| 【発明の名称】 |
化粧料充填容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 戴助
【氏名】山崎 正吉
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| 【要約】 |
【課題】口紅等の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料充填容器において、一つの容器で複数種類の化粧料の試供品として提供ができ、その容器は平坦で嵩張らず携帯やDMによる宣伝にも有利で、かつ、製造工程短縮と化粧料の盛り量の調整がし易く、化粧料の色等の識別がし易い高級感のある化粧料充填容器の提供にある。
【解決手段】化粧料10が一個もしくは複数個のスポット状に配設されたベースシート20を、該ベースシート20に対応する平坦な蓋31付きトレー30に嵌合してなる化粧料充填容器1としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】化粧料が一個もしくは複数個のスポット状に配設されたベースシートを、該ベースシートに対応する平坦な蓋付きトレーに嵌合してなることを特徴とする化粧料充填容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、口紅等の化粧料を充填する容器に関するものであり、さらに詳しくは、これら化粧品を顧客等に試供品として提供するのにより好適な化粧料充填容器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、口紅やアイシャドウなどの化粧料を試供品として顧客に提供するために、プラスチック製の小さな皿状の容器に化粧料を充填したものなどが知られているが、一つの容器で一種類で一色のみの化粧料の試供品の提供に限られると言う欠点があった。 【0003】また、このような容器は嵩張るためハンドバック等での携帯には不便であり、DM(ダイレクトメール)による宣伝にも郵送費を含め不利であり、容器費用の面でもコスト高となる問題があった。 【0004】これらの問題を解決するものとして、ベースシートに一個もしくは複数の化粧料を担持した平坦な化粧料充填容器として実開平2−10573号公報に提案されている。この提案は、図4に示すように、蓋板(90)、台紙(70)、中板(60)からなる三つ折り台紙において、前記台紙(70)に突出輪郭部(74)を設けて塗布部(図示せず)を成し、該塗布部内に化粧料(10)を収容させ、前記中板(60)には前記塗布部と対応する位置に窓穴(32)を明け、透明フィルム(80)を貼着すると共に、該中板(60)に折曲線(62)を形成したものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の容器は、化粧料(10)の充填装置での盛り量の調整が難しく、盛った化粧料(10)を突出輪郭部(74)と中板(60)の厚みで保護するため、化粧料(10)の盛り量または使用する中板(60)の厚みによっては透明フィルム(80)によって押しつぶされたりして美観を損なうものであった。また、この中板(60)は厚紙製のため高級感に欠け、充填された化粧料(10)は窓穴(32)を通して見ることになるため、色等の識別がし難いのごとき問題点があった。 【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、口紅等の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料充填容器において、一つの容器で複数種類、複数色の化粧料の試供品として提供ができ、その容器は嵩張ることがなくハンドバック等での携帯に便利で、DM(ダイレクトメール)による宣伝にも可能であり、かつ、製造工程の短縮が図られ、化粧料の盛り量の調整がし易く、化粧料の色等の識別がし易い高級感のある化粧料充填容器の提供にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題を達成するために、化粧料が一個もしくは複数個のスポット状に配設されたベースシートを、該ベースシートに対応する平坦な蓋付きトレーに嵌合してなることを特徴とする化粧料充填容器としたものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明する。本発明の化粧料充填容器は、図1に示すように、例えば化粧料(10)が4個のスポット状に配設されたベースシート(20)を、図2に示すように、前記のベースシート(20)が収納される大きさの蓋(31)付きトレー(30)の突起(30a)に嵌合して、図3に示すような形態の化粧料充填容器(1)とするものである。 【0009】上記ベースシート(20)の構成としては、化粧料(10)がベースシート(20)に染み込まないようにするため、少なくとも厚紙の片面にプラスチックフィルムをラミネートしたものが好ましく、商品価値の向上等から両面にラミネート処理等を施したものがより好ましい。 【0010】その厚紙としては、坪量180g/m2 〜360g/m2 のコートボール、コートアイボリー、あるいは合成紙などが挙げられ、ラミネートされるプラスチックフィルムとしては、厚さ15μm〜50μmの二軸延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのフィルムが挙げられる。 【0011】このベースシート(20)上の化粧料(10)以外の部分には、化粧料(10)の商品名や化粧料(10)の色合い等が印刷でき、場合によっては化粧料(10)を浮き立たせるような配色の印刷を施すこともできる。 【0012】また、化粧料(10)で特にパウダー系ファンデーションなどがベースシート(20)上に充填配設されている場合は、その上から透明カバーシートで被覆したほうが好ましい。