| 【発明の名称】 |
ヘアードライヤー |
| 【発明者】 |
【氏名】福本 吉晃
【氏名】和田 隆弘
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| 【要約】 |
【課題】ハウジングの外側壁のスリ傷やヘアードライヤー本体への衝撃を緩和し、且つヘアードライヤー本体を台上に置いた場合における騒音を抑えたものである。
【解決手段】ヒータ16とモータ22を内装したハウジング2にハンドル3を連設したものにおいて、ハウジングの両側壁に弾性体26、27を取り付け、ハンドルの下部両側に緩衝材35、36を設けたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヒータとモータを内装した筒状のハウジングと、上部をこのハウジングと連設し下部より電源コードを導出した細長のハンドルとを備え、前記ハウジングの両側壁に柔軟性の弾性体を取り付けると共に、前記ハンドルの下部の両側壁に柔軟性の緩衝材を取り付けたことを特徴とするヘアードライヤー。 【請求項2】 ヒータとモータを内装した筒状のハウジングと、上部をこのハウジングと連設し下部より電源コードを導出した細長のハンドルとを備え、前記ハンドルの後側壁の長手方向に沿って柔軟性の滑り止め材を取り付けたことを特徴とするヘアードライヤー。 【請求項3】 前記ハウジングの両側壁には切抜孔を形成すると共に、ハウジング内にはファンとこのファンを囲む筒状のファンケース及び後部に吸気部を有した筒状の吸気ケースを設け、前記弾性体は、ハウジングの内側より切抜孔に係合し、その周縁を前記ファンケースと吸気ケースの両方の外側壁又は一方のケースの外側壁と前記ハウジングの内側壁との間で挟持固定することを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤー。 【請求項4】 前記弾性体は、断面が弧状であり前記ファンケース或は吸気ケースの外側壁との間に空気層を形成することを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤー。 【請求項5】 前記ハンドルは、その下部を側方に突出した張出部を一体成形し、前記緩衝材を張出部に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤー。 【請求項6】 前記ハウジングとハンドルは、それぞれの長手方向が交叉するL形を呈し、前記弾性体と緩衝材は前記ハンドルの長手方向の直線上に配置したことを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤー。 【請求項7】 前記ハンドルは、左右の分割ケースの組み合わせにより構成し、前記滑り止め材は前記分割ケース間に挟持固定したことを特徴とする請求項2に記載のヘアードライヤー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はハンドルを有したヘアードライヤーに関する。 【0002】 【従来の技術】一般のハンドルを有した所謂ピストル式のヘアードライヤーは、ヒータやモータ及びファンを内装したハウジングと、このハウジングと一体或は回動自在に取り付けたスイッチや電源コードを内装したハンドルを有している。 【0003】この様なヘアードライヤーは、例えば実公昭63−18961号公報に見られるようにヒータ、モータ、ファンを内装するハウジングは円筒状であり、電源コードはハンドルの下部より外部に導出している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の様なピストル式のヘアードライヤーは、使用しない時には例えば洗面所や鏡台の前やテーブルの上に置いており、使用時にはハンドルを握ってヘアードライヤー本体を持ち上げてスイッチを操作し温風を髪に当てて乾燥や整髪を行ない、再びテーブル等の台の上に置くことが多い。 【0005】長髪の場合の乾燥や念入りに整髪を行う場合には、温風の吹き出し状態であってもブラシ操作を行っている間や整髪料を髪につけている間はヘアードライヤー本体を台の上に置いたり、持ち上げたりする動作の繰り返しが多くなる。 【0006】このため、ハウジングの外側壁が台の天板に当ったり、他の器物に当ってスリ傷ができて見苦しいばかりか、このスリ傷が大きい場合にはハウジングに触れた手指に傷を負うことがあった。 【0007】また、前述の温風の吹き出し状態でヘアードライヤー本体を台上に置いている場合には、モータの回転に伴いハウジングの外側壁と台上面との微振動によって騒音を発生し耳障りであった。 【0008】本発明は、ハウジングの外側壁のスリ傷を未然に防止すると共に本体を台上に置いた場合におけるモータの回転に伴う騒音を抑えたものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の1つは、ヒータとモータを内装した筒状のハウジングと、上部をこのハウジングと連設し下部より電源コードを導出した細長のハンドルとを備え、前記ハウジングの両側壁に柔軟性の弾性体を取り付けると共に、前記ハンドルの下部の両側壁に柔軟性の緩衝材を取り付けたものである。 