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【発明の名称】 食事を施設内で配膳する方法及び装置
【発明者】 【氏名】ヴィオリ ジャン−シャルル

【氏名】ヴィオリ レーモン

【氏名】フェルビュス ジャン−フランソワ

【要約】 【課題】本発明は施設での食事配膳に関し、熱く食べられるべき食料用の部分と冷たく食べられるべき食料用の部分とを有するトレイに予め食事を用意し、食事を取る人への配膳の間に中断のない冷却を可能とすることを目的とする。

【解決手段】食事は施設厨房で個人用トレイ(1)に設置される。個人用トレイ(1)は、熱くして食べられるべき食料を担い、熱絶縁性覆い(2)により覆われる第1の部分(3)と、冷たくして食べられるべき食料を担う第2の部分(130)とを有する。個人用トレイ(1)は熱絶縁性筐体により食事が取られるべき場所まで搬送され、熱絶縁性筐体を有する局所個人用ユニット(23)へ配膳される。各個人用ユニット(23)は、電磁石(45)により作動され、覆いの電気的加熱素子(18)へ電気的に接続された覆い(2)上の外部端子に接触する引き込み可能接触端子(29、30)を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取り外し可能な絶縁性覆い(2)により覆われるよう適合された熱くして食べられるべき食料のための第1の部分(3)を有する搬送可能トレイ(1)上に用意された食料を格納しパッケージングする、−アクセス扉(25)を有する熱絶縁性周囲壁(24)により画成され、前記トレイ(1)をその絶縁性覆い(2)と共に収容し支持するよう形成された閉じ筐体(23)と、−該筐体を、食料を格納するのに適切な冷却温度に維持するよう適合された冷却器ユニット(37)と、−前記覆い(2)の内面及び/又は前記トレイ(1)の前記第1の部分(3)に収納され、前記覆い(2)、前記トレイ(1)、及びトレイが収容する食料の間の内部空間(4)を選択的に加熱するよう適合された加熱源(18)と、−食料が食べられる直前に前記内部空間(4)及びそこに収容された食料のプログラムされた加熱を行う制御手段(28)を有し、外部エネルギー供給源(27)から前記加熱源(18)へエネルギーを伝送する伝送手段(26)とを備える装置であって、前記筐体(23)の寸法及び形状は、1又は2の食事トレイ(1)のみをその絶縁覆い(2)と共に収容及び支持し得るようにされ、食事時間にユーザにより直接的にアクセスされ得るようユーザの直近に配置される個人用食事冷却加熱ユニットを構成することを特徴とする装置。
【請求項2】 前記個人用ユニット(23)は略平行六面体形状であり、小さい方の面の一方を閉じるアクセス扉(25)が設けられ、大きい方の面(42、43)の内面に横方向スライド(41)が設けられ、大きい方の面(42,43)の間の距離は個人用トレイ(1)を縦方向に挿入するのに適し、個人用トレイ(1)の横方向幅広リム(44)は前記横方向スライド(41)に係合することを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】 前記個人用ユニット(23)は、覆い(2)が取り付けられた個人用トレイ(1)の高さよりも大きな高さ(H)を有し、前記トレイ支持横方向スライド(41)は筐体の上部に配置され、飲料等の冷却されるべき他の物品を収容するよう形成された利用可能な下部筐体空間を残すことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項4】 前記個人用ユニット(23)は、フレーム(40)によりキャスター上に担持され、病院ベッドの脇に設置されるベッドサイドテーブルを構成するのに適した寸法の略六面体形状を有することを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項5】 −前記覆い(2)は、熱絶縁性外部層(13)と、熱を伝導する金属底部拡散層(14)とを備え、−前記トレイ(1)は、周縁及び底部外表面を構成し、少なくとも前記覆い(2)を受容する部分において熱伝導性金属頂部拡散層(11)により覆われた熱絶縁基本構造(6)を備え、−トレイの前記頂部拡散層(11)は前記内部空間(4)の周縁において前記覆い(2)の底部拡散層(14)と接触することを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項6】 前記拡散層(11、14)はその露出面を黒色テトラフルオロエチレン又は黒色エナメルで覆われたことを特徴とする請求項5記載の装置。
【請求項7】 前記内部空間(4)を囲む周囲壁(5)の下部の対向領域に少なくとも2つのオリフィス(22)を設けたことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項8】 前記オリフィス(22)は覆い(2)及びトレイ本体(1)の接触エッジの切り欠き又は変形部であることを特徴とする請求項7記載の装置。
