能、自走機能等を制御する制御部37内にゴキブリが侵入することを防止し、配膳車のゴキブリによる汚染を防止して配膳車にて配膳される食品の衛生を保つことができるものである。
【0018】この送風ファン2は、モータ等の動力にて回転させることができるものであり、このモータ等には上記のバッテリー36から電力を供給することができる。この送風ファン2は、図1に示すように、車両本体1の台車6の底部の周縁に複数個設けることができ、この際、送風ファン2は少なくとも走行用の各車輪13付近に設けることが好ましい。この送風ファン2を設ける際は、図1(b)に示すように、回転することによって気流を下方から上方に向けて発生させる送風ファン2を車両本体1の底部の周縁に設けると共に、この送風ファン2の周囲を覆うカバー体5を車両本体1の底部から下方に突出させて設けるものである。ここでこのカバー体5の周面には、この周面に沿って複数の開口部3を形成すると共に、この開口部3の上下の縁端にはルーバ4を外方の斜め下方に向けて突出させて設けている。
【0019】このようにすると、送風ファン2を回転させた際、この送風ファン2の回転によって発生した下方から上方に向かう気流は、車両本体1の底部に妨げられてカバー体5の開口部3から送風ファン2の周囲に向けて送風されることとなる。このとき気流の向きはルーバ4の突出方向に規制されてルーバ4の外側斜め下方に向かい、配膳車の車両本体1の下方に気流を広範囲に亘って発生させることができて、配膳車にゴキブリが近づくことを防ぐことができ、配膳車へのゴキブリの侵入を防止することができるものである。ここでゴキブリは配膳車の車輪13をつたって配膳車に侵入する場合が多いが、送風ファン2を少なくとも走行用の各車輪13付近に設けるようにすると、車輪13の周囲に確実に気流を発生させることができ、配膳車へのゴキブリの侵入を更に確実に防止することができるものである。
【0020】また、送風ファン2にて発生される気流を車両本体1の下方へ誘導するダクト7を設けることができる。図2に示すものでは、車両本体1の下部に、本体ダクト8、垂下ダクト38、及び内方ダクト14から成る一対のダクト7を、車両本体1の前部寄り及び後部寄りにそれぞれ設けたものである。ここで本体ダクト8は、車両本体1の前部寄りに取り付けられる一対の車輪13(操向輪13b)の上方に、この一対の車輪13(操向輪13b)間を渡すように設けると共に、車両本体1の後部寄りに取り付けられる一対の車輪13(駆動輪13a)の上方に、この一対の車輪13(駆動輪13a)間を渡すように設けるものである。また垂下ダクト38は外方に向かって膨らみを有する曲面を形成させながら本体ダクト8の両端から下方に垂下させて設けるものである。また内方ダクト14は、車両本体1の下方に配置されている各車輪13の配置位置よりやや内側の本体ダクト8の下面から下方に突出させて設けるものである。このようにして形成されるダクト7の内部は中空に形成して、本体ダクト8、垂下ダクト38、及び内方ダクト14に亘る送風路39を設けるものである。また垂下ダクト38の下端には送風路39に通じる外側送風口11を、車両本体1の内側斜め下方に向かって開口させて設け、内方ダクト14の下端には送風路39に通じる内側送風口15を、内方ダクト14よりも外方に配置されている車輪13に向けて開口させて設けるものである。また本体ダクト8の下面には、送風路39に通じる気流導入口10を、下方に向けて開口させて形成するものであり、この気流導入口10の下方には、モータ等の動力によって回転し、回転することによって気流を下方から上方に向けて発生させる送風ファン2を設けるものである。
【0021】このようにすると、送風ファン2を回転させた際、この送風ファン2の回転によって発生した下方から上方に向かう気流は、気流導入口10から本体ダクト8内の送風路39の送られ、更に送風路39を通じて垂下ダクト38及び内方ダクト14に送られて外側送風口11及び内側送風口15からダクト7外に流出する。このとき、外側送風口11から外側送風口11の内側に配置されている各車輪13に向けて気流を発生させることができると共に、内側送風口15から内側送風口15より外側に配置されている車輪13に向けて気流を発生させることができるものである。このため車輪13の外側上方から車輪13に向けて外側送風口11から気流を発生させることができると共に、車輪13の内側上方から車輪13に向けて内側送風口15から気流を発生させることができるものであって、車輪13の両側から車輪13に向けて集中的に気流を発生させることができるものであり、ゴキブリは車輪13に近づくことがなく、ゴキブリが車輪13を伝って配膳車内に侵入することを更に確実に防ぐことができるものである。また一つの送風ファン2にて発生させた気流をダクト7を通じて二つの車輪13に導くことができるものであり、送風ファン2の設置個数を低減することができるものである。
【0022】図3は、上記のバンパー9をダクト7と兼用させるようにして形成したものである。すなわち車両本体1の下部一面に亘って本体ダクト8を形成すると共に、本体ダクト8の外周部、すなわち車両本体1の下端の外周部から全周に亘ってゴムや弾性を有するプラスチックで作製した中空のバンパー9を、バンパー9の内部と本体ダクト8の内部を連通させて設けることによって、ダクト7を形成すると共にダクト7内に本体ダクト8からバンパー9に亘る送風路39を形成したものである。ここでこのバンパー9は車両本体1の下部の外面より外側に突出させると共に、斜め下方に向けて傾斜させて設けるものであり、車両本体1の下側へスカート状に垂下して設けるものである。またこのバンパー9の下端にはバンパー9の全周に亘って、送風路39に通じる外周送風口40を下方に向けて開口させて設けると共に、バンパー9の内側の外壁の、車輪13の側方に位置する各部分には、送風路39に通じる内部送風口12を開口させて設けるものである。また本体ダクト8の下面には、本体ダクト8の内部に通じる気流導入口10を、下方に向けて開口させて形成するものであり、この気流導入口10の下方には、モータ等の動力によって回転し、回転することによって気流を下方から上方に向けて発生させる送風ファン2を設けるものである。
