| 【発明の名称】 |
ウイズの調節が可能な靴 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡田 修一
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| 【要約】 |
【課題】ウイズの変更調節が簡単にでき常に快適な靴の履用が保障される。
【解決手段】取外し可能な中敷2の下面3にリフト用空気袋1を形成する。リフト用空気袋1に空気を送給すると共に通気路12には、空気逃し弁13を設けたポンプ11を前記リフト用空気袋1内に連通して取付け一体となしたリフト中敷イを形成する。リフト用空気袋1内の空気量を調節したリフト中敷イのリフト用空気袋1を本底16の内面17上に載置し、前記ポンプ11は本底16に穿設したポンプ没入穴15中に没入して靴内に最良のウイズを形成するリフト中敷イを敷設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取外し可能な中敷の下面側にリフト用空気袋を形成し、前記リフト用空気袋に空気を送入するポンプと空気逃し弁とを連通して前記中敷と一体に形成したリフト中敷の前記リフト用空気袋を本底の内面上に載置し、リフト用空気袋の空気の出入量でリフト中敷の厚さを変更することにより靴内のウイズの調節が可能な靴。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はウイズの調節が可能な靴に関する発明であり、更に詳しくは、靴内の中敷の高さ位置を自由に変えることができ、ウイズの大小が調節できる靴に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、中底と本底間にポンプや通気管等で形成する換気装置を設け靴内を換気する構成の靴とか(例えば、実公平5−2083号公報、実公平5−7924号公報参照)或は、半中敷が履用による圧縮変形により靴内の空気を換気する靴等が開発されている。(例えば、実公平4−24963号公報参照) 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のものは、中底と本底との間にポンプや通気管等を備えた構成のものにしても、また、後者の半中敷のものにしても、全て目的は換気用として開発されたものであり、半中敷の一部分の堰堤圧縮空気部屋が歩く度に圧縮変形をすることがあっても一定の高さ位置を上下動するのみでウイズを調節できるものが存在しなかった。 【0004】更にJIS規格で、ウイズは一応紳士靴では、D、E、EE、EEE、EEEEの5種類、婦人靴はC、D、E、EEの4種類が決められているが、現実の市場ではウイズについては殆ど一種類であり、また、足の容積は朝と夜とでは大きく異なり、左足の方が右足よりもその差がやゝ大きいとも言われており、左足と右足とのウイズは常に差があり、また、靴下の厚手のものを履用したときには窮屈に感じ、薄手の場合は靴が脱げそうに感じることは誰しもが経験することである。そこで靴のウイズがこれらの各種条件に適応して変えることのできる便利な靴が開発されることが強く望まれていた。 【0005】本発明はこれらの問題点に鑑み、研究の結果、簡単な操作で中敷を本底の内面より高くしてウイズを小さくすることができ、反対に低く下げてウイズを大きくすることができ、誰でも簡単、迅速にウイズの調節のできる靴を提供することを目的として発明されたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】取外し可能な中敷の下面側(本底添接側)に空気を吸い込むことにより厚さ方向に膨らむリフト用空気袋を貼着し、リフト用空気袋に空気を送給すると共に、通気路中に空気逃し弁を設けたポンプをリフト用空気袋中に連通して取付け一体に形成したリフト中敷の厚さをリフト用空気袋の空気の出入りで変更し、前記ポンプの没入穴を本底に穿設して、リフト用空気袋を本底の内面に添接して所望のウイズで履用する。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を以下図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6において、リフト用空気袋1は、例えばポリエチレンの合成樹脂フイルム2枚を中敷2の下面3と略同じ大きさに裁断して、下面3に貼着する空気袋基板シート4と、空気袋基板シート4に重接するリフトシート5とで形成する。溶着周囲縁6は、前記空気袋基板シート4とリフトシート5を重接し、周囲を無端環状に加熱圧着して内側の空気が漏れないように溶着する。さらに詳しくは、溶着周囲縁6の形成部位は後述する空気で膨らむことにより中敷2を持ち上げるのに必要な面積を形成する部分、例えば、図1に示す如く、側面は中敷2の周囲に沿って形成し、先端側はウイズと中敷先端との中間部分にまで形成することが好ましい。 【0008】膨出抑止溶着部7,7,…は、前記溶着周囲縁6と同様に、空気袋基板シート4とリフトシート5を加熱圧着して溶着周囲縁6内に形成する。さらに詳しくは、膨出抑止溶着部7,7,…は溶着周囲縁6内に空気が送り込まれた時に中心部が半円形に大きく膨らみすぎるのを防止するためのものであり、溶着周囲縁6と各膨出抑止溶着部7,7,…間とが各々空気の出入りによる膨出空気袋8,8,…を形成するので膨出抑止溶着部7の形成個所はこれらの点を考慮して形成する。溶着土踏まず縁9は前記溶着周囲縁6と同様に、空気袋基板シート4とリフトシート5との土踏まず部の周囲に沿って無端環状に加熱圧着して形成する。安定シート10は、例えばラバー材を用い溶着土踏まず縁9内に貼着する。 【0009】ポンプ11は、例えばゴム材で略半球形に形成したものを用い、一端側に挿通した通気路12には空気逃し弁13を設けて、前記リフト用空気袋1の膨出空気袋8中に連通させて、安定シート10の表面に取付ける。固定用の面ファスナー14は、リフトシート5の踵部の後端表面に半円状に貼着する。以上述べた構成でリフト用空気袋を中敷の下面側に取付け一体にしてリフト中敷イを形成する。 【0010】ポンプ没入穴15は、前記膨出空気袋8側を下向きにして本底16の内面17上にリフト中敷イを挿入固定した状態(図6参照)で下向きに取付けた時ポンプ11が没入する大きさに、本底16の内面17を切欠いて窪設する。面ファスナー18は、前述のリフト中敷イを靴内に挿入固定した状態で前記面ファスナー14と対面する位置の内面17に貼着する。また、内面17は本底16とは別の素材、例えばパルプボード等を貼着すると一層クッション性を有し好ましい。 【0011】次に本発明を実施し使用する場合について述べると、例えば夕方に足が疲れて大きくなり、窮屈でウイズを大きくしたい場合は、靴内から面ファスナーで固定されているリフト中敷イを剥離して取出し、空気逃し弁13を押すと、膨出空気袋8内の空気が抜けて小さくなり、リフト中敷イの厚さが薄くなるために靴内に戻して履用すると甲皮内で足の位置が下がるためにウイズが大きくて楽になり、逆に薄手の靴下を履いた時や、早朝で靴が大きく感じた時は中敷イを取出してポンプ11を押し、膨出空気袋8内に空気を送り込むとリフト中敷イの厚さが大となり、履用すると甲皮内での足の位置が上がってウイズが小となり快適に履用することができる。 【0012】 【発明の効果】以上説明したように本発明はリフト中敷の厚さを空気の出入りによる簡単な操作で変えることによりウイズの大きさを自由に選択することができるので、朝夕の足の大きさの相違時や、靴下の厚さ、左右の足のウイズに差がある場合、足が負傷した場合等も常に最適のウイズ条件に調節し靴を快適に履用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595005776 【氏名又は名称】岡田 修一
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月10日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】南野 萬壽夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−28101 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)2月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−202552 |
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