| 【発明の名称】 |
面ファスナー |
| 【発明者】 |
【氏名】小野 裕幸
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一定のテープ幅の帯状支持体の一方の面に、鉤部を有する帯状のオス型面ファスナー部と、前記鉤部に係合する引掛け部を有する同じ帯状のメス型面ファスナー部とが、前記帯状支持体の長手方向に対し傾斜させて交互に配置されていることを特徴とする面ファスナー。 【請求項2】 前記帯状支持体のテープ幅は、前記面ファスナー部の幅の1.5倍以上であることを特徴とする請求項1記載の面ファスナー。 【請求項3】 前記面ファスナー部の傾斜角度は、30度〜60度であることを特徴とする請求項1記載の面ファスナー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、帯状支持体の表に傾斜させたオス型面ファスナー部とメス型面ファスナー部とを交互に配置した面ファスナーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、面ファスナーは、基布となる支持体の一表面に多数の鉤部を有するオス型面ファスナーと、多数のループ状の引っ掛け部を有するメス型面ファスナーとからなり、これら鉤部と引っ掛け部を係合させることによって、2つの面ファスナーを相互に密着一体化させることができ、またこれらの面ファスナーは、手で容易に引き剥すことができるものである。 【0003】ところが、従来の面ファスナーは、オス型面ファスナーとメス型面ファスナーの2種類となるため、取り付けるときに区別しながら作業する必要があり、誤って同じ型の面ファスナーを取り付けたときには、一方を取り外し他の型の面ファスナーと取替える不便があった。また、オス型面ファスナーとメス型面ファスナーの取り付け量が異なる場合には、一方の面ファスナーが余って無駄になることがあった。 【0004】このような2種類の面ファスナーを使用する方法に対して、例えば、特開平5−154009号公報には、フック・ループ混在型面ファスナーが開示され、また特開平3−280903号公報には、鉤部と引っ掛け部とが、長手方向あるいは幅方向に交互に配置されたり、市松模様に配置された連結用テープが開示されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のフック・ループ混在型面ファスナー(特開平5−154009号公報)では、基布の表面にフックとループとを混在して設けるため製造が難しくなることがあった。また、鉤部と引っ掛け部とが、長手方向あるいは幅方向に交互に配置されたり、市松模様に配置された連結用テープ(特開平3−280903号公報)では、鉤部と引っ掛け部の配置されたピッチだけ取り付けに差が生じるため、ベルトに用いたときにはぴったりと締められなかったり、あるいは折り目を有する被接合部に使用するときには折り目で密着できないことがあった。 【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、使い分けの必要がなく、取り付け差を生じたり、折り目に影響せずに密着一体化でき、かつ製造が容易になる面ファスナーを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の面ファスナーは、一定のテープ幅の帯状支持体の一方の面に、鉤部を有する帯状のオス型面ファスナー部と、前記鉤部に係合する引掛け部を有する同じ帯状のメス型面ファスナー部とが、前記帯状支持体の長手方向に対し傾斜させて交互に配置されていることを特徴とするものである。オス型面ファスナー部とメス型面ファスナー部を交互に配置させたことで、互いに表面を接着させたとき、交差して密着させることができ、使い分けの必要がなく、取り付け差を生じることなく、折り目に影響せずに密着一体化でき、かつ容易に製造できる。 【0008】前記帯状支持体のテープ幅は、前記面ファスナー部の幅の1.5倍以上であることが、密着を適切に行うことができる点で好ましい。 【0009】前記面ファスナー部の傾斜角度は、30度〜60度であることが、適切な角度で面ファスナー部を交差させることができる点で好ましい。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態により具体的に説明する。図1は本発明実施形態の面ファスナーの平面部分図、図2は図1のA−A線拡大断面図である。 【0011】これらの図面において、本実施形態の面ファスナー10は、帯状支持体11と、この帯状支持体11の一方の表面に傾斜させて設けられたオス型面ファスナー部12と、メス型面ファスナー部13とから構成されている。 【0012】帯状支持体11は、例えば、合成繊維の織布や編布、あるいはプラスチックシートなどからなり、一定の幅(b)を有するテープ状に形成されており、その幅は、例えば、5〜50mm、通常は20〜30mm程度が適当である。オス型面ファスナー部12は、同様の帯状支持体12aの表面にフック状に形成された鉤部12bが多数設けられている。また、メス型面ファスナー部13は、同様の帯状支持体13aの表面に鉤部12bが係合するループ状に形成された引っ掛け部13bが多数設けられている。