| 【発明の名称】 |
ヘアーカーラ用給電器 |
| 【発明者】 |
【氏名】口分田 孝博
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| 【要約】 |
【課題】安全で且つ使用の信頼性が高いヘアーカーラ用給電器を提供する。
【解決手段】給電器3に突設した基台4にヒータ5が内蔵されたヘアーカーラ2を差し込み、ヘアーカーラ2に設けた端子ピン6と基台4内部に設けた給電端子7との電気的接続によりヘアーカーラ2の加熱を行うようにしたヘアーカーラ用給電器3である。給電端子7に一端部が接続されたリードフレーム8に電気的開閉を行う接点開閉手段13を設ける。接点開閉手段13は、ヘアーカーラ2の差し込み途中では開状態に保持されて端子ピン6への通電が停止され且つヘアーカーラ2の差し込み完了時には開状態から閉状態に切り替えられて通電を開始するように構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 給電器に突設した基台にヒータが内蔵されたヘアーカーラを差し込み、ヘアーカーラに設けた端子ピンと基台内部に設けた給電端子との電気的接続によりヘアーカーラの加熱を行うようにしたヘアーカーラ用給電器において、給電端子に一端部が接続されたリードフレームに電気的開閉を行う接点開閉手段を設け、この接点開閉手段は、ヘアーカーラの差し込み途中では開状態に保持されて端子ピンへの通電が停止され且つヘアーカーラの差し込み完了時には開状態から閉状態に切り替えられて通電を開始するように構成されていることを特徴とするヘアーカーラ用給電器。 【請求項2】 接点開閉手段は、基台内部に上下移動自在に配置され、ヘアーカーラの差し込み完了時には端子ピンの先端部で押し下げられてリードフレームに設けた接点部を開状態から閉状態に切り替える可動片を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘアーカーラ用給電器。 【請求項3】 接点開閉手段は、基台のヘアーカーラの外周下端部に対応した位置に配設され、ヘアーカーラの差し込み完了時にヘアーカーラの外周下端部で押し下げられてリードフレームに設けた接点部を開状態から閉状態に切り替える押し釦を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘアーカーラ用給電器。 【請求項4】 接点開閉手段は、リードフレームに一体に設けられた凸部を備え、該凸部はヘアーカーラの差し込み完了時にヘアーカーラの端子ピンの絶縁部にて押圧されてリードフレームを変形させることにより給電端子と端子ピンとの接点部を開状態から閉状態に切り替えるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のヘアーカーラ用給電器。 【請求項5】 接点開閉手段は、ヘアーカーラを差し込み完了状態にするために基台外部に着脱自在に装着されるケースカバーと、基台のケースカバーの外周下端部に対応した位置に設けられて上記ケースカバーの装着時にケースカバーの外周下端部で押し下げられてリードフレームに設けた接点部を開状態から閉状態に切り替える押し釦とを備えていることを特徴とする請求項1記載のヘアーカーラ用給電器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、髪をカール付けするヘアーカーラを加熱するヘアーカーラ用給電器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば図7に示すように、給電器3に突設した基台4にヒータ5が内蔵されたヘアーカーラ2を差し込み、ヘアーカーラ2に設けた端子ピン6と基台4内部に設けた給電端子7との電気的接続によりヘアーカーラ2の加熱を行うようにしたヘアカール器1が数多く知られている。図7において、ヘアーカール器1は、髪をカール付けするヘアーカーラ2と、ヘアーカーラ2に給電する基台4が突設された給電器3とで構成されている。ヘアーカーラ2は、断面H字形に形成され、その内側中心部に端子ピン6が設けられ、この端子ピン6は伝熱用のアルミ筒11を介してヒータ5に電気的に接続されている。一方、給電器3の基台4内部には給電端子7が収納されており、基台4内部にヘアーカーラ2を差し込むことにより、ヘアーカーラ2に設けた端子ピン6と給電端子7とが接触して、ヘアーカーラ2のヒータ5への通電が行われされ、ヒータ5の熱がアルミ筒11を伝うことにより、ヘアーカーラ2全体を加熱できるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のヘアーカール器1にあっては、給電器3に設けた差込口の下方に電極である給電端子7が位置しているために、仮りに金属製のヘアーピンや釘等の導電異物が差込口から誤って入り込んだ場合は、この導電異物によって給電端子7間が短絡する恐れがある。