【0023】このようにすると、送風ファン2を回転させた際、この送風ファン2の回転によって発生した下方から上方に向かう気流は、気流導入口10から送風路39に送られ、送風路39を通じてバンパー9内に送られて、外周送風口40及び内部送風口12からダクト7外に流出する。このため、外周送風口40から配膳車の外側斜め下方に向けて気流を発生させることができると共に、内部送風口12から内部送風口12より内側に配置されている車輪13に向けて気流を発生させることができるものである。このため配膳車に一つの送風ファン2を設けるだけで、配膳車の全周に亘ってその下方に外周送風口40から気流を万遍なく発生させることができ、配膳車にゴキブリが近づくことを防ぐことができるものである。またもしゴキブリがバンパー9の下端を超えてバンパー9の内側に侵入したとしても、内部送風口12から車輪13に向けて気流を発生させているため、ゴキブリは車輪13に近づくことがなく、ゴキブリが車輪13を伝って配膳車内に侵入することを防ぐことができるものである。
【0024】また配膳車を移動させている際に、配膳車が建物の設備・機器等にぶつかっても、配膳車の車両本体1の外面より外側に突出するように設けられているバンパー9で衝撃を吸収することができるものであり、また車両本体1の下面の車輪13はバンパー9でガードされており、足が車両本体1の下の車輪13に巻き込まれたりすることを防ぐことができるものである。
【0025】また、車両本体1の操作パネル22には、上記に示したような車輪13を駆動するモータ17を操作するスイッチ25や、温冷庫19の温蔵庫23内の加熱温度や冷蔵庫24内の冷却温度をコントロールするスイッチ25等のほかに、送風ファン2の稼働時間を操作するタイマ16を設けることができる。ここでこのタイマ16は、送風ファン2の稼働時間を設定して送風ファン2を稼働させた際に送風ファン2の動力であるモータ等へのバッテリー36からの電力の供給を維持し、設定した稼働時間が経過した際に電力の供給を遮断するものである。このようにすると、配膳車を夜間に動力を停止させて厨房内に静置させておくとき等に送風ファン2を稼働させる際、送風ファン2の稼働時間をタイマ16にて設定することができ、例えば次回に配膳車を使用する時間まで送風ファン2を稼働させるようにタイマ16を設定するなどして、必要な時間だけ送風ファン2を稼働させた後自動的に送風ファン2を停止させることができるものである。
【0026】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の配膳車は、給食用のトレーを多数収容する車両本体の下面に走行用の車輪を設けて形成される配膳車において、車両本体の下方に気流を発生させる送風ファンを車両本体に設けたため、配膳車を動力を停止させて静置する際に、送風ファンにて配膳車の車両本体の下方に気流を発生させることにより配膳車にゴキブリが近づくことを防ぐことができ、配膳車の庫内や、配膳車の保温・保冷機能及び自走機能を制御する制御部内にゴキブリが侵入することを防止し、配膳車がゴキブリによって汚染されることを防止して配膳車にて配膳される食品の衛生を保つことができるものである。
【0027】また本発明の請求項2に記載の発明は、送風ファンを車両本体の下面の周縁に設けると共に、送風ファンにて発生される気流を送風ファンの外側斜め下方に導くルーバを送風ファンの外側に設けため、送風ファンによって発生した気流が開口部から噴射され際に気流の向きがルーバに規制されて斜め下方に向かい、配膳車の車両本体の下方に気流を広範囲に亘って発生させることができるものである。
【0028】また本発明の請求項3に記載の発明は、送風ファンにて発生される気流を車両本体の下方へ誘導する送風路を車両本体に設けたため、一つの送風ファンにて発生させた気流を送風路を通じて配膳車の下方の複数箇所に導くことができ、送風ファンの設置個数を低減することができるものである。また本発明の請求項4に記載の発明は、車両本体の下端の外周部に全周に亘ってバンパーを下方に垂下して形成し、バンパー内に送風路を設けたため、送風ファンによって発生した気流は送風路に流れ込み、バンパー内を通じてバンパー外に流出してバンパーの下方に気流を発生させることができ、配膳車に一つの送風ファンを設けるだけで、配膳車の全周に亘ってその下方に気流を万遍なく発生させることができるものであり、配膳車にゴキブリが近づくことを更に確実に防止することができるものである。また配膳車を移動させている際に、配膳車が建物の設備・機器等にぶつかっても、バンパーで衝撃を吸収することができるものであり、また車両本体の下面の車輪をバンパーでガードして、足が車両本体の下の車輪に巻き込まれたりすることを防ぐことができるものである。
【0029】また本発明の請求項5に記載の配膳車は、送風ファンの稼働時間を制御するタイマを設けたため、配膳車を夜間に動力を停止させて厨房内に静置させておくとき等に送風ファンを稼働させる際、送風ファンの稼働時間をタイマにて設定することができ、例えば次回に配膳車を使用する時間まで送風ファンを稼働させるようにタイマを設定するなどして、必要な時間だけ送風ファンを稼働させた後自動的に送風ファンを停止させることができるものである。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成10年(1998)3月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
【公開番号】 特開平11−276261
【公開日】 平成11年(1999)10月12日
【出願番号】 特願平10−79377