| 【発明の名称】 |
液状化粧料塗布容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 佐知代
【氏名】山上 喜市
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| 【要約】 |
【課題】筆毛の大きさを大きくしなくても一回の塗布量を増やすことができて、中途で塗り継ぐ不都合を少なくし、また、比較的速乾性の液を扱う場合でも、乾燥をできるだけ防止でき、良好,円滑な液の塗布を行える優れた液状化粧料塗布容器を提案する。
【解決手段】容器体口頚部7に着脱可能に嵌合させたキャップ3に上端を固定して容器体内に垂下させた支軸4と、該支軸の下端部に基端部を埋設固定して突設した筆毛5とを備え、筆毛埋設部位上方の支軸4内に筆毛5と連通する液溜室Aを設けるとともに、液溜室A上部に内外を連通する連通孔13を穿設して構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】胴部6より口頚部7を起立させた容器体2と、口頚部に着脱可能に嵌合させたキャップ3と、該キャップ3に上端を固定して容器体内に垂下させた支軸4と、該支軸の下端部に基端部を埋設固定して突設した筆毛5とからなり、筆毛埋設部位上方の支軸4内に筆毛5と連通する液溜室Aを設けるとともに、液溜室A上部に内外を連通する連通孔13を穿設してなることを特徴とする液状化粧料塗布容器。 【請求項2】上記液溜室Aが、支軸4下端部に形成した下端面開口の凹部14と、該凹部下端開口部に嵌着固定するとともに、頂壁17に窓孔18を穿設してなる底蓋15とで画成された液溜室であり、上記筆毛5が、長手方向中央を金属環20で巻き回し固定して二つ折りにした毛束21の基端部を、その金属環20両外側面を底蓋15内面に圧接固定することにより埋設固定した筆毛である請求項1記載の液状化粧料塗布容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は液状化粧料塗布容器に関し、詳しくは、マニキュア等の比較的速乾性の化粧液を収納し塗布するのに好適な塗布容器に関する。 【0002】 【従来の技術】マニキュア等の液状化粧料塗布容器として、例えば、胴部より口頚部を起立した容器体と、口頚部外周に螺着させて着脱自在に装着したキャップと、該キャップの下面中央より容器体内に垂下させた支軸の先端に筆毛を突設した塗布部とを備えているものが一般に知られている。 【0003】これらは、キャップを外すことにより、一体に設けた塗布部が容器体内から抜き出され、塗布部先端の筆毛に付着したマニキュア等の化粧料を爪等の被塗布体に塗布する如く構成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の容器では、筆毛に付着する液の量は略一定であり、従って、筆毛の大きさ等により一回の塗布量は自ずから制限される。筆毛の大きさが大きい場合にはそこに付着する液の量も多くなるため、一回の塗布量も増え、その結果、一つの被塗布体を中途で塗り次ぐことを少なくすることができ、塗りムラを引き起こす虞が少ない。 【0005】その反面筆毛の大きさがあまり大きいと筆毛の塗布露出面が大きくなり、比較的速乾性のものが多いマニキュア等では、筆毛表面で液が乾燥する虞があり、また、筆毛があまり大きいと筆毛に腰がなくなり塗布し難いという欠点も生じる。更に、筆毛が大きいとそれなりに容器体を大きくする場合を別として、収納液の減少に伴い筆毛に容器体内の液を付着させにくくなる。また、容器体の大きさを大きくするにも限度がある。 【0006】本発明はこの様な点に鑑み、筆毛の大きさを大きくしなくても、一回の塗布量を増やすことができて、中途で塗り継ぐ不都合を少なくし、また、比較的速乾性の液を扱う場合でも、乾燥を出来るだけ防止させて比較的長い時間塗布していても筆毛表面での液の乾燥をできるだけ防止でき、良好,円滑な液の塗布を行える優れた容器を提案するものである。また、製造が容易であり、その結果、安価に製造できる容器を提案するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本請求項1発明の容器は上記課題を解決するため、胴部6より口頚部7を起立させた容器体2と、口頚部に着脱可能に嵌合させたキャップ3と、該キャップ3に上端を固定して容器体内に垂下させた支軸4と、該支軸の下端部に基端部を埋設固定して突設した筆毛5とからなり、筆毛埋設部位上方の支軸4内に筆毛5と連通する液溜室Aを設けるとともに、液溜室A上部に内外を連通する連通孔13を穿設してなることを特徴とする液状化粧料塗布容器として構成した。 【0008】また、請求項2発明の容器は、上記液溜室Aが、支軸4下端部に形成した下端面開口の凹部14と、該凹部下端開口部に嵌着固定するとともに、頂壁17に窓孔18を穿設してなる底蓋15とで画成された液溜室であり、上記筆毛5が、長手方向中央を金属環20で巻き回し固定して二つ折りにした毛束21の基端部を、その金属環20両外側面を底蓋15内面に圧接固定することにより埋設固定した筆毛である請求項1記載の液状化粧料塗布容器として構成した。