【請求項9】 前記加熱源(18)は前記覆い(2)の底面に収納されたことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項10】 前記加熱源(18)は、前記覆い(2)の2つの外部端子(31、32)に電気的に接続された電気的素子であり、前記筐体(23)は、覆いの前記外部端子(31、32)と接触し、前記トレイ(1)が前記筐体(23)内に保持された際に前記電気的素子の外部電源(27)への電気的接続を確保する対応する接触端子(29、30)を備えることを特徴とする請求項9記載の装置。
【請求項11】 前記接触端子(29、30)は、覆い(2)の前記外部端子(31、32)と接触する作動位置と、筐体の内部空間の外へ引き込まれた引き込み位置との間を移動可能であり、前記接触端子(29、30)を前記引き込み位置へ付勢するスプリング付勢手段と、前記接触端子(29、30)と同時に通電され、前記接触端子(29、30)を前記作動位置へ移動させる電磁石(45)とを設けたことを特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項12】 前記扉(25)の位置を検出し、前記扉(25)が開いた場合に前記接触端子(29,30)への通電を禁止するセンサ(46)を備えることを特徴とする請求項10記載の装置。
【請求項13】 前記エネルギー伝送手段(29、30)は、食料加熱領域を構成する前記筐体の前記扉(25)から最も遠い部分に配設されたことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項14】 トレイ(1)及び食事がスライドして出入りするのを許容する開位置と、熱くして食べられるべき食事を担うトレイの前記第1の部分(3)と、冷たくして食べられるべき食事を担うトレイの第2の部分(130)との間に配置される閉位置との間を移動可能な引き込み可能横断頂部フラップ(130)を備えることを特徴とする請求項13記載の装置。
【請求項15】 加熱期間の終了前に食事トレイ(1)の取り出しを防止するロック手段(55)を備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項16】 前記覆い(2)の外側の、食事トレイ(1)の前記第1の部分(3)を収容する筐体領域の空気を排出する排気手段を備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項17】 前記覆い(2)は、トレイ(1)の前記第1の部分(3)に設置されるよう適合された別体の取り外し可能部分であることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項18】 前記覆い(2)は前記個人用ユニット(23)の筐体に取り付けられた部分であり、前記覆い(2)又は前記トレイ(1)が互いに接近し又は離間するよう鉛直方向に相対移動させ、熱くして食べられるべき食料を収容する区画を開閉させるよう適合された駆動手段を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項19】 −熱くして食べられるべき食事部分を担うよう適合された第1の部分(3)と、冷たくして食べられるべき食事部分を担うよう適合された第2の部分(130)とを有し、前記第1の部分(3)の上に装着されて熱くして食べられるべき食事部分を覆うよう適合された熱絶縁性取り外し可能覆い(2)が設けられた複数の個人用トレイと、−食事を担う適当な数の個人用トレイ(1)を収容するよう形成され、積み込み及び積み降し扉(73)が設けられた熱絶縁性壁(72)により囲まれた筐体を有する搬送手段(70)と、−複数の個人用冷却加熱ユニットとを備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項20】 前記搬送手段は、個人用トレイ(1)のスタックを支持するよう適合された横方向スライド(75)を有する区画されていない筐体(71)を囲む前記熱絶縁性周囲壁(72)を支持するキャスター上のフレーム(74)を備える少なくとも1つの手動駆動カート(70)を備えることを特徴とする請求項19記載の装置。
【請求項21】 施設内で食事を配膳する方法であって、a)施設厨房にて個人用トレイ(1)に食事を用意して配置し、該個人用トレイ(1)は、熱くして食べられるべき食事部分を担う第1の個人用トレイ部分(3)と、冷たくして食べられるべき食事部分を担う第2の個人用トレイ部分(130)とを有し、前記第1の個人用トレイ部分(3)は熱絶縁性覆い(2)を受容するよう適合され、b)食事を担う前記個人用トレイ(1)を、熱絶縁された搬送手段の前記熱絶縁性筐体で、食事が取られるべき場所まで運び、c)食事を担う前記個人用トレイ(1)を、食事が取られるべき各場所に設けられ、食事を取る人が直接アクセス可能な個人用食料冷却加熱ユニット(23)に配膳し、d)前記覆い(2)の下の食料を加熱する個人用加熱源(18)を用いて、熱くして食べられるべき食事部分を、前記個人用ユニットに設置された前記個人用トレイ(1)上で選択的に加熱する方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料、特に、食料が用意された施設厨房から出る食事トレイ上に配置された食料の冷却配膳及び加熱を行う方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】施設厨房で作られた食事の配膳及びパッケージングを行う装置は、それ自体公知である。