| 【発明の名称】 |
腕輪の長さを調節できる装置を備えた腕時計 |
| 【発明者】 |
【氏名】ローレン・パンテ
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| 【要約】 |
【課題】連結材によりリンクが互いに取付けられている腕輪に、連結材を変更する必要なしにその腕輪を長くすることができるようにする。
【解決手段】腕輪(6、7)は、棒(9)により関節的に連結されている一連のリンク(8)を備えている。リンクおよび棒は、穴(13、15)を通過する連結材(10)により共に保持されている。腕輪(6)の端(2)は、連結材(10)が固定装置(14、16)により固定される特殊リンク(3)を備えている。この特殊リンク(3)は前記固定装置の後に設けられた窪み(4)を備えている。連結材(10)の一定の余剰部分(11、12)をこの窪み(4)に予備的に保持することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ムーブメントを囲い込むことができるケース(1)に取付けられた二つの腕輪部分(6、7)を備え、その腕輪部分の各々は、互いに順次関節的に連結された一連のリンク(8)から形成され、そのリンクは各々、柔軟な連結材(10)が貫通してそれらリンクを共に保持し各腕輪部分をケースに取付ける少なくとも一つの穴(13、15)を備えている腕時計であって、少なくとも一方の腕輪部分の端(2)の一方は、連結材(10)が固定装置(14、16)により固定されている特殊リンク(3)を備え、その特殊リンク(3)には固定装置の後に形成された窪み(4)が設けられ、連結材(10)の一定の余剰部分(11、12)をその窪みに予備的に保持することができることを特徴とする腕時計。 【請求項2】 特殊リンク(3)の窪み(4)は、リンク(8)の幅(C)に少なくとも等しい連結材(10)の余剰部分(11、12)の長さを予備的に取っておくのに十分な容積を備えていることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。 【請求項3】 特殊リンク(3)の窪み(4)は、カバー(17)により閉じられていることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。 【請求項4】 リンク(8)は各々、各々が柔軟な連結材(10)に適合する二つの穴(13、15)を備えており、特殊リンク(3)の窪み(4)は、二つの柔軟な連結材(10)の余剰部分(11、12)に適合するよう設置されていることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。 【請求項5】 特殊リンク(3)は、留め金に固定するための手段(19)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。 【請求項6】 柔軟な連結材(10)を特殊リンク(3)に固定する装置は、前記特殊リンクにねじ込まれて柔軟な連結材に向かって押すことができるスタッドボルトであることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ムーブメントを囲い込むことができるケースに取付けられた二つの腕輪部分を備え、その腕輪部分の各々は、互いに順次関節的に連結された一連のリンクから形成され、このリンクが各々、それらリンクを共に保持し且つ各部分をケースに取付けるために柔軟な連結材が貫通する少なくとも一つの穴を備えている腕時計に関する。 【0002】 【従来の技術】腕輪のリンクを共に取付け且つ腕輪を時計のケースに取付けるのにも使用される連結材は、幾つかの文書に開示されている。 【0003】互いに順次間接的に連結されている複数の要素を備えた腕時計は、文書EP−A−0167891に開示されている。これら要素の一つは時計を支持し、他の要素は、腕輪のリンクを構成している。要素は端と端とを連結して容器で覆われ、要素の各々に形成され腕時計の長手軸の両側に設置された溝を貫通する二つの柔軟な非突出連結材により共に保持されている。腕時計はまた、腕輪の各端に、連結材を固定するための手段を備えた端部を備えている。要素を炭素繊維の詰まった合成材料から作ることができ、連結材を黒鉛を含浸した合成材料から作ることができる。この構造では、連結材の各々は、腕輪部分の一つの端に固定され、第1の部分を通過し、次にケースの中間部分を、最後に第2の部分を通過してこの第2の部分の端に固定される。連結材を端部に固定する手段は、腕輪部分にねじ込まれ、これを固定するために連結材に向かって押す小ねじから構成されていることが注目される。ワイヤはそれを固定してから切断されるので、連結材全体を変更し、長い方のものを選択するということをしないで一つ以上のリンクを腕輪に追加することはもはや不可能である。 【0004】文書CH−A−490827も、リンクを互いに取付け、腕輪部分に取付けてそれにより時計のケースに取り付けるのに連結材を使用している。ここで、柔軟ケーブルが一つの腕輪部分の端部から、この部分に沿って時計のケースの二つの角(つの)を接続する関節棒まで延び、棒の内側を通過し、次に同じ腕輪部分に沿って戻り、最後に同じ端部に固定される。この構造は、連結材の端を反対に折り曲げ顎の間に掴んで連結材をこの端部に固定する端部を備えている。この文書は、このとき腕輪の長さを変更しやすいと述べている。これは、連結材の余剰部分を切断するので、腕輪を短くする時にあてはまることで、予備の長さが無いため明らかに腕輪を長くすることは不可能である。それで、前の例の場合のように、連結材全体を変更することが必要である。 【0005】実用新案DE−G−8534115.0は、凹んだ側面を有し、横穴を備えたリンクから形成された腕時計を開示している。この時計はまた、リンクの凹んだ側面に入れられた円形断面の棒を備えている。ケーブルがこれらリンクおよび棒に設けられた穴を貫通している。ケーブルはU形であり、端は、小ねじにより、時計の中間部分に保持されている。