| 【発明の名称】 |
ヘルメットカバー |
| 【発明者】 |
【氏名】中川原 康二
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| 【要約】 |
【課題】ヘルメット着用時にヘルメットの表面を保護できるヘルメットカバーを提供する。
【解決手段】ヘルメットカバー6は、伸縮自在の布で形成され、ヘルメット前面開口部4の上部及び左右部を巻き込むように被うヘルメットカバー前面開口部7を設けてヘルメットカバー前面開口部7の上部及び左右部の裏面に係止部としての面ファスナーの鉤8を備え、ヘルメット下面開口部5後部を包み込むように被うヘルメットカバー下面開口部10を設けたことにより、ヘルメット着用時にもヘルメットカバーを被せ付けることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヘルメットの表面を保護するためのヘルメットカバーであって、伸縮自在の布で形成され、ヘルメット前面開口部の上部及び左右部を巻き込むように被うヘルメットカバー前面開口部を設けて前記ヘルメットカバー前面開口部の上部及び左右部の裏面に係止部を備え、ヘルメット下面開口部後部を包み込むように被うヘルメットカバー下面開口部を設けたことを特徴とするヘルメットカバー。 【請求項2】 前記ヘルメットカバー下面開口部の端縁および前記ヘルメットカバー前面開口部の下部端縁のいずれかまたは両方に伸縮自在のひもを備えた請求項1記載のヘルメットカバー。 【請求項3】 前記ヘルメットカバーの後面に通気孔を備えた請求項1,2記載のヘルメットカバー。 【請求項4】 前記ヘルメットカバーの外面に反射材を備えた請求項1から3のいずれかに記載のヘルメットカバー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自転車や自動二輪車などの運転走行時に使用する頭部保護用ヘルメットの着用時においてヘルメットを保護するヘルメットカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】ヘルメットは、自転車や自動二輪車などの運転走行時に着用するものであり、その周囲を走行している車等に撥ね上げられた小石、埃、あるいは油脂などによって、傷ついたり、汚れたりするものである。そして、傷や汚れがひどくなってくると、ヘルメットの表面を再塗装するか、もしくはヘルメットそのものを交換することになるが、いずれも手間がかかり、高価である。 【0003】一方、ヘルメットの色やデザインはヘルメットの外面に施されているものであり、この色やデザインに飽きた場合にも、前記と同様、ヘルメットの表面を再塗装するか、もしくはヘルメットそのものを交換することになる。 【0004】このヘルメットを保護するためにヘルメットカバーを用いるわけであるが、従来のヘルメットカバーは、ヘルメットを不使用時に被い包んで持ち運ぶのに使用し、落としたり、固いものや角にぶつけたりしてヘルメットの表面に傷や汚れがつくのを防止するものである。そのようなヘルメットカバーとして、実用新案登録第3001936号公報に記載されたものが知られている。 【0005】このヘルメットカバーは、頂上部を有する表布片と裏布片とを重合した複数枚の重合布片を、それらの頂上部が集合するようにして、袋体に縫い合わせ、各表布片の底辺延長部の端縁を裏側に折り返し、この折り返し縁の左右両側に開口部を形成するように縫い付けて、カバーの出入口と、その出入口に沿ったひも通し部を設け、このひも通し部に上記左右の開口部から引き締めひもを挿通し、各表布片と各裏布片との間の隙間毎に、柔軟材で成形した芯材の全体を布地に対して滑りやすい被膜で包被してなるパッドを挿入したものである。 【0006】上記ヘルメットカバーを使用するときは、出入口を両手で押し広げ、開口部から各ひも通し部内へ引き締めひもを引き入れた状態で、ヘルメットをその頭頂部側からカバー内へ入れる。すると、カバーのうちパッドが挿入されている部分がヘルメットの外側面にならって湾曲し、ヘルメットの被り口付近まで被う。そこで、引き締めひもを両手で各ひも通し部から引き出しながらカバーの出入口を狭めていくと、カバーのうち各表布片の底辺延長部がヘルメットの被り口を被い隠すように引き寄せられて、ヘルメットがカバー内にそっくり包みこまれる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のヘルメットカバーは、袋体で構成され、ヘルメットを被い包んでヘルメットカバーの出入口をひもで締める構造をしているため、ヘルメットをヘルメットカバーによって保護したまま、ヘルメットを着用することができなかった。 