特に、文献FR 2 442 035 Aに記載された装置においては、食料が施設厨房において用意され、熱い状態で食べられるべき食料のための第1の部分と、冷たい状態で食べられるべき食料のための第2の部分とを有するトレイ上に配置される。トレイは、トレイの冷たい領域をトレイの熱い領域から分離し絶縁するスロット付き垂直壁を有し、熱風又は冷風を吹き込むために固定ステーションへ結合することが可能な特殊手動駆動型熱絶縁施設用カートに搭載される。カートをこのステーションに結合することにより、予め用意された食事を冷たい状態に保持し、熱い状態で食べられるべき部分については、トレイが配膳される前に加熱することができる。
【0003】文献US 4 020 310 A、US 4 110 587A、及びDE27 11 088 Aに対応する文献FR 2 383 637 Aでは、加熱されるべき食料は、トレイ上の、表面が薄いアルミニウム皿に覆われ、金属フィルムにより内面を覆われた取り外し可能な絶縁カバーを受容するプラスティック材料プレート上に設置される。数十個のトレイが、熱絶縁施設用カート内に適当な間隔をおいて上下に保持され、カートが結合され得る固定ステーションに装着された誘導棚が、トレイ加熱領域の隣接するトレイの間に挿入される。高周波交流電流が誘導コイルに通電され、プレートを覆うアルミニウム皿及びカバーの金属製底面を磁気誘導により加熱する高周波交流磁場が生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】施設内熱絶縁カート及び固定ステーションを用いるこれらの従来の施設内配膳装置は幾つかの欠点を有している。先ず、同じカートの全てのトレイが同時に加熱されるので、全て同時に配膳されなければならず、各自に適合して食事時間を変えることができない。また、トレイの配膳は、職員の介入を必要とするため、食事時間に職員が必要となり、職員の就業時間を食事時間に対してシフトさせることができない。更に、トレイの冷たく保持される部分と加熱されるべき食事が載せられる部分との間の余分な熱絶縁が必要となり、カートは必然的に複雑な構造にならざるを得ない。従って、この装置は、製造及び使用コストが高い。また、食事時間には、職員はトレイを複数の人に配膳しなければならない。このため、通常の配膳状態では、配膳に長時間を要し、食料を空気に晒された状態で運ぶことが余儀なくされる。その結果、衛生状態が常に保たれるとは限らない。
【0005】同じ欠点は、文献FR 2 349 112 Aに記載された装置においても見られる。この装置では、各々が数十枚のトレイを保持する2台のカートが冷却筐体に導入される。各トレイに埋め込まれた電気的素子が熱くして食べられるべき食料を加熱する。トレイが収容する電気的素子によるトレイの加熱により、冷たくして食べられるべき食料が許容できないほど加熱されることは避けられない。
【0006】文献FR 2 604 882 Aは、施設の食事時間前にトレイを格納して加熱する個人用ユニットを開示している。この装置は、熱絶縁性周囲壁により画成され、アクセス扉を備える個人用閉筐体である。その内部空間は、固定絶縁壁により互いに絶縁された複数の小さな区画に分割され、少なくとも2つの区画は冷却器ユニットユニットにより冷却され、冷却される区画のうち1つの区画はヒータにより加熱されるように適合されている。かかる装置によれば、職員は食事を食事時間の前に配膳することができ、各自が食事時間を個々に選択することができる。しかしながら、熱い食事と冷たい食事を、この装置の内部の同じ食事トレイに設置することはできない。食事配膳時間には、職員は、冷たく保たれる食料と加熱されるべき食料とを別々に各区画に導入しなければならない。このため、配膳は更に複雑となり、間違いが生ずる危険を伴うこととなる。その上、食事時間には、食事中の人は熱い食事と冷たい食事を別々に取り出し、おそらくはそれらをトレイ上に置かなければならない。これらの作業は、熱いプレートとの接触によるやけどの危険を伴い、また、食事を取る人の十分な能力及び敏捷さを要求する。このため、特に病院での食事配膳において装置の用途は制限されてしまう。
【0007】本発明が取り組む問題は、施設厨房からの食事を格納し、配膳し、パッケージングする新規な方法及び新規な装置構造を設計し、熱くして食べられるべき食料のための第1の部分と冷たくして食べられるべき食料のための第2の部分とを有するトレイに予め食事を用意することを可能とし、食事トレイの施設厨房から食事を取る人への配膳の間に中断のない冷却を可能とすることである。食事時間前に行い得る食事トレイの配膳の後、全ての食料は適切な格納温度で冷たく保持されなければならない。その後、熱くして食べられるべき食料は、各自の食事時間の直前に他の操作を何ら必要とすることなく加熱され、冷たくして食べられるべき食料は適切な冷却温度に保たれていなければならない。配膳職員の側に余分な動作を伴うことなく、食事を取る人が自分のトレイを取ることができなくてはならない。
