| 【発明の名称】 |
テーブル |
| 【発明者】 |
【氏名】大坪 栄三
【氏名】高戸 博史
【氏名】中村 圭子
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| 【要約】 |
【課題】複数枚の天板を用い、これらの組み合わせ位置を任意に変更して各種の使用態様を選択可能とすること。
【解決手段】脚柱15の上部に天板13を配置してテーブル10が構成されている。天板13は、主天板11と、この主天板11よりも平面サイズが小さな補助天板12により構成されている。主天板11の裏面側にはクランク型形状のブラケット14が取り付け位置を変更可能且つ着脱可能に配置されている。このブラケット14は、軸線位置が異なる第1及び第2の軸部30,33を備えており、第2の軸部33は主天板11の湾曲縁11A及び後端縁11Bより外側に突き出る突出領域を形成し、この突出した領域に補助天板12が支持可能に設けられている。主天板11に対するブラケット14の取り付け面を変更することによって、補助天板12は主天板11と同一平面に設定できる他、これより上方及び下方位置に設定可能となっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持体の上部に天板を備えてなるテーブルにおいて、前記天板は主天板と補助天板との分割型に構成され、前記主天板の裏面側に、当該主天板の端部より外側に突き出る突出領域を有し当該突出領域に補助天板を支持可能とする複数の取り付け面を備えたブラケットを設け、このブラケットの取り付け面を変更して前記補助天板が主天板と同一平面位置と、当該主天板と異なる平面位置に配置可能に設けられていることを特徴とするテーブル。 【請求項2】 前記ブラケットは前記主天板の裏面側に固定される第1の軸部と、この第1の軸部の一端に連設されるとともに当該第1の軸部の軸線と交差する方向に延出する屈曲部と、この屈曲部の先端に連設されるとともに前記第1の軸部と略平行に延びて前記突出領域を形成する第2の軸部とからなり、前記第1及び第2の軸部には、ねじ挿入穴が各取り付け面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のテーブル。 【請求項3】 前記主天板の前端縁は、前端中央部が前端両側部に対して凹んだ湾曲縁に設けられ、前記補助天板は、前記湾曲縁に沿う後端縁と、この後端縁の両端間を結ぶ方向に延びる前端縁とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のテーブル。 【請求項4】 前記ブラケットは、前記突出領域が主天板の前端縁及び後端縁から選択的に突出する状態で主天板の裏面側に固定されることを特徴とする請求項1,2又は3記載のテーブル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はテーブルに係り、更に詳しくは、天板を複数枚の分割型に構成して天板全体の平面形状若しくは立体形状を種々選択することのできるテーブルに関する。 【0002】 【従来の技術】一般的なテーブル若しくは机は、一枚の天板と、脚柱若しくは側壁等からなる支持体とを備えて構成されている。この種のテーブル若しくは机においては、通常の場合、天板の上面高さ位置が一定に設けられており、高さ位置調整を可能とする場合には、天板が全体として上下に昇降できるのみである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従って、従来のテーブル若しくは机にあっては、天板自体の平面形状を変更したり、一部の天板の高さを変更して天板の立体的な利用形態を選択することができない。そのため、天板の上方空間を立体的に利用する場合には、多段型の棚板等を別途に載置することでこれに対応しているのが実情である。換言すれば、従来のテーブルにあっては、設置環境、使用環境等に応じて形態を変化させることができず、個性化された独特のテーブルを個々に購入しなければならないため、その導入コストも非常に高いものとなる。 【0004】 【発明の目的】そこで、本発明の目的は、天板の平面形状を必要に応じて任意に変更することのできるテーブルを提供することにある。 