【0010】本発明の2つは、ヒータとモータを内装した筒状のハウジングと、上部をこのハウジングと連設し下部より電源コードを導出した細長のハンドルとを備え、前記ハンドルの後側壁の長手方向に沿って柔軟性の滑り止め材を取り付けたものである。 【0011】本発明の3つは、前記ハウジングの両側壁には切抜孔を形成すると共に、ハウジング内にはファンとこのファンを囲む筒状のファンケース及び後部に吸気部を有した筒状の吸気ケースを設け、前記弾性体は、ハウジングの内側より切抜孔に係合し、その周縁を前記ファンケースと吸気ケースの両方の外側壁又は一方のケースの外側壁と前記ハウジングの内側壁との間で挟持固定するものである。 【0012】本発明の4つは、前記弾性体は、断面が弧状であり前記ファンケース或は吸気ケースの外側壁との間に空気層を形成するものである。 【0013】本発明の5つは、前記ハンドルは、その下部を側方に突出した張出部を一体成形し、前記緩衝材を張出部に取り付けたものである。 【0014】本発明の6つは、前記ハウジングとハンドルは、それぞれの長手方向が交叉するL形を呈し、前記弾性体と緩衝材は前記ハンドルの長手方向の直線上に配置したものである。 【0015】本発明の7つは、前記ハンドルは、左右の分割ケースの組み合わせにより構成し、前記滑り止め材は前記分割ケース間に挟持固定したものである。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のヘアードライヤーの使用状態を示す後側面図、図2は同じく横側面図、図3は同じく平面図、図4は同じく図2で示すA−A間のハウジングの断面図、図5は同じく弾性体の取り付け状態を示す部分断面図、図6は同じく図2で示すB−B間のハンドルの断面図、図7は同じくハウジングの分解斜視図、図8は同じくハンドルの断面図、図9は同じくハンドルを分解しハウジングの後部を見た分解図である。 【0017】(1)はピストル式を呈する側面がL形のヘアードライヤー本体で、円筒状のハウジング(2)と、このハウジングの長手方向と交叉する方向で使用状態となる如く回動自在に枢支した細長のハンドル(3)とから構成している。 【0018】前記ハウジング(2)の詳細構造を説明する。(4)、(5)は両側壁にクルミ形の切抜孔(6)、(7)を形成した左右一対の外ケースで、図7に示す様に内側壁にはリブ(8)、(9)(9)を一体形成し、下部には支承片(10)、(11)と後部には掛止片(12)、(13)を一体成形している。(14)は前記外ケース(4)、(5)の先端に嵌合した吐出口リング、(15)は吐出口リング内に係合した吐出グリル、(16)は先端を前記吐出グリル(15)に押し当てたヒータで、詳図していないが絶縁基板(17)の外側にヒータ線を巻装している。 【0019】(18)は前記外ケース(4)、(5)内に収納したモータホルダ(19)を有する筒状のファンケース、(20)は後部に吸気部(21)を有した筒状の吸気ケース、(22)は前記モータホルダ(19)に収納固定したモータで、後方にファン(23)を取り付けている。(24)は前記ファン(23)と吸気部(21)との間に介挿した整風リング、(25)は前記吐出口リング(15)に着脱自在に設けたアダプターである。 【0020】(26)、(27)は図7に示す様に周囲に当片(28)を形成した柔軟性の材料よりなる断面が孤状の弾性体である。 【0021】つづいて前記ハンドル(3)の詳細構造を説明する。(29)、(30)は左右一対の分割ケースで、後側端縁に係合片(31)(31)、(32)(32)(32)を形成すると共に、下部を側方に突出した張出部(33)、(34)を一体成形している。(35)、(36)は前記分割ケース(29)、(30)の内側より係合して張出部(33)、(34)より若干突出して取り付けた柔軟性の緩衝材、(37)はハンドル(3)の後側壁の長手方向となる分割ケース(29)、(30)の前記係合片(31)(31)、(32)(32)(32)間に挟持固定した柔軟性の滑り止め材、(38)は前記ハンドル(3)内に収納固定した切替スイッチ、(39)は前記切替スイッチやヒータ(16)、モータ(22)に接続しハンドルの下部より導出した電源コードである。 【0022】次に組立順序と動作について述べる。始めに弾性体(26)、(27)の当片(28)を切抜孔(6)、(7)に係合し、ファンケース(18)を外ケース(4)内に収納する。つづいて、整風リング(24)を吸気ケース(20)の内部の後側に挿入した状態で該吸気ケースを外ケース(4)とファンケース(18)との間に介挿し、外ケース(5)を外ケース(4)に嵌合する。 【0023】この時、詳図していないが吸気ケース(20)の介挿に伴い該吸気ケースに設けた切欠部が左右一対の外ケース(4)、(5)に設けた掛止片(12)、(13)を抱き込み、外ケース(4)、(5)の分離の阻止とファンケース(18)及び吸気ケース(20)の組み立てを完する。 