オス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13は、一定の同じ幅(a)を有する帯状に形成されており、その幅は、例えば3〜30mm、通常は10〜20mm程度が適当である。また、オス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13は、帯状支持体11の長手方向に対し、一定の傾斜角度で交互に配置されて帯状支持体11の表面に所定の接着剤により接着されており、その傾斜角度は、例えば、30度〜60度、通常は45度程度が適当である。さらに、鉤部12bおよび引っ掛け部13bは、製造を容易にするため一定の幅の中に少なくとも5列以上設けられていることが適当であり、帯状支持体11のテープ幅(b)は、面ファスナー部12,13の幅(a)より長く、例えば、1.5倍以上に形成されていることが、接着位置の調整や製造のために適当である。 【0013】図3は本発明実施形態の面ファスナーをベルトに使用した例を示す斜視図であり、細長い帯状のベルト14は、その一方の端部にリング15が設けられ、他方の端部側がリング15に通され一方の表面に面ファスナー10が所定の長さ設けられている。この面ファスナー10が設けられているベルト14の端部をリング15に通した後で折り返して表面を互いに接着させると、オス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13とが互いに向き合って鉤部12bと引っ掛け部13bが係合して密着一体化する。このときオス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13は、傾斜しているため互いに交差した状態で接触し、接触面積の半分で密着する。したがって、このベルト21では、面ファスナー10を任意の位置で密着一体化させることができ、ぴったり締め付けることができる。 【0014】図4は本発明実施形態の面ファスナーを袋の口部分に使用した例を示す斜視図であり、袋16は、例えば、一方側に折り目17が設けられ、その口部分18の内側に面ファスナー10が設けられている。この袋16は、折り目17に沿って折った状態で口部分18の面ファスナー10の表面を互いに接着させると、傾斜した面ファスナー部12,13が互いに交差した状態で向き合って鉤部12bと引っ掛け部13bとが係合して密着一体化する。このときオス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13は、互いに交差しているため、折り目17の口部分18でもぴったりと密着させることができる。 【0015】図5は本発明実施形態の面ファスナーの製造方法を説明する図であり、広い面積の支持体21の表面に、一定の同じ幅を有するオス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13を接着し、次に同図の点線で示すように、一定のテープ幅に切断することで面ファスナーを容易に製造することができる。 【0016】以上のように上記構成の面ファスナーでは、帯状支持体11の表面に同じ幅の傾斜したオス型面ファスナー部12とメス型面ファスナー部13を交互に配置させたため、互いに表面を接着させたとき、交差して密着一体化させることができるため、使い分けが必要なく、取り付け差が生じることなく、折り目に影響せずに密着一体化でき、かつ容易に製造することができる。また、従来のオス型面ファスナーあるいはメス型面ファスナーのみのものと組み合わせて使用することができる。 【0017】なお、上記実施形態において、帯状支持体11の表面に傾斜して交互に配置する面ファスナー部12,13は、傾斜角度が45度程度が適当であるが、例えば、30度〜60度程度でもよく、幅も帯状支持体11のテープ幅よりやや狭い程度であればよい。また、バンド14や折り目17のある袋16の口部分18に使用した例を説明したが、互いに密着させたり引き剥したりする任意の場所に使用することができる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように本発明の面ファスナーでは、帯状支持体の表面に同じ幅の傾斜したオス型面ファスナー部とメス型面ファスナー部を交互に配置させたことで、互いに表面を接着させたとき、交差して密着させることができ、使い分けが必要なく、取り付け差が生ぜず、折り目に影響せずに密着一体化でき、かつ容易に製造することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597102082 【氏名又は名称】メイン有限会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】桜井 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−266910 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−89600 |
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