また、ヘアーカーラ2を最後まで差し込んだ状態(図7の右側の状態)だけでなく、途中まで差し込んだ状態(図7の左側の状態)でも、端子ピン6と給電端子7とが接触して通電、加熱が開始されるようになり、この場合、端子ピン6と給電端子7との接触は、ヘアーカーラ2を最後まで差し込んだ状態と異なって不安定な接触状態にあるために、接触部で異常発熱等が発生するという問題もある。 【0004】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、ヘアーピンや釘等の導電異物が基台内部に入り込んだ場合でも短絡する恐れがなく、しかもヘアーカーラの差し込み途中での通電を防止でき、安全で且つ使用の信頼性が高いヘアーカーラ用給電器を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、給電器3に突設した基台4にヒータ5が内蔵されたヘアーカーラ2を差し込み、ヘアーカーラ2に設けた端子ピン6と基台4内部に設けた給電端子7との電気的接続によりヘアーカーラ2の加熱を行うようにしたヘアーカーラ用給電器において、給電端子7に一端部が接続されたリードフレーム8に電気的開閉を行う接点開閉手段13を設け、この接点開閉手段13は、ヘアーカーラ2の差し込み途中では開状態に保持されて端子ピン6への通電が停止され且つヘアーカーラ2の差し込み完了時には開状態から閉状態に切り替えられて通電を開始するように構成されていることを特徴としており、このように構成することで、ヘアーカーラ2を最後まで差し込むと、接点部9は閉じた状態となり、通電が開始される一方で、ヘアーカーラ2を途中まで差し込んだ状態では、接点部9は開状態で保持されて端子ピン6には通電が行われない。また金属製のヘアーピンや釘等の棒状導電異物が差込口10内に誤って入り込んだときでも、接点部9は閉状態とならず、短絡する恐れがないものである。 【0006】ここで、上記接点開閉手段13は、基台4内部に上下移動自在に配置され、ヘアーカーラ2の差し込み完了時には端子ピン6の先端部で押し下げられてリードフレーム8に設けた接点部9を開状態から閉状態に切り替える可動片14を備えているのが好ましく、この場合、ヘアーカーラ2の差し込み途中では、端子ピン6の先端部によって可動片14は押し下げられず、接点部9は開状態で保持されて端子ピン6には通電が行われず、一方、ヘアーカーラ2を最後まで差し込むと、可動片14が押し下げられて接点部9が閉じた状態となり、通電が開始される。しかも、可動片14をリードフレーム8とは別体で構成することで、リードフレーム8に可動片14の荷重がかからないようにして、リードフレーム8のバネ力の低下防止を図ることができる。 【0007】また上記接点開閉手段13は、基台4のヘアーカーラ2の外周下端部2aに対応した位置に配設され、ヘアーカーラ2の差し込み完了時にヘアーカーラ2の外周下端部2aで押し下げられてリードフレーム8に設けた接点部9を開状態から閉状態に切り替える押し釦15を備えているのが好ましく、この場合、ヘアーカーラ2の差し込み途中では押し釦15は押されないので、接点部9は開状態で保持されて通電が行われず、ヘアーカーラ2を最後まで差し込むと、ヘアーカーラ2の外周下端部2aが押し釦15を押し下げて接点部9が導通して通電が開始される。従って、押し釦15を基台4内部に設けない構造でありながら、基台4内部の接点部9の開閉が可能となる。 【0008】また上記接点開閉手段13は、リードフレーム8に一体に設けられた凸部16を備え、該凸部16はヘアーカーラ2の差し込み完了時にヘアーカーラ2の端子ピン6の絶縁部17にて押圧されてリードフレーム8を変形させることにより給電端子7と端子ピン6との接点部9を開状態から閉状態に切り替えるように構成されているのが好ましく、この場合、ヘアーカーラ2を最後まで差し込むと、端子ピン6の絶縁部17が凸部16に当たってリードフレーム8が変形して、給電端子7が端子ピン6に接触して通電が開始される一方で、端子ピン6が差し込み途中の状態では、リードフレーム8の凸部16は端子ピン6によって押されず、給電端子7と端子ピン6とが接触しない状態で保持されるようになり、接点部の構造を簡略化できる。 