この構造は、これまで説明したもの以上に、連結材全体を変更しないでは腕輪を長くすることができない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の腕時計は、リンクが連結材により互いに取付けられている腕輪に、連結材を変更する必要なしにこの腕輪を長くすることができる装置を提案するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】したがって本発明は、少なくとも一つの腕輪部分の端の一方が固定装置を用いて連結材を固定できる特殊リンクを備え、この特殊リンクに固定装置の後に窪みを設け、連結材の一定の余剰部分を前記窪みに予備的に保持できることを特徴としている。 【0008】このような構成の長所および利益を次に、下記の一実施形態の説明および非限定的例によりこれを図解する図面の援助を得て詳細に説明する。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の腕時計を図1に、或る程度全体的に、斜視図で図示してある。図1はケース1に取付けられた二つの腕輪部分6、7を示している。このケースは、時計のムーブメントを既知の仕方で封入している。腕輪の部分6、7の各々は、互いに順次関節的に連結された一連のリンク8から形成されている。ここで関節は二つのリンク8の間に挿入された円柱状棒9を備えている。そのため、リンク8は棒9をリンク8の間に入れることができるようにする凹んだ側面を有している。しかし棒の使用は必ずしも必要ではなく、たとえば文書CH−A−467598の例に見られるように、リンクの側面に直接作られた溝と突起とのかみ合わせによりリンクを互いに直接関節的に連結することができることが注目される。リンク8は各々、図1の腕輪部分7の端に見えるように少なくとも一つの穴13、15を備えている。柔軟連結材10は、リンクを共に保持して各腕輪部分6、7をケース1に取付けるが、この穴を通過している。腕輪が、図1の場合のように接続棒9を備えていれば、これらの棒にも連結材を通すための穴が設けられるのは言うまでもない。単独連結材10が説明した機能を満たすのに十分であれば、図1の腕時計は、とりわけ安全のために二つの連結材を備えている。 【0010】図1に示すように、本発明は、少なくとも一つの腕輪部分6、7の端の一方(ここでは端2)が特殊リンク3を備えていることを特徴としている。連結材10は、今後更に詳細に説明する固定装置14、16により、この特殊リンク3に固定されている。特殊リンク3は、固定装置14、16の後に設けられた窪み4をも備えている。連結材10の一定の余剰部分(11、12)を、今後図2から図4までを考察することによりわかるように、この窪み4に予備的に保持することができる。 【0011】図2は、図1の腕輪部分6の端に取付けられた特殊リンク3の拡大図である。この特殊リンク3は、穴13、15でそこを通過する連結材10により腕輪部分6に取付けられている。図2の左にある連結材10は、固定装置16によりリンク3に固定され、右にある連結材10は、固定装置14によりリンク3に固定されている。図4の断面に見られるように、固定装置16は、特殊リンク3にねじ込まれるスタッドボルトである。このスタッドボルトの端は、連結材10に向かって押し込まれ、したがって連結材10をリンク3に固定する。同じことが固定装置14についても言える。 【0012】図2はまた、特殊リンク3の中に作られた窪み4を詳細に示している。右連結材10の一定の余剰部分11および左連結材10の一定の余剰部分12は、この窪み4の中に予備的に保持されている。腕輪が単独連結材10を備えていれば、窪み4は連結材の単独余剰部分だけを収容することは明らかである。 【0013】窪み4は、リンク8の幅Cに少なくとも等しい連結材10の余剰部分11、12の長さを予備的に保持するのに十分な容積を備えなければならないことが理解される(図1を参照)。したがって、リンク8を腕輪部分6に追加しなければならない場合、連結材10の十分な予備が存在することになり、短か過ぎる連結材10全体を長い連結材と変更する必要がなくなる。この延長を行なうために、スタッドボルト14および16をねじ戻し、余分の連結材11および12を特殊リンク3から取り外し、新しいリンク8を連結材に差し込んで、連結材10を穴13、15によりリンク3に再び挿入し、スタッドボルト14および16を再びねじ込むことによりその端を固定する。この特殊リンク3を設けた結果、連結材全体を変更する必要がなくなる。したがって、腕時計の販売の際、その腕輪は最も大衆的な平均的長さを有していることになる。着用者に従って、一つ以上のリンク8を取り外して余剰連結材10をリンク3の窪み4に予備的に保持することにより、腕輪を短くするか、または、窪み4に存在する連結材10の予備を使用して一つ以上のリンク8を追加することにより、腕輪を長くするかしなければならない。 【0014】図1は、腕時計の単一の特殊リンク3を示す。しかし腕輪部分7の右端に第2のものを設けることができる。 【0015】特殊リンク3は棒を収容できる穴20を有する蝶番ピン19から成る留め金と一体とすることができ、または、同様の留め金に適当な手段により固定することもできる。 【0016】特殊リンク3の窪み4を図2に示すカバー17により閉じることができる。このカバーは窪み4の肩21に載っている。カバーを前記窪みにスナップ嵌合することができる。それを取り外すためには、円形開口22を設け、そこへの尖った工具の挿入によるカバーの取り外しを可能とする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598173166 【氏名又は名称】ザ・スウォッチ・グループ・マネージメント・サービシイズ・エイ ジー
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)12月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山川 政樹
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| 【公開番号】 |
特開平11−239505 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−360656 |
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