| 【発明の名称】 |
化粧方法及びその方法に用いる化粧装置並びに化粧転写膜 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇津木 龍一
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】印刷という技術を介在させることにより化粧を行う。具体的には、化粧剤を印材として所定の化粧パターンを印刷基材に印刷することにより化粧転写膜を作成し、化粧転写膜の印剤を被化粧者の顔に転写するか、または、所定の化粧パターンを被化粧者の顔に直接印刷かして、被化粧者の顔に化粧を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧要素のための化粧材を印剤として、所定の化粧パターンを印刷基材に印刷することにより化粧転写膜を作成し、この化粧転写膜の化粧剤を被化粧者の顔に転写することにより被化粧者に化粧を行う化粧方法。 【請求項2】 被化粧者が選択した理想顔の画像を処理することで化粧要素に関する化粧画像を形成し、形成したその化粧画像における化粧パターンを化粧剤を印剤として印刷基材に印刷して化粧転写膜を作成するものである請求項1記載の化粧方法。 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の化粧方法に用いる化粧装置であって、化粧要素のための化粧剤を印剤として化粧パターンを印刷基材に印刷する印刷手段を含む化粧装置。 【請求項4】 ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧要素のための化粧材を印剤として、所定の化粧パターンを被化粧者の顔に直接印刷することにより被化粧者に化粧を行う化粧方法。 【請求項5】 被化粧者が選択した理想顔の画像を処理することで化粧要素に関する化粧画像を形成し、形成したその化粧画像における化粧パターンを、前記化粧要素のための化粧剤を印剤として被化粧者の顔に印刷することにより被化粧者に化粧を行うものである請求項4記載の化粧方法。 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の化粧方法に用いる化粧装置であって、化粧要素のための化粧剤を印剤として被化粧者の顔に印刷する印刷手段を含む化粧装置。 【請求項7】 ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧要素のための化粧材を印剤として、所定の化粧パターンを印刷してなる化粧転写膜。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、顔に化粧を施すための化粧技術に関する。 【0002】 【従来の技術】化粧はそれが施された人の印象を大きく変える。このような化粧の目的がより美しくありたいという望みを満たす点にあることは勿論であるが、同時に、化粧による印象の変化で気持ちのありようを変えるという効用を欲して化粧を行う場合もある。このようなことから、何時も同じ化粧ではなく、その日の気分などに応じて化粧のパターンを様々に変えることは有意義であり、またそのようにしている例も少なくない。特に、近年は、女性雑誌などで「タレント誰それ風のメイク特集」といった情報が頻繁に流されており、様々な化粧方法を試してみたいという要求が高まっているという現状がある。 【0003】化粧は、ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧剤を望みのイメージどおりに施すことができて、はじめて完璧なものとすることができる。しかし望ましい化粧の仕上がりを最初にイメージすることは必ずしも容易でなく、また理想のイメージがあったとしても、イメージ通りの完璧な化粧剤を施すことは化粧の専門家にとっても困難である。ましてや、一般の女性が、様々な女優に似た化粧を楽しんだり、化粧パターンを変えてそのバリエーションを楽しむことはそれほど容易ではないのが実情である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような事情を背景になされたのが本発明で、本人が理想とする化粧パターンを誰でも容易に且つ十全に施すことを可能とする化粧方法及びそのための装置の提供を目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、本発明の化粧方法は、印刷という技術を介在させることにより、何ら特別な技術を持たない一般の女性でも所望の化粧を行えるようにしたものである。大きく分ければ、本発明の化粧方法は、所定の化粧パターンを一旦印刷基材に印刷してからこれを被化粧者の顔に転写する場合と、所定の化粧パターンを被化粧者の顔に直接印刷する場合とがある。以下、その具体的方法について説明する。 【0006】所定の化粧パターンを一旦印刷基材に印刷してからこれを被化粧者の顔に転写する場合とは、以下のようなものである。即ち、ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧要素のための化粧材を印剤として、所定の化粧パターンを印刷基材に印刷することにより化粧転写膜を作成し、この化粧転写膜の化粧剤を被化粧者の顔に転写することにより被化粧者に化粧を行う。この方法によれば、所定の化粧パターンを印刷基材に正確に印刷しさえすれば、被化粧者は、何の困難もなく且つ非常に短時間で、所定の化粧を自らの顔に行うことができる。この方法は、化粧要素のための化粧剤を印剤として化粧パターンを印刷基材に印刷する印刷手段を含む化粧装置を用いることにより実行可能となる。尚、上記の化粧転写膜は、被化粧者の顔全体に対応するようなものでも良いが、グラデーションをつけたファンデーションを印剤とし、被化粧者のほほのみを覆うようにしたシールの如き顔の一部のみに対応するようなものでも良い。 【0007】また、この化粧方法における化粧パターンはどのようなものでも構わないが、被化粧者が選択した理想顔の画像を処理することで化粧要素に関する化粧画像を形成し、形成したこの化粧画像における化粧パターンを上記化粧パターンとして用いるのが好ましい。