【0009】また上記接点開閉手段13は、ヘアーカーラ2を差し込み完了状態にするために基台4外部に着脱自在に装着されるケースカバー20と、基台4のケースカバー20の外周下端部20aに対応した位置に設けられて上記ケースカバー20の装着時にケースカバー20の外周下端部20aで押し下げられてリードフレーム8に設けた接点部9を開状態から閉状態に切り替える押し釦15とを備えているのが好ましく、この場合、ケースカバー20を装着するだけでヘアーカーラ2が最後まで差し込まれた状態となり、このときケースカバー20の外周下端部20aが押し釦15を押し下げて通電状態となり、より安全な使用を確保できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を説明する。ヘアーカール器1の基本構造は図7と同様であり、その詳細な説明は省略する。図1において、給電器3にはヘアーカーラ2が差し込まれる差込口10を上端に備えた塔部12が突設されており、この塔部12内に端子ブロック21が収納されている。 【0011】端子ブロック21は、一端部に第1の給電端子7Aを備えた第1のリードフレーム8Aと、一端部に第2の給電端子7Bを備えた第2のリードフレーム8Bと、一端部に絶縁性を有する押し下げ片18を備えた第3のリードフレーム8Cとから成るもので、第2のリードフレーム8Bの他端部及び第3のリードフレーム8Cの他端部は電源側に接続されている。各リードフレーム8は例えば導電板金材から成る。また、第2のリードフレーム8Bの他端部には接点9aが設けられ、第3のリードフレーム8Cの途中には上記接点9aに対応する接点9bが設けられており、上記押し下げ片18によって接点9a,9bの電気的開閉を行う接点開閉手段13が構成されている。そして、ヘアーカーラ2が差し込まれない状態、及びヘアーカーラ2が途中まで差し込まれた状態では、第3のリードフレーム8Cと第1のリードフレーム8Aとは非接触状態で保持され、これにより接点部9は開状態で保持されている。また、ヘアーカーラ2が最後まで差し込まれた状態では押し下げ片18が端子ピン6の先端部で下方に押し下げられて、接点部9が開状態から閉状態に切り替えられるようになっている。 【0012】しかして、ヒータ5が内蔵されているヘアーカーラ2を基台4の差込口10から最後まで差し込むと、押し下げ片18が端子ピン6の先端部により押し下げられて、接点部9が閉じた状態となり、第3のリードフレーム8Cから第1のリードフレーム8A、第1の給電端子7Aを介して端子ピン6に通電される。一方、ヘアーカーラ2を途中まで差し込んだ状態のときには、押し下げ片18は端子ピン6の先端部によって押し下げられず、接点部9は開状態で保持されて端子ピン6には通電が行われない。従って、従来のように端子ピン6と給電端子7との接触が不安定なままで通電される危険性がなくなり、接触部で異常発熱が生じるのを確実に防止できる結果、使用の信頼性を高めることができるようになる。さらに、金属製のヘアーピンや釘等の棒状導電異物が差込口10内に誤って入り込んだときに、たとえ給電端子7A,7B間が短絡しても、押し下げ片18は上方に位置して接点部9を開状態で保っているので、通電される恐れがなく、従って、導電異物が入った場合でも安全性を十分に確保できるようになる。 【0013】また、前記実施形態では、第3のリードフレーム8Cの一端部に押し下げ片18を一体に設けたが、図2に示すように、第3のリードフレーム8Cとは別部材の絶縁性を有する可動片14を基台4内部に上下移動自在に配置し、この可動片14の下端に設けた突起14aを第3のリードフレーム8Cの先端部に対向配置させてもよい。他の構成は図1の構成と同様である。この実施形態では、可動片14の両側部には断面略L字状のバネ受け片19が夫々固定され、両バネ受け片19の下端部に突設したつば部と基台4の底部との間に押し上げバネ22が介在されている。そして、ヘアーカーラ2の差し込み途中では、端子ピン6の先端部によって可動片14は押し下げられず、従って、可動片14は押し上げバネ22のバネ力で上方位置で保持されており、これにより接点部9は開状態で保持されて端子ピン6には通電が行われず、一方、ヘアーカーラ2を最後まで差し込むと、可動片14が押し上げバネ22のバネ力に抗して押し下げられて第3のリードフレーム8Cの先端部が下方に移動して接点部9が閉じた状態となり、通電が開始される。従って、図1の場合と同様な作用効果が得られ、さらに可動片14を第3のリードフレーム8Cとは別体で構成し、押し上げバネ22で可動片14を支えるようにしたから、ヘアーカーラ2が差し込まれない場合及び差し込み途中の場合には、第3のリードフレーム8Cに可動片14の荷重がかからず、第3のリードフレーム8Cのバネ力の低下防止を図ることができ、接点部9の開閉機能を長期に亘って維持でき、使用の信頼性の向上を一層図ることができる。なお、第3のリードフレーム8Cのバネ力のみで接点部9の開状態を保持できる場合は、押し上げバネ22を省略してもよいものである。 