| 【発明の名称】 |
バッグの飾り金具 |
| 【発明者】 |
【氏名】横谷 精康
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| 【要約】 |
【課題】バッグを使用する状況に応じて外から見える飾り金具の形態を変えることができ、従来に比して1つのバッグの使用範囲を広げることができるバッグの飾り金具の提供を課題とする。
【解決手段】ハンドバッグBの蓋の部分には形態の異なる飾り金具本体C,Dを支持する飾り金具支持部1が装着されている。この飾り金具支持部1には、止め金具S2に係合する係合部Sが設けられている。飾り金具支持部1は、ハンドバッグBに固定される固定部材と、この固定部材に回動自在に配設された回転部材を有しており、飾り金具本体C,Dは回転部材に固定されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バッグに固定される固定部材と、該固定部材に対して回転自在に装着される回転部材と、該回転部材の周縁部に、端部が固定されている飾り金具本体と、前記固定部材に対する所定の回転位置で前記回転部材を係止する係止手段とを具えたことを特徴とするバッグの飾り金具。 【請求項2】 前記回転部材の周縁部には、互いに形態が異なる複数個の飾り金具本体が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のバッグの飾り金具。 【請求項3】 前記係止手段は、前記回転部材に回転軸と直交する状態で嵌合し当該回転部材と共に前記固定部材に対して回転する回転側板バネと、当該回転側板バネに対向した状態で密着し前記固定部材に嵌合する固定側板バネとの2枚の板バネによって構成され、当該2枚の板バネの一方の板バネには他方の板バネ側に突出している凸部が形成され、他方の板バネには前記凸部が嵌合可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバッグの飾り金具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドバッグ等の蓋の部分に配設されるバッグの飾り金具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から広く用いられているハンドバッグの構成を図10に示す。図10において、AはハンドバッグBの蓋の部分に配設されている飾り金具であり、S1は蓋側の止め金具、S2は止め金具S1に係合する本体側の止め金具である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような構成のハンドバッグBにおいては、飾り金具Aの形状や色彩すなわち飾り金具Aの形態によって、そのハンドバッグBの使用範囲がある程度限定される。例えば、フォーマルな場所にハンドバッグを持っていく場合には、比較的シックな形態の飾り金具のついたハンドバッグが選ばれるというように、配設されている飾り金具Aの形態によってハンドバッグBの使用範囲はある程度限定されてしまう。 【0004】本発明の目的は、バッグを使用する状況に応じて外から見える飾り金具の形態を変えることができ、従来に比して1つのバッグの使用範囲を広げることができるバッグの飾り金具を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために本発明は、バッグに固定される固定部材と、該固定部材に対して回転自在に装着される回転部材と、該回転部材の周縁部に、端部が固定されている飾り金具本体と、前記固定部材に対する所定の回転位置で前記回転部材を係止する係止手段とを具えたことを特徴とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。 【0007】図1は本発明の一実施形態が装着されているハンドバッグBの構成を示したものであり、図2は図1に示したハンドバッグBの蓋を開いた状態を示したものである。 【0008】図1および図2において、ハンドバッグBの蓋の部分の裏側には、互いに形態が異なる2つの飾り金具本体C,Dが配設された飾り金具支持部1が装着されている。また、この飾り金具支持部1には、ハンドバッグBの本体側の止め金具S2と係合する係合部Sが設けられている。すなわち、飾り金具支持部1は、飾り金具本体C,Dを支持する機能のみならず、蓋側の止め金具としての機能も有している。 【0009】ここで、この飾り金具支持部1の構成を図3を用いて詳しく説明する。 【0010】図3は、飾り金具支持部1をハンドバッグBの蓋側から見た分解斜視図である。すなわち図3において、ハンドバッグBの蓋の裏面は上方に位置することになる。 【0011】2,9は上下両側から他の部材3〜8を挟んで、これらを一体化させるための押え部材である。押え部材2には軸部21が形成されており、この押え部材2の下側には図2で示した係合部Sが形成されている。また押え部材9には、押え部材2の軸部21が貫通可能な貫通孔91が形成されている。 【0012】3,8は、ワッシャーである。 【0013】4は、その周縁部に飾り金具本体C,Dの端部が固定されている回転部材である。この回転部材4には、板バネ5が嵌合可能な嵌合口41が形成されている。42は、板バネ5の突起部51が嵌合可能な溝部である。 【0014】板バネ5には、軸部21が貫通可能な貫通孔53が設けられており、この板バネ5が回転部材4の嵌合口41に嵌合することにより、回転部材4は軸部21によって回動自在に支持される。 【0015】板バネ5の突起部51は、この図においては斜め下方に向かって延在しており、突起部51の下端部はワッシャー3に当接する。この突起部51が嵌合する回転部材4の溝部42の深さ(長さ)は、突起部51の長さよりも長くなるように選ばれている(図7(a)参照)。 【0016】また、この板バネ5には、板バネ6の凸部62が嵌合可能な凹部52が形成されている。このように本実施形態においては、板バネ5に凹部52が形成され板バネ6に凸部62が形成されているが、板バネ5に凸部を形成し、これと嵌合する凹部を板バネ6に形成するようにしてもよい。 【0017】板バネ6には、軸部21の貫通孔63、板バネ5側に突出している凸部62、斜め上方に向って延在している突起部61が形成されている。 【0018】7は、ハンドバッグの蓋に取付金具等を用いて固定される固定部材である。