【0008】そこで本発明は、ヘルメット着用時にヘルメットの表面を保護できるヘルメットカバーを提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明者はヘルメットカバーについて鋭意研究を重ねた結果、ヘルメットカバーを伸縮自在の布で形成すれば、ヘルメット着用時にもヘルメットの表面に被せ付けることができ、ヘルメット表面を傷や汚れなどから保護できうることを見いだし、この知見に基づいて本発明をなすに至った。 【0010】本発明のヘルメットカバーは、伸縮自在の布で形成され、ヘルメット前面開口部の上部及び左右部を巻き込むように被うヘルメットカバー前面開口部を設けて前記ヘルメットカバー前面開口部の上部及び左右部の裏面に係止部を備え、ヘルメット下面開口部後部を包み込むように被うヘルメットカバー下面開口部を設けたものである。このような構成とすることにより、走行時にヘルメットカバーがずれないようにヘルメットカバーを被せ付けたまま、ヘルメットを着用でき、走行時にもヘルメットの表面を保護することができる。また、ヘルメットカバー前面開口部とヘルメットとの隙間を少なくすることができる。 【0011】ここで、係止部としてパイル状の鉤とループなどで構成される面ファスナーを用いて、面ファスナーの鉤をヘルメットカバー前面開口部上部及び左右部に取り付ければ、ヘルメットの前面開口部上部及び左右部は鉤が接合しやすい布製品でできているため、ヘルメットカバー側の鉤を直接係止できる。あるいは、ヘルメットの前面開口部上部及び左右部に、面ファスナーのループを両面粘着テープなどを用いて貼り付けておいても、ヘルメットカバー側の鉤を係止することができる。また、面ファスナーの鉤とループを逆に取り付けて係止することもできる。ヘルメットカバー前面開口部下部はヘルメットカバーの布の伸縮性により固定される。 【0012】ここで用いる伸縮自在の布には、スイミングウェア、サイクリングウェア等に用いられる撥水性のあるスパッツ生地が最も適しており、これを用いれば雨天時にも使用できる。加えて、素材そのものが非常に安価で、加工性が良く、色彩についても鮮やかな色から一般色まで豊富にそろっているため、ヘルメットカバーにデザイン性を持たせることが可能となる。さらに、伸縮性があるため、ヘルメット表面の凹凸にも対応でき、ヘルメットへの着脱も容易である。 【0013】なお、本発明のヘルメットカバーは、ヘルメットカバー下面開口部の端縁に伸縮自在のひもを備えることもできる。これにより、ヘルメットカバー下部をヘルメット前方に引き寄せるようにして絞り込むことができ、走行時にヘルメットカバー下部から進入する空気を最小限に抑えることもできる。また、ヘルメットカバー前面開口部の下部端縁に伸縮自在のひもを備えることもできる。これにより、ヘルメットカバー下面開口部から進入する空気を最小限に抑えることもできる。ここで、伸縮自在のひもとして弾力性の強いゴムひもなどを用いれば、さらに製品全体のずれを防止できる。 【0014】また、本発明のヘルメットカバーは、ヘルメットカバーの後面に通気孔を備えることもできる。これにより、仮にヘルメットとヘルメットカバーの隙間に空気が進入した場合でも、空気を外部に排出可能となる。ここで、通気孔はヘルメットカバーのデザインを損なわない程度の複数の直径2mm〜5mmの丸形状の孔や多角形状の孔でもよいし、デザイン性を持った1つの大きなトラック形状の孔でもよい。この通気孔の開口面積合計は200〜500mm2 とすると効率よくヘルメットカバー内部に進入した空気が外部へ排出される。 【0015】さらに、本発明のヘルメットカバーは、ヘルメットカバーの外面に反射材を備えることもできる。これにより、夜間走行時に他車に気付かれやすく、安全性が高くなる。ここで用いる反射材としては、反射テープや蛍光塗料などが利用できる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。 【0017】図1は本発明の実施の形態によるヘルメットカバーをヘルメットに装着した状態における縦断面図、図2は図1のヘルメットカバーの右側面図、図3は図1のヘルメットカバーの正面図、図4は図1のヘルメットカバーの底面図である。図1〜図4において、(a)は一般にフルフェイス型といわれるヘルメットに用いる場合のヘルメットカバー、(b)は一般にジェット型といわれるヘルメットに用いる場合のヘルメットカバーである。 【0018】図1において、ヘルメット本体1はヘルメット外面2とヘルメット内面パッド3からなっており、運転走行時の視界を確保するためのヘルメット前面開口部4と、ヘルメットを被る際に首を通すためのヘルメット下面開口部5とを有する。また、ヘルメット内面パッド3は衝撃吸収材を布で覆った構成となっている。 【0019】ヘルメットカバー6は、伸縮自在な布を用いて、図2に示すようにヘルメット外面2に対して一回り小さめに形成する。そうすることにより、ヘルメットカバー6を被せ付けるとき、ヘルメットカバー6は布の伸縮性のため、ヘルメット外面2に密着できる。 