【0024】ハウジング(2)の組立後には、図5に示す様に弾性体(26)の前側の当片(28)はファンケース(18)の外側壁と外ケース(4)の内側壁によって挟持固定し、弾性体の後側の当片(26)は吸気ケース(20)の外側壁と外ケース(4)の内側壁によって挟持固定される。 【0025】これらの組立後には、吸気ケース(20)の外側壁と弾性体(26)、(27)との間には空気層(40)、(41)が形成され、整風リング(24)はファンケース(18)の後端と吸気ケース(20)の後部内周壁との間に挟持固定される。 【0026】詳図していないが、ファンケース(18)の外周壁には数箇所に突条部(図示せず)を一体形成しており、この突条部を前記リブ(9)(9)間に嵌め込んでファンケース(18)が前後に移動するのを防止する。 【0027】かくしてハウジング(2)の組立完了後には、支承片(10)、(11)が重合し、この支承片の両側から分割ケース(29)、(30)を当てがって螺子止めを行いハンドル(3)の組み立てを行うが、分割ケース(29)、(30)の螺合固定時にはそれぞれの分割ケース(29)、(30)の係合片(32)(32)(32)、(31)(31)を滑り止め材(37)の側部に嵌め込み挟持固定する。 【0028】前記ハウジング(2)とハンドル(3)の組立後には、図2の一点鎖線に示す通り、ハンドル(3)の直立状態において、前記弾性体(26)、(27)と緩衝材(35)、(36)は前記ハンドル(3)の長手方向の直線上に配置される。 【0029】使用状態においては、ハンドル(3)を起して直立状態とし、電源コード(39)を交流電源に連結接続した後、切替スイッチ(38)を操作してモータ(22)、ヒータ(16)に通電し温風を吐出する。 【0030】頭髪の乾燥や整髪の作業中は、ハンドル(3)を持って温風を頭髪に当てるわけであるが、ブラッシングや整髪料をつける場合には、ドライヤー本体(1)を鏡台の上やテーブルの上に一時的に置くことがある。この場合の載置状態は図1に示すとおりであり、弾性体(27)と緩衝材(36)とが鏡台(二点鎖線)の上面に当たり、ハウジング(2)やハンドル(3)の殆どの部分が直接鏡台の上面には当たらない。 【0031】尚、本発明では弾性体の挟持固定を外ケースとファンケース及び外ケースと吸気ケースとの間で行ったが、外ケースとファンケース或は外ケースと吸気ケースとの間で行ってもよい。 【0032】 【発明の効果】以上の様に本発明は、ハウジングの両側壁に柔軟性の弾性体を設け、ハンドルの両側に柔軟性の緩衝材を設けたものであるから、ヘアードライヤー本体の使用中や保管、部屋内の掃除の際に鏡台やテーブルの上面に置いたとしてもハウジング及びハンドルの外側壁にスリ傷を生じることがなく、騒音を抑えることができる。 【0033】ハンドルの後側壁の長手方向に沿って柔軟性の滑り止め材を取り付けたため、ハンドルを握って頭髪の乾燥や整髪時に手が滑ってヘアードライヤー本体を落下させることがない。また、滑り止め材はハンドルの長手方向に長く取り付けたことから、ハンドルを握る手の大きさが違っていたり、握る位置が変っても確実に滑り止めの効果を奏する。 【0034】前記弾性体は、ファンケースと吸気ケースの両方又は一方のケースとの間で挟持固定するため、ファンケースや吸気ケースの組み立てと同時に弾性体も固定されることになり、組立性が良好となることは勿論のこと、弾性体をハウジングの内側から固定することになり脱落を防止する。 【0035】弾性体は、孤状であってファンケース或は吸気ケースとの間に空気層を形成したため、ヘアードライヤー本体を急激に鏡台の上やテーブルの上に置いたとしても前記空気層がエアークッションの役目を行ないモータやヒータへの衝撃を吸収する。 【0036】緩衝材は、ハンドルの下部に設けた張出部に取り付けたため、ヘアードライヤー本体を鏡台の上面に置いた場合に鏡台の上面とハンドルとの間の空間を大きくすることができてヘアードライヤー本体の持ち上げ時におけるハンドルが握りやすくなる。 【0037】弾性体と緩衝材は、ハンドルの長手方向の直線上に配置したため、ヘアードライヤー本体を鏡台の上面に置いた場合に、ヘアードライヤー本体の傾きが規則性のあるものとなり、使用者が置いた時のままの状態でヘアードライヤー本体が静止し、持ち上げ、載置の動作に無理がない。 【0038】滑り止め材は、分割ケース間に挟持固定するため、特別に固定するための部品を必要とせず、ハンドルの組み立てと同時に取り付けを行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【識別番号】000214892 【氏名又は名称】鳥取三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安富 耕二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−127947 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−294111 |
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