この固定部材7には、板バネ6が嵌合可能な嵌合口71と、板バネ6の突起部61が嵌合可能な溝部72が形成されている。この溝部72の深さ(長さ)は、突起部61の長さよりも長くなるように選ばれている(図7(a)参照)。 【0019】溝部72に嵌合する板バネ6の突起部61の上端部はワッシャー8に当接する。 【0020】以上説明した部材2〜9によって構成される飾り金具支持部1は、図3に示した状態で各部材を重ね、押え部材9の貫通孔91から突出する軸部21の先端部をかしめて全ての部材2〜9を一体化させることによって組立てられる。 【0021】このようにして組立てられた飾り金具支持部1においては、板バネ5と板バネ6とは、凸部62が凹部52に嵌合した状態で密着する(図7(a)参照)。 【0022】次に、本実施形態の動作について説明する。 【0023】本実施形態は、図2に示した状態にある飾り金具本体C,Dを、飾り金具支持部1を中心として回転させることによって図4に示した状態にすることができる。すなわち、図5(a)〜(c)に示したように、飾り金具本体C,Dの端部が固定され且つ板バネ5が嵌合している回転部材4を、バッグに固定されている固定部材に対して回転させることによって飾り金具本体C,Dの位置を交換することができる。 【0024】以下、この回転動作について図面を用いて詳しく説明する。 【0025】図6(a)〜(C)は、飾り金具支持部1をバッグの蓋側(図3における上側)から見た図であり、説明の便宜上ワッシャー8と押え部材9とは省かれている。また、図7(a)〜(c)は、図6(a)〜(c)のそれぞれい対応しているX−X断面図である。この図7(a)〜(c)に示した断面図においては、説明の便宜上、押え部材2,9は省かれている。 【0026】まず、図6(a)および図7(a)に示した状態、すなわち図3に示した状態で各部材2〜9が重ねられている状態においては、図7(a)に示したように板バネ5と板バネ6とは、板バネ6に形成されている凸部が板バネ5に形成されている凹部52に嵌合した状態で密着している。ここで図7(a)に示したように、凹部52の側壁部は傾斜しており、この傾斜した側壁部を有する凹部52に嵌合するよう板バネ6の凸部の側壁部も傾斜している(図7(b)参照)。 【0027】また図7(a)に示したように板バネ5の突起部51の下端部はワッシャー3に当接している。ここで、溝部42の深さ(長さ)は突起部51の長さよりも長いために突起部51の先端部と回転部材4との間には空間が形成される。同様に板バネ6の突起部61の上端部はワッシャー8に当接しており、突起部61の先端部と固定部材7との間には空間が形成される。 【0028】このように、図6(a)および図7(a)に示した状態においては、板バネ5と板バネ6は、ワッシャー3,8によって上下方向の移動が規制されているために密着した状態に保たれる。ここで、板バネ6の凸部が板バネ5の凹部52に嵌合しているために、板バネ5が嵌合している回転部材4が、板バネ6が嵌合している固定部材7に対して回転動作するようなことはない。すなわち、回転部材4は固定部材7に係止された状態となっている。 【0029】このような状態において、図6(b)に示したように、飾り金具本体Cに回転力Fを与えると回転部材4および板バネ5が回動する。この状態では、図7(b)に示したように板バネ6の凸部62から板バネ5の凹部52が外れ、それに伴って板バネ5にはワッシャー3方向への力が生じ、板バネ6にはワッシャー8方向への力が生じる。ここで、板バネ5のワッシャー3方向への移動はワッシャー3によって規制されており、また板バネ6のワッシャー8方向への移動はワッシャー8によって規制されているために、突起部51および61が弾性的に変形する。すなわち、突起部51および61は図6(b)および図7(b)に示した矢印の方向に伸びる。 【0030】このような状態で図6(b)に示した方向の回転力Fを与え続けると、飾り金具本体C,Dおよび回転部材4は固定部材7に対して回転し続ける。ここで、図6(a)に示した状態を基準として、回転部材4が90°回転する毎に、板バネ6の凸部62が板バネ5の凹部52に嵌合するので、この回転位置で回転力Fを与えるのを止めれば、回転部材4および飾り金具本体C,Dを固定部材に係止させることができる。図6(c)は、図6(a)に示した状態を基準として、飾り金具本体C,Dを180°回転させた状態を示した図である。 【0031】このように飾り金具本体C,Dを180°回転させることによって、外から見えるハンドバッグの飾り金具の形態を変えることができる。すなわち、図1で示した形態のハンドバッグBを、図8で示した形態のハンドバッグBにすることができる。 【0032】なお、以上説明した実施形態においては、回転部材4に2つの飾り金具本体C,Dが固定されているが、この飾り金具本体は1つでもよく、その場合、使用者は、飾り金具が付いている状態と飾り金具が付いていない状態という2つの状態のうちいずれか一方の状態を選ぶことができる。 【0033】さらに、以上説明した実施形態においては、回転部材4が90°回転する毎に回転部材4が固定部材7に係止されるので、図9に示したように4つの飾り金具本体C,D,E,Gを回転部材4に固定するようにしてもよい。この場合には、使用者は4つの異なる形態の飾り金具のうちから所望の形態の飾り金具を、外から見える飾り金具として選ぶことができる。 【0034】このように、回転部材4に固定される飾り金具本体の数は本発明の範囲を限定するものではない。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バッグを使用する状況に応じて外から見える飾り金具の形態を変えることができ、従来に比して1つのバッグの使用範囲を広げることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592093534 【氏名又は名称】株式会社横谷
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】橘高 郁文
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| 【公開番号】 |
特開平11−127936 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−312859 |
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