【0020】なお、ヘルメット前面開口部4にあたるヘルメットカバー前面開口部7上部及び左右部の布は、図3に示すように約3cm延長しており、その裏面に係止部としての面ファスナーの鉤8を備えている。(a)の場合はヘルメットカバー前面開口部7上部及び左右部を延長し、四隅に切り込みを入れている。一方、(b)の場合はヘルメットカバー前面開口部7上部と左右部を延長し、上部両隅に切り込みを入れている。 【0021】また、ヘルメットカバー下面開口部10の後端部11は、図2に示すようにヘルメット下面開口部5の後端よりも約5cm前方にある。このヘルメットカバー下面開口部10の端縁12は、ヘルメットカバー裏側に折り返して縫い付け、その内部に伸縮自在なひもとしてのゴムひも13を挿入している。(a)の場合はヘルメットカバー下面開口部10全周に渡ってゴムひも13を挿入している。(b)の場合はヘルメットカバー下面開口部10に半円状にゴムひも13を挿入している。同様にして、ヘルメットカバー前面開口部7の下部にも伸縮自在のゴムひも13を挿入しておくこともできる。 【0022】上記の構成よりなるヘルメットカバー6では、ヘルメットカバー下面開口部10を両手で押し広げ、ヘルメット本体1をその頭頂部側からヘルメットカバー6内へいれる。すると、ゴムひも13の伸縮性によりヘルメットカバー下面開口部10は収縮し、ヘルメット本体1を包み込む。このとき、ヘルメットカバー下面開口部10の後端部11をヘルメット前方に引き寄せるようにする。さらに、ヘルメットカバー前面開口部7上部及び左右部をヘルメット前面開口部4上部及び左右部へそれぞれ折り込み、鉤8をヘルメット前面開口部4上部及び左右部のヘルメット内面パッド3上に両面粘着テープにより張り付けた係止部としての面ファスナーのループ9にひっかけて固定する。 【0023】図5は図1のヘルメットカバーの背面図を示す。 【0024】同図(a)において、通気孔は複数の丸孔14で形成している。孔の直径を2mm程度としているため、ヘルメット後方のデザインが損なわれない。また、同図(b)において、通気孔は1つのトラック形状の孔15で形成している。この場合、通気孔そのものにデザイン性がある。 【0025】ヘルメットカバー後面に(a),(b)どちらか一方の通気孔を備えたことにより、ヘルメット使用時に、ヘルメットカバー前方からヘルメットカバー内部に進入した空気がこれらの通気孔から外部へ排出できる。 【0026】 【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏することができる。 【0027】(1)伸縮自在の布で形成され、ヘルメット前面開口部の上部及び左右部を巻き込むように被うヘルメットカバー前面開口部を設けて前記ヘルメットカバー前面開口部の前記上部及び前記左右部の裏面に係止部を備え、ヘルメット下面開口部後部を包み込むように被うヘルメットカバー下面開口部を設けることによって、ヘルメット着用時にもヘルメットカバーを被せ付けることができるため、走行時にもヘルメットの表面を保護することができる。また、ヘルメットカバー前面開口部とヘルメットとの隙間を少なくすることができ、ヘルメット前面からの空気の進入を防止できる。 【0028】(2)ヘルメットカバー下面開口部の端縁に伸縮自在のひもを備えることによって、ヘルメットカバー下部をヘルメット前方に引き寄せるようにして絞り込むことができ、走行時にヘルメット下部から進入する空気を最小限に抑えることができる。また、ヘルメットカバー前面開口部の下部端縁に伸縮自在のひもを備えることによって、ヘルメットカバー前面開口部の下部をずれないように固定することができ、走行時にヘルメットカバー前面開口部の下部とヘルメットの隙間に進入する空気を最小限に抑えることもできる。 【0029】(3)ヘルメットカバーの後面に、通気孔を備えることによって、ヘルメットとヘルメットカバーの隙間に空気が進入した場合でも、空気を外部に排出できるという効果が得られる。 【0030】(4)ヘルメットカバーの外面に、反射材を備えたことによって、夜間走行時に他車に気付かれやすく、安全性が高くなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598064576 【氏名又は名称】中川原 康二
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 久
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| 【公開番号】 |
特開平11−323647 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−135632 |
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