【0005】本発明の他の目的は、一部の天板の高さを変更できるようにして多段型とすることができ、選択可能な利用形態に、より多くのバリエーションを付与することのできるテーブルを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、支持体の上部に天板を備えてなるテーブルにおいて、前記天板は主天板と補助天板との分割型に構成され、前記主天板の裏面側に、当該主天板の端部より外側に突き出る突出領域を有し当該突出領域に補助天板を支持可能とする複数の取り付け面を備えたブラケットを設け、このブラケットの取り付け面を変更して前記補助天板が主天板と同一平面位置と、当該主天板と異なる平面位置に配置可能に設けられる、という構成を採っている。このような構成によれば、ブラケットを介して補助天板を支持した状態で、当該補助天板と主天板とによって単一の天板を形成することができる。そして、ブラケットの取り付け位置を変更して補助天板の位置を変更できる他、ブラケットを主天板の裏面側から取り外して補助天板の取り外しも行うこともでき、この取り外しによって天板を主天板のみによって構成された平面形状に変化させることが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明におけるブラケットは前記主天板の裏面側に固定される第1の軸部と、この第1の軸部の一端に連設されるとともに当該第1の軸部の軸線と交差する方向に延出する屈曲部と、この屈曲部の先端に連設されるとともに前記第1の軸部と略平行に延びて前記突出領域を形成する第2の軸部とからなり、前記第1及び第2の軸部には、ねじ挿入穴が各取り付け面に設けられる、という構成を採るとよい。このように構成すると、主天板の裏面に接するブラケットの面を変更することで、突出領域の高さ位置が主天板に対して上位若しくは下位となって補助天板の段替えを行うことができ、天板の上下領域を立体的に利用することが可能となる。 【0008】前記主天板の前端縁は、前端中央部が前端両側部に対して凹んだ湾曲縁に設けられ、前記補助天板は、前記湾曲縁に沿う後端縁と、この後端縁の両端間を結ぶ方向に延びる前端縁とを備えた形状に設けるとよい。この構成によれば、主天板と補助天板とが略同一平面に設定されたときに、全体としてまとまりのある一枚の天板が形成されたような外観形態とすることができる一方、補助天板が段替えされたときに、天板の上下各空間を立体的に利用できる他、補助天板と主天板との間に形成される隙間を通じて電源ケーブル等の配線引き回しを体裁よく行うことができる。 【0009】また、前記ブラケットは、前記突出領域が主天板の前端縁及び後端縁から選択的に突出する状態で主天板の裏面側に固定されている。これによれば、補助天板を主天板の手前側と後端側とに選択的に取り付けできるようになり、テーブル全体としての外観形状を大きく変化させることができる。 【0010】なお、本明細書における「テーブル」とは、載置台の他、机をも含む広い概念として用いられる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。 【0012】図1ないし図4には本実施例に係るテーブルの第1の使用態様が示されている。ここで、図1はテーブルの外観斜視図を示し、図2及び図3はテーブルの正面図及び側面図をそれぞれ示している。また、図4は、前記テーブルの前後位置を反転した状態の分解斜視図を示している。これらの図において、テーブル10は、主天板11と、当該主天板11と略同一平面高さに設けられた補助天板12とからなる天板13と、主天板11の裏面側に着脱自在に配置されて補助天板12を支持する二個のブラケット14と、前記主天板11の各コーナー近傍の裏面側に配置されて主天板11を支持する支持体としての四本の脚柱15とを備えて構成されている。 【0013】前記天板13は、上面から見て、左右幅が前後幅に対して長寸となる略長方形をなしており、主天板11は、その前端縁における中央部が前端両側部に対して奥行側に位置する湾曲縁11Aとして形成され、これによって、主天板11は、その前端部領域が緩やかに平面的に凹んだ形状に設けられている。この一方、補助天板12は、前記湾曲縁11Aに沿う後端縁12Aと、この後端縁12Aの両端間を結ぶ方向に延びる前端縁12Bとを備え、上面から見て、弦月に近似した形状に設けられている。 【0014】前記脚柱15は、下端側にキャスター16をそれぞれ備えて構成されている。この脚柱15は、図4に示されるように、左右両側における前後の脚柱15,15の上端間が角柱パイプ材からなる第1の連結フレーム20を介して相互に連結され、これらの各第1の連結フレーム20,20間は角柱材からなる第2の連結フレーム21によって相互に連結されている。第2の連結フレーム21は、その両端が第1の連結フレーム20の外側面から挿入されるねじ22によって固定されている。 