この場合上記のようなラミネートされたベースシート(20)に、アクリルモノマー系水性エマルジョン粘着剤(例えば、東洋インキ製造社製BPW5361)、酢酸ビニル系の水性エマルジョン粘着剤やアクリル系油性タイプ粘着剤(例えば、帝国インキ社製Cat A−1300)あるいはイージーピール材(例えば大日本インキ化学社製ディファレン、東京セロファン化学社製T.A.F)、シーラント材(例えば、大日本インキ化学社製M−720AH、セメダイン社製1900W)、ホットメルト接着剤(例えば、ヒロダイン社製#1505、#5132、#1515)のようなイージーピール性のある接着剤を塗布し、化粧料(10)をスポット状に充填配設し、その上から透明カバーシートによって被覆接着する。 【0013】このときの透明カバーシートとしては、厚さ12μm〜250μmの二軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルあるいはこれらの複合フィルムなどが挙げられ、特に、外気の水蒸気を嫌う化粧料(10)を保護するためには、水蒸気バリア性に優れたセラミック蒸着フィルム(例えば、凸版印刷社製GL−フィルム)などが挙げられ、より好ましい。 【0014】一方、図2に示すような蓋(31)付きトレー(30)の材料として、アモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)あるいはポリエチレン系合成紙などが挙げられ、真空成形、圧空成形等でトレー(30)を形成することができる。 【0015】上記蓋(31)付きトレー(30)は、透明でも着色物でもよいが、透明の場合は、化粧料(10)など内容物がよく見え、色合い等の識別が蓋(31)の上からもできるという利点がある。 【0016】また、図3に示すように、トレー(30)内部の縁に突起(30a)を施すことによって、図3に示すように、ベースシート(20)をトレー(30)にしっかり嵌合し保持できるものである。 【0017】以上のように、化粧料(10)を複数個のスポット状に配設するベースシート(20)と蓋(31)付きトレー(30)を別工程で作製することによって、図4に示す従来の一事例の容器のように、化粧料(10)の潰れ等を保護する厚紙製のカバーシート(40)や化粧料(10)を覆う透明フィルム(80)等が不必要になり、容器の外部からでも化粧料(10)の色合い等の識別がし易く、高級感のある化粧料充填容器(1)とすることができる。 【0018】また、例えば、別工程で蓋(31)付きトレー(30)を予め製作しておけば、各種の化粧料(10)に対応して、その都度上記のトレー(30)に合った口紅等の化粧料(10)を充填したベースシート(20)を作製することができ、製造者側にとっては大幅な納期短縮を図ることができ、トータルコストダウンにも繋がるものである。 【0019】また、例えば、熱融解された口紅のように、充填装置でベースシート(20)に充填配設後、冷却固化を待たずに用意されたトレー(30)に封入嵌合して製品とすることができるので、作業時間の短縮にもなり、延いてはコストダウンにもなる。 【0020】 【実施例】次に本発明を実施例により、さらに具体的に説明する。 <実施例1>まず図2に示すように、厚さ250μmの透明アモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)フィルムを使用し、真空成形法によって、同じ形の蓋(31)を連設させてなる内径76mm×102mm、深さ2mmで、その内側の両側辺に各々2個、計4個の突起(30a)を備えたトレー(30)を作製した。 【0021】一方、図1に示すように、坪量360g/m2 のハイクリーンコート(北越製紙社製)を用いて、その片面に全面淡いブルーと化粧料(10)の配設部分の下に口紅の商品名等を含めた美色印刷をオフセット印刷法にて行った。続いてその両面に厚さ15μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(本州製紙社製)を感熱接着剤PP66シール(東洋インキ製造社製)を介して接着ラミネートしベースシート(20)とした。 【0022】このベースシート(20)の印刷面に、口紅充填装置を用いて、4種類(色合い)の口紅を化粧料(10)として、一種類約0.05gを16mmφのスポット状に配設し、大きさ75mm×100mmのベースシート(20)になるように仕上げた。 【0023】上記で得られた蓋(31)付きトレー(30)に、4種類の口紅が充填配設されたベースシート(20)を嵌合することによって、図3に示すような平坦で嵩張らず、容器の外側からでも口紅の色等が識別でき、高級感のある化粧料充填容器(1)を得た。 【0024】 【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。即ち、口紅等の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料充填容器において、化粧料が複数個のスポット状に配設されたベースシートを、そのベースシートに対応する平坦な蓋付きトレーに嵌合してなる化粧料充填容器としたので、一つの容器で複数種類、複数色の化粧料の試供品として提供ができ、その容器は嵩張らずハンドバック等での携帯に便利で、DM(ダイレクトメール)による宣伝にも有利であり、かつ、製造工程の短縮が図られ、化粧料の色等の識別がし易い高級感のある化粧料充填容器とすることができる。 【0025】また、ベースシートに化粧料を充填配設する工程と蓋付きトレーを成形する工程を別々に行えるので、化粧料充填容器の納期短縮が図られ、トータルコストダウンにも繋がるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003193 【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)8月28日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−56466 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−232452 |
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