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【発明の名称】 洗髪用補助具
【発明者】 【氏名】高芝 旬一

【要約】 【課題】介護施設、養護施設又は理容院、美容院等で仰向けの状態にして洗髪を行なう場合、頸椎にかかる頭の重量の負担を軽減すための洗髪用補助具を提供する。

【解決手段】脚受け部1の上部中心部に、垂直状に高さ調整ボルト2を設け、この高さ調整ボルト2にナット3を介して支筒5を摺動自在に嵌着し、この支筒5の頂部に頭載盤4を設け、脚受部1の下部に3本の脚6、8、10の一端を固定し、この脚を左右及び前方へ水平状に折り曲げ、各脚の先端部に吸盤7、9、11をそれぞれ設けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脚受部の上部中心部に、垂直状に高さ調整ボルトを設け、この高さ調整ボルトにナットを介して支筒を摺動自在に嵌着し、この支筒の頂部に頭載盤を設け、脚受部の下部に3本に脚の一端を固定し、この脚を左右及び前方へ水平状に折り曲げ、各脚の先端部に吸盤をそれぞれ設けたことを特徴とする洗髪用補助具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は介護施設、養護施設又は理容室、美容院等で仰向けの状態にして洗髪を行なう場合、頸椎にかかる頭の重量の負担を軽減するための洗髪用補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、介護施設や養護施設で、施設に入っている人の洗髪を行なう場合、介護をする人が介護を受ける人を仰向けにし、片手で支えるか、洗髪器の縁に頸椎部をのせて洗っていた。又、理容室や美容院においても、洗髪器のに頸椎部をのせて洗髪を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような洗髪方法だと頭の重量が頸椎にかかって頸椎の動脈を圧迫するため、老齢者は勿論、首や頭部に障害(鞭打ち症等)を持つ人は大変な苦痛であるばかりでなく、洗髪後のめまい、手足のしびれ、吐き気や半身不全まひ等の症状を訴える美容院卒中症候群で、首を後ろに強く反らすことによって椎骨動脈が後頭骨と第一頸椎との間に挟まれ、血管の内幕が損傷したり、血栓ができるなどして脳への血行が悪くなる結果、症状があらわれるといわれている。本発明はこのような症状の発生を防止するため後頭部を合理的に支える洗髪用補助具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明は、脚受部1の上部中心部に、垂直状に高さ調整ボルト2を設け、この高さ調整ボルト2に調整ナット3を介して支筒5を摺動自在に嵌着し、この支筒5の頂部に頭載盤4を設け、脚受部1の下部に3本の脚6、8、10の一端を固定し、この脚を左右及び前方へ水平状に折り曲げ、各脚の先端部に吸盤7、9、11をそれぞれ設けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】上記のように構成された本発明を実際に使用する場合は次のようになる。図4に示したように、洗髪器の中に三本の脚6、8、10のうち、脚6、8が手前の方に位置するように設置し、吸着盤を吸着させて補助具Aを固定させた後、頸椎部を頭載盤4の上に載せて洗髪をする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0007】図1は本発明の斜視図、図2本発明の平面図、図3は本発明の側面図、図4は本発明の使用状態の図で、図中の符号Aは補助具全体、Bは洗髪受者を示す。
【0008】1は脚受部で、下部に3本の脚6、8、10の一端が固定され、上部の中心部に高さ調整ボルト2が立設されている。
【0009】高さ調整ボルト2にはナット3を介して上端に頭載盤4を設けた支筒5が摺動自在に嵌着され、ナット3を廻すことによって頭載盤4を頂部に設けた支筒5が上下動するようになっている。ナット3は高さ調整ボルト2に対応するピッチの雌ネジで、ナット3を右又は左に回すことによって頭載盤4に載せた洗髪受者Bの頭部の高さが調節されるようになっている。
【0010】頭載盤4は図4に示したように洗髪受者Bの後頭部を載置するようになっていて上面には軟質ゴム又は軟質合成樹脂等の緩衝材が設けられ、後頭部を柔軟に支えるようになっている。
【0011】支筒5は高さ調整ボルト2に摺動自在に嵌挿できる内径の筒体で、前記ナット3を介して高さ調整ボルト2に嵌着されているので、ナット3を左右に回すことによって支筒5とその頂部に設けられた頭載盤4が同時に上下動するようになっている。
【0012】6、8、10は何れも脚受部1の下部に設けられた脚で、脚6、8は脚受部1の左右側方へ水平方向に折り曲げられ、脚10は前方へ水平方向に折り曲げられ、各脚6、8、10の先端部に吸盤固定具を7a、9a、11aを介して吸盤7、9、11が取り付けられている。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので次のような効果がある。
a.軽い上、簡単に持ち運びができるので、介護施設や養護施設、理容院や美容院等で手軽に利用できる。
b.洗髪受者の頸椎を圧迫することがないので、近時社会問題化している卒中症候群を未然に防ぐことができる。
c.老齢者や鞭打症の患者も長時間の洗髪に耐えることができる。
d.理容院や美容院においても、洗髪受者が自分で支えたり、美容師の手で支える必要がないので、気持ちのよい洗髪が楽しめる。
【出願人】 【識別番号】598060615
【氏名又は名称】高芝 旬一
【出願日】 平成10年(1998)4月1日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−285414
【公開日】 平成11年(1999)10月19日
【出願番号】 特願平10−126596