| 【発明の名称】 |
靴ひも付き靴 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹原 秀和
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| 【要約】 |
【課題】見た目は靴ひも付き靴であり、非常に容易に且つ迅速に脱いだり履いたりすることができ、しかも靴ひもの締め具合も調節して十分に足にフィットさせることができ、児童や身体障害者は元より健常者や大人にとっても履きやすくて便利な靴ひも付き靴の提供を課題とする。
【解決手段】靴ひも30を通して紐締めするための複数個のハト目15、25を履き口13に続く前方に備えた靴ひも付き靴であって、全ハト目15、25のうちの一部のハト目25を配設したパット体20を靴本体10とは別体に構成すると共に、パット体20を靴本体10に設けたパット受け部に対して着脱自在に構成し、これによって靴本体10及びパット体20にひも通しされた靴が、パット体20の部分で靴本体10に対して着脱自在に紐締め状態若しくは開放状態となるよう構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 靴ひもを通して紐締めするための複数個のハト目を履き口に続く前方に備えた靴ひも付き靴であって、全ハト目のうちの一部のハト目を配設したパット体を靴本体とは別体に構成すると共に、該パット体を靴本体に設けたパット受け部に対して着脱自在に構成し、これによって靴本体及びパット体にひも通しされた靴が、前記パット体の部分で靴本体に対して着脱自在に紐締め状態若しくは開放状態となるよう構成したことを特徴とする靴ひも付き靴。 【請求項2】 左右一対のハト目列の片側のハト目列の履き口に近い複数個のハト目に相当する部分を、パット体に配設したことを特徴とする請求項1に記載の靴ひも付き靴。 【請求項3】 パット体の裏面と靴本体のパット受け部の表面に一対の脱着張り合わせ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の靴ひも付き靴。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はズック靴、スニーカー或いはスポーツシューズ等の靴類のうちで、特に靴ひも付きタイプの靴に関する。 【0002】 【従来の技術】ズック靴、スニーカー或いはスポーツシューズ、その他の靴類のうちで、特に靴ひもの付いたタイプの靴は、靴ひもによって、履いた場合の靴の締めつけ具合を調節できる機構となっている。 【0003】図5は従来のこの種の靴の側面図を示しており、以下、同図を参照しながらその構成について簡単に説明する。この従来の靴ひも付き靴は、ゴムやスポンジ等の素材よりなる靴底部1と、甲部2と、該甲部2の上部に開口して設けられた履き口3と、該履き口3に続く前方に設けられた複数のハト目4よりなる左右一対のハト目列と、これらのハト目列の各ハト目4に左右交互に通される靴ひも5等から基本構成されている。6は後部摘み片である。 【0004】上記靴ひも付き靴を履く場合、履き口3から靴内に足を入れ、次にハト目4に通された靴ひもを適当に締め付けて結ぶことで、適度にフィットした状態に靴を履くことができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、学童等の小さな子供や高齢者或いは身体障害者等を含めて、靴を脱ぐ際に、往々にして靴ひも5を解かずに脱ぐ場合が多い。このように靴ひもを解かずに脱いだ場合において、次に履く場合に靴ひもを結んだまま履こうとすると、うまく履き難いという状況となる。また靴ひもを一旦解いてから再び結べばよいが、そうするのが煩わしいという状況や、迅速に履くことができないという状況が生じてくる。その一方、靴ひも付き靴は、靴ひもなしの靴に対して、カッコが良い、より上品で、正式である、大人びている、足に対してより適切な締め付け状態を調節することができる、等の利点ないし特徴があり、靴ひも付きの靴は根強い人気を保っている。 【0006】そこで本発明は上記した不具合を解消し、見た目は靴ひも付き靴であり、しかも靴を脱いだり履いたりする際に、非常に容易に且つ迅速に脱いだり履いたりすることができ、しかも靴ひもの締め具合も調節して十分に足にフィットさせることができ、児童や身体障害者は元より、健常者や大人にとっても履きやすくて便利な靴ひも付き靴の提供を課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため、本発明の靴ひも付き靴は、靴ひもを通して紐締めするための複数個のハト目を履き口に続く前方に備えた靴ひも付き靴であって、全ハト目のうちの一部のハト目を配設したパット体を靴本体とは別体に構成すると共に、該パット体を靴本体に設けたパット受け部に対して着脱自在に構成し、これによって靴本体及びパット体にひも通しされた靴が、前記パット体の部分で靴本体に対して着脱自在に紐締め状態若しくは開放状態となるよう構成したことを第1の特徴としている。また本発明の靴ひも付き靴は、上記第1の特徴に加え、左右一対のハト目列の片側のハト目列の履き口に近い複数個のハト目に相当する部分を、パット体に配設したことを第2の特徴としている。また本発明の靴ひも付き靴は、上記第1又は2の特徴に加え、パット体の裏面と靴本体のパット受け部の表面に一対の脱着張り合わせ部を設けたことを第3の特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す靴ひも付き靴の構成を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態を示す靴ひも付き靴の側面図、図2は本発明の実施の形態を示す靴ひも付き靴の平面図、図3ないし図4は本発明の実施の形態を示す靴ひも付き靴の要部の平面図であって、図3はパット体を靴本体から外して、開放させた状態を示し、図4はパット体を靴本体に対して張り合わせた状態を示している。 【0009】図1及び図2を参照して、靴ひも付き靴は、靴本体10と、該靴本体10とは別体に構成されたパット体20と、靴ひも30とからなる。前記靴本体10は、靴底部11と、甲部12とからなり、甲部12には履き口13が設けられている。 