【0015】前記第1の連結フレーム20の前後二箇所位置には上下方向に貫通する穴23,23がそれぞれ形成されている。これらの穴23の下方からは、ねじ25が挿入されるようになっており、このねじ25の先端側が主天板11の裏面に形成されたねじ穴26にねじ込み可能となっている。 【0016】前記ブラケット14は角柱パイプ材により構成されている。具体的には、図4ないし図6に示されるように、主天板11の裏面側に固定される第1の軸部30と、この第1の軸部30の一端側から所定角度傾斜した方向に連設された屈曲部31と、この屈曲部31の先端に連設されるとともに、前記第1の軸部30と略平行に設けられて前記補助天板12を支持可能な突出領域をなす第2の軸部33とにより構成され、全体的に見てクランク型形状に設けられている。ここで、ブラケット14は、第2の軸部33が主天板11の前端縁をなす湾曲縁11A又は後端縁11Bから選択的に突出する状態で主天板11の裏面に固定可能に設けられている。 【0017】これを更に詳述すると、第1の軸部30には軸方向二箇所位置にねじ挿入用の貫通穴30Aが形成されている一方、第2の軸部33には軸方向一箇所位置にねじ挿入用の貫通穴33Aが形成されている。各軸部30,33は、それらの外周面が取り付け面として形成され、この取り付け面位置を適宜変更することによって補助天板12の位置変更が可能となっている。また、前記貫通穴30A及び33Aは、各軸部30,33の各面にそれぞれ形成されており、貫通穴30Aには、下方からねじ35が挿入されて当該ねじ35の先端側が主天板11の裏面側に形成されたねじ穴36にねじ込み可能となっている。また、貫通穴33Aにはねじ37が挿入され、このねじ37の先端側は補助天板12の裏面側に形成されたねじ穴38にねじ込み可能に設けられ、これによって、ブラケット14は、第1の軸部30が主天板11の裏面側に固定された時に、第2の軸部33が主天板11から突出した位置で補助天板12を支持することとなる。なお、図4においては、ブラケット14が第2の連結フレーム21の後方側位置に配置された分解状態を示しているが、ブラケット14は、第2の連結フレーム21の図4中手前側に位置するように配置することもでき、その状態で、ブラケット14の突出領域である第2の軸部33が主天板11の後端縁11Bよりも外側に突き出るようになっている。 【0018】次に、前記テーブル10の第2の使用態様について、図7ないし図10を参照しながら説明する。この第2の使用態様は、前記ブラケット14における第1の軸部30の取り付け面を略90度変更して主天板11の裏面側に固定し、第2の軸部33が主天板11よりも上方位置となるように設けたものである。その他の構成は第1の使用態様と同一である。 【0019】従って、このような第2の使用態様におけるテーブル10は、補助天板12が主天板11に対して面高さを上昇した状態で用いることができる。なお、この使用態様におけるテーブル10は、補助天板12の前端縁12Bが壁面に密着する状態で配置するとよい。これにより、主天板11と補助天板12との間に図示しない電源ケーブル等を体裁よく引き回すことができる。 【0020】図11には、前記テーブル10の第3の使用態様が示されている。この使用態様においては、ブラケット14が主天板11の後方側に付け替えられている。そして、ブラケット14の第2の軸部33領域を主天板11の後端縁11Bから外側に突出させ、この突出領域に補助天板12を第1の使用態様と同様の要領にて固定したものである。この構成においては、主天板11の後端縁11Bより後方に補助天板12が同一平面にて突出する一方、主天板11の湾曲縁11A側が緩やかに凹んだ外観形態となる。 【0021】また、図12には、第3の使用態様の変形的態様となる第4の使用態様が示されている。この態様は、ブラケット14の取り付け面を第2の使用態様で示す位置から略90度変更して第2の軸部33を主天板11よりも高い位置に設けて補助天板12の高さ位置を主天板11よりも上方位置としたものであり、その他の構成は前記各態様と同一となっている。 【0022】更に、図13には、第5の使用態様が示されている。この使用態様は、第1の使用態様の変形的態様であり、ブラケット14の取り付け面が第1の使用態様に示される位置から略90度回転した位置に変更され、第2の軸部33位置が主天板11よりも低い位置となるように設定されたものである。従って、補助天板12の位置は主天板11よりも低位置に設定されることとなり、特に、補助天板12の上面にキーボード等を置いて入力操作するに適したものとなる。 