| 【発明の名称】 |
毛染め用ブラシ |
| 【発明者】 |
【氏名】篠原 和成
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| 【要約】 |
【課題】毛染め剤を毛髪の内外層に効率良く供給塗布できる毛染め剤の含浸保持性の優れた毛染め用ブラシを提供する。
【解決手段】多数の櫛歯2から成る櫛歯ブラシ部3をブラシ本体4と一体形成した合成樹脂成形ブラシ1と、フィラメント11をブラシ本体13に植毛形成した植毛ブラシ部12を有する植毛ブラシ10との組み合わせから成り、前記櫛歯ブラシ部3に前記植毛ブラシ部12が嵌挿する収容部7を設け、合成樹脂成形ブラシ1に植毛ブラシ10を着脱自在に重着するともに収容部7に植毛ブラシ部12を嵌挿して複合ブラシ部Hを形成する構成とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数の櫛歯から成る櫛歯ブラシ部をブラシ本体と一体形成した合成樹脂成形ブラシと、フィラメントをブラシ本体に植毛形成した植毛ブラシ部を有する植毛ブラシとの組み合わせから成り、前記櫛歯ブラシ部に前記植毛ブラシ部が嵌挿する収容部を設け、前記合成樹脂成形ブラシに前記植毛ブラシを着脱自在に重着するともに前記収容部に前記植毛ブラシ部を嵌挿して複合ブラシ部を形成する構成としたことを特徴とする毛染め用ブラシ。 【請求項2】 合成樹脂成形ブラシのブラシ本体の櫛歯ブラシ部から柄部に亘って植毛ブラシのブラシ本体がはまり込む嵌合溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の毛染め用ブラシ。 【請求項3】 合成樹脂成形ブラシと植毛ブラシの各柄部に係合機構を設けたことを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の毛染め用ブラシ。 【請求項4】 収容部がトレー部として使用できることを特徴とする請求項1、2又は3記載の毛染め用ブラシ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛染め剤やヘヤーマニキュア剤を毛髪に塗布するために使用する毛染め用ブラシに関する。 【0002】 【従来の技術】合成樹脂チューブや合成樹脂ボトルに収納された市販の半流動性の毛染め剤やヘヤーマニキュア(以下、毛染め剤と言う)を用いて染髪するとき、ブラシや櫛を用いて毛髪に均一に塗布する。この染髪に用いる毛染め用ブラシとしては、毛染め剤を付着させるブラシ部を、ナイロンフィラメントをブラシ本体に植毛形成した植毛ブラシや、多数の櫛歯から成る櫛歯ブラシ部を合成樹脂材料を用いてブラシ本体と一体成形した合成樹脂成形ブラシが広く用いられている。 【0003】毛染め剤が一液タイプの場合は、毛染め剤を収納容器からブラシ部に直接付着して毛髪を梳いて塗布する。また、毛染め剤が二液混合タイプの場合は、異なる二液を直接ブラシ部に乗せて毛髪を梳きながら混合するか、二液をトレーにとって攪拌し、混合液をブラシ部に含浸させて使用する。特に、生え際や部分染めの場合のように塗布量が少ない場合は、予めトレーで攪拌した混合液を使用する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、毛染め用ブラシが植毛ブラシの場合は、ブラシ部のフィラメントの密度が比較的高いので、毛染め剤の含浸保持性が良く、毛染め剤の含浸量の調整も容易であり、生え際などの部分染めには適している。しかしながら、ブラシ部はフィラメントが密集していて毛髪の内層部に食い込みにくいために毛染め剤は毛髪の表層部に多く供給され、毛髪の内層部の毛の塗布効率が悪く、広範囲の染髪には適していなかった。 【0005】また、毛染め用のブラシが合成樹脂成形ブラシの場合は、密度の低い櫛歯が毛髪の内層部に良く食い込んで梳きやすく、毛染め剤を毛髪の内層部の毛にも良く供給できるので広い範囲の毛髪の染髪に適している。しかしながら、櫛歯の密度が低いのでブラシ部の毛染め剤の保持性が悪く、垂れ落ちたり液切れが早くなる傾向があるうえに、保持量の調整も難しいので生え際などの部分染めには適していなかった。 【0006】そこで、小さめの植毛ブラシと大きめの合成樹脂成形ブラシを使い分けるように二種類のブラシを個別に用意した毛染め剤製品もあり、また、一つのブラシに植毛ブラシ部と櫛歯ブラシ部を設けた毛染め用のブラシも提案されている。 【0007】しかしながら、これらの毛染め用ブラシは、従来のブラシ部の欠点をそのまま有していて、上記の問題点は何ら改善されていない。また、毛染め剤が二液混合タイプであって、これを生え際や部分染めに少量使う場合でも、二液をトレーにとって攪拌しなければならず、使用者にはトレーを用意するなど手間暇かかる面倒な作業であった。 【0008】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、毛染め剤を毛髪の表層部の毛にも内層部の毛にも効率良く供給塗布できる毛染め剤の含浸保持性の良い毛染め用ブラシを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、多数の櫛歯から成る櫛歯ブラシ部をブラシ本体と一体形成した合成樹脂成形ブラシと、フィラメントをブラシ本体に植毛形成したブラシ部を有する植毛ブラシとの組み合わせから成り、前記櫛歯ブラシ部に前記植毛ブラシ部が嵌挿する収容部を設け、前記合成樹脂成形ブラシに前記植毛ブラシを着脱自在に重着するともに前記収容部に前記植毛ブラシ部を嵌挿して複合ブラシ部を形成する構成としたことにより、毛染め剤を含浸保持して毛髪の内外層を効率良く染髪できるとともに、植毛ブラシ単独で部分染めができるようにした。 