【0008】衛生上の要求を満足するため、食料でのバクテリアの増殖を防止することが重要である。この問題は、食事を取る人に、食料の全体にわたって約65℃に加熱された熱い食料と、食料の全体にわたって約8℃に保持された冷たい食料とを提供しつつ衛生状態を確保することである。本発明が取り組むもう一つの問題は、特に、高価な特殊用途カートの使用を排除することにより食事の施設内配膳に必要な装置コストを低減すると共に、食事の配膳中及び食事中に食料の難しい取り扱いを排除し、配膳職員を時間的拘束から開放し、敏捷性に欠ける人が自分の食事を得るのを可能とする特定の方法を提供することにより装置の使用を容易なものとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の及び他の目的を達成するため、本発明は、取り外し可能な絶縁性覆いにより覆われるよう適合された熱くして食べられるべき食料のための第1の部分を有する搬送可能トレイ上に用意された食料を格納しパッケージする装置であって、−アクセス扉を有する熱絶縁性周囲壁により画成され、絶縁覆いを備えるトレイを収容して支持するよう形成された閉じ筐体と、−該筐体を、食料を格納するのに適切な冷却温度に維持するよう適合された冷却器ユニットと、−覆いの内面及び/又はトレイの前記第1の部分に収納され、覆い、トレイ、及び、トレイに収容された食料の間の内部空間を選択的に加熱するよう適合された加熱源と、食料が食べられる前の直前に前記内部空間及び収容された食料のプログラムされた加熱を保証する制御手段を備え、外部エネルギー供給源から前記加熱源にエネルギーを伝送する伝送手段とを備え、筐体の寸法及び形状は、1又は2の食事トレイのみをその覆いと共に収容及び支持し得るようにされ、食事時間にユーザにより直接的にアクセスされ得るようユーザの直近に配置された個人用食事冷却加熱ユニットを構成する装置を提供する。
【0010】本発明による個人用ユニットは、食料を冷却するのに用いることができ、同時に食料を加熱するオーブンとしても用いることができる単一区画を構成する。更なる重要な利点は、加熱源の特定の位置により得られる。すなわち、加熱されるべき容積は小さいので、同時の加熱冷却のためのエネルギー消費が低減される。また、絶縁隔壁を介在させる必要がないので筐体構造が簡単化される。更に、メインテナンス及び洗浄が容易とされる。
【0011】加熱されるべき食料を収容する覆いとトレイとの間の内部空間での熱分布を改良するため、また、同時に、冷たく保持されるべき食事を収容する筐体の他部分の加熱を低減するため、本装置において、−覆いは、熱絶縁性外部層と、熱を伝導する金属底部拡散層とを備え、−トレイは、周囲及び底部外表面を構成し、少なくとも覆いを受容する部分において、熱伝導性金属頂部拡散層により覆われた熱絶縁基本構造を備え、−トレイの頂部拡散層は内部空間の周縁において覆いの底部拡散層と接触する。
【0012】加熱の間、冷たくして食べられるべき食料を冷たく保持することは重要である。この目的のため、加熱源を覆いの内面に収納することにより冷却は実質的に強化される。冷たく保持されるべき食料の冷却は、拡散層の露出面を黒色ポリテトラフルオロエチレン又は黒色エナメルの層で覆うことにより更に強化される。
【0013】食料の加熱は、内部空間を囲む周囲壁の底部の対向領域に少なくとも2つのオリフィスを設けることにより強化される。オリフィスは、覆いがトレイ本体と接触するエッジの切り欠き又は変形部であってもよい。第1の実施例において、加熱源は、覆いの拡散層と接触し、磁気誘導により加熱され得る材料の中間プレートであり、筐体は覆いの頂面近傍に配設された磁場生成器を備える。
【0014】本発明の第2の実施例において、加熱源は、覆いの2つの外部端子に電気的に接続された電気的素子であり、筐体は、覆いの外部端子と接触し、トレイが筐体内に保持された際に電気的素子の外部電源への電気的接続を確保する対応する接触端子を備える。暖かい食料の領域と冷たい食料の領域との間の改良された熱絶縁は、加熱源を覆いの内面に設置することにより得られる。また、覆いの外側の、食事トレイの第1の部分を収容する筐体領域に換気手段を設けてもよい。更に、トレイの熱い第1の部分とトレイの冷たい第2の部分との間に配置されるよう適合された引き込み可能横断フラップを設けてもよい。
【0015】覆いはトレイの第1の部分に設置され、別体の取り外し可能又は持ち上げ可能な構成部分であってもよく、あるいは、筐体に取り付けられ、覆いとトレイとの間の、互いに接近及び離間する鉛直相対変位を可能とする駆動手段に対応付けられた構成部分であってもよい。加熱源を覆いの内面に設置することにより、トレイの加熱が低減され、従って、加熱後の取り扱いが容易となる。また、エネルギー伝送手段を、筐体の、扉から最も遠い部分に設置することにより、ユーザが加熱後のトレイの冷たい第2の部分を自然に掴むようにし、やけどの危険を防止することが有利である。