【0014】図3及び図4は更に他の実施形態を示している。この実施形態では、図1の第3のリードフレーム8Cに接点部9を設けた構造に代えて、第1のリードフレーム8Aの上端部と第1の給電端子7Aにおける端子ピン接触部7aとの間の距離Mを長くすると共に、第1のリードフレーム8Aに内側に向けて略く字状に突出した凸部16を折曲形成してある。尚、第1及び第2のリードフレーム8A,8Bはそれぞれ電源側に接続されている。一方、端子ピン6は、図4に示すように、第1の給電端子7Aに接触する外側導電材23と、第2の給電端子7Bに接触する内側導電材24と、外側導電材23と内側導電材24との間を絶縁する絶縁部17とから成り、絶縁部17に第1のリードフレーム8Aに設けた凸部16が接触できるようにしてある。つまり、ヘアーカーラ2を基台4の差込口10から最後まで差し込むと、図3(c)に示すように、端子ピン6の絶縁部17が凸部16に当たって第1のリードフレーム8Aが後方に弾性変形して、第1の給電端子7Aの端子ピン接触部7aが端子ピン6の外側導電材23に接触すると同時に、第2の給電端子7Bが端子ピン6の内側導電材24に接触して、端子ピン6の通電が開始される。一方、端子ピン6が差し込み途中の状態では、第1のリードフレーム8Aの凸部16には端子ピン6の先細状の先端部6aしか接触せず、従って、凸部16は後方に押されず、これにより第1の給電端子7Aの端子ピン接触部7aは端子ピン6の外側導電材23から離れた状態で保持されるので通電が行われず、またヘアーカーラ2を最後まで差し込んだ状態では、凸部16が端子ピン6に押圧されて給電端子7が図3(b)の矢印方向Fに移動して、端子ピン6と給電端子7とが確実に接触することとなり、使用の信頼性をより高めることができる。また凸部16は第1のリードフレーム8Aと一体に形成されているので、部品数の増加を防いで構造の簡略化を図ることができる。もちろん、凸部16を第1のリードフレーム8Aと別体で構成し、接着剤、溶接等で固着してもよいものである。なお、凸部16は第2のリードフレーム8B側に設けるようにしてもよい。 【0015】図5は、更に他の実施形態を示しており、基台4のヘアーカーラ2の外周下端部2aに対応した位置に押し釦15を配置し、ヘアーカーラ2の差し込み完了時にヘアーカーラ2の外周下端部2aで押し釦15を押し下げることにより、第1のリードフレーム8Aの途中に設けた接点部9を閉状態に切り替えるようにしたものである。他の構成は図1の実施形態と同様である。押し釦15は、キャップ状に形成され、基台4の塔部12の側方位置に設けた開口部に押し込み自在に配置されている。押し釦15の下面部には、接点部9の電気的開閉を行う接点9c,9dが設けられていると共に、押し釦15はバネ部材等で上方に突出した位置で保持されている。しかして、ヘアーカーラ2の差し込み途中では、押し釦15は押されず、従って、接点部9は開状態で保持されて通電が行われず、また、ヘアーカーラ2を最後まで差し込むと、ヘアーカーラ2の外周下端部2aが押し釦15を押し下げて、接点9c,9dを介して接点9a,9bが導通して通電が開始される。従って、図1の場合と同様な作用効果が得られると共に、接点開閉手段13である押し釦15を基台4外部に面して配置したから、基台4内部の端子ブロック21の構造を簡略化できるという効果も得られる。なお、本実施形態では、両切りスイッチ構造としているが、もちろん、片切りスイッチ構造であってもよい。このことは図6の場合も同様である。 【0016】図6は更に他の実施形態を示しており、ヘアーカーラ2を差し込み完了状態にするためのケースカバー20が基台4外部に着脱自在に装着されている。さらに基台4のケースカバー20の外周下端部20aに対応した位置には押し釦15が設けられ、上記ケースカバー20の装着時にケースカバー20の上部内面に設けたヘアーカーラ押さえ用リブ25がヘアーカーラ2の上端部2bを押して最後まで差し込んだ状態にすると同時に、ケースカバー20の外周下端部20aが押し釦15を押し下げることにより、第1のリードフレーム8Aに設けた接点部9が閉状態に切り替えられるようになっている。つまり、ヘアーカーラ2の差し込み途中の状態でケースカバー20を装着すれば、ヘアーカーラ2は必ず最後まで差し込まれるようになり、従って、差し込み途中で通電されるという問題が生じなく、図5と同様な作用効果が得られる。 【0017】なお前記各実施形態では、接点部9を第1のリードフレーム8A側に設けているが、もちろん、第2のリードフレーム8B側に設けてもよいものである。