| 【発明の名称】 |
トレーの引き出し装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】浮 田 英 政
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上下方向に昇降自在としたキャビネットの天板下面に出入自在に支持されたトレーを引き出し途中で略水平姿勢で一旦停止させ、さらに最大引き出し時で前端が下方に位置する傾斜姿勢で停止させ、傾斜姿勢から前端を持ち上げて天板下面より取り外し可能とした事を特徴とするトレーの引き出し装置。 【請求項2】 下端部に支持突条が前後方向に形成された合成樹脂製のトレー受け材と、前記支持突条に左右両側端部が前後方向に出入自在に支持された合成樹脂製のトレーより構成されるトレーの引き出し装置において、前記支持突条の前端部に上方に突出するストッパー受けが一体に形成される一方、トレーの側端の後端部に、トレーの最大引き出し時に前記ストッパー受けに当接する第2ストッパーが下方に突出して一体に形成されると共に、第2ストッパーの所定寸法前方に、トレーの引き出し途中で前記ストッパー受けに当接する第1ストッパーが、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出して一体に形成され、さらに、第1ストッパーがストッパー受けに当接した状態で、トレーを略水平状態に維持する水平支持突起が、第1ストッパーの後方でかつ第2ストッパーの前方に位置して一体に形成され、トレーの引き出し姿勢を略水平姿勢と傾斜姿勢の2段階姿勢とした事を特徴とするトレーの引き出し装置。 【請求項3】 下端部に支持突条が前後方向に形成された合成樹脂製のトレー受け材と、前記支持突条に左右両側端部が前後方向に出入自在に支持された合成樹脂製のトレーより構成されるトレーの引き出し装置において、前記支持突条の前端部に上方に突出するストッパー受けが一体に形成される一方、トレーの側端の後端部に、トレーの最大引き出し時に前記ストッパー受けに当接する第2ストッパーが下方に突出して一体に形成されると共に、第2ストッパーの所定寸法前方に、トレーの引き出し途中で前記ストッパー受けに当接する第1ストッパーが、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出して一体に形成され、さらに、第1ストッパーがストッパー受けに当接した状態で、トレーを略水平状態に維持する水平支持突起が、第1ストッパーの後方でトレー受け材に一体に形成され、トレーの引き出し姿勢を略水平姿勢と傾斜姿勢の2段階姿勢とした事を特徴とするトレーの引き出し装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、キャビネットにおいて、昇降自在となしたの天板下面に、出入自在に取付られるトレーの引き出し装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、キャビネットにおいて、昇降自在となした天板下面に出入自在に設けられるトレーは、児童であっても天板の昇降操作が容易に行い得るよう、軽量に製作される必要から、比較的厚みを薄くした合成樹脂材で形成されていた。この為、トレーを後部まで引き出すと、強度的に十分ではないので、水平状態に支持する事ができず、前端部が下方に傾斜した状態となっていた。即ち、トレーの引き出し操作において、トレーを勢よく最大引き出すと、傾斜時に収納物がトレー外に飛び出す事があったり、不測に抜き出されて収納物が散乱したりする場合があり、使用勝手が悪かった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、トレーの急激な引き出しを防止し、収納物の使用頻度に合わせてトレーの引き出し量と引き出し姿勢を変える事により、収納物の確認、トレーの抜き出し操作時の確認を容易にする事ができるトレーの引き出し装置を提供する事を課題とする。 【0004】 【課題を解決する為の手段】 そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、キャビネットにおいて、上下方向に昇降自在とした天板下面に出入自在に支持されたトレーを引き出し途中で略水平姿勢で一旦停止させ、さらに最大引き出し時で前端が下方に位置する傾斜姿勢で停止させ、傾斜姿勢から前端を持ち上げて天板下面より取り外し可能としたものである。 【0005】又、本発明が第二の手段として構成したところは、下端部に支持突条が前後方向に形成された合成樹脂製のトレー受け材と、前記支持突条に左右両側端部が前後方向に出入自在に支持された合成樹脂製のトレーより構成されるトレーの引き出し装置において、前記支持突条の前端部に上方に突出するストッパー受けが一体に形成される一方、トレーの側端の後端部に、トレーの最大引き出し時に前記ストッパー受けに当接する第2ストッパーが下方に突出して一体に形成されると共に、第2ストッパーの所定寸法前方に、トレーの引き出し途中で前記ストッパー受けに当接する第1ストッパーが、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出して一体に形成され、さらに、第1ストッパーがストッパー受けに当接した状態で、トレーを略水平状態に維持する水平支持突起が、第1ストッパーの後方でかつ第2ストッパーの前方に位置して一体に形成され、トレーの引き出し姿勢を略水平姿勢と傾斜姿勢の2段階姿勢としたものである。 