そして、この化粧パターンを化粧剤を印剤として印刷基材に印刷して化粧転写膜を作成するとよい。このようにすれば、被化粧者は、より自分の理想に近い化粧を行うことができるようになり、特に自身にとっての最適な化粧パターンを掴めていない被化粧者には最良の化粧パターンを提供できるため極めて有効なものとなる。また、この方法においても、上記と同様の化粧装置を用いることにより化粧転写膜の作成を行うことができる。尚、この場合の化粧装置は、顔画像を処理して化粧要素に関する化粧画像を作成する画像処理手段を更に備えるものとすることができる。また、この場合において、理想顔の画像を処理する方法として、被化粧者の顔とその被化粧者が理想とする顔とをコンピュータに取込み、これをミックスするという方法を用いたり、或いは理想顔における色彩の明度に基づいてファンデーションの色の明るさを決定するという方法を用いると、被化粧者が理想的であると感じる化粧パターンをほぼ確実に得られることが、本願出願人の研究により明らかになっている。 【0008】一方、所定の化粧パターンを被化粧者の顔に直接印刷する場合とは、以下のようなものである。即ち、ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧要素のための化粧材を印剤として、所定の化粧パターンを被化粧者の顔に直接印刷することにより被化粧者に化粧を行う。この方法によっても、所定の化粧パターンを被化粧者の顔に正確に印刷しさえすれば、被化粧者は何の困難もなく所望の化粧を行うことができる。この化粧方法は、化粧パターンを化粧要素のための化粧剤を印剤として被化粧者の顔に印刷する印刷手段を含む化粧装置により行うことができる。 【0009】この場合の化粧パターンはどのように作成しても構わないが、上記化粧転写膜を用いる方法と同様に、被化粧者が選択した理想顔の画像を処理することで化粧要素に関する化粧画像を形成し、形成した化粧画像における化粧パターンを上記化粧パターンとするのが好ましい。このようにすれば、被化粧者は、自分の理想を探しながら、その理想に沿った化粧を行えるようになる。この化粧方法は、化粧剤を印剤として被化粧者の顔に印刷する印刷手段に加えて、理想顔の画像を処理することで化粧要素に関する化粧画像を形成する画像処理手段を更に備えた化粧装置により実施することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】第1実施形態: 本発明の第1実施形態における化粧装置は、図1に示すように、例えば磁気ディスクやCD−ROMなどを用いることのできる画像記憶手段1、例えばパソコンなどを用いることのできる画像処理手段2、モニター3、及び印刷手段4を含んだ構成となる。 【0011】この実施形態による化粧方法で化粧を行なうには、先ず好みの理想顔を決めることから始まる。この理想顔は、例えば好きなタレントやモデルなどの顔、あるいは化粧の専門家に化粧を施してもらった自分の化粧顔などを題材にして決める。これらは予め画像化して画像記憶手段1に格納してあるものを用いることができ、この場合には画像記憶手段1から取り出した顔画像を順次モニター3に表示して見ながら選択するなどして自分の好みに沿う理想顔を決定する。 【0012】理想顔が決まったら、これを画像処理手段2に取り込む。画像処理手段2は、予めインストールされている所定のプログラム(このプログラムには既に知られている画像処理プログラムを利用することができる)に基づいて前記理想顔を処理し、ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧要素に関する化粧画像を前記理想顔における化粧の状態に基づいて形成する。 【0013】次いで、このようにして得られた化粧画像を画像処理手段2から印刷手段3に出力する。これに応じて印刷手段3は、前記化粧画像に基づいた化粧パターンを、ファンデーション、眉墨、アイシャドー、口紅などの化粧剤を印剤として、薄くて柔軟な基材に印刷して化粧転写膜Mを作成する。 【0014】このようにして化粧転写膜Mが得られたら、これを被化粧者が自分の顔に押し当てて軽く擦るなどする。これにより化粧転写膜Mの化粧剤が被化粧者の顔に転写される。その後、化粧転写膜Mを剥がし、顔にのっている化粧剤を軽く延ばすなどして最終的な仕上げをして完了となる。尚、以上の説明においては、個人の好みに合わせて化粧を行う場合に重点をおいたが、上述の技術を、同一の化粧転写膜を一定量生産しこれを販売するような大規模な利用に供することももちろん可能である。 【0015】第2実施形態:この第2実施形態における化粧装置は、第1実施形態における化粧装置とほぼ同様の構成となっている。但し、第2実施形態における化粧装置の印刷手段は、化粧転写膜ではなく、被化粧者の顔へ直接化粧材を印刷できるような印刷手段を備えるものになっている。この場合には、例えば噴射式の印刷手段を用いることができる。 【0016】 【発明の効果】以上のように本発明によると、被化粧者が望みとする化粧を短時間で自在に施すことが可能となり、化粧の効用をより有効に活用できるようになる。また、本発明は、自らが望む化粧を明確に理解できていないような化粧初心者にとって特に有効である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592097417 【氏名又は名称】宇津木 龍一 【識別番号】000107550 【氏名又は名称】スカラ株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】高月 猛
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| 【公開番号】 |
特開平11−169231 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−346889 |
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