【0016】本発明によれば、食事の完全な施設内配膳を行う装置は、−熱くして食べられるべき食事部分を担うよう形成された第1の部分と、冷たくして食べられるべき食事部分を担うよう形成された第2の部分とを有し、第1の部分の上に装着されて熱く食べられるべき食事部分を覆う熱絶縁性取り外し可能覆いが設けられた複数の個人用トレイと、−食事を担う適当な数の個人用トレイを収容するよう適合され、積み込み及び積み降し扉が設けられた熱絶縁性壁により囲まれた筐体を有する搬送手段と、−複数の個人用冷却加熱ユニットとを含み得る。
【0017】好ましくは、搬送手段は、個人用トレイのスタックを支持する横方向スライドを有する区画されていない筐体を囲む熱絶縁性周囲壁を支持するキャスター上のフレームを備える少なくとも1つの手動駆動カートを備える。好ましくは、個人用ユニットは、略平行六面体形状であり、小さい方の面の1つをを閉じるアクセス扉が設けられ、大きい方の面の内面に横方向スライドが設けられ、大きい側の面の間の距離は、個人用トレイの縦方向挿入に適するようにされ、個人用トレイの横方向幅広リムは横方向スライドに係合する。
【0018】有利な一実施例において、個人用ユニットは、キャスター上のフレームにより担持され、病院ベッドの脇に設置されるベッドサイドテーブルを構成するのに適当な寸法である略平行六面体の形状を有する。本発明に係る食事を施設内で配膳する方法は、a)施設厨房にて個人用トレイに食事を用意して配置し、個人用トレイは、熱くして食べられるべき食事部分を担う第1の個人用トレイ部分と、冷たくして食べられるべき食事部分を担う第2の個人用トレイ部分とを有し、前記第1の個人用トレイ部分は熱絶縁性覆いを受容するよう適合され、b)食事を担う前記個人用トレイを、熱絶縁された搬送手段の前記熱絶縁性筐体で、食事が取られるべき場所まで運び、c)食事を担う前記個人用トレイを、食事が取られるるべき各場所に設けられ食事を食べる人が直接アクセス可能な個人用食料冷却加熱ユニットに配膳し、d)覆いの下の食料を加熱する個人用加熱源を用いて、熱くして食べられるべき食事部分を、前記個人用ユニットに設置された前記個人用トレイ上で選択的に加熱する。
【0019】施設厨房から配膳されるべき全てのトレイは、冷却されたキャリヤ又はカートに収容され得、トレイはその冷却を妨げることなく本発明に係る個人用ユニットへ挿入される。本発明は、また、食事の後、ユーザがトレイ及び食べ残しを個人用ユニットの筐体へ戻し、配膳職員により集められるまで冷たく保持されるという利点をも有している。例えば、病院に適用される場合、かかる装置は、バクテリア増殖の危険を大幅に低減しつつ、職員を食事時間への拘束から開放すると共に、各自の食事時間の大きな柔軟性を可能とする。
【0020】本発明の他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照する特定の実施例についての以下の説明から明らかとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】図3に示す如く、施設厨房からの食料はトレイ1上に用意される。トレイ1には頂部取り外し可能覆い2が設けられる。覆い2は、トレイの少なくとも第1の部分3を覆うように設置され、トレイ1と覆い2との間に、周囲壁5により囲まれ、加熱されるべき食料を収容するよう適合された内部空間4を画成する。
【0022】図1乃至図6に示す実施例において、トレイ本体1は、底部外表面7及びリム8を構成するプラスチック材料基本構造6を備える。図示する実施例において、基本構造6は2つの部分に分けられる。各部分は、ほぼカップ状である。すなわち、第1の部分3は、加熱されるべき食料を覆う覆い2を受容するよう適合され、第2の部分130は、冷たく保持されるべき食料を保持するよう適合されている。
【0023】トレイ本体1の2つのカップ状部分3及び130は、リブなどの高剛性部材10を有する隆起中間領域9により接続されている。トレイ本体の基本構造6は、覆い2を受容する第1の部分3に、基本構造6に固定されたアルミニウム等の良好な熱伝導体である金属の頂部拡散層11を有している。頂部拡散層11は、少なくともその露出面12において、黒色ポリテトラフルオロエチレン又は黒色エナメルにより覆われ、食料への熱の放射を補強することが有利である。
【0024】図示する実施例において、冷たく保持されるべき食料を受容するよう適合されたトレイ本体1のカップ状の第2の部分130は、金属頂部層を有していない。図3からわかるように、覆い2は、熱絶縁性プラスティック材料外側層13を備えている。外側層13には、アルミニウム等の良好な熱伝導体である金属の底部拡散層14が設けられている。底部拡散層14の露出面は、黒色ポリテトラフルオロエチレン又は黒色エナメルにより覆われるのが有利である。