【0023】なお、図示省略しているが、ブラケット14を主天板11の後方側に設け、当該主天板11の後端縁11Bの後方位置で補助天板12が主天板11よりも低位置となるような第6の使用態様も選択可能である。 【0024】従って、このような実施例の構成によれば、主天板11に対する補助天板12の相対位置を適宜変更した状態でテーブル10を用いることができるようになり、使用のニーズに合せた各種のバリエーションを選択することが可能となる。特に、主天板11に対する補助天板12の高さを異ならせた状態では、主天板11上にOA機器等を搭載したときに、主天板11と補助天板12との間の空間に電源コード類を通すことができ、ケーブル引き回しを体裁よく容易に行うことができる。また、第3及び第4の使用態様においては、主天板11の手前側に凹みが形成されるため、主天板11上にキーボード等を搭載して入力操作をする場合に、キーボードとオペレータとの位置的接近を図ることができるので、入力操作を比較的楽な姿勢で行うことができる。また、補助天板12はブラケット14と共に取り外しておき、主天板11のみで天板を構成する利用もでき、前述した使用各態様と合せて合計7種の利用態様が選択可能となる。 【0025】なお、前記実施例では、補助天板12が主天板11の前後に配置可能となる構成について図示説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、主天板11の左右両側に配置される場合にも適用可能である。この場合、前後の脚柱15上端間に配置された第1のフレームを設けずに、各脚柱15の上端側が主天板11の裏面に直接固定できるようにし、且つ、ブラケット14を固定するねじ穴を増設すればよい。また、主天板11を支持する脚柱15に代えて、左右一対となる側壁によって主天板11を支持する構成も採用することができる。 【0026】更に、前記実施例では、天板13が二分割型として構成された場合を図示、説明したが、必要に応じて分割数を増加させてもよい。また、主天板11及び補助天板12の相対形状も前記実施例に限定されるものでなく、デザイン的整合が図れる限りにおいて、それらの形状を変更することができる。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、主天板の裏面側にブラケットを取り付け位置変更可能に設けるとともに、このブラケットの一部を主天板の端部より外側に突き出るようにして補助天板を支持可能としたから、補助天板を支持した状態で、当該補助天板と主天板とによって単一の天板を形成することができる他、ブラケットの取り付け位置を変更して補助天板の位置を変更することが可能となる等、種々の形状を任意に選択することができる。 【0028】また、ブラケットを角柱パイプ材により構成するとともに、軸線位置が異なる第1及び第2の軸部を設け、且つ、これらの軸部の各面にねじ挿入穴を設けたから、主天板の裏面に接するブラケットの取り付け面を変更することで、突出領域の高さ位置が主天板に対して上位若しくは下位となって補助天板の段替えを行うことができ、天板の上下領域を立体的に利用することが可能となる。 【0029】更に、主天板の前端縁を、その中央部が前端両側部に対して凹んだ湾曲縁とし、この平面的に凹んだ領域内に補助天板が収まるように形成したから、主天板と補助天板とが略同一平面に設定されたときに、全体としてまとまりのある一枚の天板が形成されたような外観形態とすることができる一方、補助天板が段替えされたときに、天板の上下各空間を立体的に利用できる他、補助天板と主天板との間に形成される隙間を通じて電源ケーブル等の配線引き回しを体裁よく行うことができる。 【0030】また、前記ブラケットは、前記突出領域が主天板の前端縁及び後端縁から選択的に突出する状態で主天板の裏面側に固定できるので、補助天板を主天板の手前側と後端側とに選択的に取り付けできるようになり、テーブル全体としての外観形状を大きく変化させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月28日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山口 義雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−42122 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−217981 |
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