【0006】又、本発明が第三の手段として構成したところは、下端部に支持突条が前後方向に形成された合成樹脂製のトレー受け材と、前記支持突条に左右両側端部が前後方向に出入自在に支持された合成樹脂製のトレーより構成されるトレーの引き出し装置において、前記支持突条の前端部に上方に突出するストッパー受けが一体に形成される一方、トレーの側端の後端部に、トレーの最大引き出し時に前記ストッパー受けに当接する第2ストッパーが下方に突出して一体に形成されると共に、第2ストッパーの所定寸法前方に、トレーの引き出し途中で前記ストッパー受けに当接する第1ストッパーが、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出して一体に形成され、さらに、第1ストッパーがストッパー受けに当接した状態で、トレーを略水平状態に維持する水平支持突起が、トレー受け材に一体に形成され、トレーの引き出し姿勢を略水平姿勢と傾斜姿勢の2段階姿勢としたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】キャビネットにおいて昇降自在として天板左右端部下面に配設され、下端部に支持突条が前後方向に形成された合成樹脂製のトレー受け材と、前記支持突条に左右両側端部が前後方向に出入自在に支持された合成樹脂製のトレーより構成されるトレーの引き出し装置において、前記支持突条の前端部に上方に突出するストッパー受けが一体に形成される一方、トレーの側端の後端部に、トレーの最大引き出し時に前記ストッパー受けに当接する第2ストッパーが下方に突出して一体に形成されると共に、第2ストッパーの所定寸法前方に、トレーの引き出し途中で前記ストッパー受けに当接する第1ストッパーが、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出して一体に形成され、さらに、第1ストッパーがストッパー受けに当接した状態で、トレーを略水平状態に維持する水平支持突起が、第1ストッパーの後方でかつ第2ストッパーの前方に位置して一体に形成され、トレーの引き出し姿勢を略水平姿勢と傾斜姿勢の2段階姿勢としたものである。 【0008】 【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1から図6に基づいて詳述する。図2において、符号1は下面4隅にキャスター11・・・を有するキャビネットを示し、キャビネット1はキャビネット本体10に出入自在に配設された、上下3段の引き出し12・・・と、キャビネット本体10に対し左右側端部で、前後方向の中央部に配設された左右支持脚13、13と、左右支持脚13、13の上端と連結された天板14と、天板14の下面の左右側端部に配設されたトレー受け材3、3(図1、図3〜図5に示す。)と、トレー受け材3、3に出入自在に支持されたトレー2より構成されている。 【0009】支持脚13、13はキャビネット本体10に、上下方向に出入自在に保持されており、支持脚13、13が最も上方に突出した状態(図2に示す状態)で、天板14が机の天板(図示せず。)と同一高さに維持され、最も下方に下がった状態でトレー2の下面と最上段の引き出し12の上面と若干の隙間を有する高さで天板14が維持され、この状態でキャビネット1は机の天板(図示せず。)の下方で収納自在となる。 【0010】トレー2は、正面板部21、左右側板部22、22、底板部23、後板部24より上方が開放された状態で、合成樹脂材にて一体に形成されている。そして、底板部23の前後方向所定位置には、左右方向全幅にわたって上方に突出する前後仕切り部25、26が一体に形成され、左右側板部22、22の上端部には、外方に突出する外向き突条5と、外向き突条5の外側端部から上方に突出する上向き突条51が一体に形成されている。 【0011】又、正面板部21には、左右方向中央部で上面が開口し、天板14の左右方向中央部の前端部下面に形成された、キャビネット1を移動する際把手となる引手凹部141に連続する案内凹部211が形成され、案内凹部211の前端部を下方に突出せしめた下向き突条212が形成され、案内凹部211の下方をトレー2の引き出し時の手掛かり凹部213としている。 【0012】一方、外向き突条5には、その後端部を一体に下方に突出せしめて、トレー受け材3、3に形成された後記するストッパー受け311に引き出し時に当接する第2ストッパー52が形成され、上向き突条51には、第2ストッパー52のやや前方に位置して上方に突出する水平支持突起521が形成され、又、外向き突条5には水平支持突起521の前方に位置し、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出する第1ストッパー53が一体に形成されている。 【0013】トレー受け材3、3は合成樹脂材より対向する同形に形成されているので一方側についてのみ説明する。トレー受け材3は、天板14の下面にタッカー等にて連結される取付部30と、取付部30の所定寸法(トレー2の第2ストッパー52、上向き突条51、水平支持突起521が嵌入する寸法よりやや大きめの寸法)下方に取付部30と平行に位置する支持突条31と、支持突条31と取付部30を一体化する側壁32より一体に形成され、支持突条31の前後端部には取付部30側に向かって上方に突出するストッパー受け311、311が形成されている。