【0025】覆い2の外側層13及び拡散層14は,好ましくは、覆い2の中央部分の外側層13と拡散層14との間に空気層17を残しながら、それぞれの底部周縁エッジ15及び16において互いに接続される。空気層17は熱絶縁に貢献し、外部への熱拡散及び覆い2の外側層13の過熱を防止すると共に、拡散層14の加熱を補強する。
【0026】図3に示す実施例において、覆い2の頂部壁の例えば外側層13と底部拡散層14との間に中間ホットプレート18が設置される。中間ホットプレート18は拡散層14の頂面に固定され、生成する熱を拡散層14に伝達する。例えば、底部拡散層14を覆い2の中央領域においてほぼ平面状とし、ホットプレート18を底部拡散層14の頂面に固定されたディスクとしてもよい。
【0027】あるいは、環状ホットプレートを覆い2の周縁に配設、すなわち、底部拡散層14の横方向周縁面に固定することもできる。トレイ本体1の基本構造6は平坦頂部周縁リム8を含み、トレイ自体の頂部拡散層11は外から見える平坦頂部周縁リム19を有している。頂部周縁リム19は覆い2の底部エッジを支持するよう適合されている。
【0028】覆い2の底部拡散層14の底部周縁エッジ16は、また、頂部周縁リム19に当接する平面底部周縁ファセットを有している。従って、トレイ1の頂部拡散層11は、内部空間4の周縁において、覆い2の拡散層14と接触する。この接触により、ホットプレート18から、加熱されるべき食料の周囲への熱伝導による熱伝達が可能となる。
【0029】変形部21のような凹状変形部を覆い2の横断方向面に設け、把持のための把手とすることもできる。内部空間4を囲む周囲壁5の底部の対向する領域に、少なくとも2つのオリフィスを設けることが有利である。図3に示す実施例において、例えば、2つのオリフィス22のうち一方が、覆い2のリム、すなわち、トレイ本体1に接触するよう適合されたリムの切り欠き又は変形部として示されている。図示する切り欠き又は変形部は、半径が約4mmの半円形状を有している。あるいは、同様の切り欠き又は変形部を、覆い2の平面底部リム2が当接するトレイ本体1のエッジに設けることもできる。
【0030】図1及び図2は、本発明の単純化された第1の実施例である装置を示す。この装置は、熱絶縁性周囲壁24により画成された個人用閉じ筐体23を備えている。筐体23はアクセス扉25を備え、少なくとも1つの食事トレイ1を覆い2と共に受容し収容する寸法とされている。図2に示す如く、冷却器ユニット37は筐体23を、食事トレイ1上の食料を格納するのに適当な冷却温度に保持する。伝送手段26は、制御手段28を備える電源供給線27等の外部エネルギー源からホットプレート18へエネルギーを伝送する。制御手段28は、トレイ1の内部空間4及びそこに収容された食料に対して、食料が食べられる前の適当な期間、プログラムされた加熱が行われるよう電力を加熱源18へ供給するよう適合されている。
【0031】ホットプレート18は、覆い2又はトレイ1の内面に収納され、覆い2とトレイ1と収容された食料との間の内部空間4を選択的に加熱するよう適合された加熱源を構成している。第1の実施例において、ホットプレート18は磁気誘導により加熱され得る材料から構成され、覆い2の拡散層14と接触している。この場合、筐体23には、覆い2の頂面近傍に配設され、制御装置28により制御される磁場発生器が設けられる。
【0032】第2の実施例において、ホットプレート18は、制御装置28により外部電源27に電気的に接続されなければならない電気的素子を構成している。この場合、図4及び図5により詳細に示す如く、筐体は2つの接点端子29及び30を有し、好ましくは覆い2の頂面に設けられた覆い2の2つの外部端子31及び32と接触するよう適合されている。覆い2の外部端子31及び32は、電気伝導性材料から構成され、互いに絶縁され、かつ、ホットプレート18の2つの端子に電気的に接続された覆い2の頂面の2つの部位であってよい。図4及び図5に示す実施例において、接触端子29及び30は、対応するハウジング内を鉛直方向にスライドし、スプリング33及び34により下向きに付勢されることにより、それぞれ覆いの外部端子31及び32に弾性的に係合する金属ラグである。
【0033】筐体23の内側は、トレイ1を受容し、図1に示す完全係合位置へガイドするような形状及び寸法とされている。この完全係合位置において、トレイ1は筐体23により支持され、覆い2の外部端子31及び32は、筐体23の対応する端子29及び30に接触してホットプレート18への電気的接続を確立する。トレイ1は、筐体23内で、横方向スライド、水平棚、あるいは、トレイの完全係合位置を実現する他の任意の手段により案内され得る。
【0034】図4に示す如く、接触端子29及び30に24V電源を供給するため、電気トランス35を制御装置28と接触端子29及び30との間に接続してもよい。スイッチ36は接触端子29及び30の少なくとも一方と外部電源27との間に直列に接続され、扉25が開いた場合にスイッチ36が開き、扉25が閉じた場合にスイッチ36が閉じるように、扉25の位置を検出するセンサにより制御される。従って、扉25が開かれ又は半開きにされると、接触端子29及び30への電源供給は遮断される。