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。本発明のマニキュア容器は、容器体2と、キャップ3と、支軸4と、筆毛5とを備えている。 【0010】容器体2は、胴部6上端より口頚部7を起立して構成している。キャップ3は、口頚部7外周に周壁8を螺着させて着脱可能に嵌合させるとともに、周壁8上端縁より延設した頂壁9により口頚部上端開口を閉塞している。支軸4は、筆毛5を容器体内に垂下支持させるためのもので、キャップ3に上端を固定して容器体2内に垂下させている。 【0011】本実施例では、支軸4を下面中央部より垂設した取り付け基板10の外周縁をキャップ周壁8内面上部に嵌着させ、更に、取り付け基板10の上面中央部より立設した嵌合筒11を、キャップ頂壁9裏面より垂設した嵌合筒12内面に密嵌させて両者を固定させている。 【0012】また、筆毛5は、支軸4下端部内に基端部を埋設固定して突設している。本発明では、上記筆毛埋設部位上方の支軸4内に、筆毛5と連通する液溜室Aを設けるとともに、液溜室A上部に内外を連通する連通孔13を穿設している。この液溜室Aと連通孔13とを設けることにより、筆毛5に付着した液の減少に伴い液溜室A内の液が筆毛5に円滑に供給される如く構成している。 【0013】図示例では、上記支軸4下端部に形成した下端面開口の円板状をなす凹部14と、該凹部下端開口部に嵌着固定した底蓋15とで液溜室Aを形成している。 【0014】底蓋15は、凹部14内面下端部に密嵌させた周壁16上端縁より中央が縮径した頂壁17を延設し、この頂壁17上方の凹部14内を液溜室Aとして画成している。また、頂壁17の傾斜部分に周方向複数の窓孔18を穿設して液溜室A内と底蓋15内とを連通させている。更に、周壁16の下端縁より外方へ延設したフランジ19を支軸4の下面周縁部に当接させている。 【0015】また、筆毛5は、図2に示す如く、長手方向中央を金属環20で巻き回し固定して二つ折りにした毛束21の基端部を、図1に示す如く、その金属環20両外側面を底蓋15の周壁16内面から頂壁17内面に亘って圧接固定することにより埋設固定して構成している。 【0016】金属環20は、図示例の如く、巻き回した毛束の上方に隙間をあけて固定しても、完全に毛束周囲を巻き回す状態であっても、或いは巻き回した上方を交差させても良い。 【0017】上記の如く構成した容器を使用する場合に付いて説明すると、図1の状態からキャップ3を螺脱して支軸4及び筆毛5を引き出し、筆毛5を爪等の被塗布体に当てて塗布する。この際筆毛5周囲には液が付着しており、また、液溜室A内には図3(a)に示す如く、液が充填されている。被塗布体への液の塗布に伴って、筆毛5の液が無くなると、液溜室A内の液が窓孔18を介して筆毛5の基端部に順次供給され、図3(b)に示す如く、減少する。 【0018】使用後は、再び支軸4を容器体2内に差し込みキャップ3を螺着させることにより、筆毛5を伝ってその基端部より窓孔18を介して液溜室A内に液が移行し、充満される。この際、液溜室A内の空気は連通孔13より容器体2内に排出され、液上方の空気溜まりに移行する。尚、上記各部材は特にことわりの無い限り、主として合成樹脂を使用して形成することができる。 【0019】 【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、既述構成としたことにより、特に、筆毛埋設部位上方の支軸内に筆毛と連通する液溜室を設けるとともに、液溜室上部に内外を連通する連通孔を穿設したので、筆毛の大きさを大きくしなくても、一回の塗布量を増やすことができて、一つの被塗布体に対して中途で塗り次ぐ不都合を少なくして塗りムラを無くし、また、液の円滑な供給を行えるため、速乾性の液を扱う場合でも順次液を供給して筆毛表面に於ける乾燥を出来るだけ防止でき、比較的長い時間塗布していても良好な塗布が行えるものである。 【0020】また、液溜室Aが、支軸4下端部に形成した下端面開口の凹部14と、該凹部下端開口部に嵌着固定するとともに、頂壁17に窓孔18を穿設してなる底蓋15とで画成された液溜室であり、筆毛5が、長手方向中央を金属環20で巻き回し固定して二つ折りにした毛束21の基端部を、その金属環20両外側面を底蓋15内面に圧接固定することにより埋設固定した筆毛である場合には、筆毛の取り付け操作が容易であり、また、接着剤等で筆毛を固定しなくても済むため、液溜室からの液の供給、或いは筆毛から液溜室への液の浸入を円滑に行える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006909 【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】今岡 良夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−244042 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−64620 |
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