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、給電器に突設した基台にヒータが内蔵されたヘアーカーラを差し込み、ヘアーカーラに設けた端子ピンと基台内部に設けた給電端子との電気的接続によりヘアーカーラの加熱を行うようにしたヘアーカーラ用給電器において、給電端子に一端部が接続されたリードフレームに電気的開閉を行う接点開閉手段を設け、この接点開閉手段は、ヘアーカーラの差し込み途中では開状態に保持されて端子ピンへの通電が停止され且つヘアーカーラの差し込み完了時には開状態から閉状態に切り替えられて通電を開始するように構成されているから、ヒータが内蔵されているヘアーカーラを基台の差込口から最後まで差し込むと、接点部は閉じた状態となり、通電が開始される一方で、ヘアーカーラを途中まで差し込んだ状態のときには、接点部は開状態で保持されて端子ピンには通電が行われない。従って、従来のように端子ピンと給電端子との接触が不安定なままで通電される危険性がなくなり、接触部で異常発熱が生じるのを確実に防止できる。また金属製のヘアーピンや釘等の棒状導電異物が差込口内に誤って入り込んだときでも、接点部は閉状態とならないので、短絡する恐れがなく、この結果、ヘアーカーラ用給電器の安全性を十分に確保できると共に、使用の信頼性を高めることができる。 【0019】また請求項2の発明は、請求項1記載の効果に加えて、接点開閉手段は、基台内部に上下移動自在に配置され、ヘアーカーラの差し込み完了時には端子ピンの先端部で押し下げられてリードフレームに設けた接点部を開状態から閉状態に切り替える可動片を備えているから、ヘアーカーラの差し込み途中では、端子ピンの先端部によって可動片は押し下げられず、接点部は開状態で保持されて端子ピンには通電が行われず、一方、ヘアーカーラを最後まで差し込むと、可動片が押し下げられて接点部が閉じた状態となり、通電が開始される。しかも、可動片をリードフレームとは別体で構成することで、リードフレームに可動片の荷重がかからず、リードフレームのバネ力の低下防止を図ることができ、接点部の開閉機能を長期に亘って維持でき、使用の信頼性の向上を一層図ることができる。 【0020】また請求項3の発明は、請求項1記載の効果に加えて、接点開閉手段は、基台のヘアーカーラの外周下端部に対応した位置に配設され、ヘアーカーラの差し込み完了時にヘアーカーラの外周下端部で押し下げられてリードフレームに設けた接点部を開状態から閉状態に切り替える押し釦を備えているから、ヘアーカーラの差し込み途中では、押し釦は押されないので、接点部は開状態で保持されて通電が行われず、ヘアーカーラを最後まで差し込むと、ヘアーカーラの外周下端部が押し釦を押し下げて接点部が導通して通電が開始される。従って、押し釦を基台内部に設けない構造でありながら、基台内部の接点部の開閉が可能となり、給電器の組立てが一層容易となる。 【0021】また請求項4の発明は、請求項1記載の効果に加えて、接点開閉手段は、リードフレームに一体に設けられた凸部を備え、該凸部はヘアーカーラの差し込み完了時にヘアーカーラの端子ピンの絶縁部にて押圧されてリードフレームを変形させることにより給電端子と端子ピンとの接点部を開状態から閉状態に切り替えるように構成されているから、ヘアーカーラを最後まで差し込むと、端子ピンの絶縁部が凸部に当たってリードフレームが変形して、給電端子が端子ピンに接触して通電が開始される一方で、端子ピンが差し込み途中の状態では、リードフレームの凸部は端子ピンによって押されず、給電端子と端子ピンとが接触しない状態で保持される。従って、接点部の構造を簡略化することができる。 【0022】また請求項5の発明は、請求項1記載の効果に加えて、接点開閉手段は、ヘアーカーラを差し込み完了状態にするために基台外部に着脱自在に装着されるケースカバーと、基台のケースカバーの外周下端部に対応した位置に設けられて上記ケースカバーの装着時にケースカバーの外周下端部で押し下げられてリードフレームに設けた接点部を開状態から閉状態に切り替える押し釦とを備えているから、ケースカバーを装着するだけでヘアーカーラが最後まで差し込まれた状態となり、このときケースカバーの外周下端部が押し釦を押し下げて通電状態となり、使い勝手が良くなると共に、ヘアーカーラは最後まで差し込まれるので、差し込み途中で通電されるのを確実に防止でき、より安全な使用を確保できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月15日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−169221 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−345523 |
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