【0035】図1に示す実施例において、筐体23は、単一の食事トレイ1を受容し支持するよう形成されている。あるいは、筐体23は2つの食事トレイを受容し支持するよう形成されてもよい。何れの場合も、筐体23は、例えば病室内のベッドの近くに設置可能な個人用食料冷却加熱ユニットを構成する。制御装置28は、食事が食べられる前の特定期間にホットプレート18へ電源を供給するよう適合されている。例えば、ユーザは、加熱開始時刻、加熱時間、及び、場合によっては、加熱が実行される電力設定をプログラムすることができる。あるいは、制御装置28は遠隔制御されてもよい。
【0036】食事が終わると、ユーザは、食事トレイを、トレイ及びその上の全ての物を冷却状態に保つ筐体23に戻すことができる。本発明に係る装置は、好ましくは、図10に示すカート70等の搬送手段を備える。カート70は、食事を担うトレイ1のような適当な数の個人用トレイを収容するよう形成され、積み込み及び積み降し扉73が設けられた筐体71を有している。
【0037】この図10に示す実施例において、搬送手段は手動駆動カート70を備えている。カート70は、区画されていない筐体71を囲む熱絶縁性周囲壁72を支持するキャスター上のフレーム74を備えている。筐体71は、トレイ1等の個人用トレイのスタックを支持するスライド75等の水平横方向スライドを有している。従って、カート70は特に単純で低コストな構造を有しつつ、トレイが積み込まれた施設厨房から、食事が取られる場所へ移動される間に、トレイ及びそれに収容された食事を冷却状態に保持するよう適合されている。食事が取られる場所では、トレイがカート70から取り出され、ユーザが直接アクセス可能な局所個人用ユニットに設置される。周囲壁72の熱絶縁能力は、カート70に収容された食事トレイ上の食料を、例えば1時間という特定の期間にわたり3℃に保持するよう選択されている。
【0038】図10に示す如く、個人用トレイ1はカート70へ縦方向に挿入され得る。あるいは、個人用トレイ1はカート70へ幅方向に挿入されてもよい。図7乃至図9に示す実施例において、個人用食料冷却加熱ユニット23は、キャスター上のフレーム40により担持され、病院ベッドの脇のベッドサイドテーブルとして適切な寸法の略平行六面体の形状を有している。この場合、個人用ユニット23は単一の個人用トレイ1を収容することができる。しかしながら、個人用ユニット23は、2つの連続する食事のため上下に重ねられた2つの個人用トレイ1を収容するよう適合されてもよい。
【0039】この実施例において、個人用ユニット23の筐体自体は平行六面体形状を有し、その小さい側の面を閉じる扉25と、大きい側の面の内面に設けられた横方向スライド41とを備える。この大きい側の面42及び43の間の距離は、個人用トレイ又はトレイ1を、そのリム44等の横幅方向リムがスライド41上に係合した状態で縦方向に挿入するのに適するように設定されている。
【0040】個人用ユニット23の筐体の内部高さHは、好ましくは、覆い2が設けられた個人用トレイすなわちトレイ1の高さよりも大きく、トレイを支持する横方向スライド41は筐体の上部にあって、飲料等の冷却されるべき他の物を収容するように形成された底部筐体空間を残している。上記実施例において、熱源18は、覆い2の2つの外部端子31及び32に電気的に接続された電気的素子であり、エネルギー伝送手段28は、覆い2の外部端子31及び32と電気的に接触し、個人用トレイが個人用ユニット23の筐体内に支持された際に素子18を主電源等の外部電源に接続するよう適合された対応する2つの端子29及び30である。
【0041】この変形例では、接触端子29及び30は、覆い2の外部端子31及び32と接触する作動位置と、筐体の内側空間の内部に引き込まれた引き込み位置との間を移動され得る。図示しないスプリング等のスプリング付勢手段は、接触端子29及び30を引き込み位置に向けて付勢する。電磁石45が接触端子29及び30と同時に通電されると、接触端子29及び30は作動位置へ駆動され、素子18への電気的接続が確立される。
【0042】安全対策として、電磁石45は接触端子29及び30と同時に通電されることで、接触端子29及び30は通電状態でのみ作動位置に移動される。個人用ユニットは、好ましくは、扉25の位置を検出し、扉25が開いた際に接触端子29及び30への通電を阻止するセンサ46を更に備える。更に、扉25が開くと、扉25の位置を検出するセンサ46は電磁石45への電源供給を遮断し、これにより、扉25が開くと、接触端子29及び30はユーザの手が届かないよう自動的に引き込まれ、筐体内部の清掃や筐体内部でのユーザの他の作業の間の安全性が向上される。
【0043】接触端子29及び30等のエネルギー伝送手段は、好ましくは、筐体の扉25から最も遠い部分に配置される。この最も遠い部分は食料加熱領域を構成し、熱くして食べられるべき食事部分の加熱を可能とする。このように、扉25が開いた後、ユーザは個人用トレイ1の冷たい部分を掴むことになる。更に、冷たくして食べられるべき食事部分130が加熱される危険を低減するため、筐体の頂壁49の中間位置に設けられた横断頂部ヒンジピン48の回りを自由に旋回する横断頂部フラップ47を設けてもよい。横断頂部フラップ47は、個人用トレイ1が挿入及び除去される際に覆い2により押し戻される引き込み可能可動分離壁を構成している。横断頂部フラップ47は加熱領域を冷たく保持されるべき領域から熱的に絶縁する。