【0010】図3、図4も参照して、前記履き口13に続く前方には、左右一対のフラップ部14が、左右に割れた状態に構成されている。そしてこの左右のフラップ部14に、それぞれ複数個のハト目15が設けられ、左右一対のハト目列に構成されている。16は舌片である。前記甲部12の表面の一部に、前記パット体20を着脱自在に受け付けるパット受け部17が設けられている。このパット受け部17は、例えばパット体20を丁度受けることができる大きさと形を備え、その表面に脱着張り合わせ部17aを構成している。この脱着張り合わせ部17aは、後述するパット体20の脱着張り合わせ部20aと共に、例えばマジックテープ(商標名)を構成するもので、その表面にフック片若しくはパイル片が植付けられている。 【0011】前記パット体20は、前記パット受け部17に対応する大きさと形を有し、複数個のハト目25を構成した部分と、また裏面側に前記靴本体10のパット受け部17の脱着張り合わせ部17aに対応する脱着張り合わせ部20aが設けられている。該脱着張り合わせ部20aは前記脱着張り合わせ部17aに対応して、その表面にマジックテープ(商標名)のパイル片若しくはフック片が植付けられている。パット体20に配設されるハト目25は、通常のひも靴において靴本体に形成される左右2列のハト目列のうちの、履き口13に近い方の複数個のハト目の代わりとなるものである。従って、靴本体10のフラップ部14にはパット体20のハト目25に対応する位置において必ずしもハト目を設ける必要がないが、本実施の形態においては、図3、図4に示すように、パット体20のハト目25に対応する靴本体10のフラップ部14にも、ハト目15aを設けている。このようにすることで、パット体20の機能を利用せずに、従来におけるひも靴と同じように履くこともできるようにしている。前記パット体20は1個だけ設けて、左右一対のハト目列のうちの片方のハト目列の一部を配列するが、パット体20を左右に一対設けて、そのそれぞれに左右のそれぞれのハト目列の一部を配置させるようにしてもよい。以上のように、靴ひもが通されるべき左右一対のハト目列の一部が履き口13に近い部分でパット体20のハト目で置き換えられることで、該パット体20を靴本体10に対して張り合わせれば通常のひも靴と同様になる。よってパット体20を靴本体10に張り合わせた後に靴ひもを調節自在に結んで締め具合を調節することもできる。またパット体20を靴本体10に対して張り合わせる際に、その靴本体10への張り合わせ位置を少しずらして調整することで、靴ひもを結んだままで靴の締まり具合を調節することもできる。一方、パット体20を靴本体10から取り外せば、その部分において左右のフラップ部14間での靴ひもによる連結が解消され、履き口13の前方の左右一対のフラップ部14が左右に割れたままで開放された状態となる。よって、この場合は、履き口13の開放方向への自由度が大きく、容易に履くことができる。履いた後にパット体20を靴本体10に張り合わせることで、見た目はひも靴と同じになる。 【0012】以上で説明した様に、この実施態様に示す靴ひも付き靴は、小さな子供、児童、高齢者或いは身体障害者にとっては言うまでもなく、健常者や大人にとっても非常に履きやすく、足にピッタリとフィットした状態で履けて運動性も向上するのみならず、脱ぐ場合も次回に履きやすい状態で簡単且つ迅速に行える。また見た目にはひも靴であり、これまで履くのが難しかった者においても、簡単にひも付き靴として履くことが可能となった。 【0013】 【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1に記載の靴ひも付き靴によれば、靴ひもを通して紐締めするための複数個のハト目を履き口に続く前方に備えた靴ひも付き靴であって、全ハト目のうちの一部のハト目を配設したパット体を靴本体とは別体に構成すると共に、該パット体を靴本体に設けたパット受け部に対して着脱自在に構成し、これによって靴本体及びパット体にひも通しされた靴が、前記パット体の部分で靴本体に対して着脱自在に紐締め状態若しくは開放状態となるよう構成したので、パット体を靴本体に対して張り合わせることで、見た目を通常のひも靴と同様な外観にすることができる。そして、靴を履く場合には、パット体を靴本体から外した状態で足を入れれば、履きやすくなった履き口からごく簡単に、容易且つ迅速に足を入れることができる。そして靴の締め具合の調節は、パット体を靴本体に取り付けた後に靴ひもを調節自在に結んで締め具合を調節することもできるし、靴ひもを結んだままでパット体の靴本体への取り付け位置を調整しても行うことができる。さらに、靴を脱ぐ場合には、パット体を靴本体から取り外せば、靴ひもを解かなくても、脱げ易くなった履き口から簡単に靴を脱ぐことができる。また請求項2に記載の靴ひも付き靴によれば、上記請求項1の構成による効果に加えて、左右一対のハト目列の片側のハト目列の履き口に近い複数個のハト目に相当する部分を、パット体に配設したので、履き口に近い片側部分のハト目がパット体のハト目で置き代わることで、より簡単、容易に履き口付近での開放具合を調節することができる。また請求項3に記載の靴ひも付き靴によれば、上記請求項1又は2の構成による効果に加え、パット体の裏面と靴本体のパット受け部の表面に一対の脱着張り合わせ部を設けたので、パット体の脱着張り合わせ部をパット受け部の脱着張り合わせ部に対して着脱自在に張り合わせることで、ごく簡単にパット体を靴本体に対して取り付け、取り外しすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398018560 【氏名又は名称】ラッキーベルシューズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】室田 力雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−276207 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−100326 |
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