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【発明の名称】 棚装置
【発明者】 【氏名】池谷 昭洋

【要約】 【課題】大型物品陳列棚の運搬コストを低減すると共に、組み立てを容易にする。

【解決手段】棚の前側左右杆20および後側左右杆22の端部を、1対の前側支柱12および1対の後側支柱14に、所定高さで脱着することにより、前記棚の高さを変更自在とした棚装置10において、前側支柱12と後側支柱14の間において、複数の枠体16を前後に重ね合わせ、前側支柱12の後部、および後側支柱14の前部に、前記枠体16の前部および後部をそれぞれ取り付けることにより、左右の支柱パネルを形成し、更に左右の支柱パネルの前側支柱12および後側支柱14に、前側左右杆20および後側左右杆22の端部を取り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 棚の前側左右杆および後側左右杆の端部を1対の前側支柱および1対の後側支柱に所定高さで脱着することにより、前記棚の高さを変更自在とした棚装置において、前側支柱と後側支柱の間において、複数の枠体を上下に重ね合わせ、前側支柱の後部および後側支柱の前部に、前記枠体の前部および後部をそれぞれ取り付けることにより、左右の支柱パネルを形成し、かつ左右の支柱パネルの前側支柱および後側支柱に、前側左右杆および後側左右杆の端部を取り付けたことを特徴とする棚装置。
【請求項2】 複数の枠体の上下杆同士を、上下に当接させてなる請求項1記載の棚装置。
【請求項3】 枠体が、上下杆と、該上下杆の端部同士を接続する前後杆と、該前後杆に渡架された傾斜杆とから成る、請求項1または2記載の棚装置。
【請求項4】 枠体の前後杆のうちの少なくとも一方を左右から挟持する挟持片を、前後支柱のいずれかに設けた、請求項1〜3のいずれかに記載の棚装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棚装置に関し、特に大型の物品陳列用棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホームセンター等では、商品の大型化に伴い、商品陳列用の棚も大型化している。そのため、商品の入れ替えに伴う棚の変更に手間がかかっている。特に支柱パネルには、当初、横材と斜め材との形態で供給され、これらを、ボルトとナット等により組み立てるようになっているものと、予め溶接により一体化されたパネル体として供給されるものとの2種類がある。
【0003】前者の部品の形で供給されるパネル体では、ボルトとナットによる組み立て作業に手間がかかるが、組み立て部品の運搬は簡単である。一方、予め溶接により一体化されたパネル体は、施工上の手間は簡単であるが、かさばるので運搬コストが高いという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記双方のタイプのパネル体の欠点を解決するためになされたもので、施工に時間がかからず、運搬時にかさばらず、かつ低コストで運搬が可能な棚装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)棚の前側左右杆および後側左右杆の端部を1対の前側支柱および1対の後側支柱に所定高さで脱着することにより、前記棚の高さを変更自在とした棚装置において、前側支柱と後側支柱の間において、複数の枠体を上下に重ね合わせ、前側支柱の後部および後側支柱の前部に、前記枠体の前部および後部をそれぞれ取り付けることにより、左右の支柱パネルを形成し、かつ左右の支柱パネルの前側支柱および後側支柱に、前側左右杆および後側左右杆の端部を取り付ける。
【0006】(2)上記(1)項において、複数の枠体の上下杆同士を、上下に当接させる。
【0007】(3)上記(1)項または(2)項において、枠体は、上下杆と、該上下杆の端部同士を接続する前後杆と、該前後杆に渡架された傾斜杆とから成るものとする。
【0008】(4)上記(1)〜(3)項において、枠体の前後杆のうちの少なくとも一方を左右から挟持する挟持片を、前後支柱のいずれかに設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる棚装置(10)は、図1に示すように、前側支柱(12)と、後側支柱(14)と、前側支柱(12)と後側支柱(14)との間に設けた上下に重ねられた複数の枠体(16)とからなる左右の支柱パネル、および左右の支柱パネルの間に、水平に取り付けられた前側および後側左右杆(20)(22)とから成っている。
【0010】両支柱(12)(14)の前面には、図1に示すように、逆八の字形をした係止孔(24)が、上下に所定間隔を隔てて設けられ、更に、図4に示すように、所定位置に丸孔(26)が穿設されている。
【0011】前後支柱(12)(14)は、図6によく示されているように、断面がほぼ台形をしたチャンネル部材であり、台形の頂部から、底部とは反対方向に、互いに平行をなす挟持片(28)が延びている。また、平行挟持片(28)には、図5に示すような枠体(16)の取り付けのためのボルト孔(30)が、所定間隔毎に設けられている。
【0012】各枠体(16)は、図1および図2に示すように、上下横杆(32)(34)と、前後縦杆(36)(38)と、前後縦杆(36)(38)の端部近くにて、ほぼ対角方向に配置された斜め材(40)とから構成され、全体に矩形となるよう、溶接により一体的に構成されている。枠体(16)は、陳列する商品の大きさに応じて、所定数を、前後支柱(12)(14)の間において、上下に重ね合わせて取り付けるようになっている。
【0013】前後支柱(12)(14)と枠体(16)の前後縦杆(36)(38)との取り付けは、次のようにして行われる。
【0014】図6及び図7に示すように、枠体(16)の前側縦杆(36)は、前側支柱(12)より後方に延びる挟持片(28)に嵌合された状態で、挟持片(28)に設けたボルト孔(30)にボルト(42)を通し、ナット(44)を締めることによって、枠体(16)の前側縦杆(36)と前側支柱(12)とを固定する。このような固定を、2カ所で行う。
【0015】次に、枠体(16)の後側縦杆(38)と後側支柱(14)とは、後側支柱(14)の内部から前面に設けられたボルト孔を貫通し、更に枠体(16)の後側縦杆(38)を貫通するボルトを、枠体(14)の内側からナット締めすることにより固定される。このような固定も、2カ所で行う。
【0016】このように、枠体(14)の一方は、支柱(12)(14)の一方の挟持片(28)に係合された状態でネジ止めされ、上下方向に次々と枠体(14)を重ね合わせることにより、任意の高さの左右支柱パネルが短時間のうちに構成される。
【0017】このように、左右パネルを形成した後、前側左右杆(20)および後側左右杆(22)の端部を、左右支柱パネルの前側支柱(12)および後側支柱(14)に取り付けることにより棚枠全体が形成され、その後、前側および後側左右杆(20)(22)に棚板(46)を載せて棚を完成する。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、枠体は、予め一体的に製造されているが、その大きさに応じて、適宜上下に重ねることができるので、従来の支柱パネルと比較して、運搬にコストがかからず、かつ組み立てにも手間がかからない。
【出願人】 【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
【出願日】 平成9年(1997)12月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外1名)
【公開番号】 特開平11−187940
【公開日】 平成11年(1999)7月13日
【出願番号】 特願平9−359766