【0044】図7乃至図9に示す実施例において、個人用ユニット23は、更に、電磁石45及び引き込み可能接触端子29及び30の高さの空間を占める引き出し50を有する頂部を含んでいる。冷却器ユニット37は、好ましくは下部に配置され、周囲壁24の大きい側の面の少なくとも一方に屈曲冷却管を供給する。図9は、更に、筐体の上部に存在する熱気を排気するファン52を示している。ファン52は筐体の後壁に設けられ、特に、加熱段階の終了時に、熱気及び食料の加熱により生じた蒸気を排気する。すなわち、ファン52は加熱段階の終了時に通電され得る。
【0045】図11は、本発明に係る個人用食事冷却加熱ユニット23の別の実施例を示す。この第3の実施例は、図7乃至図9に示す第2の実施例とほぼ同一の特徴を有している。繰り返しを避けるため、図11において、図7乃至図9の実施例に対応する部分には同一の参照番号を付している。すなわち、略平行六面体の形状を有する個人用ユニット23は車輪40上に取り付けられ、扉25、トレイ1及び覆い2を収容するよう適合された引き出し50、端子29のような接触端子を移動させる電磁石45、及び冷却器ユニット37を備える。
【0046】本実施例の第1の特徴は、内部空間の配置にある。個人用ユニットの冷却部分は、扉25の裏の全高を閉める前部52を有し、その頂部はトレイ1の冷たい部分130を受容し、その底部領域は飲料や冷蔵されるべき他の製品を受容する冷却区画を構成する。個人用ユニットの後ろ半分は、トレイ1の第1の部分3及び覆い2を受容するよう形成された頂部冷却部53を有している。この頂部冷却部53は熱絶縁性壁54により囲まれている。冷却器ユニット37は頂部冷却部53の下の、個人用ユニット23の後ろ半分に配設されている。冷却器ユニット37の比較的小型な全体寸法により、後方及び上方に向けて開き、病院ベッド洗面器などの種々の物品を格納するのに適した後部ラック59を設けることが可能となっている。
【0047】図11に示す実施例の第2の特徴は、トレイ1の熱い部分3を冷たい部分130から効果的に絶縁する手段、及び、加熱期間が満了するまでトレイ1の引き出しを禁止するロック手段にある。図示する実施例において、これらの手段は、鉛直方向に移動することができ、前部筐体部分52の上方領域の扉25の直後に配設されてトレイ1の通過を許可又は禁止する前部フラップ55よりなる。前部フラップ55は、その下降位置においてトレイの通過を許可し、その上昇位置において、ユーザがトレイ1を掴んで個人用ユニットから取り外すのを防止する。
【0048】前部フラップ55は横断ピン58の周りにヒンジ止めされたアーム57に取り付けられている。アーム57の他端には、引き込み可能頂部フラップ131が担持されている。頂部フラップ131は、トレイ及び食料がスライドして出入りするのを許容する上昇位置すなわち開位置と、熱くして食べられるべき食料を担う第1のトレイ部分3と冷たくして食べられるべき食料を担う第2のトレイ部分130との間に配置された下降位置すなわち閉位置との間を移動可能である。
【0049】前部フラップ55及び引き込み可能頂部フラップ31を開位置と閉位置との間で移動させると共に、これらフラップを閉位置にロックするモータ駆動手段を設けてもよい。明示的に説明した実施例において、覆い2はトレイ1の第1の部分3に設置された別体の取り外し可能部材である。
【0050】しかしながら、覆い2を、個人用ユニット23の筐体に取り付けると共に、覆い2及びトレイ1が互いに接近し又は離間するよう鉛直方向に相対移動させ、熱くして食べられるべき食料を収容する区画の開閉を行う駆動手段を設けてもよい。この場合、加熱開始前に、覆い2が上昇され、食料の周囲の筐体全体にわたって冷気が循環することが可能とされる。加熱中は、覆い2はトレイ1に接触するまで下降される。覆い2は、食事を取るためトレイがユーザにより引き出される直 全ての場合において、個人用ユニット23に温度センサ及び記録手段を設け、トレイ1上の食料の温度変化を記録することとしてもよい。これにより、衛生状態の適合性を関しする簡易で特に信頼性の高い手段が実現される。
【0051】本発明の明示的に説明した実施例に限定されるものではなく、請求項の範囲内の変形及び一般化を含む。
【出願人】 【識別番号】597150050
【氏名又は名称】ソシエテ コオペラティヴ ド プロデュクション ブルジュワ
【氏名又は名称原語表記】SOCIETE COOPERATIVE DE PRODUCTION BOURGEOIS
【出願日】 平成10年(1998)5月14日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦 (外1名)
【公開番号】 特開平11−18846
【公開日】 平成11年(1999)1月26日
【出願番号】 特願平10−132040