尚、ストッパー受け311、311が前後端部に対向して形成されているのは、トレー受け材3を左右共通部材として使用するためである。 【0014】次に、第2実施例を図6、図7に基づいて説明する。第2実施例は、第1実施例の水平支持突起521に代わりトレー2の上向き突条51の上端に近接する、水平支持突条300をトレー受け材3の取付部30の前後方向略中央部に下方に突出して形成し、第1ストッパー53がストッパー受け311の後端に衝突した状態で、トレー2の後板部24の上端が水平支持突条300に当接してトレーを略水平姿勢に支持する構成としている。 【0015】本発明は上記の如く形成されているので、トレー2が天板14の下面に収納された状態(図1に示すように、第2ストッパー52の下面が支持突条31の上面に接触し、外向き突条51の下面がストッパー受け311の上面に接触した状態)から、トレー2を引き出すと、第1ストッパー53がストッパー受け311の後端に衝突し一旦停止する。この状態で、外向き突条51の下面がストッパー受け311の上面に接触し、トレー2の前端部の重みによって、後部がやや浮き上がり、水平支持突起521の上面が取付部30の下面に当接(第2実施例では、トレー2の後板部24の上端が水平支持突条300に当接)して、トレー2を略水平姿勢に維持し(図4、図6に示す状態)、トレー2の前半部分に収納された使用頻度の高い収納物の使用が可能になる。すなわち、引き出し操作が頻繁に行われる場合であっても、一旦移動が停止した状態となるので、急激にひきだされて、トレー2が落下したりする恐れは回避される。 【0016】又、トレー2の後部に収納された使用頻度の少ない物品を取り出したり、あるいは、収納物品の確認を行う場合は、上記の状態からトレー2の正面板部21をやや持ち上げて、第1ストッパー53をストッパー受け311の上方に位置せしめた状態を維持しながらトレー2を前方に引き出すと、やがて、第2ストッパー52がストッパー受け311に当接し、移動が停止し、トレー2が最大引き出された状態となり、トレー2の後板部24がトレー受け台3の取付部30の下面に当接し、トレー2が傾斜した状態が維持される。(図5に示す状態) この状態でトレー2の前端が下方に位置する状態で傾斜しているので、上方からトレー2の後端部まで視覚でき、収納物の確認、取り出しが容易となる。 【0017】さらに、トレー2を天板下面より完全に抜き出す場合は、トレー2の正面板部21をやや持ち上げて、第2ストッパー53をストッパー受け311の上方に位置せしめた状態を維持しながらトレー2を前方に引き出してぬきだし、天板14上に載置する等して使用する。 【0018】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、上下方向に昇降自在としたキャビネットの天板下面に出入自在に支持されたトレーを引き出し途中で略水平姿勢で一旦停止させ、さらに最大引き出し時で前端が下方に位置する傾斜姿勢で停止させ、傾斜姿勢から前端を持ち上げて天板下面より取り外し可能とした事により、トレーを急激に引き出しても引き出し途中で一旦停止するので、(停止しなくても、引き出し段階が感触で知覚することができるので)不測に抜き出されて収納物が散乱したりすることがなく。又、使用頻度の多いもの、あるいは殆ど使用しない物品に応じて、引き出し姿勢を選択できるので使用勝手がすぐれている。さらに、請求項2に記載の発明によれば、下端部に支持突条が前後方向に形成されたトレー受け材と、前記支持突条に左右両側端部が前後方向に出入自在に支持されたトレーより構成されるトレーの引き出し装置において、前記支持突条の前端部に上方に突出するストッパー受けが一体に形成される一方、トレーの側端の後端部に、トレーの最大引き出し時に前記ストッパー受けに当接する第2ストッパーが下方に突出して一体に形成されると共に、第2ストッパーの所定寸法前方に、トレーの引き出し途中で前記ストッパー受けに当接する第1ストッパーが、第2ストッパーより小さい寸法で下方に突出して一体に形成され、さらに、第1ストッパーがストッパー受けに当接した状態で、トレーを略水平状態に維持する水平支持突起が、第1ストッパーの後方でかつ第2ストッパーの前方に位置して一体に形成され、(第2実施例では水平支持突条をトレー受け材と一体に形成し)トレーの引き出し姿勢を傾斜姿勢と略水平姿勢の2段階姿勢としたので、前記効果に加え、トレー等の成形時に第1ストッパー等が同時に形成されるので、製作が容易で、安価である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000125990 【氏名又は名称】株式会社くろがね工作所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月6日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−103955 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−290330 |
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