【0010】また、合成樹脂成形ブラシのブラシ本体の櫛歯ブラシ部から柄部に亘って植毛ブラシのブラシ本体がはまり込む嵌合溝を設け、合成樹脂成形ブラシに植毛ブラシを収容することにより、合成樹脂成形ブラシと植毛ブラシの重着安定性を高くして、ブラシを把持し易くすることができる。 【0011】更に、合成樹脂成形ブラシと植毛ブラシの各柄部に係合機構を設けて合成樹脂成形ブラシと植毛ブラシの重着固定を確実にするとよい。 【0012】また、収容部がトレー部として使用できるので、部分染めを手軽にすることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。 【0014】図1乃至図5は、本発明の毛染め用ブラシの実施の形態を示しており、多数の櫛歯2から成る櫛歯ブラシ部3をブラシ本体4と一体形成した合成樹脂成形ブラシ1と、フィラメント11をブラシ本体13に植毛形成した植毛ブラシ部12を有する植毛ブラシ10との二つのブラシ1、10の組み合わせで構成されている。 【0015】合成樹脂成形ブラシ1は、PP、PE等の合成樹脂材料を用いて多数の櫛歯2から成る櫛歯ブラシ部3を一体成形したブラシであり、ブラシ本体4の底面には、櫛歯ブラシ部3から柄部5に亘って前記植毛ブラシ10のブラシ本体10がはまり込む嵌合溝6が設けられている。 【0016】櫛歯ブラシ部3内の嵌合溝6の部分は櫛歯2が設けられておらず、この部分は、嵌合溝6に植毛ブラシ10をはめ込んだとき、植毛ブラシ10の植毛ブラシ部12が嵌挿し、植毛ブラシ部12を櫛歯2群が囲んで収容する収容部7となっている。 【0017】また、柄部5の基端部の係合溝6内には、二つのブラシ1、10を係合する係合機構Kの一方である貫通孔8が穿設されている。 【0018】一方、植毛ブラシ10は、合成樹脂成形ブラシ1の底面側に重着したとき、植毛ブラシ10のブラシ本体13が係合溝16に嵌合して合成樹脂成形ブラシ1に収容される小型形状とされており、その植毛ブラシ部12は、束ねたフィラメント11をブラシ本体13に植毛形成したものである。 【0019】また、植毛ブラシ10のブラシ本体13の柄部14の基端部には、係合機構Kのもう一方である合成樹脂成形ブラシ1の貫通孔8に嵌脱自在に嵌入する突起15が突設されている。 【0020】以上の二つのブラシ1、10の組み合わせで構成される本実施の形態の毛染め用ブラシは、図2に示すように、植毛ブラシ10の柄部14を合成樹脂成形ブラシ1の底面の嵌合溝6内にはめ込んで重着し、合成樹脂成形ブラシ1の櫛歯ブラシ部3の収容部7に植毛ブラシ10の植毛ブラシ部12を嵌挿して複合ブラシ部Hを形成し、二つのブラシ1、10は係合機構Kで係着して一体化されている。 【0021】従って、本実施の形態の毛染め用ブラシは、通常の毛染め用ブラシと同様にコンパクトに保管できるとともに、一つのブラシを使う感覚で違和感なく操作できるよになっている。 【0022】組み合わせ形成された複合ブラシ部Hに毛染め剤を付着させると、半流動体の毛染め剤は複合ブラシ部Hの中央部に位置する植毛ブラシ部12に良く含浸し、毛染め剤は垂れ落ちる心配なく複合ブラシ部H全体に充分保持される。 【0023】毛髪を梳くようにして塗布すると、複合ブラシ部Hの櫛歯2が毛髪の内層部に深く食い込むので毛髪の内層部に毛染め剤を良く供給するとともに、植毛ブラシ部12に含浸保持された毛染め剤が毛髪の内外層に供給されるので、広い範囲の毛髪の塗布を効率良く行うことができる。 【0024】また、毛染め剤が二液混合タイプであって、これを生え際や部分染めに少量使う場合には、係合機構Kの係合を解除して二つのブラシ1、10を分離し、植毛ブラシ10を使って染髪する。分離した合成樹脂成形ブラシ1の上向きにした収容部7をトレーとして必要量の二液を注出し、図5に示すように、トレーとなった収容部7に植毛ブラシ部12の植毛先端面16を接合してブラシ1、10の軸線方向に摺動して攪拌する。混合液の植毛ブラシ部12への付着量も収容部7で調整する。 【0025】以上のように、少量の二液混合液を調整するために、トレーを用意したり汚したトレーを清掃する手間が省けるので、部分染髪を手軽に行うことができる。 【0026】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0027】合成樹脂成形ブラシの櫛歯ブラシ部に植毛ブラシの植毛ブラシ部が嵌挿する収容部を設け、合成樹脂成形ブラシに植毛ブラシを着脱自在に重着するともに収容部に植毛ブラシ部を嵌挿して複合ブラシ部を形成する構成としたので、ブラシ部が櫛歯と植毛を有する複合ブラシとなり、ブラシ部の毛染め剤の含浸保持機能が向上し、且つ毛髪が梳き易すく毛髪の内外層に毛染め剤がよく供給できるので、広い範囲の毛髪を効率良く染髪することができる。 【0028】また、植毛ブラシを合成樹脂成形ブラシに一体的に固定して収容する構成としたので、コンパクトであり、通常のブラシを使う感覚で違和感なく操作できる。 【0029】また、二つのブラシを分離して、分離した合成樹脂成形ブラシの収容部をトレーとして利用できるので、植毛ブラシ単独による部分染めが手軽にできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000248602 【氏名又は名称】株式会社篠原
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 克彦 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−309019 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−135966 |
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